2014年 05月 21日
今日が最後?前岳の石楠花 2014.5.18(日)
8時前にはすでに多くの受講者で混雑している。優良講習を終えて新たな免許証を交付されたのは9時30分を過ぎたころ。
さて、どこの山へ登ろうか?
石楠花はほとんど終わっているとは思ったが・・黒岳の前岳に登ってみよう。
豊津の信ちゃん組も昨日登ったらしい。
黒岳・前岳(1334m) 大分百山~3回目
米良インター→光吉インター→狭間→庄内→阿蘇野へは1時間ほどで到着。
阿蘇野から黒岳を仰ぐ。

黒嶽荘下の広場に駐車する。黒嶽荘に駐車の可否を訪ねると女将さんから「どうぞ」と気持ち良い返事を頂きました。
準備をして出発。10時48分。ここの標高≒710m。
ゲートから前岳へ。

新緑の登山路では今が最大量のフィトンチッドを浴びて気持ち良い。

ユキザサ

ツリバナ(吊花)

ホウチャクソウ

黒岳は全体が大石を積み上げて出来たような山だ。

「白水分れ」で一休み。
うっすらピンクのオトコヨウゾメ

木の根が張りつく大岩を越える。実はここから道間違いをしている。

古い赤テープやトレースもあってしばらく高度を上ながら進むが・・ついに進路不明となる。冷静に来たコースを戻ると標識のある登山路へ出る。
ほっ。30分ほどの損失。
トレースはまだ新しく、間違って入った登山者のものだろう・・。

右が開けて展望岩に着く。

阿蘇野地区では田植えが始まったようだ。

大岩が多くなってきて、足の置場を見つけながら慎重に登って行くと見頃の石楠花も現われる。

まだ蕾も。

ひんやりと冷感がして「仙人岩」といわれる岩間へはいる。

わぁー、足元の岩の間に残雪が・・

ロープの下がる大岩を登ると南が開けて大船登山口の今水や有氏方向を望む。

終盤だが・・まだ見頃の石楠花が山頂まで続く。


山頂に到着。13時56分。道迷いもありゆっくりペースでした。

山頂から北に花牟礼山やながみず山。花牟礼山のむこうにうっすらと由布岳、鶴見岳が。

北西は4月にオルレコースを歩いた千町無田方向。万年山や崩平山も。

山頂写真。

遅めのお昼を頂いてゆったりと山頂独占タイム。
下山開始は14時50分。
大きな倒木辺りで2度目の道迷い?をしながらも無事下山。16時39分。

今年初めて見る石楠花はほぼ終盤を迎えていましたが、私たちのために?山頂部で咲き残っていた。
本日の前岳は登りですれ違った3組だけ。
ドウダンツツジ(駐車場で)

女将さんに駐車の御礼を言って帰路に・・。湯平の橋本温泉は温泉まつりのため無料でした^^(いつもは200円)
(GPSマップ)


2014年 03月 11日
残雪の三俣山を歩く 2014.3.9(日)
このところそんな寒さが続いているが…啓蟄も過ぎてそろそろ三俣山の大鍋にもマンサクが咲きはじめる頃だ。
三俣山・南峰(1743m) 9回目
大曲駐車場に入る。後1~2台は駐車できそうだ。
スタートは8時37分。むこうに見える三俣山頂部は雲の中。

鉱山道路先は硫黄山。蒸気のような噴煙が北風に流されている。

ここは「ガンバレ中高年」坂? 初めて登った時はきつかった!

今日は静かなすがもり越へ到着。9時27分。
北西風が強くウインドブレーカーを着ける。
西峰の急坂を登る。振り返ると星生山頂部のガスも取れてくる。

西峰から鞍部へ下りて登り返しから雪が残る。
雪の坂道を慎重に登って本峰・Ⅳ峰分岐へ着く。10時49分。

南峰へ向かう。山頂部に数人が見える。

途中の展望所から見る北峰と大鍋。まだマンサクの開花気配はなさそうだ。

雪が残る南峰への登り。

北面には氷のエビの尻尾がビューティフル!



