2017年 11月 10日
熊野江神社のヤッコソウ 2017.11.5(日)
冠岳を下りたら朝来たR10を北上する。
帰路の立ち寄り先は延岡市北浦の熊野江神社。
待っていてくれたのは・・ヤッコソウ!

東九州道北川(はゆま)ICの一つ先の寿美江ICで下りてR388を蒲江方向へ向かうと左手に熊野江神社が見えてくる。

おじいさんが近づいてきて「参道横から車でも行けるよ」と教えてくれた。
(山屋としては)それは聞き流して^^; 参道から神社へ向かう。
階段を上がると社殿が見えてきた。

神殿に参拝したら裏へ廻って「ヤッコソウ説明板」横から山へ上がる。

うわー!・・・上がってすぐの足元にヤッコソウが群生している。
2014年11月の高房山以来、2度目のご対面です。

延岡市指定天然記念物のヤッコソウ

分泌液が発酵して虫が集まってきて受粉するようだ。

おしべの帽子を脱いでめしべが顔を出した・・

ヤッコさんの行列だい!

ヤッコソウは寄生植物で、シイノキ属の植物の根に寄生した奴に似た白い「花」なのだ。
→ 小川誠氏(徳島県立博物館)ヤッコソウHP
少し黒ずんでいるので花のピークは過ぎたのだろう?
近くに咲いていたツワブキ

道の駅「北浦」で海産品ショッピングをして帰路についた。

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2017年 11月 09日
東郷町のシンボル冠山を登る 2017.11.5(日)
鏡山を下山?したら・・まだ8時。
R10へ戻って道の駅「北川はゆま」から東九州道へ入る。
延岡南までの無料区間を通って日向市新生町からR327で東郷町へと向かう。
前方に特異な山容の冠山が見えてくる。
(日向市塩見あたりから~ 帰路の画像)

冠山(438m) ~分県宮崎の山
耳川に架かるトラス橋「冠橋」を渡って道なりに進むと登山口へ着く。立派な登山案内図と、前に広い駐車場がある。

準備をして出発! 9時45分。ここの標高≒90m

コースもバリエーションがあるようだが・・杉林の初級者コースを進む。

詳細な標識板が次々取り付けられていて地元に愛されている山だと伝わる。

途中から中級コースに紛れ込む。

初級に戻って滝で合流する。

和みの滝?

右に滑(ナメ)滝を見て5合目を過ぎると冠北岳分岐。この先楽しみな「空中遊歩道コース」へ進む。

中尾根コース分岐を過ぎると右手の展望が良くなってくる。
日向市中心街方向。

前方に女性の声が聞こえてきた。地元の2人の女性が鎌で登山路のシダを刈っていた。「家にいるよりこうしているのが楽しい」・・・清掃ボランティアありがとうございます!
大きな一枚岩を上がっていく。

第2展望台から右下に耳川と渡ってきた「冠橋」を見下ろす。

大きく蛇行する耳川。川面まで標高差350mほどか?高度感に足がすくむ。
キリスト教理想国家を目指して島津軍と戦った大友(宗麟)軍が敗北し衰退していくきっかけになったのが「耳川の戦い」だ。その舞台となったのがこの川なのだろうと思っていたら(調べてみたら)、もっと南の高城川(現在の小丸川=木城町)が合戦場所のようだ。

ムラサキセンブリが一輪。

ひと登りで北冠岳(405m)山頂。

真っすぐ進んで一旦下ると登山路が交差する杉林の鞍部(峠)へ着く。

直進して9合目、直登ルートを過ぎると冠岳の山頂だ。冠南岳(438m)の標識あり。
展望はない。

三角点のある日の丸台へ行ってみよう。
気持ちいい尾根道を緩やかに下って行く。

分岐を右へと丸木階段の急坂を下って行く。
途中にコウヤボウキが群生していた。
(かつて和歌山県高野山では、弘法大師の教えで果樹や竹などの植栽を禁じられていたため、この植物で作った箒が用いられていた・・・)


前方に日の丸が見えてきて・・日の丸台(4等三角点~冠山・375.7m)へ着く。

風もない穏やかな晩秋の陽に包まれて昼食タイム。
耳川上流方向・・

一休みしたら山を下りよう。
先に通った峠を横切る。少し下ると左に滑滝を見る。

ザレた山路を用心しながら下って行く。

無事に下山。

低山だが、スリリングで変化のある里山でした。
いろんな登山ルートが整備されていて、地元のみなさんに愛されているお山のようでした。
登山口(林道入口)標高≒90m
沿面距離≒3.4Km
累積標高(+)≒400m
所要時間=3時間(休憩・道草時間含む)
登山口スタート9:45→10:24北岳分岐→10:57冠北岳→11:01峠分岐→11:11冠岳(南岳)→11:30日の丸台12:50→峠12:00→12:35登山口へ下山
(GPSマップ)


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2017年 11月 08日
車で登る鏡山 2017.11.5(日)
天気も良いので久しぶりに宮崎のお山へ。
車中泊した道の駅宇目を発ってまずは延岡市北川町の鏡山へ向かう。
R326で宮崎県へ入り、R10を佐伯方向へ向かいJR日豊本線市棚駅近くから標識を見て右折、橋を渡って里から山へ入る。
鏡山(645.4m) ~旧分県ガイド宮崎の山
くねくねと登っていくと開けたところから大崩山系が見えた。
今日は久しぶりに快晴の日曜日だ。

アンテナや風車のある頂上部の裾野に黒牛が放牧されている。

前方に朝日に輝く太平洋が見えてきた。
見下ろすリアス式日豊海岸が絶景だ。朝日に輝く島浦島(しまのうらしま)。

道路脇に駐車して遊歩道から丘へ上がる。
海に向かって観音様が2体並ぶ。

遊歩道を進み廃墟?の風車を過ぎる。

歩行距離400mほどで1等三角点のある鏡山山頂へ着く^^
一座登頂!

