山友・熊毛の住人さんお気に入りの安蔵寺山を歩いた。
安蔵寺山は島根県吉賀町・津和野町・益田市の境にあり、県境を接しない山では島根県最高峰となる。(県境の山では恐羅漢山(1346.4m)が最高峰)
早朝に家を出て・・東九州道~九州道~中国自動車道・六日市インターを下りたところで熊毛さん&亀女さん、(今日はソロの)
puniさんと合流。
R187を津和野方向へ向かい、吉賀町向津バス停を右折して木部谷を登っていく。曲がりくねった舗装路を延々進んでいくと安蔵寺トンネルが見えてきた。
トンネルの向こうは益田市匹見町。手前両側に駐車スペースがある。
安蔵寺山(あぞうじさん・1263.2m) ~中国百名山
準備をして出発。9時11分。トンネル登山口の標高≒1010m。
山頂まで2.9km。
ひと登りで尾根に上がる。トンネルができるまでは2kmほど向こうの七村峠から歩いて来たようだ。
すぐにミズナラの御神木が迎えてくれる。
幹周り4.4m、樹高約20m、樹齢推定600年以上。島根県一の大きさだ。
林床にヤマジノ?ホトトギスが咲いている。
鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからこの名前がつけられたらしい。
雰囲気の良いブナ天然林の尾根道。
王様の椅子?
小ピーク(標高=1191m)に着いた。
標識が上下にあるのは雪の深さを物語る。
少し下って最低鞍部辺り。
緩やかに登り返して・・北峰(1257m)で一休み。
アップダウンのあと、山頂が見えてきた。
山頂手前鞍部には安蔵寺があったようで、山崩れで寺と共に流れた仏さまが今でも麓の寺に安置されているという。
鞍部寺跡にオオカメノキの実。
山体をトラバースすると山頂も近い。
木漏れ日の自然林をひと登りで山頂に到着。
山頂からは東の展望が良い。正面は小五郎山?
大分の豊後大野市にも「炭焼小五郎伝説」が残っているが・・・
コオニユリが一輪。
2等三角点前で山頂写真。
山頂直下にある観音様へ登頂御礼参り。
屋久島の山もこんな雰囲気で祀られていた。
もっと見晴らしが良いという南の展望所へ向かう。
少し下って先端部の展望所に着いた。
東から西に180℃の大展望だ。
東に吉和冠山~カタクリの寂地山方向。
南に~大将陣、白旗山あたり・・
西に~青野山、十種ヶ峰・・・
広い縁台(テント用?)に腰かけて、大展望を前に昼食タイム。
アザミにキアゲハ。
下山は小石谷へ下りる・・
途中の露岩へ上がる。香仙原~弥十郎山方向・・
ヤブコウジの花(ピンボケ^^;)
夏エビネ(花芽はこれから?)
クマザサの自然林を下る。
オオキツネノカミソリ群を通る。
急坂をぐんぐん下って小石谷へ下りた。
じなしデポ車でトンネル登山口の熊毛さん車回収に戻る。走るとけっこう距離があった。
ナビゲートしてくれた熊毛さん&亀女さん、puniさんとお別れした。
西中国山地国定公園にある大きな山塊の安蔵寺山だった。
南北に続く尾根道にはブナやミズナラの自然林が残り、静かで雰囲気の良いコースは熊毛さんが何度も通い詰めるほどのお山だと納得した。
この日は3組の同年代?夫婦連れと出会った。
帰路は津和野の町へ。
道の駅津和野温泉ですっきり。
出来立ての新道からR9~小郡IC~中国道~東九州道~椎田南ICを通って22時に我が家へ帰着。山歩きよりドライブ時間が長い一日だった^^
安蔵寺トンネル登山口出発9:11→9:28ミズナラ御神木→10:10鞍部で休憩(芦原分岐)→11:11北峰→11:54山頂→12:07展望所(昼食)12:48→13:24展望岩→14:31小石谷へ下山
登山口標高=1010m
沿面距離≒6Km
累積標高差(-)≒730m
歩行時間≒5時間35分(休憩含む)
(GPSマップ~拡大します)
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