南峰山頂へ到着。11時10分。

1組が下山して貸切となった南のテラスで鍋焼きうどんのランチ。
下部には野焼きを待つ坊がつる。正面に大船が雄々しい。
どこからか野焼きのススが一片飛んできた。

ちょうど12時に下山開始。下山時の西峰から久住山方面が絶景だ。

まっすぐ大曲へ下山。13時48分。
今日は登山者も少なく、静かな三俣山でした。

(本日のGPS)~拡大します

春を告げる由布岳の野焼き
帰路の湯布院から由布岳の野焼きが見えた。
やまなみハイウエイのすぐ隣の原野に火柱が立つ。

助手席が一瞬熱い!

一気に火の手が飯盛ケ城を燃えつくす。

由布岳中央登山口近くから煙に包まれた由布岳。

この日、竹田市久住高原の野焼きで84歳の男性が大やけどする事故が起きている。
5年ほど前には湯布院塚原高原でも4人が焼死する事故があった。牧草地など自然環境を維持するための大変な作業なのだろうが、たとえベテランでも高齢者を参加させないなど更なる安全確保の取り組みが求められるだろう。
2014年 02月 10日
モノクロのくじゅう星生山 2014.2.9(日) くもり
今日は久々の一人登山で、どこを歩こうか…決まらないままくじゅうへ向かう。
途中の速見広域農道「ポケットパーク日出」から見る夜明けの由布~鶴見連山。

やまなみハイウエイは倒木で通行止めとなっている。水分峠からR210を豊後中村へ、さらに県40で長者原へ着く。
翌日の新聞では道路脇の樹木100本以上が「雨氷」のため倒れたらしい。
※雨氷(うひょう)とは、0℃以下でも凍らない過冷却状態の雨(着氷性の雨)が、地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される、硬く透明な氷のこと。着氷現象の一種。(wikipedia)
長者原で一休みしてガスに包まれた星生山を仰ぐ。よし今日はこの山へ登ろう。
今日はわずか2台駐車の大曲を横目に牧ノ戸に到着。3週ぶりです。
星生山(ほっしょうざん・1762m) 7回目
気温は-2℃。風がないのでそんなに寒さは感じないが周辺の木々は白い氷を装っている。ほぼ満車の牧ノ戸駐車場を出発。8時34分。

登山口に雪はなかったがコンクリート道を登るにつれて氷状の残雪が多くなり展望台でアイゼンを着ける。
展望台から南西に阿蘇外輪山あたりが明るい。

いつものポイント。

扇ケ鼻分岐辺りの樹氷。

分岐を星生山へ向かう。2人?が歩いたトレースをたどる。

凍てつく池塘。

池塘からの急登をがんばると額も汗ばんでくる。
森をぬけると玄冬の世界。

群生するミヤマビャクシン(深山柏真=大分県レッドデータブック掲載)も耐えて春を待つ。

風紋という厳冬の自然美。ピンボケ画像?

星生新道(現在通行止め?)と出合う。秋にはリンドウが群れ咲くあたり。

大エビの尻尾。なぜか衣ばかりの天丼のエビを思い出す?

トレースをたどればモノクロの視界の先に山頂が現れる。

先客は男性3名。星生崎寄りの西千里浜から急坂を直登してきた(ようやるわ!)そうで、これから星生崎避難小屋へ向かうそうだ。
山頂写真を撮っていただきました。10時56分。2012年9月以来です。

寒さでお先に撤退です。
西千里浜へ下って行くと砂粒のような雪が落ちてくる。
2組の団体さんが登ってきます。


西千里浜へ合流。ぽつぽつと人間を見かけます。

扇ケ鼻でうどんランチをとも思ったが…今日はまっすぐ下山です。
この寒さの中、若いグループや中高年のペアなど次々と登山者と出合う。
12時15分、お一人登山も無事下山。
帰りの牧ノ戸駐車場や大曲も溢れんばかりの車となっていました。
長者原レストハウス前のマンサク。透明な氷に包まれている。これがあの「雨氷」なのか?


こちらは馬酔木。

2014年 01月 20日
にわかに晴れ渡る御池・中岳 2014.1.19(日) くもりのち晴れ
氷結した御池を歩いてみたい…ほぼ1年ぶりのくじゅう中岳&御池に登ろう。
体調不良やあれやこれやで2週ぶりの山歩きです。
夜明前の県道616は数センチの積雪で、塚原から湯布院へとスローで下ってきたが‥安全第一、道の駅湯布院でゴムチェーンを装着する。
開通50年を迎えたというやまなみハイウエイ(県道別府一の宮線)の雪道を気持ち良く走る。
飯田高原から見上げるくじゅうのお山はガスの中。
くじゅう中岳(1791m) 九州本土最高峰~12回目
牧ノ戸に到着すると駐車場はほぼ満車。出発は8時50分。

雪で段差がなくなったコンクリート階段。

前後に登山者を見て沓掛山を登る。

沓掛山樹氷アーチ。

いつものポイント。

扇ケ鼻分岐手前のみごとな樹氷。

樹氷も凍る西千里ケ浜はホワイトアウト寸前?