車を停めたところに一重山茶花が・・

少し早起きしていれば太平洋から登る御来光を拝めただろう。
車で(ほぼ)山頂まで来られる1等三角点の山でした。
(GPSマップ)

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2017年 10月 02日
九州脊梁北端のトンギリ山&黒峰を登る 2017.10.1(日)
2年前の夏に霧立越を歩いた時に知ったトンギリ山&黒峰を登ってみよう。
トンギリ山&黒峰は九州脊梁山地の北の起点になるあたりだ。
秋の気配~広域林道から見るうろこ雲

トンギリ山(1250m)・ 黒峰(1283.2m)
~ 宮崎百名山・熊本百名山
前日夕方に出かけて道の駅高千穂に車中泊。
GWなどは車中泊で満車状態になるのだが、この夜は静かだった。
早朝に道の駅を出る。R218山都町馬見原からR265で五ヶ瀬町祇園町の町はずれで標識を見て右折する。集落を進むと路面が崩壊していたので手前の空地に駐車する。先の台風で崩れたのだろう。
辻本さん資料の登山口までかなりありそうだが・・ここから歩き始める。標高710mあたり、7時6分。

少し歩いたところもかなり崩れている。先の台風18号は大分県南部と宮崎県北部に大雨災害をもたらした。

林道脇に秋の花々を見つける。
アケボノソウ

ジイソブ(ツルニンジン)

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アケビ

ハガクレツリフネ

広域林道から分かれて右上に進む。最後の山名標識がある。

スタートから3km、1時間10分ほど歩いてやっと登山口下の広い駐車場へ着いた。

登山口にある案内板。

登山口先の分岐を左へ。
荒れた作業道を進み、標識を見て(やっと)山へ入る。

上部に尾根が見えてきた。

上がりついた尾根(宮崎熊本県境)が一ノ瀬越。右に黒峰、左がトンギリ山だ。

真っすぐの栗藤寄りに「西郷隆盛休息地」標識がある。
明治10年3月、田原坂の戦闘で破れた薩軍は、4月21日に矢部町(現在の山都町浜町)へ集結し、酒蔵で軍議を開きました。結論は「ひと先ず人吉へ引く」でした。官軍の矢部追撃を目前にして西郷隆盛は側近の村田新八、池上四郎を伴って4月22日に矢部を発し、九州の屋根、脊梁(せきりょう)山地を越え人吉に向かいました。

まずはトンギリ山へ向かう。
ここは「九州脊梁山脈トレイルランin山都町」のコースとなっている。
1500m越え脊梁尾根筋35Kmを周回する鉄人レースだ。本年は台風で中止となったようだが、前年・第9回大会参加者243人中のトップは3時間34分40秒!
荒れた山腹を注意しながらトラバースすると夫婦ブナに出合う。

シコクママコナが群生している。

崩壊地を過ぎると展望の良い尾根テラスへ上がる。

右へ急坂をひと登りでトンギリ山山頂だ。

360度絶景だ!
左に小川岳、真ん中がスキー場のある向坂山。右の三方山方向へは2014年9月にピストンした。

うっすらと雲仙普賢岳が・・手前の三角山は甲佐岳か?(アップ)

五ヶ瀬町祇園町あたりの集落と向こう左に祇園山(1307m)と揺岳(1335m)。

この後登る黒峰方向。

ま~るく盛り上がった山頂部。直径5~6mほど。

一旦、一ノ瀬越に下りたら真っすぐに黒峰へ向かう。
(ママは待機・・)
標高差140mほどの草原急登へ取りつく。

途中から振り返って見るトンギリ山。トンぎって?いる(^^)
※とんぎる=関西方言?、とんがる=関東地方?

鹿の糞が多い急坂を登って山頂へ到着。

こちらも先のトンガリ山同様の絶景が楽しめる。
北に阿蘇くじゅう連山方向。

南西に(左から)三方山~切剝~天主山あたり・・

黒峰からトンガリ山。

3等三角点(黒峰・1283.22m)を前に山頂記念・・・

登山口の駐車場まで下山。
何か所もあった林道の崩壊状況を見ると・・今後ここまで車で登ってくることは厳しそうだ。

登山口から林道を延々1時間歩いて車へ戻る。
山歩きより林道歩き時間が長かったが、トンギリ山&黒峰は見晴らしの良い山で隣の(展望のない)小川岳と交代して九州百名山に昇格しても良いように思った。
駐車場所(古賀集落)標高≒710m
登山口標高≒1030m
沿面距離≒8.6Km
累積標高(+)≒840m
所要時間=4時間20分(林道歩き往復2時間20分)
駐車場所スタート7:06→7:21黒峰のアカガシ→8:04広域林道分岐→8:16登山口駐車場→8:36一ノ瀬越→8:59トンギリ山→(一ノ瀬越)→9:47黒峰9:53→(一ノ瀬越)→10:19登山口→(林道)→11:22駐車場所
(GPSマップ~拡大します)

