2015年 03月 31日
くじゅう黒岩ショートトレッキング 2015.3.29(日)
まずは、黒岩山のマンサク詣でに。
牧ノ戸に着いて、登山路沿いの東屋で遅い昼食となる。
黒岩山(1502.8m) 大分百山・5回目
出発は14時11分。東屋の標高≒1350m。
今日は春爛漫のいい天気となる。

標高差150mほどの急坂に取り付く。
途中で振り返って阿蘇の噴煙を見る。涅槃の「へそが茶を沸かしている」といわれているらしい。

「吠える石」というようです。勾配が緩んだあたりの右手にある。

黒岩山頂を女性が一人征服中。

とりあえず山頂写真。14時53分。

山頂周辺にあるマンサクは、ポツリポツリと咲いて淋しい感じ。

牧ノ戸近くの沓掛山腹も少なかったが・・・
まだ早いのか?それとも裏作?

この辺りから望むくじゅう連山が絶景。

馬酔木もやっと開花宣言。

牧ノ戸へ到着。15時31分。
登って下って1時間20分のショートトレッキングでした。
(GPSマップ)


男池へ~
男池へ向かう途中、タデ原で写生中を絵に・・。

男池の春の使者に今年も出会えました。
ユキワリイチゲ


アズマイチゲ


ハルトラノオ

由布山麓へ~ こちらも密かに開いていました。
フクジュソウ



遅くに出かけてあわただしいくじゅうトレッキングでしたが、今年もマンサク、イチゲ、フクジュソウと三麗人に出合えました(^^)
追伸:このブログアップをしていると英国から故郷に帰ってきたichihimeさん→ichihime英国日記が訪ねてきてくれました^^ 2年ぶり? 娘さんにも会いたかったなぁ・・。
2015年 03月 26日
農村民泊のおとうさんたちとK1コースを歩く 2015.3.25(水)
研究会のT会長さんより言われて、農泊の受け入れをしている会員のおとうさんたちを国東半島峯道ロングトレイルK1コースへ案内した。
天気は快晴。やや寒いがこのくらいがトレッキングにちょうど良い。
8時50分に夷農村公園Pを出発。
霊仙寺~実相院~六所神社へ。実相院青山先生からおかしの差し入れを頂きました。(感謝)
後野越で一休みしたら一望岩へ上がる。
中山仙境など前に広がる夷谷の絶景に歓声が・・・。

西方寺割石を(いつまでも元気で酒が飲めるよう?)念じながら通る。

西方寺地区では今が盛りのミツマタがお出迎え。先の林道沿いには大群落もある。

キジョラン(鬼女蘭)の葉に幼虫を発見。アサギマダラの幼虫か?アサギマダラは丸く穴をあけて食べるようだがこの幼虫は葉の表面を食べているようだ。さて、なんでしょう?

阿弥陀越展望所で昼食のあと、大不動岩屋へ下って行く。
今やコースの人気スポットとなった大不動岩屋からそそり立つ岩峰を見上げる。

尻付岩屋へ出る。

この先、会員で千燈区長Hさんに案内で「ふうてんさま」を探訪する。
旧千燈寺へ行く途中の廃屋となった(中学校同級生)Kさん家から山へはいる。この家では3年前の国東半島アートプロジェクトでは飴屋法水さん、朝吹真理子さんによるアートパフォーマンスが行われた。

小川を渉ったところにある金毘羅社鳥居。天保2年の銘がくっきり刻まれている。

鳥居から少し登ったところにある金毘羅社。

その先にも祠がある。何の神様か?

急坂の尾根を登る。

丸い広場の頂上部へ到着。「龍田神社」の祠がある。ここが「ふうてんさま」?=「風天様」なのだろう。
龍は八大龍王で雨乞いの神様か?千燈寺前にも龍神社があるのは?
H区長さんによると、千灯、野田両地区合同で毎年9月に祭祀を執り行っているようだ。

伊美谷を望む。

五辻不動尊の不動山を仰ぎ見る。

龍田神社の前で記念写真。

千燈寺へ戻る途中に土筆坊の大行列。

15時に千燈寺へゴールイン。
みなさんお疲れさまでした。
T会長のお話では、韓国から農泊&トレッキングツアー受け入れの話もあるようで・・・実現すると良いですね。
そうすると農泊会員、ガイドにはハングルの勉強が必要になってきますね。
(GPSマップ)