避難小屋前広場もアイスバーン状態。10時33分。

小屋で一休みしたら御池へ向かう。
北千里ケ浜からの冷たい北風を左肩に受けながら久住分かれから緩やかな登り。寒さで手指が冷たい。
氷結した御池が見えてきた。

ガチンコに凍りついた御池はアイゼンを嚙ませて渡る。
池の小屋で昼食としよう。小屋はこっち方向か?

カップめんで温まって30分ほどで小屋の外に出ると、稲星山の上に太陽が顔を出した。11時48分、

今日はここまでで引き返そうと御池に向かうと突然?周りのガスが晴れてきた!




Uターンして中岳へ向かう。

中岳山頂直下から坊がつる方向。

大船山も頭を見せる。

狭い山頂は4~5組で賑やかだ。12時10分。
氷結した御池方向。左に久住山、右に天狗ケ城。

三俣山が顔を出す。

12度目の山頂です。

青空となった御池を戻る。

扇ケ鼻の肩先に阿蘇根子岳と高岳が。

沓掛山から牧ノ戸駐車場を見下ろす。
この時間になっても次々と登山者(観光客も?)とすれ違いながら無事下山。
14時ちょうど。

本日のGPS

2013年 12月 16日
樹氷と青空と久住山 2013・12・15(日)
牧ノ戸ライブカメラを開くと、くじゅうは雪山となっていた。
去年は中岳へ、2年前は久住山へ、3年前は大船山へと…毎年12月にはくじゅうを歩いて来た。
予報では今日は寒さも少し緩むようだが、もしかして樹氷も見られるかも?
アイゼンを着けて雪山を歩いてみたい!
・・・ということで、今日は牧ノ戸から久住山を登る。
久住山(1787m) 日本百名山 ~14回目
長者原ビューポイントから見るくじゅうの山々。上部は雪を被っている。

牧ノ戸駐車場に着くと気温は-2度。思ったより暖かい?
駐車場もほぼ満車。

ゆっくり準備をしてスタートです。8時36分。標高≒1330m。

いきなりキツイ坂道をゆっくり登る。

沓掛山でさっそく樹氷が迎えてくれる。

沓掛の鼻から見る登山道。

休憩ポイントのスノーブロッコリー。

扇ケ鼻分岐辺りのみごとな樹氷。ワンダフル!


西千里浜へ出ると日も射してくる。

ベールが剥がれて星生山が顔を見せる。銀世界には青空がお似合いです。

盟主久住山も顔をだす。

星生崎の下。
なんとここで国東のH田さんと遭遇。このところくじゅうを歩く度に出合うH田さんは毎週くじゅう詣のようだ。

避難小屋のむこうは天狗ケ城。

久住分れから山頂までのきつい登りがはじまる。
標柱に付いた「エビの尻尾」。そういえば今年はエビが高いらしい。

右上の山頂まで右カーブの急登へとギアチェンジ。

1年半ぶりの山頂だ。北風が吹き抜けて超寒い!

山頂でがっちりした男性から「国東のじなしさんでは?」と声をかけていただきました。
いつも楽しく見ているブログそうだ!山に登ろうのいーさんでした。
いっしょに山頂写真。

下山するいーさんの後姿。いーさんこれからよろしくお願いします。

南の風裏でお湯を沸かしてカップうどんの昼食をとっていると西千里浜で追い越した団体さんが上がってきた。くじゅうネイチャーガイドクラブによる雪山初体験者登山会だそうだ。
寒くて長居は出来ません。
まっすぐ下山。牧ノ戸にちょうど14時。

花山酔の温泉でリラックスして帰宅。
本日のGPSマップ(拡大します)