思わぬ林道歩きで時間が下がったが、このあと予定していた霧立越の白岩山へ登ろうと、ゴボウ畑へ向かった。
昼過ぎにカシバル峠へ着くと、この先台風災害で通行止となっていた。

30分ほど?歩けばゴボウ畑へ着くかもしれないが・・作業道はもう歩きたくない(>_<)
今日の本命は白岩山のイワギク観賞だったのだが・・駐車場でおにぎりランチのあと、帰路についた。
向坂山(左)とスキー場へのリフト。

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2017年 03月 21日
諸塚村の黒岳登山と高千穂パワースポット 2017.3.19(日)
1月に四王寺山でセリバオオレンに出合って以来、今年は雪割草(花)とは縁がない。
彼岸を迎えるこの時期にはもう終わっているかもしれない・・とも思ったが、以前からマークしていた諸塚村の黒岳へフクジュソウ目当てに出かけた。
黒岳(1455.3m) ~宮崎県諸塚村の山(宮崎百山)
前夜に道の駅高千穂で車中泊。今年初めての3連休のためほぼ満車。
翌朝8時に道の駅を出発。酷道?R503で発電風車が並ぶ飯干峠を越えてやっとたどり着いた諸塚村宮の下を右折して狭い道を進む。小原井や紋原の集落を過ぎてカーブを繰り返して高度を上げるとフクジュソウ自生地へ着く。宮の下から7.5Kmほど。
ほとんど終わっているが数株の咲残りを見つけた。
シコクフクジュソウに分類され、日本に自生するフクジュソウの南限域に位置する。宮崎県「絶滅危惧1A類」。

有刺鉄線で自生地一帯をガードしている。

自生地からさらに4kmほど登っていくと広い駐車場のある黒岳登山口へ着く。
黒岳登山案内板を見て9時58分に出発。ここの標高≒1190m。

植林帯のコンクリート道を緩やかに登る。

折り返して上り詰めたところが黒岳神社分岐。ここまで20分ほど。

アルミハシゴを登って小さな黒岳神社へ参拝。

先端部の黒ダキ展望所へ出る。

古い説明板は褪せて分かりにくいが・・大仁田山と右奥が諸塚山か?

分岐へ戻り反対方向の急崖へ取りついて黒岳山頂へ向かう。
尾根へ上がる。

急登のカゴダキ分岐をまっすぐにいく。

残雪を見る。

人吉カメさん「山頂まで5分」の先で右が開けて黒ダキ展望所と同じような方向が見渡せる。
阿蘇山や祖母傾などの矢印板もあるが、春霞がかかって遠くは分からない。

フラットな尾根筋となり、カゴダキ分岐からヒメシャラ林を進むと森の主のようなブナの大木が現れる。

すぐに山頂へ到着。登山口から1時間ほど。

広い山頂の南東方向が開けている。

「人恋し人を想えば山恋し」の句あり・・
2等三角点の前で山頂写真。

うららかな陽射しを受けておにぎりを頬張る。
一休みしたら下山開始。
最初の分岐をカゴダキへ向かう。

カルストの露岩帯となる。

防獣ネット沿いに進むとオニシバリの花を見つけた。

先端部がカゴダキ展望所。

麓の小原井集落?や登山口まで登って来たあたりを見下ろす。

分岐まで戻って山腹トラバースコースへ・・
残雪のザレた谷を2か所渡る。

先ほどの登りコースへ出合う。
少し下って黒岳神社分岐へ下りる。ここから谷へ向かうとキレンゲショウマ群生地は近いようだ。
7月末ごろからが見頃になる。

往路を戻って登山口へ下山。

下山後に案内板を見るとよくわかる。

寒さに耐えてきた草木たちがいよいよ芽吹きを初めたようだ。
風光る日に・・そんな一山を貸し切りで楽しんだ。
登山口9:58→10:21黒岳神社・黒ダキ展望所→11:00黒岳山頂11:36
→12:00カゴダキ→12:30黒岳神社分岐→12:45登山口
登山口標高≒1200m
沿面距離≒4.2km 累積標高(+)≒350m
所要時間=2時間50分(休憩含む)
(GPSマップ)

オドメーター(走行距離)200000Km突破!

