仁ノ田トンネルPで昼食を済ませたら、本日二座目の鬼の山「鬼死岩(おんしいわ)」を登る。
山名を聞いただけでビビってしまいそうだ。

昔々の話。ここには赤青黒の鬼がいた。祭りの夜、禁を犯した青鬼の面が、顔から離れなくなり、ここの岩屋に籠って命を終えたという。以来「鬼死岩」と呼ばれるようになったとか・・・(国東半島山ガイド)

県道31を地蔵峠トンネル方向へ戻り、県道548を天念寺方向へ下って行き、上長岩屋の道路脇に停める。

 鬼死岩(おんしいわ・250m) ~国東半島山ガイド本No.30

距離もなさそうなのでザックは車に置いて空荷で登る。
a0166196_12594644.jpg


山側の一段高い里道へ上がって登山口を探す。竹藪のなかに一つだけ赤テープを見つけて山へ入る。
一段高い石垣の上でテープを探すが見つからない。右手の急坂をひと登りしてみたが・・どうも違いうようだ。
一旦里道まで下りてリセット。この間20分のロスタイム。

ガイド本を再確認。「左の岩壁に沿って登る・・」を見て再スタート。
13時02分。ここの標高≒160m。
石垣上から左へ進むとテープを見つけた。

岩壁に沿って登って行く。
a0166196_130131.jpg


荒れた竹林を越えるとさらに急勾配となる。
a0166196_1303659.jpg


左へと急坂を登ると大岩の間に上がる。尾根に上がったようだ。
a0166196_1305692.jpg


岩尾根の右側を木に掴まりながらトラバース気味に進む。
a0166196_1314241.jpg


痩せ尾根を慎重にすすむ。
a0166196_1321118.jpg


崖の下に出る。
a0166196_1323843.jpg


木の根を捕まえて崖を登ると岩場に上がる。
南側は真下に切れ落ちていて足がすくむ。
a0166196_1325752.jpg


a0166196_1331986.jpg


恐る恐る最高ポイントまで進む。13時24分。
全方位が絶景だ!
Mさんは先端のピークへ軽々と進んでいた。
向こうは都甲(とごう)の里あたり。
a0166196_1333965.jpg


東に先ほど登った鬼城耶馬が・・
(拡大します)
a0166196_1365217.jpg


北東にじなし未踏の烏帽子岳。
(拡大します)
a0166196_137858.jpg


南に屋山。
a0166196_135849.jpg


里から100mほどの高さだが恐ろしいほどの高度感にズーンと足がしびれる。


往路を慎重に下山した。
登山口がわかりやすいように竹藪に赤テープを数か所つけた。
a0166196_1353855.jpg



2座目の鬼死岩は国東半島最強?の「鬼の山」だった。
あまりの高度感に青鬼が籠って死んだ岩屋を探す余裕などなかった。
高所恐怖症のじなしは2度と登ることはないだろう・・・


今回の鬼の山2座は、国東の山や尾根を知り尽くしたベテランMさんの同行で登ることができた。
Mさん、ありがとうございました。



1座目の鬼城山頂から見下ろした鬼死岩の登山ルートです。
(拡大します)
a0166196_13114289.jpg

上長岩屋登山口13:02→13:17大岩尾根鞍部→13:24山頂13:30→13:48登山口へ下山
(登り~22分 下り~18分)

距離(沿面)≒850m
累積標高差(+)≒130m
所要時間≒50分
(GPSマップ)
a0166196_1361780.jpg



# by jinashi | 2018-12-12 13:08 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(1)



国東半島山ガイド本に二つある「鬼の山」を登る。
山名だけでなく山容も恐ろしそうな山だ。

きっかけは10月の千燈寺~太郎天岩屋里帰りイベントに参加してくれた山口県周南市のMさんと出会ったことからだ。
Mさんは10年ほど前から国東の山々に入っていて、半島のほぼ全域を歩いた記録を本にして自費出版し友人知人に配布されている。Mさんのことは前ユースホステルマネージャーのH島さんから聞いていて、本も見せてもらったことがある。
里帰りイベントで挨拶した際、機会があれば鬼城へ案内してほしいとお願いしていたところ、週末にこちらに入る旨の電話をいただいていた。

 鬼城(きしろ・450m) ~国東半島山ガイド本No.34

鬼城は並石ダムから望む鬼城岩峰の奥にそびえるピラミダルな山だ。岩峰は並石耶馬ともいわれ鬼が潜んでいたという伝説もある
今年3月にH島さんと長岩屋に登った際、
鬼城偵察に途中まで入っている。

Mさんと合流、県道31で赤根地蔵峠(トンネル)を越えて間もなくの仁ノ田トンネル手前の広くなったところに車を停める。
準備をして出発。トンネル脇から山へ入る。
8時43分。ここの標高≒300m。
a0166196_113676.jpg


トンネル上の稜線へ上がる。
a0166196_1132722.jpg


何度か急登を越えると展望の良い410mピークに上がる。
前方に鬼城がそびえる。ここまでは前回偵察で来たところだ。
a0166196_1134396.jpg


ここから立木や岩角を頼りに一気に下る。岩峰尾根を越え尾根サイドをトラバースしながらアップダウンを繰り返す。
a0166196_11419.jpg


a0166196_1142444.jpg


初雪発見!
a0166196_1144234.jpg


落としたストックを回収したら、そのあとの急坂で今度はカメラを落とした。
だいぶ下まで降りてやっと探し出した。ボタンを押すと・・動いた!