2013年 10月 29日
錦秋の三俣山お鉢巡り~二郷山友会紅葉登山会 2013.10.27(日)
長雨を降らせたダブル台風も去って今日の予報は晴れマーク。
情報では三俣山の紅葉は今が盛りを迎えているらしい。
去年は鶴見岳で21名が参加した山友会紅葉登山だったが‥今年は6名の精鋭隊が三俣山を登る。
三俣山(みまたやま・1744.7m) 九州百名山~8回目
2週前より1時間早い6時過ぎに到着したのに大曲から150mほど牧ノ戸寄りの路肩にやっと駐車場所を確保する。さらに次々と車が到着してくる。
長者原も車でいっぱいだったが今日はミヤマキリシマ山開きのような人人人…。
おニューのスパッツの付け方が解らず奮闘するYさんを・・小学校からの同級生Oさんがアシスト。

全員準備万端。6時29分スタート。気温は3℃、すこし肌寒い。

これから登る三俣山がそそり立つ。ガスも晴れてきて‥いい天気になりそうだ。

硫黄山にむかって鉱山道路を行く。

ガレ場の急坂をすがもり越へむかう。

振り返ると三俣の山影が泉水山へかぶさる。

すがもり越からは多くの登山者と前後して西峰山腹の急坂をのぼる。

西峰山頂へ。2週前には群れ咲いていたリンドウも終わりを迎えたようだ。

万年山むこうで雲海に沈む玖珠の町並み。

本峰へ向かう

本峰へ到着。8時41分。

早速北峰を望む。すごい! 僅か2週でこうも変わるものか…
1年前と同じようにすばらしい錦の紅葉を見せている。

大鍋、小鍋方向。 国東のH田さんは大鍋の底にいるらしい。

山頂写真。

北峰へ向かう。急坂を滑らないよう立木やロープに掴まりながら鞍部へと降りていく。

鞍部から北峰へ登り返す。北峰山頂部から北西に見る指山の紅葉。

今歩いてきた本峰との鞍部を見下ろす。

北峰山頂(1690m)で朝駆けのH田さんと合流。ここから燃え立つ大鍋のふちを巡る。
左回り組と右回り組とが狭い登山路を譲り合いながらの交互通行です。



雨が池から上湯沢台あたりを見下ろす。

猫の額ほど広場?で小鍋の紅葉を愛でながら早い昼食。まだ10時過ぎ。
小鍋の縁から向こうに大船山を望む。段原から山頂部にかけていい色付きが見える。

今は通行止めとなっている雨ヶ池分岐から南峰に向かって登り返す。
右に先ほど下りてきた北峰尾根を見る。

南峰へ上がり先のテラスで一休み。
下山途中に大鍋の縁から燃える北峰を見納めする。

Ⅳ峰と本峰の鞍部へ向かう。

今日は噴煙口が増えた?感じの硫黄山を前にすがもり越へ下りる。

全員無事に大曲へ下山。13時54分。

6人だけのちょっと寂しい登山会でしたが青空のもと、最高潮に燃え立つ紅葉をたっぷりと楽しんだ登山会でした。
「牧場の湯」で疲れをほぐして帰路につく。帰ってからの全員集合反省(飲み)会も又楽しからずや!
本日のGPSマップ(拡大します)


累積標高差≒1020m。歩行距離≒8.2Km。歩数≒16000歩。
2013年 10月 21日
うわぁーすごい!大船山の紅葉 2013.10.20(日)
先週は三俣山に登り北峰にわずかな紅葉の気配を見てきた。同じ日の山友信ちゃんブログ信ちゃんの美夜古たよりでは大船山御池はひと足早く色づき始めたようだ。1週経って今日は素晴らしい紅葉が見られることだろう♪
大船山(たいせんざん・1786m) 九州百名山~9回目
前夜の天気予報では「曇りのち晴れ」だったのだが、早朝の出発から降り始めた雨も広域農道久住町有氏から入った今水駐車場に着くと小降りとなった。
過去に数度大船山紅葉登山では撃沈しており、今日も不安がよぎる‥。
準備をしていると次々と車が到着してくる。すでに満車でUターンしている。
ほぼ雨もあがったようだが雨具をつけて出発。7時51分。ここの標高≒810m。
雲上に黒岳が顔を出す。

林道登山口からガラン台山腹を登る。ジグザグの登山路は有刺鉄線の柵が現われると勾配が緩やかになる。

今水分岐に到着、一休み。9時1分。

風穴方向へ向かいすぐ先の前セリから東尾根に取り付く。ここから山頂まで標高差≒600mを登る。

今日も?ママはご体調が宜しくないそうで…後から続く登山者にはお先にどうぞ!のスローペースです。
午後から天気も回復するらしく、山頂部はガスっているようなので急がなくても良いだろうと後ろに続く。
返り見る黒岳ビューポイント‥今日は雲の中。

