防府の右田ケ岳を知って何年になるだろう・・・
今日はこれまで何度か新幹線の中から、ほんの短時間だけ拝んできた右田ケ岳に登る。
右田ケ岳は標高426mの低山だが、切り立つ岩峰群が露出した山容で登りごたえもあり、地元のみならず多くの登山者に人気の山で中国百名山に入っている。
右田ケ岳(426m) ~ 中国百名山
今日の天気はくもりで、雨はなさそうだ。
のんびり夫婦さん宅を出て10分足らずで右田ケ岳登山口の右田小学校へ着く。
駐車場は登山者にも開放されている。
この山をホームグラウンドにするナマコさんが待っていてくれた。ナマコさんはこれまで数えきれないほど右田に登っており、なんと!1日に最高8回登ったことがあるのだ。
前夜は御前様だったが今朝はすっきりとした感じだ^^
登山コースは6コースほどあるようだが、今日はナマコさん選定の天徳寺コース(中級?)を登る。 ここの標高≒15m? 7時58分。
毛利氏家老菩提寺の天徳寺。後ろにこれから登る石船山。
寺の裏から入り墓地を過ぎて石段を上がると観音堂へ着く。
いよいよここから岩場コースが始まる。
磨崖観音が次々と現れる。三十三観音巡礼コースがあるようだ。
岩場をよじ登って石船山(194m)へ上がる。ぐっと景色が良くなる。
周防灘の向こうにうっすらと国東半島が見える。透明度の良い日には由布、鶴見も望めるようだ。
博多~新大阪間を走る紫色の新幹線
エヴァンゲリオン号を待つ。
30分ほど待っていたが、登って来た登山者から「ダイヤが変わったのでもう通過したよ」・・・(新山口7時27分発のようだ)
後ろにそびえる主峰。真ん中が山頂。
切り立った花崗岩の岩峰が連続する。
石船山からもったいない下り。鞍部あたりから左手に見る西目山。
山頂に向かって(足の長さも求められる)苦しい岩場登りが続く。
あまり写真を撮る余裕もない。
右上に山頂(中の峯)の日の丸が見えてきた。
西の峯との鞍部で一休み。
ひと登りすると山頂だ。
防府の街並み。
山口市方向。後ろの連山は鳳翩山・・
次々と登ってくる登山者にはのんびり夫婦さんナマコさんとも顔なじみの方ばかり。
常連の女性の方から栗渋皮煮やパンを振舞ってもらいました。(おいしかった^^)
山頂写真
頂上部は戦国時代の大内氏一族の右田氏が築城、後に毛利氏の拠点となった右田ヶ岳城の本丸部分といわれる。
しばらく山頂からの景色を楽しんだら、下山開始。
山頂(中の峯)から北東に尾根を進んで塔の岡コースから下る。
塔の岡コースへ入るとセンブリが見ごろだ。
地元の人たちの右田を愛する想いが伝わる。
山頂(中の峯)を振り返る。
見晴らしの良い岩場にある権現石祠。扉の中は蔵王権現が祀られている。
ここも修験者が修行した山なのだ。
下山した田んぼに咲くコスモス畑。
登って来た右田ケ岳を仰ぎ見る。
いい山でした。
右田小学校駐車場でみなさんとお別れした。
のんびり夫婦さん、ナマコさん、2日間お世話になりました。
ひよこ隊3号さん、オリーブさん、ご一緒していただきありがとうございました。
天気はいまいちでしたが、九州にはない?特徴ある2座を楽しむことができました。
右田小学校駐車場7:57→8:01天徳寺→8:36石船山(休憩)→9:58山頂→10:41塔の岡分岐→11:21権現石殿→11:47にしむら丸太橋→11:50塔の岡登山口→11:57塚原コース登山口→12:09小学校駐車場へ戻る
登山口標高≒15m 延面距離≒5.5km 累積標高(+)≒590m
(GPSマップ)
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