5日は隣の103歳ばあちゃんの葬儀が行われ、無常組による早朝からの奉仕も夕方には終えてフリーになる。
翌日も天気は良さそうなのでバタバタと準備を済ませて出かける。
行先は五木村の仰烏帽子山。ネット情報ではヤマシャクヤクが見頃となっているようだ。
仰烏帽子山(のけぼしやま・1301.7m) 九州百名山~2回目小国から阿蘇外輪山へ出ると夕闇が押し迫る。松橋インターを出て、R3を南下し氷川町の道の駅「竜北」で車中泊。
翌朝早くに発ってR443から県25を五木村へ向かう。
五木村手前の元井谷橋を渡り、林道を登っていくと2012年7月の水害で土石流に覆われた第一登山口へ着く。
2009年3月には福寿草鑑賞でここから登った。
さらに林道をグングン登るとさっそく右手崖上に白いボールのように群れ咲くヤマシャクヤクを見る。
元井谷橋から標高差800mほど登って見晴らしの良い第2登山口へ到着。
本日一番乗り。
今年2月に復旧を終えてやっとここまで通られるようになったようだ。駐車場や仮設トイレも立派に整備されている。関係者のみなさんのおかげです。
準備をして出発。7時6分。ここの標高≒1090m。
今日は午前中晴れのいい天気となりそうだ。
登山口傍に群れ咲くヤマシャクヤク。いきなりのクライマックスから始まる。
ルイヨウボタン(類葉牡丹)
鈍頂を越えてバイケイソウの森を緩やかに下る。
前方左は1195.92mピーク(三角点名=仏石)、右手の一番高いところが仰烏帽子山頂か?
ヒメレンゲ? タカネマンネングサかも?
新緑の登山路を気持ちよく歩いて行く。
三角点「仏石」手前分岐を仏石広場へ向かう。7時43分。
鹿除けネット沿いに進んだあたりにも山シャクの群落はすごい・・・。
東には市房山の山容も・・。
このあたりはカルスト(石灰)の露岩が続き福寿草群生地でもあるようだ。
急坂を下って仏石広場へ着く。8時13分。
6年前にここでたくさんの福寿草と出会ったことを思い出す。
ひと休みして山頂へ向かう。
鎖場を登ったあたりから前回は登頂した仏石を見る。
その先で第一登山口コースと合流したら左へと山頂へ向かう。
ザレ場をトラバース。
カルスト岩穴の「風穴」に着く。8時43分。
手を入れると・・・もわ~と暖かな空気が溢れる。
北東尾根を山頂へ向かう。
あと5分の標識を過ぎると急登となる。山頂直下分岐の兎群石山へは前回行ったところ。
大岩が現われてひと登りで山頂だ。9時9分。
お地蔵さんにお参り。
遠くは霞んでいるが・・・北から右回りにうっすらと普賢岳~市房山~白髪岳~韓国岳が望める。
画像ではわかりにくいが普賢岳や天草、手前の不知火海も何となく見えている。
登って来たあたり・・。右奥にうっすらと市房山。
白髪岳や韓国岳方向。
鯉のぼりの付けられた標識で山頂写真。
独り占めの山頂は風もなくおだやかで居心地が良い。
早めのランチタイム。
ゆったりと30分ほど休憩したら下山開始。9時41分。
山頂下にある地層。本来水平なものが隆起して90度傾いたのか?
下山路では次々と登山者と出合う。
第1登山口分岐先から第2登山口へ向かう。10時18分。
三角点仏石の北斜面を進むとこちらもヤマシャクヤクの群生地だ。まだ蕾も多い。
福寿草の伸びた葉も多く見かける。
ニリンソウ
たくさんのヤマシャクヤクに見送られて第2登山口へ下山。11時18分。
下山タイムは1時間40分ほど。
駐車場は20台ほどの満車状態になっていた。
山中で一際輝くお化粧ヤマシャクヤクを見つけました。
圧巻はこちら・・・うわぁ~!
(本日のGPS)
帰路に立ち寄った「ラピュタの道」 ジブリアニメの「天空の城ラピュタ」にちなんで「ラピュタの道」と呼ばれる様になったようだ。
阿蘇北外輪山ミルクロード周辺から牧草を運ぶための農道。
ミルクロード(県道339号)から下の阿蘇市黒川あたりの県道149号へ急下降する。
標高差は460mほどか・・。
この日も多くの観光客であふれていた。