山頂も近い御池直下のぬかるんだ急坂を立木や岩角を手掛かりにして登る。

登り上がれば池の周りから賑やかな声が聞こえてくる。

うっすらとガスを纏った御池周りの紅葉。

天気の回復を待とうと山頂へ向かうと…佐賀のムツゴローさんご夫婦→ブログオジン・オバンの山歩き
とバッタリ出合う!
ムツゴローさん車が駐車場に着いたときチラッと見てもしやと思っていたのだが・・本物だった。今年1月の「四王寺の滝と雪の英彦山を登る」 以来でした。
ムツゴローさんはあと1座で九州百名山を制覇するのですが、その百座目がじなしと同じ対馬の洲藻白岳なのです。
2ペアで山頂写真。12時4分。

11月初めの3連休に対馬へ遠征し完登を目指しているようで・・・そんな山話をしていると周りから
「うわぁーすごい」という声が聞こえてくる。
ガスが切れて御池の紅葉が姿を現したのです。


ムツゴローさんご夫婦はここで下山されるようでお別れする。

御池の紅葉を目前にしたベストポジションで昼食タイム。
次第にガスが切れてきて周辺が見えてくる。
北大船、段原方向。

坊がつる、三俣山方向。

久住山、中岳方向。

黒岳方向。むこうに由布岳が頭をだす。

山頂部は零れ落ちそうなくらいの登山者…。

時に薄日も射してきたので御池湖畔へ下りる。多くのカメラマンの列の後ろに入る。


しばらく待てば青空も出てくるかもしれないが・・これにて撤退。13時4分。
復路は入山公墓地経由で下山する。
最後のショット。

展望所より雲海に浮く阿蘇五岳涅槃。

鳥居窪に着く。大船山を仰ぎ見る。
昔、竹田藩主中川公が砲術の訓練をしたところらしい。

岳麓寺・ガラン台分岐の柳ヶ水に近づいたところで、国東のH田さんと遭遇!
いまから登れば天気も良くなってきて・・紅葉もサンセットも激写の両ねらいのようだ。さすが!
柳ヶ水を左に折れ、今水分岐方向へ15分ほど歩くと右に舗装路が見えてくる。舗装路を左へ下っていくと朝の登山路に出合う。山腹を下って林道から車へと戻る。16時6分。

ムツゴローさん、お疲れ様でした。対馬では九州百名山完登達成の山旅を楽しんで来てください!
大船山頂部では今週いっぱいは紅葉を楽しめそうです。

本日のGPSマップ(拡大します)


累積標高差≒1150m 歩行距離≒10Km 歩数≒19000歩
ハガクレツリフネソウ

ユキザサ実

サラシナショウマ

ナルコユリ実

ヤマラッキョウ

フクオウソウ

ナナカマド実

リンドウ

トリカブト

ナギナタコウジュ

2013年 10月 16日
紅葉のピークはいつ?戸惑う三俣山、2013・10・13(日)
この3連休も晴天が続きそうだ。
昨年はすばらしい装いを楽しませてくれた三俣山(2012・10・21)だが・・今年はこれまで気温の高い日が続いたので紅葉も遅れそうだ。少し早いと思ったが紅葉の偵察に出かけた。
三俣山(みまたやま・1744.7m) 九州百名山・大分百山~7回目
大曲の先に駐車場所を確保すると・・後から次々と車が到着する。
大曲登山口へ向かう。7時33分。ここの標高≒1240m。

朝日の光を集めたススキの鉱山道路をあるく。

今日の硫黄山は静か…。

ここをはじめて登った時に励まされた?なつかしの「ガンバレ中高年」岩。その頃はまさに中高年だらけだったような‥。今は山ガールの進出で山ボーイや山ファミリーも多くなって来た。

ゴロ石の急坂を登ってすがもり越に着く。ここまで1時間ほど。

三俣山腹の急坂へ取り付く。

30分ほど頑張って西峰肩に上がりつくと谷を挟んでⅣ峰や南峰が見える。

リンドウのお花畑を通って西峰へ。

西峰山頂は久しぶり。今日はクリアな晴天で遠くまでよく見えます。

遠くに雲仙普賢岳、手前に鞍岳が‥。

本峰へ向かう途中から中岳、天狗ヶ城、久住山‥。

稲星山の肩のむこうには祖母山が。

久住分れの向うに阿蘇根子岳が・・。

1年ぶりの本峰へ到着。

紅葉絶景ポイントの北峰もまだまだ…。2週ほど先がピークでしょうか?