展望の良い岩場に上がる。両子山とその手前にじなし山だろう・・・
(拡大します)
a0166196_11425579.jpg



さらに岩尾根横のトラバースは続く。
なんとかMさんについて行こうと頑張ると、崖の木にズボンが引っかかって無理やり外そうとしたら・・破れた^^;
a0166196_1151514.jpg


鬼城の山頂部が前に現れた。
a0166196_1153612.jpg


痩せ尾根を通って急勾配に取りつく。
a0166196_117599.jpg


a0166196_1173236.jpg


鬼城山頂に到着!
後のピークは千灯岳。
a0166196_1175753.jpg


山頂からは西方向が絶景だ。
(拡大します)
a0166196_11472140.jpg



このあと登る鬼死岩方向。
(拡大します)
a0166196_13053581.jpg





Mさんと一緒に山頂写真。
a0166196_1182311.jpg


南側のテラス?から並石ダムと鬼城岩峰を見下ろす。
(拡大します)
a0166196_11481811.jpg




下山はダム湖方向へ下りる。
少し下った岩場で進路(赤テープ)が不明となった。右下の急勾配を激下りする。尻滑り場もあったりして・・・
a0166196_1193513.jpg


杉林へ下りる。
左手上の鞍部に赤テープが見えた。ダムからのコースはここから鬼城に取りつくようだ。
a0166196_111014100.jpg


杉林の谷(ダムコース登山路)をしばし下ると治山ダムに出合う。
a0166196_11105852.jpg


舗装作業道を下るとダム湖を周回する遊歩道へ出た。
a0166196_11112386.jpg


湖の向こうにコットン村を望む。
a0166196_11114336.jpg


並石集落から鬼城岩峰を見上げる。
a0166196_1112149.jpg


登ってきた鬼城。意外と近い。
a0166196_11122825.jpg


途中の神社に立ち寄る。何の神様かは不明・・
a0166196_1113498.jpg


県道31に上がり着く。
a0166196_1113265.jpg



仁ノ田トンネルを通って車へ戻る。
トンネルから鬼城までのアップダウンはかなりハードなコースだった。
いつもこの県道を通るときに、いつか登ってみたい・・と眺めていた鬼城だが、山頂からは国東らしい岩峰や障子尾根などを見下ろすワンダフルな絶景だった。

ストックとカメラの落下、ズボン破れ、そして愛用手袋の片方を落とすなど犠牲?の多かった鬼城制覇だった。


 仁ノ田トンネルスタート8:43→8:50トンネル上尾根→9:09前回来たピーク→9:42展望岩→9:55鬼城山頂10:12→10:39杉林鞍部→11:04治山ダム→11:09湖畔周遊路→11:50並石集落上の神社→12:01県道31→12:07駐車場所へ戻る

距離(沿面)≒5.6Km
累積標高差(+)≒430m
所要時間(休憩含む)≒3時間30分
(GPSマップ~拡大します)
a0166196_1116231.jpg


a0166196_11163761.jpg


# by jinashi | 2018-12-11 11:30 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(4)


最高気温27度を記録した4日から三日経って一気に真冬へ入った。まるでハワイから北海道に行ったような感覚で急激な気温差に体調がおかしくなりそうだ。

市民病院へ行ったついでに国東半島山ガイド本~54・弁天峰へ登ってきた。

下麻田あたりから見る弁天峰。
a0166196_13273645.jpg



 弁天峰(264.6m) ~国東半島ガイド本No.54

武蔵町西小学校から丸小野寺方向へ向かう。左下に見える上麻田公民館から山へ入る。
ロングトレイルK4を逆走するかたちで進み多賀神社近くの道路脇に車を停める。

多賀神社=伊邪那岐、伊邪那美大神を祀る。本宮の多賀大社には去年、
立山・乗鞍登山の帰りに参拝した。
a0166196_13285822.jpg


登山口(道)らしきところから山へ入る。14時21分。ここの標高≒120m。
a0166196_13295324.jpg


最初の赤テープを見ると倒木の悪路が続く。
a0166196_1330689.jpg






テープも不明となってきた。
急登をストレートにあがると息が弾む。
a0166196_13302593.jpg



境界杭の立つ前峰(南東ピーク)へ上がる。正しい?ルートコースは左から回り込むようだ。
a0166196_1331585.jpg



すぐ後ろの森に入ると3つの祠が並ぶ。ここが弁天様だろう。
弁天様は水に関係する神仏のようだ・・山の上にあるのは豊作や雨乞信仰のためだろうか?
a0166196_13313880.jpg