黒岳を下山して高千穂へ向かう途中で走行距離が200000Kmとなった。
ヴァンガードに乗り始めて9年4か月。九州百名山登りなどで彼方此方へと乗り回してきた。ピークには月2000km以上走っていたが最近は少しおとなしくなってきた^^
場所は諸塚村飯干の特産品販売所にあるクヌギ地蔵様前あたり・・・
櫟はしいたけの原木であり、しいたけ栽培発祥の地・諸塚の村民の暮らしを育んできました。昭和52年には村の木に指定されています。櫟くぬぎは、「苦抜木」でもあり、人の苦を抜き、元気にするという意味合いから、樹齢百年を超える櫟を素材とした地蔵を制作しました。この地蔵を愛でることで元気を与えられ、地域の発展につながればとの願いが込められています。(説明板)
いいところで突破したようだ(笑)
さて、この車は何十万Kmまで走るのだろうか?
これまで半年おきにディーラー点検を受けてきたが、トラブルは一度もない。
難点はリッター10Kmほどの燃費かな? 遠征するときには給油をかかせない・・・

高千穂パワースポット巡り
神話のふるさと高千穂周辺にはパワースポットと言われる神社が多い。
黒岳登山の帰路にそんな神社へ立ち寄った。
二上神社
諸塚村から高千穂へ戻る途中のR218から二上神社の幟を見て右折する。標識にしたがって進むと二上山が見えてくる。

小谷内集落から狭い山道へ入り、鳥居横からさらに裏参道を上がる。

神殿まで上がれるようだがすぐ下の滝の横に駐車する。

神殿へ上がる。

ご祭神は伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)。
ご神体は男嶽と女嶽からなる二上山。瓊々杵尊(ニニギノミコト)が降り立ったと伝えられている。
二上山には2013年4月に諸塚山とともに登っている。
日本書紀・日向風土記に記されている天孫降臨の山で男岳・女岳があり、天上界で天の浮き橋に立ち、日本列島と多くの自然の神様をお産みになった伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る神社。男岳、女岳の二つが岳が一つになっていることから「二上山」と呼ばれる山にある神社で高千穂町と五ヶ瀬町にまたがる山です。
「日向風土記」により天孫降臨の峯として伝えられる二上山の中腹にある神社で、898年(昌泰元)現在地に社殿が建立され、1511年(永正8)三田井右京大夫右武が再建し、1814年(文化11)炎上したため、また再建したものと伝えられています。(高千穂町観光協会HP)
吽形の狛犬。

だれもいないだろうと思っていたら他県ナンバーのペアが2組来ていた。
街から遠い山中にあって神話伝説の厳かな雰囲気が漂う神社だ。
秋元神社
秋元神社では2014年2月に奇跡を体験している。
今日はその時のお礼参りとあわせてあわよくばフクジュソウにも出会いにと・・・欲深いです^^;
手水で清めて石段を登る。

千木高き神殿へ参拝する。前回の奇跡に感謝・・・
高千穂神社の元宮・奥宮ではないかと言われている。
鳥居と拝殿が鬼門を向いていることから大きなパワーがあるといわれる。

神殿横のご神水を汲みに夫婦連れが来ていた。

3年前にお世話になった「プラスチック製ちり取り」もありました^^

その奇跡の場所へ行ってみよう・・・
神社から10分ほど登ると2番目の砂防ダムが見えてきた。

右上にあがると、なんと! なんと! 咲いていました!
ママが雪を掘って奇跡が起きた辺りだけに咲いている。

まだ見ごろも何株かある。



ありがとうございました!
今回も秋元神社のパワーに感動する。

こちらの神社にも次々と他県ナンバー車が到着してきた。
無人販売所「いろはや」でお礼に?葉ワサビを買って帰る。

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2016年 05月 04日
間に合ったヒカゲツツジの二ツ岳 2016.5.1(日)
今日はヒカゲツツジの名山二ツ岳に登る。2010年4月以来2度目となる。その時は日之影町見立から煤市林道を進んで上の登山口からの楽ちんコースで登ったが、今日は高千穂町の富野尾登山口から(まじめに)登る。
6時過ぎに道の駅を出発。県7を天岩戸神社から上岩戸へ向かう。
上岩戸大橋袂のあさぎり茶屋で宮崎ナンバーのご夫妻に二ツ岳の登山口を尋ねると親切に教えていただいた。お二人も二ツ岳に登るそうだ。
大橋を渡って県207を左へ500mほど進むと登山口への標識を見つける。途中から荒れた林道になるが行き止まりが登山口で数台の駐車スペースがある。
二ツ岳(1257m) ~九州百名山・2回目
ガレた登山道を登り始める。今日もいい天気。
7時5分。ここの標高≒710m。

山に取りつく。

クヌギ林から自然林となりジグザグに高度を上げていく。

ハイノ木の花(幹や葉を焼いた灰から染色に用いる 灰汁(あく)をとるから灰の木・・)

朴の木の若葉。

植林帯を登るとガードレールが見えてきて煤市林道へ上がる。
登り始めて1時間ほど。6年前を思い出した。

峠のお地蔵さまにお参りしたらさらに先へ200mほどの林道歩き。
途中から見下ろすと上岩戸大橋や登山口の車が見える。標高350mほど登ってきた。

前方が二ツ岳山頂部。

階段から再び山へ入る。

ひと登りすると祠に出会う。

急坂になるとやや終盤をむかえたヒカゲツツジやミツバツツジが現れてくる。
左が開けて・・昨日登った兜布~五葉岳などの展望が良い。

さらに急登は続き・・標高が上がると見ごろのヒカゲツツジが多くなってくる。




登りあがった分岐を右へ少し進むと山頂(本峰)だ。

北に古祖母、障子あたりの展望が良い。

登山口を教えていただいたご夫妻と山頂で再会する。
分岐へ戻って南峰に向かう。
大きく下って登り返す。鞍部あたり。

登り返したあたりには咲残りのアケボノツツジも・・

南峰から本峰を見る。

山中で5~6組の登山者と出会った。

林道横で昼食をいただいて一休み。そして下山開始。

グングン下って・・無事に下山。

富尾野登山口7:05→8:04煤市林道→8:19階段取付き→8:49展望岩→8:55分岐→8:56山頂(本峰)→9:35南峰→10:23林道へ(昼食)10:45→11:23下山
(GPSマップ)


