今日は午後には天気も回復するらしいが、朝まで雨が残り出かけるのを躊躇する。とりあえず?くじゅうへと少し遅れて家を出る。
昨日が二十四節気の清明というのに、今日は冬へ逆戻りしたように寒い。
途中から見るくじゅうの山々は最後の雪化粧をしている。
アイゼンも置いて来たし‥‥にわかに思い出して九重オルレを歩くことにする。1か月ほど前には竹田市JR朝地駅より奥豊後オルレコースを歩いた。
本日のコースマップ →
「九州オルレ九重・やまなみコース」 九重町田野の夢大吊橋オルレ専用駐車場をスタート。10時12分。
気温は4℃。寒い!
歩き始めは遠くに雪のくじゅう連山を見る。あの麓まで歩く。
目印はオルレ共通のカンセ(済州島の野生馬)の向きと赤青リボン。
木製の矢印もある。青は正方向(夢吊大橋から長者原)、赤は逆コース。
民家前の小道を進む。
オルレとは~韓国済州島からはじまったもので「通りから家に通じる狭い路地」という意味だが・・・こんなところのことなのだろうか。
横道へ入って「朝日長者伝説と七不思議めぐり」のひとつ、殺生石へ。
昔、石の下から有毒ガスが出て虫や鳥や小獣が死んだという。
川端康成が投宿したという筌の口(うけのくち)温泉の小野屋旅館(閉館)横を通る。
裏にある共同浴場は緑黄土色の濁り湯で鉄分のにおいがするが風情のある温泉だ。24時間営業している。入湯料は200円。数年前に一度入浴した。
鳴子川沿いで逆方向からの韓国の団体さんとすれ違う。
その先から杉山へ入るとしばらく急登が続く。
フラットになるとしいたけのホダ場やクヌギ林を抜けて林道へ出る。
別荘の横を抜けると正面に崩平山が雪を被る。
ばらハウスからいつも通るやまなみハイウエイに出る。
ミルクランドファーム前からやまなみを横断して千町無田へ。
音無川の小橋を渡って吉部登山口や男池へ通じる県道621まで歩いてきて‥あれ、おかしい‥。(オルレマップと携帯も車に忘れてきた^^;)
小橋まで戻ると、木製矢印を発見。わかりにくい! 19分のアルバイト。
川沿いのススキ道へ入る。
県621を越えると雪のくじゅう連山が近づいてくる。
牧場の横を歩く。
小川の横を進む。
湖畔にある食事処「九重自然館」へ着く。なかなか雰囲気の良い所だ。
牧草地を抜けて2度目のやまなみハイウエイを横切る。
道路真ん中から見る星生山や三俣山。
牧草地に沿って歩くと馬の糞がころがっている。ここはライディングルート(乗馬道)。
やまなみ牧場へ到着。12時20分。ここの「まきばの温泉館」にはくじゅう下山後によく立ち寄っている。
売店裏で馬を見ながらおやつタイム。
園内で進路に迷った(開園時と休園時でコースが違う)が…ブルーベリー園の先から雑木林へ入る。
丸木橋を渡って牧草地を歩く。
360度、飯田高原の素晴らしい景観だ。
3度目のやまなみハイウエイを横断して今は廃墟?となった九重ハイランドホテル下を通る。現在スーパーセンタートライアルが開発整備計画を進めている。
クヌギ林を下っていくと滝音が大きくなってくる。
高さ3~4mほどの白水川の滝。雪解けか?水量が多い。
ケクロモジ(毛黒文字)
アセビ(馬酔木)
林を抜けるとタデ原湿原へ出る。間もなく野焼きも行われるだろう。
防火帯を歩くとゴールの長者原が見えてくる。
4度目のやまなみハイウエイを渡る。
展望台から三俣山。手前に指山。
ゴールの「レストハウスやまなみ」まであと少し。
前方に雪の硫黄山と星生山。
「くじゅう飯田高原観光案内所」前へゴールイン。13時57分。
(今日のGPSマップ)
お腹も空いたので長者原ヘルスセンターの食堂へ。遅めの昼食はごぼう天うどんがうまい!そのあとレストハウスで時間つぶし。
15時20分発豊後中村行きの日田バスに乗る。筋湯や湯坪温泉へと大回りして30分ほどで夢大吊橋へ戻る。バス代1人620円
飯田高原のやまなみハイウエイはいつも長者原や大曲、牧ノ戸へ通う道ですが、周辺にこのような自然や景色が広がっていることは新たな発見でした。歩くことで見えてくるものや、雰囲気の良いところも多くありました。
距離≒12km、標高差≒230m、時間≒3時間45分。(道迷い・休憩含む)
この日のオルレコースでは私たちのほか若い男性が1名だけでした。
「馬子草(まごそ)温泉きづな」で温まって帰路に着く。