2010年 11月 22日
帳面を消しに登る犬ケ岳 2010・11・21(日)
犬ケ岳(いぬがだけ・ 1131m) 九州100名山・2回目
ママの大分100山~96座目
2006年の5月、当時の耶馬溪町が主催する「第17回犬ケ岳シャクナゲ鑑賞登山会」に二人で参加した。山頂直下でママは足が痙攣して遭えなくリタイヤしたのだ。先に山頂に登りついたじなしは弁当を持ったママが到着するのをしばらく待っていた

今日はきのうに引き続いての小春日和になりそうだ。麓に見納めの紅葉も期待して求菩提山へ向かう。
県道32号の中谷付近から見る右の求菩提山と左犬ケ岳。

トイレのきれいな登山口駐車場をスタートする。8時9分。ここは標高420m。
一匹の大きな犬が迎えてくれる。ヤマメ料理屋の横からミツマタのつぼみが膨らむ林道へと入る。

石段の遺構が残る杉林を行く。ここは九州自然歩道。

落葉の降り積む石ゴトの斜面をゆるやかに登る。

渓流に架かる木橋を渡りいよいよ恐淵へと入る。

沢に架かった鎖場。摑まらなくてもそばを渡れます。(水量が増したときに助かるのだろう)

段々をきざんだきれいな滝が落ちている。名前はついていないのだろうか。

右下は深い渓谷。鎖に摑まってトラバース。

経読林道へ出合う。

右方へ林道をしばらく歩いて再度左の山道へとはいる。
枯れたネジキの大木の横を通り抜けひと登りで大竿峠へ上がりつく。

右へと一の岳に向かう。丸木階段の急坂を喘ぎながら上りあがるとフラットな枯木立の尾根道となる。
落葉のクッションを踏みしめながら歩く至福のひとときだ。これは登らなければ体験できない。

ひと登りで一の岳山頂に飛び出す。標高1110m。10時54分。直後に野峠よりおばさん団体がガヤガヤと上がり着く。

すぐ先には英彦山や鷹ノ巣山が。遠くにはくじゅう連山も望める。ここからは求菩提山へのコースが繋がる。すこし早い昼食とする。

山頂で30分ほど休憩。大竿峠へと戻り犬ケ岳方面へと直進する。まもなく二の岳直下の急坂となる。

二の岳山頂から先の一の岳山頂部を返り見る。

ゆるやかにアップダウンしながら登っていくと石積みの非難小屋兼展望所が見えてきて三の岳(甕の尾ともいわれる)の犬ケ岳山頂に上がり着く。12時9分。標高1131m。3等三角点がある。

山頂写真。2~3組がおしゃべりをしながらくつろいでいる。

一休みして下山を始める。横長の山頂部をまっすぐ向こう側へと進み岩場の急坂を降りていく。
すぐ下は前回ママがギブアップしたところだ。

釈迦岳辺りの筑紫石楠花のアーチを潜る。5月にはみごとに咲き乱れる。

迂回道を下りて難所の笈吊岩を見上げる。前回は2箇所ある鎖の古い方に摑まって登ったのだが・・・危険なので今は使われていないのか、かなり荒れている。

笈吊峠に着く。2年前に経読岳に登ったときにもここを通ったので3度目となる。

ガレ場を下ると経読林道へ下りる。右へと「うぐいす谷」方向に落葉の林道を歩いて行く。

左のうぐいす谷入口へと入り幼木の植林帯をぐんぐん急降下して沢を渡る。山道を下っていくと林道に繋がる。しばらく林道を歩くと左手に朝のヤマメ料理店が見えて来てまもなく駐車場へ戻り着く。14時27分。

すこしママにはハードだったようだが天気にも恵まれて山頂に立つことができた。
これで帳面も消え、ママの大分100山はあと4座。
帰りに立ち寄った求菩提温泉「卜仙の郷」。400円で疲れを癒す。

求菩提山の紅葉

万年青(オモト)の実
