連休日月は天気も回復しそうだ。
山友が教えてくれた花と出会いに平戸島の山を登ろう。久しぶりの遠征です。
車中泊した某道の駅を出て6年ぶりの平戸大橋を渡る。
R383へ入り平戸島を南下していくと前方に見えてきた佐志岳。左は屏風岳。
佐志岳(さしだけ・347m) 平戸島南部の山大野集落の少し広くなった道路脇に停める。
右手にキリシタン墓地を見て左のコンクリート道へ入る。
林を抜けると前方に佐志岳の草原があらわれる。
草原に踏みあとを探しながら登っていく。
標高が上がるとぐんと景色が良くなってくる。
津吉集落と向こうに九十九島?
さて、お目当ての花はどこだ?
ダンギクを見つける。
イワギク?チョウセンノギク?
これがイトラッキョウのようだ?
アップ画像
イトラッキョウ開花画像→
Sanpoさんブログ。これを見たかったのだ。
これはヒナヒゴタイの蕾? 平尾台で信ちゃんに教えてもらったヒメヒゴタイよりもっと小さいのだろうか?
トラバース気味に折り返し、岩場をやり過ごして山頂に立つ。
北に生月島も見えている。右の山は鯛ノ鼻か・・・
南には屏風岳とその向こうに(前)新版九州百名山の志々伎山(しじきさん)が顔を見せている。どちらも2010年1月に登った。
晴天の山頂は気持ち良い秋風が吹きわたっている。
一休みしたら下山。
途中に水槽などがあり、この草原の山は牧場地のようだ。
イトラッキョウ、ヒナヒゴタイはまだ蕾で1~2週?早かったようだ。
ネット情報ですこし早いかな?とも思ったが案の定でした。連休を利用しての遠征では仕方ないか。
センブリ、ムラサキセンブリは見つからなかった。
大野集落登山口9:40→(お花詣で)→10:36山頂10:45→11:07下山
登山口標高≒130m 延面距離≒2.1km 累積標高(+)≒260m
(GPSマップ)
上段ノ野(じょうだんのの)佐志岳から南に見えていた上段ノ野を散策する。
路肩崩落で通行止めのところから歩き始める。
草原が見えてきた。
東屋で昼食。
標識を見て上部へ登ってみる。
草原をやや強風が吹き抜ける。
さらに上を目指す。
分岐をひと登りで展望台へ上がる。標高190m地点。
伸びた草むらに朽ちたベンチがある。
九十九島方向。
平戸島のマッターホルンともいわれる志々伎山。
スリリングな山でした。
先ほど登った佐志岳。
期待した花は見つからなかった。
これは~オケラ。
アザミに似た花だ。調べると・・根茎は生薬「白朮(びゃくじゅつ)」といい健胃を目的とした漢方薬に使われている。
案内板では、秋にはヒナヒゴタイやムラサキセンブリなどたくさんの花が咲くようだ。
今年は秋になっても気温が高いので遅れているのだろう。
秋冷になってくれれば慌てて咲くのがこの季節の花なのだろうか?
(GPSマップ)
R388を平戸口へ戻るように北上する。紐差町手前から大越峠へ上がり左折して鯛の鼻方向へしばらく走れば安満岳登山口へ着く。
安満岳(やすまんだけ・530m) ~平戸島最高峰整備された遊歩道を歩いていくと鳥居に着く。
鳥居の先から大小の石が並んだ参拝道となる。
白山神社が祀られている。
社殿横から入る。
岩場の展望所へ出る。麓を覗くと足がすくむ。
海に流れる雲の影・・・
明日は渡ろう・・生月大橋を見下ろす。(ズーム)
江戸時代に入りキリスト教が日本国内で禁教政策により地下潜伏(隠れキリシタン)する中、安満岳の山頂にある石塔(「薩摩塔」)と自然石による石祠が「安満岳の奥の院様」と呼ばれて隠れキリシタンの信仰対象とされた。2007年に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストに掲載された(wikipedia)
(今年7月に再選定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(名称変更)の候補地12か所には入らなかった)
ここが山頂なのだろう。 中央に立つのがその「薩摩塔」のようだ。
山頂ちかくのキノコ。
直径20cmはあっただろう。
登って下って1時間足らず・・・
これで本日3山制覇!?
安満岳最高点(530m)は神社裏の「薩摩塔」があるところのようだが、遊歩道から少し入れば1等三角点(天狗岩・標高514m)へ行けるようだ。(イトラッキョウとあわせて次回の宿題・・)
(GPSマップ)
明日は生月島へ渡ろう。