もう終わりかな・・と思っていたヒカゲツツジも山頂部ではちょうど見頃でした。
出かける日には由布市で震度5強の速報もあるなど・・半月以上たっても未だ余震がつづいている。
少し不安もあったが2日間、いい天気のもと宮崎県北部の山旅を楽しむことが出来た。
帰路の緒方町尾平鉱山跡(祖母登山口)にも多くの登山者の車が停まっていた。
2016年 05月 04日
高千穂の天香久山へ 2016.4.30(土)
以前から気になっていたが、神話の里高千穂にも同名の天香久山がある。
高千穂はニニギノミコト天孫降臨伝説の地であり、その子孫カムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)は大軍をひきいて東に向かい大和を平定したといわれる。高千穂と大和はつながっているのだ。
(ニニギノミコトが降臨したという高千穂の二上山も大和の葛城市に同名の山がある・・)
五葉岳を下山して高千穂温泉へ向かっていたが、時間はまだ15時・・・。
明日に予定していた天香久山へ急遽登ることにする。辻本さんの HP大分の山登山記を参照する。
R218から県7へ入り天の岩戸神社手前を岩戸温泉方向へ左折し、猿伏と岩戸を結ぶ舗装路(へんろ道)を進む。峠あたりの崖下に「19・22番へ、木おとしの茶屋」の標識がありその下に「天香久山へ」の標識もある。
天香山(605m)
天香久山(599.7m) ~高千穂町の里山
崖につけられた急階段を登る。15時38分。

上がったところにある22番所祠。

峠から階段を登ったところにあるのが19番所「木おとしの茶屋」か?

茶屋?の裏から道なきヤブの急登をひと漕ぎで境界杭のあるピークへ上がる。

山名標識「天香山605m」がある。登り始めて10分。あっけない制覇・・

本峰は「天香久山」だろう・・と先へと進む。
「久」が付く方が格式が高いのだろうか? 大和はついていたようだ・・
(実はこの先赤線が山へ入るルートなのに、まっすぐ行ってしまった・・)

次第に荒れた藪に突っ込んでいき・・ 20分ほどアルバイト。ふぅ~

戻って・・・ここを上がるのが正解だった。

はっきりとした尾根道(散策道)をピンクのビニールテープをたどって進む。

分岐をワンズ岳へ向かう。ワンズってどんな意味だろう?

崖を登ると・・

岩戸地区やその向こうに(明日登る)二ツ岳を望む・・

分岐へ戻って・・尾根沿いに進む。

南東の見晴らしが良いピークへ上がる。
ママはここで待機。

山桜植林プレートが5~6枚あって(山桜は枯れたようだ)その先が天香久山の山頂だ。
16時45分。4等三角点「尾谷」の標高は599.67m。標柱の標高は間違いか?

樹木で展望はイマイチだ。

大和三山の天香久山と比して、あまりにも格差あるただの里山山頂でした。

Uターンして・・下山開始。
往路を戻って下山。

大和三山の天香久山を登った時、そのうち高千穂にも登ろうと思っていたが早くも実現した。
古の歴史を感じる雰囲気の良い大和の天香久山とはかなり異なっていたが、両山とも登れて大満足。
下山後、高千穂温泉から見る天香久山。
この日はなぜか入浴料は半額の200円。熊本地震被災者は無料でした。

22番下登山口15:38→15:45「木おとし茶屋」?→15:48天香山→(20分間ロス)→16:24ワンズ岳→
16:37展望ピーク→16:48天香久山→17:21登山口へ下山
(GPSマップ) (累積標高差≒380m)

夕方から道の駅高千穂の特設会場?で外西さんとお姫山で出会った串木野市のNさんご夫妻との持ち寄り懇親会に参加させてもらった。
夜遅くまで山や花談義で盛り上がり、楽しい時間をすごすことができました。
外西さん、Nさんごちそうになりました!
2016年 05月 02日
アケボノロードの兜布岳から五葉岳 2016.4.30(土)
枯れ枝の先端に突然ピンク色の優しい花を付け、風にひらひら舞う姿は山おじ(い)さん&おば(あ)さん達を魅了し誘惑する。
去年は大崩から鹿納山を歩いて満開のアケボノツツジを楽しんだ。
今年は29日の米良三山山開きに出かける予定だったが、熊本地震のため中止になってしまった。では・・6年前に歩いた五葉岳とアケボノツツジが多いという兜布あたりへ登ってみようと思っていたところ、日田のUさんから連絡があったので(お願いして)ご一緒してもらった。
兜布岳(とっきんだけ・1480m)
五葉岳(1569.7m) ~九州百名山・3回目
・乙女山(1517m)・お姫山(1550m)・ブナ三叉路(1571m) ~宮崎県日之影町の山
前夜に出かけて唄げんか大橋・道の駅宇目で車中泊。翌朝6時に中村橋でUさんと合流の予定が寝過ごして少し遅れてしまった(-_-;)
県6号の杉ケ越峠を越え、中村橋(標高≒400m)から九州屈指の悪路?といわれる日隠林道を延々11kmほど走って大吹鉱山跡広場(登山口)へ到着。(中村橋から標高差770mほど上がってきた)
Uさんご夫妻と合流。ご一緒されていた季刊のぼろ「山の特等席」でおなじみの外西敬二さんと初対面のご挨拶。
榊を運んだ軽トラが到着していた。この日は五葉岳山開きが行われるようだ。
準備をして出発。7時16分。ここの標高≒1170m。
歩き始めた林道下の林床にヤマシャクヤクの白いボールがチラホラ見える。

