早朝に指宿を出発する。
矢筈岳登山口へ向かう途中で・・前日にオルレを歩いた時、拝殿への長い列を見て参拝をあきらめた枚聞(ひらきき)神社へ初詣。
枚聞神社は薩摩国一宮。主祭神は大日孁貴命(天照大御神)で、古くから交通・航海の安全や、漁業守護の神として人々の厚い信仰を集めてきた。元々は開聞岳を神体とする山岳信仰に根ざした神社であったと考えられる・・・
鳥居の向こうに開聞岳が見えている。本当は、開聞岳は「ひらききだけ」なのかもしれない? 開聞岳山頂あった鳥居は奥の院らしい・・・
おみくじは小吉。「探し物はそのうち出てくる・・云々・・」
R226を枕崎方向へ進み、JR入野駅ちかくから見る矢筈岳。
南九州市との境界近くの「物袋(もって)」バス停を左へ入った農村公園の道路脇に停める。
矢筈岳(358.8m) ~ 分県ガイド鹿児島県の山
身支度をして出発。ここの標高≒8m? 今8時12分。
国道を渡ってまっすぐ進み、犬にほえられたら指宿枕崎線のガードをくぐる。
カーブを繰り返しながらみかん畑の横を緩やかに登っていく。
T字に出会って左へ向かうと右に登山口(縦走コース)がある。歩き始めて22分。
荒れた竹林を進む。登山者も少ないのだろうか・・
第1展望台の標識を見て右上の崖を登る。
おぉ~ 最初の開聞岳絶景。
山頂部にはこれから向かう西郷ドン岩が・・
岩場を越える。
急坂を上って西郷ドン岩へ上がる。
てっぺんに上がれるようだが・・高所が苦手なので遠慮する。
先端からは枕崎方向が見えている。
先の分岐を陰陽石へ寄り道。なるほど・・
こちらは陽石。
ロープ場の急坂を越えたピークから左に少し下ると第3展望台。
先ほどの西郷ドン岩を見る。
縦走路へ戻って先へ進むと・・現れた岩場。
足場を確保して気を付けて進めば大丈夫。
その上にある刀剣岩。なるほど・・
後で下山する道の分岐を通過する。
あれ、タツナミソウだ。早い!(初夏の花?)
大岩の横をよじ登って分岐を池田湖展望台へ出る。
池田湖のむこうに昨日登った清見岳が見える。
ここで昼食タイム。
ややスリリングな稜線を山頂へ向かう。
山頂手前にある開聞岩展望所。ほんと・・開聞岳のような岩だ。
やっと三等三角点のある山頂にたどり着いた。
山頂の展望岩から開聞岳が絶景。
歩いてきたコースを辿る。
山頂写真。
先の分岐へ戻り、右折してグングン下っていく。
マンリヨウ?
コショウノキ
アザミ
ノギク
ホコリダケ(吐く瞬間をうまく撮れなかった・・)
作業道終点にある登山口へ出る。
最後に見納めの開聞岳。
線路を渡る。
南さつま市へ下りて・・指宿市の農村公園へ戻る。
低山ながらスリリングな岩場や尾根歩き、そして展望岩などあちこちに国東半島の山と同じようなシーンがあった。縦走できて面白い山なのに、登山者は少ない感じがした。
この日、鹿児島地方の最高気温は19℃! どうした地球!と言いたくなります。
農村公園駐車場所を出発8:12→8:34林道登山口(縦走路)→8:59第1展望台→9:15西郷ドン岩→9:45第3展望台→10:13下山の分岐→10:24池田湖展望所(昼食)10:46→11:04開聞岩→11:07山頂11:15→11:37分岐→12:15林道(登山口)→12:42農村公園へ戻る
所要時間=4時間30分 沿面距離≒6km 累積標高(+)≒630m
(GPSマップ)
伝・真田幸村の墓へ
ネットで「真田幸村の墓が薩摩半島にある」を見て、南九州市頴娃町の雪丸集落へナビをセットする。
雪丸バス停。
矢印沿って狭い舗装路を進む。
10台ほど停められそうな駐車場がある。先客が1台。
入口にある小屋?には説明板や杖などがある。「5月2日堺雅人様来訪」の張り紙がある。
ここから400mほど登る。
あと100mで急坂になる。鹿児島弁は分からん・・
10分ほど歩くと・・伝・真田幸村墓に到着。
正式には、「田原家私有林墓石」というが地元では幸村の墓と伝えられて来たようだ。
宝篋印塔のような形をしている。
幸村が亡くなった後、娘と子は海より丸い石を拾って賽銭がわりにし参拝したという。
六文銭?も・・
大阪夏の陣で徳川家康の本陣まで攻め込みながらも武運尽きた真田幸村は、大阪の安井神社境内で討取られているのだが・・・雪丸=幸村?など、実はこの地に落ち延びたという様々な伝説があるようだ。
駐車場へ戻ると他県ナンバー車が次々と到着してきた。
帰路は大晦日と同じコースで戻る。熊本嘉島JCで1車線通行のため20Km?の渋滞に巻き込まれながら・・22時を過ぎてフリルの待つ我が家へ戻る。
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