久々の大型台風18号の襲来で日本全体が風雨にさらされる中、九州地方はその周辺部となり若干不安定となるがまずまずの天気の三連休となる。
九州百名山登りで九州本土最後となった天主山を登ろう。
(熊本県山都町~天主山登山口マップ)
天主山(てんしゅざん・1494.1m) 九州百名山地図帳・(前)新版九州百名山 ~ 99座目山名由来は、愛藤寺城(矢部城)城代でキリシタンの結城弥平次がゼウス(三位一体〈父なる神・御子イエス・聖霊〉の最初の位格である父なる神のこと)の山として崇めたことから…現在一般的に登られているらしい鴨猪川登山口(鮎の瀬新道コース)から登る。(椎矢峠コースは現在でも林道が通行止めとなっているようだ)
通潤橋のある矢部から県180を南に向かい鮎の瀬大橋を渡って左折、すぐの菅集落に「大しめ縄」「天主山登山口」看板を見て狭い舗装路を入る。「全面通行止」看板を横目に鴨猪川林道へ入り、4㎞ほど行ったところに工事中の重機が止められており、ここから「全面通行止」となっている。
手前の広場に駐車して歩き始める。台風も去って爽やかな秋晴れとなりそうだ。
7時45分。ここの標高≒650m
舗装工事中の林道を600mほど歩いて標識のある登山口。
右へと荒れた林道を200mほど行って山へ取り付く。いきなりの急登だ!
尾根に上がると自然林の登りが南へ向かってずーっと続く。
連続する厳しい急坂にママは早くもスローダウン。このあと元気な3人組にあっという間に追い越される。
標高差500mほど登って天主の舞台(1194m)に辿り着く。9時46分。おそい・・
延々と続く登りにママは調子が上がらない。(ダイエット絶不調か?)
ツガ、ブナ、ミズナラやヒメシャラなどの大木の間を歩くと気持ちが和む。
右が開けてきて秋の風が気持ち良い。目丸山方向か?
秋の青空が広がる。
右から尾根が合流し小松神社分岐を過ぎるとロープ場の急登となる。
登り上がるとお目当ての花園が待っていました。
カルスト帯にトリカブトの花が咲き乱れている。
濃い色の…
すこし薄い色の‥
白いのも‥
蜂が花弁に入ったり出たり…
少し早いかなと思っていたがいいタイミングでした。まだ蕾が沢山、しばらくは楽しめそうです。
ヤマシャクヤクの実も(ここは初夏にはヤマシャクヤクの群生地でもある)
トリカブトに元気づけられたらここから最後の急登が待つ。植生保護ロープのある丸木階段を登る。
ひと頑張りで山頂に到着。11時34分。
遂に…99座目の山頂だ! 過去のベストスト3に入る鈍行登山でした。
(それでも~これほど標高差があり連続する急登もそんなに無いかも‥)
先行の3人組はとっくにお昼も済ませて下山体制に入っていました。
その男性に撮ってもらいました。
台風一過、山頂は樹木に囲まれているが半袖では寒いほどだ。お昼を頂いて一休みしていたら団体さんが上がってきたので退散!12時5分。
下山路では他の数組とスライドする。
無事に登山口へ降り着く。14時14分。いつもの如く下山タイムは標準タイムでした。
(本日のGPSマップ~拡大します)
累積標高差≒1100mありました! アケボノソウ
マツカゼソウ
シギンカラマツ
きのこ?
どんぐり
オモトの青実
ミヤマシキミの青実
ヤマボウシの実
ブナの大木
鮎の瀬大橋
橋のたもとの曼珠沙華
これが天主山か? 帰路のR218から。
いよいよ九州百名山に王手! 残るは対馬の洲藻白岳のみ! 前期高齢者突入ももうすぐ…ブログ編集中に山頂でお話しした女性(3人組のひとり)からアクセスをいただきました!
じなしが話した「国東半島峯道ロングトレイル」から繋がったそうです。
女性は久留米のチャーさんです。チャーさんブログ→こころもよう
チャーさん、ぎんちゃん、くーちーさん、これからもよろしくね!
お山登りは楽しい!