2015年 03月 23日
田原山の玄海ツツジはどこだ 2015.3.22(日)
玄海ツツジは九州北部、対馬それに朝鮮半島に分布、山地の岩場に生え、高さは2~4メートル、葉は楕円形で、両面に粗毛が生えている。3月から4月ごろ、葉の展開前に淡紅色から紅紫色の花を咲かせる。(植物図鑑weblio辞書)
辻本さんHP・大分の山登山記によると国東半島の田原山にも玄海ツツジが咲くようだ。大分県では唯一の自生地か?
近所の秋葉社春祭準備のあと、彼岸の墓参りを済ませてその田原山へまだ見ぬ玄海ツツジを探しに出かける
。
田原山(たわらやま・542m) 九州百名山・大分百山 4回目
今日は春霞とPM2.5、もしかしたら黄砂も?
杵築市大田から見るホワイトアウト状態の田原山。

駐車場で下山したばかりの若い3人組にツツジの咲き具合を聞くが…気が付かなかったようだ。
水だけ持って軽装でスタート。12時35分。ここの標高≒300m。

アオキのトンネルを行く。

伐採地へ出る。 新たな植林はされていないようだ。

いつもは下ってくるところから今日は逆コースを歩いてみよう。

尾根に上がると厳しい岩場の急登が続く。振り返ったむこうに駐車場も見える。

「見返り岩」では宇佐のご夫婦が昼休み中。
「熊野磨崖仏」分岐を過ぎてヤセ尾根へ上がる。

「無名岩」から急坂を下った先の岩崖にイワギリソウの若葉がたくさん自生している。6月には紅紫色の可憐な花をつけることだろう。

「囲観音」分岐を過ぎて玄海ツツジを探しながらアップダウンのヤセ尾根を行く。

「股覗き岩」手前の下部に一花を発見。(ズーム)

このあたりに4~5株あるがあとはまだ蕾。来週頃から見頃かな?



「股覗き岩」から見る「太陽石」はどれでしょう?

このコース最難関のヨコバイ&タテバイ?を慎重に下りる。

山頂の八方岳、大観峰はパスして雫石(しずくいし)へと下りる。

下山路にタチツボスミレの群落。

14時23分に下山。ゆっくり周回して2時間弱。
玄海ツツジはこちらも未だ早かったようだ。
今回初めての逆コースは新鮮な感じでした。
この山は何度来てもスリリングで緊張するが、安全を確認しながら歩くと素晴らしい展望や花々を楽しめます。
(GPSマップ)


2015年 03月 17日
福寿草に嫌われて筑豊の岩石山へ 2015.3.15(日)
こんな日でも…Uさんお勧めポイントに連れてってくれることになり、長靴&傘を積んで出かける。
日田へ向かうR212では小雨が落ちているがこのあと天気は回復しそうだ。
登った山は筑豊の岩石山。戦乱の歴史や英彦山修験の遺構が残る。
岩石山(がんじゃくさん・456.5m) 添田町と赤村の間の山
添田公園で昼食。仰ぐ岩石山。

添田からの登山コースはいくつかあるようだが、階段・舗装道歩きが多いようで、裏側の赤村へ廻る。
岩石トンネルを抜けてすぐに右折した林道の左側に駐車場所がある。
わかりやすい説明板。

スタートは13時37分。標高≒180m。
舗装路を少し歩くと登山口。

植林帯をひと登りしたところにある「岩下不動明王」。

Uさんもまだ若い! チョックストーンを潜る。市房山を思い出す。

「針の耳」は這って抜ける。但し巻き道あり。

巨石の間を通る。

気持ち良い自然林。

「8畳岩」に上がる。12畳はありそうだ。

葛城山やその向こうに香春山、牛斬山、福智山方向だが霞んで見えない。

「梵字岩」

「獅子岩」

「馬場跡」を通って山頂へ到着。14時38分。

周辺の樹木が切られているが、遠くは見えない。気温は9℃。
添田町中心部方向。

山頂写真。

高く掲げられた日の丸の下から下山。14時49分。
天狗岩から分岐して急坂を下る。

ヒサカキが匂う。

分岐を右へ。(まっすぐは葛城山へ30分?)