大鍋小鍋。

由布岳や湯布院の町もくっきりと。

万年山方向。その向こうに英彦山や鷹ノ巣山が。

そして・・平治岳のず~っとむこうには四国の山々のようだ。

Ⅳ峰経由で南峰へ上がる。先のテラスで一休み。
坊がつるにはテントの花が咲いている。

2009年3月コンロの不注意による火災で南峰山頂部のミヤマキリシマは全滅したかに見えたが、一部は生きかえってきている(^_^)

時間もまだ早いし、天気も良いので今日は南峰から北千里浜へ降りる道へ。
Ⅳ峰に向かって下っていく。初めて歩くコースです。

H田さんから教えてもらったⅣ峰先端の猿(ゴリラ?)岩。(アップ)

坊がつるを見下ろしながら下っていく。むこうの大船も紅葉の名山だ。

北千里浜が見えてきた。

崩壊地のガレ場を慎重に下りて北千里浜へ。南峰から50分ほどかかった。

すがもり越へのきつい登り返し。

大曲へと無事下山。13時30分。

秋晴れのくじゅうはクリアな視界で素晴らしい景色を満喫しました。
これから10月末までくじゅうの山々は紅葉登山者でおおいににぎわうことでしょう…
本日のGPSマップ(拡大します)


2013年 08月 06日
九重慰霊の日~山の安全を祈る集い 2013・8・4(日)
くじゅう中岳下にある「池の小屋」の西1748mピークに倒れていた遭難慰霊碑が再建され、80回忌法要が行われたのは2010年の夏だった。
新聞で大分市の「山のいで湯愛好会」の皆さんによる再建慰霊活動を知り、その慰霊祭に参加させていただいたのだ。その時のじなしblog~くじゅう慰霊登山
今年5月の由布岳山開きの日、日向岳で東九州山岳会(山のいで湯愛好会)会長の加藤英彦さんと偶然出会い、今年も8月4日に慰霊祭を行うことを聞く。
第4回となる慰霊祭には連日の猛暑続きの避暑を兼ねて前夜から出かけることにした。
玖珠町では花火大会の真っ最中。

その夜の長者原レストハウス横の駐車場はほぼ満車。キャンピングカーも多い。
気温は22℃ほど。気持ち良く車中泊…と言いたいところだが夜半の雷雨で数度目覚める。
朝もゆっくりと牧ノ戸へ移動。今日の天気予報は「曇り時々雨」。
雨具を着けてガスが出てきた登山口をスタート。7時41分。標高≒1330m。

西千里ヶ浜あたりで雨が降り出した。
避難小屋に到着して一休み。9時35分。

中岳方向へ向かう途中、インターハイ登山競技の審判員?の方たちに出合う。雨の中ご苦労様です。(この日は悪天候で女子のコースが一部変更されたようだ)

御池のかかりから右手の高まりへ向かう。前方に慰霊碑が見えてきた。

梵字・キリーク(阿弥陀如来)がきれいに彫られた慰霊碑に黙祷。

池の小屋からすこし中岳寄りに離れたところに観音菩薩を4~5体見つける。お顔の削られた観音様も…。稲星山山頂や鍋割峠にも観音様は祀られており、天台宗山岳密教が偲ばれる。

少し早かったが池の小屋へ入って一休み。法華院主弘蔵岳久さんはすでに待機されていた。
いつも久住で出会うH田さんも入ってきた。実は牧ノ戸PでH田さんの車を見かけていたのだ。
開式時間の11時前になって加藤さんたち「上野丘12期登山愛好会」の皆さんも到着した。
加藤さんによると第1回から今回の4回までずーっと雨模様のようだ。昨年はすがもり越に会場を移したが雨と風で法華院に移動したらしい。
加藤会長さん(帽子の方)のご挨拶。(左は法華院主弘蔵岳久さん、その左は東九州山岳会副会長興田さん)

