この季節になるとどうしても会いたくなるのがアケボノツツジ・・・
今年は桜の開花が遅かったが、ほかの山野花たちも同じようにゆっくりされているようだ。
去年はちょうどこの日に傾大崩山系の頭布岳~五葉岳を周回して見ごろのアケボノツツジを堪能した。
わりと近場?で咲き始めのアケボノさんを楽しめそうなところを探していたら未踏の七年山を思いついた。
桑原山にも近く、標高も1000m以上あるのでたぶん見られるだろう。
七年山(しちねんやま・1032m) 傾~大崩山系(桑原山属山) 堀切三角点(879.7m)
(下山後に湯~トピア近くから見る七年山)
R326の唄げんか大橋~桑原トンネルを出て直ぐに藤河内渓谷へと右折する。この道へ入るのは何年ぶりだろう・・・
こんなに距離があったかなあと思いながらも藤河内「湯~とぴあ」と桑原山登山口への奥ケ迫林道入口分岐手前の広場に駐車する。(まっすぐは夏木山、木山内岳への登山口)
準備をして出発。6時5分。ここの標高≒360m。
七年山北尾根へ上がる最初の関門。
右に植林帯、左に自然林の尾根筋を登っていく。
ヒノキ林に朝日がさして来た。
1時間ちょっとで5合目の標識を通過。登山口から標高差≒300m。
赤松の大木群を進む。
急登の連続するこのコースで唯一のフラットな森へ入る。
落ち葉で滑りやすい急登を越えると気持ち良い新緑の尾根道歩き。
急に開けて・・堀切(4等)三角点へ到着。
次に上がったピークにも三角点らしきや宮崎の山本さん標識があるが・・まだ七年山山頂は先のようだ。
2重に巻かれたテープは右からの登山道があるのだろう・・
山頂が近づくと浮石があるザレた急登となってきた。
本日一番の難所はトラロープを頼りによじ登る。
岩場の上から後ろ(北西方向)を振り返ると・・右奥に傾山、手前左に新百姓山~桧山~鋸尾根~夏木山へ続く稜線が絶景。
ひと登りで小さなピークという感じの七年山山頂へ到着。
3時間超えのタイムオーバーだが・・ゆっくりママも何とか登れて一安心。
ここまで肝心のアケボノツツジは全く見あたらない。
この先桑原山へ続く尾根を進むと出会えるのだろうか?
樹間から見える桑原山(1408m)や稜線にはピンク色らしきは見えないが・・
今日はここまでで退散。
山頂直下の岩場近くに咲き残りのミツバツツジ。
こんなに頑張って登ってきたのか・・と思うほど次々と急坂を下って行く。
左下から桑原川の沢音が聞こえてきて・・無事に下山。
落ち葉やザレ場の急斜面が次々と続き・・かなり鍛えてくれた七年山でした(>_<)
山頂近くから古祖母山を登っているH田さんに℡すると・・アケボノさんは標高1300m~あたりで咲いているようだ。
今年は開花が遅い・・
帰って
よっちゃんさんHPを見れば、山頂の先(七年山尾根?)を桑原山へと縦走すれば咲き始めの妖艶を見られたようだ(-_-;)
登山口6:05→7:11五合目→8:07堀切三角点→8:40山本一春さん標柱
→9:00虎ロープの岩場→9:14山頂(すぐに下山)→(昼?食)→10:55五合目
→11:37Pへ下山
登山口標高≒360m
沿面距離≒5.7km
累積標高(+)≒870m
所要時間=5時間30分(休憩含む)
(GPSマップ)
まだ昼前・・藤河内「湯~とぴあ」で貸し切り一番風呂を浴びる。6年前の夏木山以来でした。
その後、近くの鷹鳥屋山(たかどやさん)9合目あたりにある鷹鳥屋神社を訪ねた。
宇目町真弓集落から舗装路をくねくねと1.5kmほど登って行き止まりとなった神社入口へ駐車。
杉の巨木が並ぶ参道を緩やかに登っていく。
階段を登り楼門を潜ると神社が見える。
ちょうど神社を守られているご夫婦(たぶん・・)がおられたのでいろいろと教えていただいた。
祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)。
狛犬の代わり? 対に向き合う石造の鷹。
宮司の先祖が道に迷ったときに白い鷹が舞い降りて山頂まで導いたといわれる。
宇佐神宮の歴史にも登場する鷹は神様の使いと言われるが・・人里から遠いこんな山中にある神社は特別な歴史があるのだろう。
この神社の宮司さんは県南落語の有名人
矢野大和さん。
ご夫婦の話では・・先ごろ日本を訪れたサウジアラビア国王の通訳を務めた鷹鳥屋明さん(本名は長岡明さん)は矢野大和さんと縁者(どんな関係か聞いたけど忘れた)になるようだ。
神社裏から鷹鳥屋山山頂までは10分ほどで登れるようだ。
展望も良さそうなので次回に機会があれば登ってみよう。
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