トンネル出口へ出る。「大刀洗」というところ。

すこし歩いて駐車場所へ周回する。15時23分。

ゆっくり登って下って1時間45分ほど。
山名どおり大岩が多く、修験や山城の歴史を偲ばせてくれます。
整備された登山道は子ども連れでも楽しめそうでした。
雨も止んで‥久しぶりに山歩きを楽しんだ。休養明け?で絞り切れていなかった2人にはピッタリのハイキング山でした。
Uさん、ありがとうございました。
(GPSマップ)


午前中に英彦山周辺に早春のお花探訪をする。
まずは・・東峰村の岩屋神社へ。
「岩屋まつり」の幟がたてられていた。4月第2土日の祭では神楽や暴れ神輿、護摩供養などが行われるようだ。

岩崖の玄海ツツジはまだ蕾。彼岸頃に薄桃色の花をつけるシャクナゲ科のツツジ。花の後に葉が出る。アケボノツツジに少し似る?

小雨の中、少しだけ岩屋神社を散策する。(全部廻れば2時間ほどかかるようだ)
岩屋大権現へ参拝。

竹地区の石垣棚田。すばらしい農業遺産。

今年も英彦山の早春三妖精と出合えました^^
ミスミソウ~
葉は常緑で三角。色は白、紫、ピンク・・。薬用でにきび、気管支炎、痛風などの治療に用いられることがある・・(wikipedia)
何、痛風に良いって!

セリバオウレン

ホソバナコバイモ

おまけの花は河津桜! 帰路に信ちゃんブログで見た「桜まつり」へ・・。
JR豊前松江から入り、工事中の東九州道を渡った先が会場です。
この時季、花が待ち遠しい日本人がたくさん集まります。



こちらはオカメ桜。

2015年 03月 13日
峠という名の山を登る 2015.3.13(金)
天気も良いのでふらっと抜け出してその峠へ登る。
峠(とうげ・305.4m) 豊後高田市上香々地・旧三重小学校の東にある里山
旧竹田津トンネルを抜けて左折、香々地見目の上の池から西方寺方向へ上がる。
山ノ神集落上の林道を右へ入る。

1kmほど進んだ峠が「峠」の?登山口となる。
向うが山ノ神、手前が上香々地方向。車の後の坂が登山口。

出発は14時10分。ここの標高≒270m。
コンクリート坂を上がったところから山へ入る。

フラットな尾根道を進む。

掘割? 昔の峠道? そうならこの山名の由来の場所か?

古いテープを見つける。 この先ポツポツと現われる。

地塁状になった尾根を進む。

岩尾根を越える。

おっ! 高さ4~5mの岩場が現われる。 慎重に登る。

登ったところにある4等三角点。


そこからほぼ全方位が絶景。尻付山~ハジカミ山方向。

千灯岳方向。

さらに前方へ向かう。自然林へ入る。

最初の鈍頂ピークあたり。

緩やかに下って登り返すと次のピークも鈍頂。

おっと…豊嶺会の山頂標識がありました。

往路を迷わないように・・(途中やや不安ポイントあり)
ヒサカキのいい?においを嗅ぎながら無事に下山。
14時49分。ゆっくり往復して40分ほど。

標高差も少なく、露岩から素晴らしい景色が楽しめるところがここのポイントでしょう。
林道峠からすこし下ったところにある「行者窟」を久しぶりに訪ねる。
入口から階段を進む。

額に「蔵王権現」の鳥居。国東半島ではほかに見たことがない。
寛政6年(1794年)のもの。

さらに階段を登る。

灯篭へ上がると岩屋全体が見えてくる。西不動にある大不動岩屋に負けず劣らずの大岩屋だ。

岩屋の内部。(天にスズメバチの巣が・・)

唱和63年に改修された堂祠の中に祀られているのは、蔵王権現、役行者(前鬼・後鬼)。左の不動明王は盗難にあったようだ。役行者は市指定文化財。

灯篭先に夷の山々が絶景。

すばらしい歴史遺産の行者窟だが・・訪れる人も少なく荒れ気味でした。
(GPSマップ)

帰路に西方寺のミツマタ開花状況を偵察に行く。
わあ~ すごい! 来週あたりにかけて開花もピークだろう。



こうゆう看板が新たに立てられている。
超高齢化集落・西方寺地区に新たなエネルギーを感じる。 ガンバレ!