立派な看板があって兜布岳登山口。この先少しわかりにくい・・

ワチガイソウ

ミツバツツジ

尾根へ上がると樹間から五葉岳、お姫山が見える。

もうすぐ五葉~兜布縦走路。

1年ぶりのアケボノツツジが見ごろです!


兜布岳山頂へ到着。

山頂から北にシャクナゲ越しの傾山が絶景。(クリックで拡大します)


山頂下のアケボノツツジ群・・・急崖地に点々と開花している。


外西さんと合流して・・集合写真。

五葉岳へ向かう。

ミツバツツジとアケボノツツジのトンネルロード・・・




ブナの新緑が(飛蚊症の^^)目にここち良い。

五葉岳直下。

快晴微風のすばらしい天気の下で3度目の山頂。
木板の山頂標識は昔のまま?少し新しくなった?(2008年に登った時の山頂写真で抱えた)
兜布岳から歩いてきた尾根と向こうに傾山。

障子・古祖母~祖母~本谷山(左から)

手前にお姫山、その先に鹿納(坊主)山。萌えの新緑が見当たらない。

お姫山へ向かう。
五葉岳からの急坂下りに咲くフデリンドウ。

今度はお姫山への急登を上がる。少し距離が開いてきた。

お姫山下にザックをデポして乙女山に向かう。初めてのコース。
右に大崩山。前方に木山内岳と桑原山。

乙女山周辺にもアケボノツツジが華やかだ。
乙女山から鹿納坊主方向。6年前にブナ三叉路からピストンした。

戻ってお姫山の岩場を越えてブナの三叉路へ向かう。

途中で出会った大きめの鳥。調べてみると・・ホシガラスのようだ。 五葉松の種子を餌にするらしい。

ブナの三叉路に着く。
一瞬、いや違う!と思ったほど無残に枝が折れた大ブナ。
五葉岳~お姫山~ブナの三叉路コースは立ち枯れが多く荒れている。これも温暖化、超大型台風、酸性雨などの影響なのか・・

6年前のブナの三叉路。(前に立つモデル?も・・とうがたったかも?)

ブナの下で昼食。
一休みして下山開始。化粧山方向へ少し下った分岐から大吹登山口へ下って行く。
トレースも残っていていい雰囲気のコースだ。

この分岐を鉱山口方向へ向かった。(登山口へが正解だったようだ・・)

トレースがなくなりGARMINを見ながら直下すると防獣ネットへ出会う。

すぐ先で五葉岳登山路に合流するとヤマシャクヤクが見ごろ・・


無事に下山。
山開き神事をした後のようだ・・

いい天気に恵まれて・・五葉岳を周回することができた。
兜布岳から五葉岳へはアケボノツツジが今を盛りに咲き誇っていた。他にもたくさんの季節の花々にも出会えた。
Uさん、外西さん、同行させていただきありがとうございました<(_ _)>
大吹鉱山跡(登山口)7:16→8:35兜布岳→9:54五葉岳→10:34お姫山下→10:55乙女山→(お姫山)→
11:59ブナの三叉路(昼食)12:39→13:40大吹登山口へ下山
(GPSマップ)


2015年 08月 11日
霧立越ピストン~ ごぼう畑⇔扇山 2015.8.9(日)
距離はあるが標高1400から1600mほどの平坦コースで木陰の多い樹林帯を通るので涼しい。
今回で2度目。前回は4年前の春に歩いた。
霧立越は、九州脊梁山地を南北に続く向坂山(1684m)から扇山(1661m)にかけての尾根伝いを辿る古道です。その昔、熊本県の馬見原(まみはら)から宮崎県の椎葉まで馬の背で物資を運んだ「駄賃付け」の道でありました。大分県の豊後から熊本県の人吉へと通じる古(いにしえ)の交易道の一部ですが、昭和8年に椎葉村に自動車道が開通してから霧立越を通行する駄賃付けはしだいに途絶え昭和12年(1937)ごろから廃道となりました。
霧立越の古道には多くの歴史が秘められています。寿永4年(1185)には、壇ノ浦の合戦に敗れた平家一門が鞍岡から霧立越を越えて椎葉に逃れました。正保2年(1645)には人吉の剣豪丸目蔵人のタイ捨流が鞍岡に伝承されました。今日では、その演武が祇園神社のお祭りとなって伝えられています。明治10年1877)4月には、日本最後の内戦「西南の役」で田原坂の合戦に敗れた薩摩軍が西郷隆盛と共に人吉に逃れた道として知られています。
こうした歴史を秘める霧立越の古道は、平成7年(1995)に「霧立越の歴史と自然を考える会」によって向坂山(1684m)から南の扇山(1661m)にかけて尾根伝い12kmをトレッキングコースとして伐開し歩道の整備が行われました。(HP・kiritachi.netより)
前日の夕方家を出て、宮崎県五ヶ瀬町本屋敷の霧立越ゲートを通ったのは夜の10時。

