山開きから1週経ったが、北大船あたりのミヤマキリシマは今が花盛りらしい。
そこで先々週の扇ヶ鼻、先週の万年山に続き、今日は平治&北大船と3週続きのミヤマキリシマ詣へ出かける。
平治岳・東尾根コース(ひいじだけ・1642.8m) ~4回目 北大船山(きたたいせんざん・1706m) ~4回目前夜から出かけて22時ごろ男池駐車場に到着。すでに30台ほどが駐車中。
さすがこの時季一番人気の平治岳。我らも車中泊の仲間に…。
早朝には到着する車や出発の登山者で騒がしくなってくる。
周りに急かされるように靴を履きスパッツを着ける。
スタートは5時12分。ここの標高≒850m。
午後から下る予報だが…平治の山頂も見えてまずまずの天気だ。
男池入口ゲートで清掃協力金100円を投入して清々しい原生林の森へ入る。
フラットなコナラ林を気持ちよく進む。
バイケイソウ
サイハイラン
サワルリソウ
ソババッケ直前でママと別行動で右の林へ入る。6時16分。
ここは平治岳東尾根直登コース。ここから山頂まで標高差530mほどを登る。
初めて歩くコースだ。
少し入るとテープや踏み跡もしっかりしてくる。
後方から朝日が射してくる。
勾配が増してくると前日の雨で山肌はズルズルと滑る。
男性2人組の後姿を追って滑らぬよう立木を摑まえゆっくりペースで登って行く。
左の展望所へ上がるがガスで展望はない。標高1500mあたり。
勾配が緩んで左上から人声が聞こえてくると吉部からの北尾根コースと出合う。
左へひと登りで山頂だ。7時58分。
人で溢れかえる山頂から今がクライマックスのピンクじゅうたんを見下ろす。
アッ、国東のH田さんだ。またお会いしましたね。
くじゅうでの出会い確率50%か?
いっしょに三俣方向先端部テラスの絶景ポイントへ向かう。
向うは坊がつるあたり。右手の三俣山は姿を見せてくれない。
小一時間ほど花園の中でうっとりタイムを過ごしたら、平治山頂へ戻りママの待つ大戸越(うとんごし)に向かう。
南峰へ降りていく途中から平治本峰を見上げる。
一方通行の下山路を大戸越へ下りる。9時13分。ママを1時間半ほど待たせていたようだ。
ひと休みしているとH田さんも下りてきて、3人で北大船へ向かう。
登り始めてすぐのオオヤマレンゲの蕾。
振り返ってみる平治南峰斜面。登山者の列が蟻の群れのよう・・。
チゴユリ
途中のオオヤマレンゲにたくさんの蕾。
シモツケソウの蕾。
紅ドウダン
イワカガミ
マイズルソウ
このあたりを以前通った時にはガレ場を直登したような…?
ハルゼミが「アーチ―アーチ―」とうるさい。
北大船の肩近くのオオヤマレンゲの蕾。まだ堅そう。
稜線に出るとこちらもミヤマキリシマが満開でお出迎えしてくれる。
池向うのピークもピンクに染まる。
二物衝撃?
色鮮やか!
ま・ん・か・い!
北大船山頂~今日はスリーショット。
「自分の家ん庭でんこげえ咲かせきらんのにすげえのう‥」というおじさんの(大分弁の)声が。
段原(だんばる)へ下っていく。
段原へ到着。11時10分。
北大船南山腹を振り返る。
段原食堂?でおにぎりの昼食。
大船山がうっすらと姿を見せる。
H田さんの携帯ストーブのお湯をもらってブルックスコーヒーの幸せタイム。
ゆっくり休んだら下山開始。米窪の縁へ入る。
ツクシドウダン
白ドウダン
米窪をほぼ半周したらセリ谷へと尾根道をグングン下っていく。
途中に群落するヨウラクツツジ。うす暗い昼の登山路脇にひっそりと灯る。
ナナカマドの花
まもなくセリ谷、というところで木々の上部が騒がしくなってくる。
一雨来そうなので雨具を着てザックカバーを着ける。
直後にザーと本降りとなってくる。カメラも取り出せません。
セリ谷から本降りの雨の中を、風穴、奥セリへと石の道を滑らないように足の置場を探りながら進む。
すこし雨脚も静かになってきてソババッケに到着。一休み。
ソババッケからは多くの登山者と前後して、ドロドロに練り上げた登山路を滑らぬよう慎重に下って行く。男池へ無事に下山。15時44分。
ポケットから取り出したカメラも動いてくれた。
天気はイマイチでしたが、お花ビューポイントではゆっくり楽しめた。
初めての平治岳東尾根も天気が良ければいい調子で登れそうだ。
北大船のオオヤマレンゲは1~2週先でしょうか・・。
今年もくじゅうに咲き乱れるミヤマキリシマから感動をもらうことができました。
H田さん、またくじゅうで出会いましょう!
(GPSマップ)