西の原Pで目覚めると10台ほどが車中泊していた。
公園・トイレもきれいで前に聳える三瓶山の景色も素晴らしい。
定めの松と男三瓶山、右に子三瓶山。(前日夕方の画像)
ここは大山隠岐国立公園。
三瓶山~男三瓶山(おさんべさん・1126m) ~日本二百名山
三瓶山をどのコースで周回するのがよいか~ とマップを見ながらしばし考えた。 結論は、総合的に?判断して東の原から(このところ足がつりやすい)ママをリフトで登らせることとする。(のんびり夫婦さんアドバイスあり)
リフト始発時間まで時間があるので、近くの浮布池へ。
説明板由緒によると~
白鳳十三年(684年)十月、大地震により佐比賣山(三瓶山の古名)の西崖崩れ落ち忌部の里を埋づめて浮布池が生まれた。この時、三つの瓶が飛び出て、一は川合町に鎮座の石見一宮・物部神社池内に、二の瓶はこの池の東部亀隠に沈んだ。・・・云々 と三つの瓶の話が書かれている。
東の原へ(北の原経由で)向かう。
途中の多目的広場から見る男三瓶山。
東の原駐車場へ着く。三瓶観光リフトと女三瓶山(アンテナの山)を見上げる。
ママを始発のリフトに乗せ、1人先登りして山頂駅で合流することにして出発。登山口手前のリフト乗り場を通ると、何と、もう乗れるようだ。(HPでは8時30分始発となっている)
~ということで?二人仲良くのリフト登山となったのです(^^;)
8時2分。ここの標高≒580m。
全長856m、標高差255mを10分で山頂駅に到着。これは楽ちん^^ 大人片道460円。
山頂駅からすぐの大平山展望台から三瓶山全容を見る。素晴らしい!
今日は反時計回りで周回しよう。コースを目で追いかけてみる。
主峰・男三瓶山と右に女三瓶山(めさんべさん)。
正面に子三瓶山(こさんべさん)と左に孫三瓶山(まごさんべさん)。
大平山山頂。
女三瓶山へ向かう。
ジグザグに登ってたくさんのTV中継塔が立つ女三瓶山へ。
リフトで後から登って来たおじいさんは84歳!福岡柳川からはるばる一人で登りに来た。三瓶山は2度目。今回が最後の登山?という・・。
尾根伝いに男三瓶山へ向かう。
ヤマハッカ
兜山の岩場を越える。
ユートピア手前のザレ場を登る。
犬戻しあたりの難所。むこうに女三瓶山。
山頂が見えてきた。
直下の山頂(避難)小屋。
広い山頂に到着。9時55分。一等三角点あり。
出雲大社、日御碕方向。出雲ドームも見える。
山頂写真。
室の内と呼ばれるかつての火口にある室内池。
周りの三瓶山は火口周りの溶岩円頂丘といわれる。
三瓶山は2003年(平成15年)の活火山の定義見直しで活火山に指定されている。
山頂に咲くトモエシオガマ。
360度絶景を楽しみながらの昼食。
次々と上ってくる登山者で山頂は大賑わい。何と、女三瓶山まで一緒だった84歳柳川おじいさんも山頂へ登り着いた! これから子三瓶~孫三瓶と周回するという。
ひと休みしたら子三瓶山へ向かう。
ツリガネニンジン
キュウシュウコゴメグサ
扇沢分れに向かって標高差260mほどを一気に下っていく。むこうに子三瓶山と(右)孫三瓶山(左)。
激下りをやり過ごして扇沢分岐へ着く。西の原と室内池への分岐。
一休みしたら子三瓶山へ向かう。
振り返って見る男三瓶山の激下り場。
ひと登りで子三瓶山へ上がりつく。
折り返して孫三瓶山へ向かう。
フシグロ
孫三瓶山へ向かって標高差150mほどを下る。
下ってきた子三瓶山を返り見る。
フシグロセンノウ
今度は鞍部から標高100mほど登り返すと孫三瓶山へ着く。
休まずに先へ(大平山)向かう。
気持ち良い周回道。
奥の湯峠から緩やかに登り返して大平山で周遊の線を繋ぐ。
あとは下るだけ。リフト山頂駅近くから東の原を見下ろす。
牛のバクダンに注意しながら・・・リフト麓駅へ無事に下山。
累積標高差1000mほどの厳しい登りやアップダウンもあったが、景色の素晴らしさや花々に癒されて特に疲れも感じず周回することが出来た。
さすが日本二百名山たる山であった。
BSNHK「グレートトラバース2~日本二百名山一筆書き踏破」で田中陽気も間もなくこの山を登るのだろう。
それにしても84歳柳川おじいさんは男三瓶山から厳しい下りをやり過ごして無事周回下山できたのだろうか?
東の原リフト麓駅8:03→(三瓶観光リフト)→8:13山頂駅→8:17太平山→8:47女三瓶山→9:55男三瓶山10:22→11:02扇沢分れ→11:40小三瓶山→12:18孫三瓶山→12:37奥の湯峠→12:58太平山→13:05リフト山頂駅横→13:34東の原へ下山。
(GPSマップ)
下山後、昨日は入れなかった国民宿舎さんべ荘の温泉へ。立ち寄り湯500円。
帰路は江の川沿いに江津へ出て→浜田→益田→津和野と長~いR9を山口へ。
山口から中国道→九州道→R10→R213で帰着は23時。
2日間の走行距離≒1000Kmでした。 ふぅ~・・・