先14日の探検ツアーで見つからなかった豊後高田市西叡山(さいえいざん・571m)の金水銀水(きんすいぎんすい)岩屋だが…計画した綾部先生らはそのうち再度探検会を催すらしい。(早く決めてください)
そこで、その前に有志により結成?した金水銀水調査隊に参加しないかとお声がかかり喜んで出かける。
メンバーは声掛けをして頂いた河野英樹さん、井堀克昭さん、河野清一さん、河野英男さんと青鬼君、じなしの精鋭?6名だ。
前回と同じ生コン工場前に集合、挨拶を交わす。清一さんの軽トラの荷台に乗せてもらい林道を行けるところまで行く。なんかワクワクします。
14日に私たちがリタイヤして下山した後、清一さんは左側の谷をほぼ山頂部まで登っている。その後マーキングしながら下ってくるときにある程度の目星はつけてきたようだ。
竹藪手前から歩き始める。8時43分。
左の作業道へ入り、沢を渉る。
前回はこの枯れ沢で休憩した。
荒れた竹藪へ入る。前回はこの先を右へ出たが、今回は直進気味に進み、前回の一つ左の谷へ入る。
石が乱積みとなった枯れ沢?を登る。
植林帯を行く。右のピンクのビニールひもはその日に清一さんが付けたもの。
倒木が多く歩く場所を探しながら進む。
「大仏さんの頭岩」横を通る。
岩峰壁に昔のスプレー跡を発見。俄然元気が出てきました。
岩壁左を巻きながら上部を目指す。
前方に聳えたつ大きな岩峰が現われてきた。谷も数ヵ所に分かれている。
とりあえず清一さんが下って来たピンクビニールの方へ登っていく。
ゴロンゴロンと転がる大岩の間をぬけていく。歩きにくい~。
その上に上がると清一さんが見つけたという岩屋に着く。
残念ながら金水銀水窟ではない。
青鬼さん、英雄さんはさらに上部へ向かう。井堀さん、英樹さんとじなしは少し下ってみる。
と、英樹さんが岩壁に10年前のスプレーマーキングを発見!この上部にありそうだ!
30~40mほど登った左手の岩壁下にありました! 金水銀水の2つの岩屋!
「おーい!見つけたぞ~!」とじなしが(あたかも自分が見つけたがごとく)みんなに知らせます。清一さんも戻ってくる。
右が金水、左が銀水の岩屋です。10時2分。
左の銀水岩屋は奥まで見えている普通?の岩屋だ。(興奮して手がブレました)
右の金水は入口(手前)の高さは40~50cmほどだが奥へと繋がっている。
中は暗くて見えない。じなしは撮影のため匍匐(ほふく)前進で中へ進入する。その時の貴重な?画像です。(青鬼さん提供)
金水の中の様子です。まずはノンフラッシュ~何も見えない?
次にフラッシュ撮影。奥まったところの高さは1mほどあるでしょうか。
目の前に左手の指を差し出してみると「仁聞菩薩の隠し水」と言われる聖水に触れることが出来ました。
この水は涌いているのか?滲み出ているのか?滴り落ちているのか?…わかりません。
岩屋の外には明治時代に立石村鍛冶屋と長流寺(現在の杵築市山香町立石)の住民が雨乞い祈願のため奉納した石祠(左)が残っている。右の祠は大正時代に麓の河内村住民も雨乞い祈願をしている。(英樹さんがお供えをして参拝する)どちらも八大竜王(≒素戔嗚尊)を祀っているようだ。
西叡山の奥ノ院と言われた「金水銀水」だが国東六郷満山を開いた仁聞菩薩の霊水で「隠し水」とも言われている。岩屋の正面には植林した杉が大きく聳えているが、その昔には日が傾いて岩屋の中へ西日が射せば聖水は金色に輝いていたという。
皆さんで記念のショット。
その後、岩屋上の展望岩へ登ってみる。
華岳(はながだけ)や津波戸山(つわどさん)、御許山(おもとさん)、雲ヶ岳などいい眺めだ。
遥かに豊後高田市街地も。
さらに高いところへ移動して金水銀水の向う側の岩稜にある戸無戸口(となしとのくち)の空洞を見る。
かつて岩脇寺の僧が7日間ほど断食をして籠り修行したというところ。
戸無戸口~いいネーミングだ。
英樹さんは若いころ戸無戸口岩屋へ行ったことがあるようだ。
次回はこのメンバーで戸無戸口を探検することにし、今回はここまでとする。
下山途中の金水銀水のすこし下から上に見えた戸無戸口。
分かりにくい分岐点にマーキングをしながら下山する。左上が金水銀水。
林道へ戻る。清一さんの軽トラで無事にご帰還です。12時15分。
途中の林道にいいリンドウ(フデリンドウ?、春リンドウ?)が咲いていました。(おやじ…^^:)
帰路に返り見た西叡山。金水銀水はここらへんかな?
本日のGPSマップ。
最後にCM~
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