2015年 03月 09日
両子山となりの弥箇岳を登る 2015.3.8(日)

伊美川不動橋手前、むこうは千灯岳。

あちこちに立てられた幟旗。

大祭にあわせて国東市観光協会が実施するくにさきGO!さ吉くんバスが旧千燈寺入口に到着。
バスツアー「千燈不動尊春季大祭ミニトレッキング」には大分、別府などからのお客様34人をお迎えする。
今日はじなしがガイドを務める。


西行戻しから入り広い旧千灯寺境内をご案内して不動茶屋までを歩く。若い方が多く、ほぼ予定時間でのガイドができました。みなさんお疲れさまでした。
五辻不動尊下にある不動茶屋で「お接待ごはん」を頂いたあとバスツアー参加者の皆さんとお別れする。
13時を過ぎていたので・・・さてこれからどうしよう・・・。
近場で未登の山で・・・と思いついたのは両子山となりの弥箇岳。
弥箇岳(やこだけ502.7m) 大分かくれ名山
県道29で国東方向へ向かうと走水から両子トンネルを抜けたあたりの正面に見える弥箇岳。

両子寺入口から県道55を700mほど下ったところから左の林道に入る。林道を800mほど上ると峠へ着く。右へと新たな林道が整備されている。(チェーンゲートあり)

コース情報はスマホで見る辻本さんHP・大分の山登山記~弥箇岳だけが頼り。
登山靴に履きかえて出発。13時53分。ここの標高≒370m

植林地へ入ると標高差100mほどの急坂を直登する。
足場の良さそうな所を見つけてひたすら上に向かって登って行く。

倒木を跨ぎ、小さな雑木をかき分け登る。

20分ほど登って自然林が見えてくると最初の赤テープを発見。一安心。

自然林となり、テープは少ないが立木を摑まえてとにかく上部へとすすむ。

尾根沿いに青空が見えてくる。

平らな尾根に上がり着く。

そのさきで視界が開けてくる。さきほどこの山を見た県道29を見下ろす。

北西に両子山を望む。

荒れた尾根筋を北向きへ迂回気味に進み山頂部へ到着する。14時29分。
四等三角点を発見。(国土地理院では〈岩ノ岳502.79m〉でした)

山頂写真。

根元にだいぶ年季の入った安武標識を発見。

穏やかで気持ち良いので暫しの山頂日向ぼこ…。
下山時に他のコースはないかテープを探してみるが・・見当たらず。
尾根から道なき道を激下りタイム15分ほどで無事下山。14時53分。

山名の「弥箇」ってどんな意味があるのだろう?
(GPSマップ)

2015年 03月 07日
「花の長安寺」の屋山を登る 2015.3.5(木)
(NHK黒田官兵衛では吉弘統幸役を的場浩司が演じ、石垣原合戦では旧知の黒田二十四騎・井上九郎右衛門(高橋一生)と対決した)
並石ダム方向からは台形状のどっしりとした山容だが、天念寺上の一ノ払あたりから見ると秀麗な富士に見える。
梅ノ木あたりから見る屋山。長安寺は左山裾の向こう側。

屋山(543.3m) 大分百山 2回目
長安寺駐車場をスタート。12時53分。ここの標高≒330m。
トイレ入り口に寺の奥様による投げ込み流?生け花が・・

長安寺は鎌倉時代には六郷満山惣寺を務めた古刹。今では石楠花や紅葉で有名な花の寺だ。

本堂にお参りをして石段を登る。シャクナゲに俳句や短歌の石碑が並ぶ。

奥ノ院権現社へ参拝。

隣にある県指定の立派な国東塔。国東半島に500基ほどある。

石楠花群の遊歩道を抜ける。シーズンには和洋多種の石楠花が楽しめる。
下の瓦屋根は本堂。

林道へ出て何度か折り返す。

林道終点へ着く。13時13分。

先ほど登った烏帽子岳が・・・、そのむこうには由布鶴見か?

