金山(かなやま・967m)
九州百名山(地図帳)~74座目 九州百名山(旧)~80座目
鬼ケ岩鼻(840m) 猟師岩山(893m)
椎原峠西登山口(佐賀市三瀬村)
コース ※クリックすると大きくなります
脊振山系の九州百名山では最後となった金山へ登る。
正月にふさわしい縁起の良い名前の山だ。
東脊振インターを出てR385を北へ→県46→県305から林道金山脊振線へ入る。残雪が凍結した路面を緊張しながら進む。神埼市(脊振)から佐賀市(三瀬)へ入ると変則四差路に着く。椎原(しいば)峠へ続く舗装路を少し入ったところに駐車する。この先は残雪が多そうだ。
準備をしてスタート、というところでカメラにメモリーカードを入れ忘れていたことに気付く。
前にも一度こんなことがあったような…。
(ということで今回の画像は携帯電話の画像です)
椎葉峠に向かって緩やかな勾配の雪道を歩き始める。8時35分。ここの標高≒660m。
2010年10月には福岡市早良区椎原から椎原峠を経由して脊振山へ登ったのだが、今日は反対側の佐賀市三瀬から椎原峠を目指す。脊振山系はおおむね福岡県側は急峻だが佐賀県側はなだらかなようだ。
20分ほどを歩くと椎原峠から300mほど西の縦走路へ出合う。ここを「椎原峠西」というようだ。脊振山から金山を結ぶ縦走路は4~5日前の積雪がかなり残っており安全のためにアイゼンを着ける。
左へと縦走路に乗る。
20分ほど歩いて分岐を右へ入ればすぐに開けて鬼ケ岩鼻に出る。足元は絶壁の大岩からは前に福岡市街地が広がり、反対側にはレーダーを乗せた脊振山を望むすばらしい展望が楽しめる。
分岐に戻り西へ向かう。九州自然歩道となっている縦走路は福岡佐賀の県境尾根上を通っているため、連続するピークは厳しいアップダウンが続く。シャクナゲが群生する尾根道を進むと猟師岩山(893.4m)山頂だ。
猟師岩山から急坂をグングン下ると小広場の小爪峠へ着く。金山まで2.3Km地点。
脊振山方向が見晴らせる露岩で一休み。
縦走路から金山の山頂が良く見える。
足元にはミヤコ笹が茂りとても雰囲気の良いブナ林の縦走路を歩く。
黒田藩との藩境として番所を置いたと言われている佐賀藩番所跡からは200mほどで山頂に着いた。11時43分。
樹木に囲まれているが南西に天山(てんざん)方向が望める。
山頂で佐賀市の保坂さんとご一緒になり、山頂写真を撮っていただきました。
保坂さんは今年も5月3日に国東半島で行われる第31回ツール・ド・国東(自転車イベント)に参加されるようです。待ってま~す!
昼食を済ませたら往路を戻る。12時11分。
下山は小爪峠近くの縦走路から井出野分岐を下って20分ほどで林道金山脊振線へ下りる。小川でアイゼンを洗う。
立派な舗装林道を小一時間ほど歩いて車へ戻る。14時50分。
金山~脊振山縦走路では多くの登山者と出会いました。
福岡市の背後に連なる脊振山系は四季を通じて自然を楽しめそうです。福岡佐賀の両県から取り付くコースも多く、一年中たくさんのトレッカーで賑わっているようだ。