4回目となる慰霊祭は、これまでくじゅうで亡くなられた人たちの霊よ安らかにという意味をこめて「九重慰霊の日~山の安全を祈る集い」と名付けられた。
弘蔵さんの読経、皆さんが焼香をして慰霊祭はしめやかなうちに終了。
せっかくここまで登って来たので‥・ここは中岳ピークハントへ。
原田さんと一緒にガス&強風の中、九州本土最高峰の中岳へ登頂。11時34分。
去年の暮以来、11度目の山頂でした。
(ママ撮影の山頂写真)

天狗ヶ城へ向かうH田さんとお別れして下山。
水量の増した御池を過ぎる。

扇ケ鼻分岐あたりから雷雨が強くなり、追われるようにして下山する。
牧ノ戸登山口へ下山して一安心。13時40分。 雷は恐いです!

本日のGPSマップ(拡大します)

4年続けて悪天候の慰霊祭だったのですが・・・
加藤会長さんのご挨拶に「続けて行けば必ず天気の良い時が来る」とありました。そうして安全登山祈願祭として定着してくれることを祈念するものです。
インターハイも晴天のくじゅう連山で行えたら素晴らしかったことでしょう。
サイヨウシャジン

イヨフウロ

シモツケソウ

ベニバナニシキウツギ

ノリウツギ

ワレモコウ

ネバリノギラン

ホクチアザミ

シモツケソウ(バラ科)お花畑

2013年 07月 24日
涼を求めてくじゅうを登る~岩井川岳から扇ケ鼻 2013・7・21(日)晴れ
こんな時には標高が頼りだ。100mで-0.6度らしいのでくじゅうあたり(1700m)では沿岸部平地より10℃ほど気温が低いはずなのだが…。
岩井川岳(いわいごだけ・1522m) ~2回目
扇ケ鼻(おうぎがはな・1698m) ~8回目
県11号(やまなみハイウエイ)を牧ノ戸峠から瀬の本へ下り、レストランホテル「オーベルジュ ア・マ・ファソン」先の左手にある林道入り口が登山口だ。
この先はもう熊本県境。先客は他県ナンバーの3台。
ロープゲートから林道を歩き始める。9時48分。ここの標高≒1050m。
2008年8月以来5年ぶり2度目のコースです。

8月初めには九重山各コースでインターハイ登山競技が行われるようだ。

30分ほどで山道となる。

山道から登山道へ。

馬酔木林の急登となる。

前が開けて岩井川岳が見えてきた。

ミズナラ林の気持ち良いコースを行く。

左に扇ケ鼻も見えてくる。

インターハイ競技のため登山路の笹は刈り取られている。ノハナショウブを残しているところが山男(女)の仕業。

クマザサの急坂を登り、分岐から台地状のフラットな草原を岩井川岳へ向かう。

山頂では熊本からのご夫婦が休息中でした。
山頂写真。11時44分。

一休みして扇ケ鼻へ向かう。岩井川岳の草原から扇ケ鼻を見上げる。

登山路に合流して樹林帯をジグザグに登っていく。

ドウダンの林となると山頂も近い。

山頂が見えてきた。インターハイ用に?ロープが張られている。

扇ヶ鼻山頂へ到着。12時31分。

久住よりの谷から吹く風がひんやりと気持ち良い。
栗饅頭の包が気圧変化でパンパンにふくれている。

隣ではインターハイに向けて長崎県大村高校の女子山岳部がミーティング中。
そのむこうでは自然観察(許可証)の腕章をつけた男性二人が昆虫など生物採集をされている。

久住、中岳方向。

星生山方向。

沓掛、黒岩、涌蓋山方向。

山頂の涼風を楽しんだら…13時に下山開始、往路を戻る。
台地状草原の岩井川岳を見下ろす。

トレーニング中の大村高校女子山岳部をすり抜けて瀬の本登山口には14時35分に下山。

登山では登山口と山頂の印象が強く、途中経路の記憶が曖昧なため久しぶりに歩いたこのコースはとても長く感じました。
(GPSマップ~拡大します) 累積標高差≒690m。

オカトラノオ

キスゲ

ヤマサギソウ

コバギギボウシ

ノハナショウブ

ホソバシュロソウ

ママコナ

マイズルソウの実

ヒヨドリバナとアサギマダラ

タデ原湿原へ


チダケサシ

ハンカイソウ

ヒメユリ

クサレダマ

サワギキョウ(つぼみ)

ヒゴタイ

指山(三俣山)を背景にヒゴタイ揃い踏み。
