高千穂町林道登山口
二ツ岳(ふたつだけ・1257M) 宮崎県日之影と高千穂の町境 九州百名山
51座目 杉ヶ越峠から見る二ツ岳。きれいな双耳峰。
この季節になるとアケボノツツジを見たくなる。高い山はまだ早い様なので辻本さんHPで見た二ツ岳に登る。日之影と高千穂にそれぞれ登山口があるが県道6号の見立郵便局先から入り途中から悪路となるが約10Kmすすんで林道の登山口に着く。ミツバツツジが明るく照らしている。先客は久留米ナンバーの1台のみか?8時、山へ入る。
急坂をトラバースぎみに登り上がると八幡様を祀っている石殿の祠に出会う。
この地域の山地に多く見られるヒカゲツツジが現れてきた。いい薄黄色だ。山頂部に向かって群生している。
急坂を上がると左に露岩の展望所が現れてくる。見立の谷を挟んで新百姓山、桧山から五葉岳、鹿納山、そして奥には大崩山?の山並と対峙する。
今年初めて見るアケボノツツジだ。青空にピンクの花びらを震わせている。
南峰分岐から少し行くと3等三角点のある本峰山頂だ。北が開けて左手の祖母から右に傾までの連山が広がる。尾平越の上には大障子も聳えている。
南峰へは一旦60Mほど下って鞍部から直線急坂のロープを捕まえて登り返す。こちらは3Mほど高いそうだ。・・・なるほど樹間からなんとか見える本峰より高く感じる。
写真は南方の戸川岳方面。
下山では次々と花を求めて上がってくる登山者と出会う。
ミツバツツジ、ヒカゲツツジ、アケボノツツジのツツジ三昧登山となる。
10時すぎに下山した林道。
乙野山(1101M) 宮崎県のかくれ名山?
荒れた林道を煤市方向へ戻りやっと舗装路になってまもなくのカーブが登山口。
10時40分、ミツバチの巣箱が置かれた作業道を歩き始める。
途中から見える山頂部。
大杉の立つ追越峠。高千穂の谷へ繋がる昔の生活道路だ。2体のお地蔵さんにお参りする。
左鋭角に登り上がると緩やかな尾根道の登りとなる。
ブナや栂の足元にミツバツツジが華やかに咲き誇っている。
山頂に近づくとアケボノツツジも今が見ごろの天女の舞を見せている。
往路を戻って13時40分に下山。
帰路で見立の県道6号沿いにある英国館に立ち寄る。
大正末期に鉱山経営者であったイギリス人が母国より招いた技術者のための住宅として建てたもので、当時の西洋文化水準の高さが偲ばれる。