ぐんぐん登って標高≒1600mの五ヶ瀬スキー場で車中泊。
満天の星空の下、気温は19℃・・・涼しい!(同じ作戦?の車が1台あり)
白岩山・岩峰(1620m) 九州百名山・2回目
扇山(1662m) 九州百名山・2回目
ご来光ショータイム。5時37分。
昨年9月三方山の時よりやや北寄りの鬼の目山あたり?からの日の出。

日田のUさん情報では今が旬というキレンゲショウマの花園へ向かう。
4年ぶりのご対面。パステルイエローの肉厚な花弁が朝日に輝く。




ごぼう畑登山口へ移動して出発は6時43分。ここの標高≒1400m。
扇山山小屋まで8.9Km。
同時に長崎ナンバー男女4人組もスキー場方向へ出発。

20分ほどで白岩峠(峰越)へ着く。入山ノートに記帳。
那須大八郎宗久が平家残党追捕で椎葉へ向かった・・・鎌倉時代の話。

二重の防獣ネットから白岩山岩峰へ入る。
石灰岩が露岩した白岩山岩峰は「花の名峰」とも言われている。

ソバナ (濃淡あって群生している。今が盛り・・)

ヤハズハハコ

ホタルサイコ (同属のミシマサイコは葉の幅が狭く、茎を抱かない=ネットより)

キリンソウの花後果実?

シギンカラマツ

ヤクシマホツツジ

シオガマギク

シコクママコナ

ツクシクサボタン(筑紫草牡丹)

白岩山(岩峰・1620m)山頂写真

山頂から見る向霧立の(右から)国見岳~五勇岳・烏帽子岳あたり・・。
2011年11月に白鳥~銚子笠とともに縦走した。

(右から)天主山~三方山~高岳方向・・ 三方山へは去年9月に往復した。

急坂を下って縦走路へ・・。
水呑の頭分岐を通過。前回は山頂(1646.7m・三等三角点)へ登ったが今回はパス。

樹林帯の気持ち良い山道。

ヤマホトトギス

「小屋場古道分岐」や「灰木の頭」を進む。
遠くに見えるは市房山、石堂山あたりか?・・・。

ママの「わあぁ~」という声で前を見る。ガサガサと音がしたが正体は見ていない。黒くて大きなイノシシくんが横切ったようだ。
ごぼう畑から5kmほど歩いて「馬つなぎ場」へ着く。ほぼ中間地点。休憩タイム。
このあたりが標高の一番低いところ。

「木浦古道分岐」を過ぎて木陰の小道。

ブナの大木に出会うと嬉しくなる。

右に「二本ブナ」の大木。

「平家ぶな」を通過。ここからひとりで先行。

右がパッと開けて椎葉の谷は深い。

扇山小屋が見えてきた。一安心。

ザックを小屋先に置いて一人で扇山を目指す。ここから600m。

ひと登りしたら右へと勾配も緩やかになる。

大岩の横を通る。

山頂かなとおもったらその先に「あと5分」の標識がある。
すこし下って登り返すと・・・山頂へとーちゃこ! 遠かった~
10時51分。ごぼう畑から4時間と少し。

トンボが沢山飛び回っている。
展望も素晴らしいが・・どれがどの山?

すぐに下山。
扇山小屋へ戻るとママも待っていた。小屋は現在立入禁止となっている。

往路を戻る。見晴らしの良い道端で昼ごはん。

今の走り高跳びは「背面飛び」だがむかし「ベリーロール」という飛び方があった。
記録は1m・・・?^^

水呑の頭へと緩やかに登り返す。このあたりが一番苦しいところ。
アサギマダラ

ヤマシャクヤクの実

白岩峠へ戻って入山ノートに下山の記帳。
ごぼう畑へ無事に戻り着く。
山中ではだれにも会わない静かな霧立越でした。
往復≒20Kmを8時間ほどでピストン。疲労困憊でやっと戻り着いた4年前に比べて少し余裕のある往復でした。(距離は3Kmほど短かい)

〈往路〉
ごぼう畑登山口6:43→7:01白岩峠(杉越)→7:25白岩山(岩峰)7:45→8:07水呑の頭(白岩山三角点)分岐→9:09馬つなぎ場→10:10平家ブナ→10:31扇山小屋→10:51扇山
〈復路〉
扇山10:56→11:10扇山小屋→11:50平家ブナ→12:39馬つなぎ場→14:02水呑の頭分岐→
14:35白岩峠→14:52ごぼう畑
●往路=4時間08分 復路=3時間56分 行動時間≒8時間10分
●往復≒20Km
(GPSマップ)