折り返すようにここから山へ入る。

尾根沿いの石の多い急坂を登る。

切り払われた台地状広場へ着く。東側に地籍図根三角点あり。
以前NHK中継所があったところか・・。

倒木などで荒れた尾根を行くと山城独特の掘割へ出合う。

倒壊した金毘羅社石殿(慶応3年建立?)の広場へ着く。
二等三角点があり、ここが山頂だ。13時35分。
木に取り付けられた穴井さんオレンジプレートも「太平はつらつ山歩会」と書かれた古いものでした。

横にある手水石。

山頂の少し先にある大きな石灯篭。高さは3~4mほどの立派なもの。
「河野貞八翁が明治10年、家運長久を祈願して建立した…」

時間もなくなってきたのでここでUターン。(さらに先には屋山城址之碑がある)
両脇は竪堀か? 下って行くとわかりやすい…。

林道へ下りる手前で思いがけず(登ってくる)シルバー組と出会う。北九州からのパーティーで先ほどは両子山へ登って来たらしい。(後姿を失礼)

明日は啓蟄。下る林道に春の陽気。

途中の石碑から・・・。
短歌か?

昭和21年、神戸メリケン波止場で詠んだしゃれた句。

じなしも含みました。・・・たぶん。

護摩堂横の紅梅。

駐車場へは14時5分。
(本日のGPS)

2015年 03月 05日
喜久山連峰・烏帽子岳を登る 2015.3.5(木)
大田から田原山トンネルを抜け、熊野磨崖仏へと右折すると田染平野(たしぶひらの)へ下りてくる。
田染小学校平野分校(廃校)が残る。(豊後高田市にはほかにも蕗分校や河内小学校小田原分校などかわいい廃校がのこっている)

平野分校校庭から仰ぐ烏帽子岳。(後ろの大きい山)

烏帽子岳(493.7m) 大分かくれ名山(豊後高田市の里山)
「国東半島・六郷満山の伝承」(渡辺了著)によると~
田染盆地の中央を流れる桂川の西に連なる、西叡山、華ヶ岳、剣山(烏帽子岳)、鋸山の中心に喜久山連峰がある。・・・
喜久山連峰の烏帽子岳は剣山ともいわれていたようで山名から急峻な山なのかもしれない。

平野から県655を山香町立石方向へ向かう。猛嶋社を過ぎて大きく左にカーブすると右へと陽平(ひなたびら)集落へ入る。急坂をくねくね上り集落を過ぎるとやや荒れた林道となる。集落入口から1.6Kmほど進んだところに左へ上がる舗装路がありここが登山口。(車はUターンしている)
スタート時間は10時44分。ここの標高≒350m。

急坂コンクリート道を上ると左へカーブしていく。

作業道突き当りの木に赤テープがあり、ここから取り付くようだ。
(作業道は左前方へ続いている)

尾根を進むと高さ2mほどの大岩へ出合う。〈頭と体を使って〉大岩を越える。
この山は戦国時代の山城「烏帽子岳城」があったようで、この岩は山城の虎口(こぐち=城郭における出入り口)にあたるのだろうか。

赤テープを確認しながら急坂を登る。ズルズルっと滑りやすい。

倒木をかわしながらヤブ漕ぎぎみに進む。

フラットで広めの尾根道へ出て大木や大岩横をすすむ。

猪さんの遊び場か?

登り返した尾根道が右へ曲がる辺りを直進気味に入る。

ヤブ漕ぎぎみにすすむと山頂が見えてくる。

三等三角点上の紅白ポールと安武さん標識、豊嶺会のあたらしい山頂標識もありました。11時11分。

山頂には烏帽子岳城主郭があったようだ。
『豊後誌』によれば、城主は古澤右馬允で文禄2年(1593年)に廃城となったというが、『日本城郭大系』には城主は古荘右馬介で、耳川合戦で討死し、その後は後藤氏の居城であったとしている。(HP城郭放浪記より)
周りは樹木で囲まれていて・・・すぐに下山開始。
下山途中に取り付き点から作業道を直進し、観音堂を目指す。

Z状に登ると急坂となる。途中から振り返ると国東半島の山々が見える。

行き止まり状となったところから直進すると階段が見えてくる。その上には黒い板張りのお堂が立っている。
観音堂跡の碑があり、観音様は不在でした。石柱に明和二年(1765年)と彫られていた。

往路を戻って下山。12時2分。 このあとはまだ時間もあるので長安寺の屋山を登ろう。

(本日のGPS)

陽平集落の梅

陽平の仁王像。廻りをかたづけて!

梅ノ木にある「ゆずりは両面板碑」。両面はめずらしい。
上にキリーク(阿弥陀)、下の両脇に地蔵。