2015年 04月 27日
ヘロヘロの大崩山~鹿納山縦走 2015.4.26(日)
いまがアケボノツツジも見頃のようだ。
大崩山には2009年10月に上祝子登山口から登っている。
今回はママ連れなので宇土内谷より登る。そして余力があればあの鹿納坊主にもアタックしてみよう。
大崩山(おおくえやま・1644m) 九州百名山~2回目
鹿納山(かのうやま・1567m) 九州百名山~2回目
R218の槇峰から県214を鉾岳登山口のある上鹿川へ、さらに途中から未舗装となった狭い比叡山林道を注意深く走って宇土内谷登山口へ着いたのは夜の10時。槇峰から23Kmほど、ふぅ~・・・。
満天の星降る中で1台だけの車中泊。
早朝に準備をしていると宮崎からのご夫婦が到着してなんだか一安心。
モルゲンロートの日隠山(ひがくれやま)。今日も1日穏やかな晴天となりそうだ。

二人の後を追うようにしてスタート。6時9分。ここの標高≒920m。

荒れた林道を17分ほど歩いて左の登山道へ取り付く。

植林帯の急坂をジグザグ登って尾根へ上がる。標高1250mあたり。

まもなくアケボノツツジの群落が迎えてくれる。
朝日に照らされてやわらかく揺らめく。枯れ木?に桃色の花を咲かせて(・・花咲か爺さんを思い出す)青空に映えて実に美しい。



標高が上がると左手アケボノツツジの向うに鹿納山が見えてくる。

鹿納山分岐(標高≒1540m)のすこし手前あたり。
アケボノツツジはこのあたりの標高まで開花がすすんでいるようだ。

鹿納山分岐をすぎて間もなく涌塚、坊主尾根からの上祝子メインコースに出会う。8時23分。ここからは前回に歩いたコース。

フラットな道を進み、石塚を過ぎて山頂へ到着。8時33分。
レトロな字体の一等三角点へタッチ。

山頂写真。

山頂近くにケクロモジ。アケボノツツジも多いがまだ蕾の状態。

馬酔木もいっぱい。

石塚へ戻っておやつタイム。
左に木山内岳、その手前は湧塚あたり? 右に桑原山。

左に五葉岳、右に夏木山、奥に傾山。
傾山の右にうっすら由布鶴見。左にうっすら九重連山。

一休みしたらいよいよ・・・鹿納山へ向かう。
分岐から緩やかに下っていくと向うに見える鹿納坊主。

登り返し。ママはいつものスローダウン。

そして下る向うにまだまだ遠い鹿納坊主。

そしてまたも登り・・鳥栖からの男性2人組と一緒になり花々に癒される。
ミツバツツジが鮮やか。

アケボノツツジも多い。


さらに苦しい登りが続いてやっと鹿川林道分岐へ着く。11時34分。

ママの足がオーバーヒート気味となったので・・・おにぎり昼食のあと、鹿納山ピストンは単独で挑戦する。出発は11時50分。
最初のピークから見る鹿納坊主。

岩場やザレ場の厳しい登山路となる。

次のピークから鹿納もだいぶ近づいてきた。

下りたところが権七小屋谷分岐。傾~大崩山縦走路のテン場となるところ。

岩壁をトラバースし、スズタケを潜って出ると鹿納の基部へ出て上部を見上げる。

基部を巻いて山頂取り付きへ着く。ここへは5年前にブナの三叉路から歩いてきた。

ザレた急坂をひと登りで・・2度目の登頂。12時26分。
狭い山頂は360度そそり立つ絶壁でゾクゾクする高度感がある。
三角の日隠山と右向こうに双耳の二つ岳。

5年前に歩いてきたコース。真ん中ピークは鹿納の野か、その向こうに祖母、障子岳・・・。
右ピークはブナの三叉路あたり。

五葉岳のむこうに傾山。右奥は夏木山。

左から木山内岳~大分百山を完登した桑原山。右に大崩山湧塚あたり。
一番右に見える岩峰は七日廻り岩か?

休憩中の4人組の方に撮っていただいく。

長居は無用・・。ザレ場を慎重に下りて来たコースを戻る。
権七小屋谷分岐あたりから足の疲れが出て、息も上がる。短い登りも休み休みとなる・・・。
繰り返すアップダウンにヘロヘロ状態でママの待つ鹿川林道分岐へ戻る。13時10分。
鹿納山への往復は1時間20分ほど。
鹿川林道へ下山開始。これからは下りのみ。こちらもアケボノツツジやミツバツツジで明るい尾根です。

50分ほどで林道終点?の鹿納山登山口へ下山する。13時11分。
先に下山した3人組が五ヶ瀬川源流・西の内川でおみ足をアイシング中。
ここから災害で何カ所も寸断された鹿川林道(比叡山林道?)を歩く。

川原を渡る。

左にナメ滝が、右下にナメ川原が・・。


先ほどの3人組は軽トラタクシー?を呼んだようだ。

1時間25分の林道歩きで朝の登山口へ無事周回下山。15時36分。

久々に長距離で、そしてアップダウンのある厳しいコースを歩いた。
足腰にダメージを感じるが、天気に恵まれ、たくさんの感動をもらったすばらしいコースでした。
(本日のGPS)


帰路は槇峰から日之影~杉ケ越~宇目~三重~大分と、統一地方選第二弾の結果などカーラジオを聞きながらのロングドライブで、21時過ぎに帰着となる。