後ろに大きな石碑のような祠?がある。「末廣天神」の銘がある。
a0166196_13315931.jpg


この先尾根をアップダウンしながら進む。
a0166196_13322674.jpg


a0166196_13325115.jpg


小高いピークにあがり、ここが山頂だろうとあたりを見回す。
木に3本テープがあって・・豊嶺会の山頂標識と半分埋もれた三角点を見つけた。
測量基準点名は4等三角点「高畑」。14時56分。歩き始めてから35分ほど。
a0166196_13332134.jpg



山頂の先に防獣ネットに沿って下りて行くとすぐに電波塔がある。
a0166196_13334814.jpg


両子山方向が見える。
a0166196_1334109.jpg


視界は良くないが、もしかして山腹に雪?
a0166196_13353324.jpg


電波塔からの道を下って行くと林道に出合う。
ここで大失態! 右(○)へ下って行くところを、左(×=吉弘の谷)へと下ってしまった。
a0166196_13355651.jpg


頭の中ではもうすぐロングトレイルK4 に出合うはずだ・・と何度も確認する。
松ヶ迫まで下りてしまって・・マップを見てが~ん!反対へ下りたことを確認した。

先の林道出合までふうふういいながら登って戻る。
この間の彷徨い時間≒30分。
見慣れたK4コースに出合う。
a0166196_13365374.jpg


15分ほどトレイルK4の林道コースを歩いて車へ戻った。
a0166196_13371935.jpg



30分のロスタイム込みで1時間30分ほどの里山探検だった。

ガイド本を確認してマップ&ナビ持参で登ったが、こんな羽目になるとは・・・
低山、里山ほど慎重なルートファインディング力が求められる。

残るガイド本の山もあと6座となった。

(GPSマップ)
a0166196_13381843.jpg





.
# by jinashi | 2018-12-08 13:38 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(0)



どこに寄り道しているのだろうか?今年の冬は・・・

朝からモヤっと暖かい日だった。
昼頃、今日のこの暖かさ(暑さ?)はどうしたんだろうね? などとママと話していたら、
13時過ぎに大阪T市に住む幼馴染のEさんから「ニュースで聞いたが・・国見の最高気温は27℃で、今日の(沖縄県を除いて)日本一だって?!」と℡があった。
12月になって観測史上初の高温記録らしい。
その後、15時ごろから土砂降りの雨が降った。寒冷前線が通過したようだ。


19時のNHKニュースで再確認してびっくり(+_+)
a0166196_9501288.jpg


翌日の合同新聞でも。
a0166196_9515186.jpg


それでも7日(金)ごろから冬もやってきて、気温も平年に戻りそうだ。
そういえば・・今日は靴下を履かなかった!?^^;

気象庁による国東市国見町の12月4日の過去のデータでは・・・
平均気温・平年値(日ごとの値)は9.8℃。


今年はエルニーニョ現象により、日本上空の偏西風が本州付近で北に蛇行するため暖冬傾向と予想されている。

これから地球はどうなるのだろう。世界の温暖化対策は進むのだろうか?
フランスでは温暖化対策を進めるマクロン大統領への反発も激しいようだ・・・



.

# by jinashi | 2018-12-05 09:53 | 国東半島あれこれ | Comments(0)



国東半島には「鬼」のつく地名や山名が多くあり、数々の鬼伝説が残っている。
そんな「鬼」の文化や伝統がストーリー化された「鬼が仏になった里」は平成30年5月24日に日本遺産に認定された。

「くにさき」の寺には鬼がいる。一般に恐ろしいものの象徴である鬼だが、「くにさき」の鬼は人々に幸せを届けてくれる。
おどろおどろしい岩峰の洞穴に棲む「鬼」は不思議な法力を持つとされ、鬼に憧れる僧侶達によって「仏(不動明王)」と重ねられていった。
「くにさき」岩峰につくられた寺院や岩屋を巡れば、様々な表情の鬼会や優しい不動明王と出会え、「くにさき」の鬼に祈る文化を体験できる。
修正鬼会の晩、共に笑い、踊り、酒を酌み交わす。「くにさき」では、人と鬼とが長年の友のように繋がれる。
(六郷満山日本遺産推進協議会HPより)

※「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するもので、現在67件が認定されている。




秋になって行事が続いたが・・同級会も終えてひと段落。
その鬼伝説?の鬼落山へ登ろう。

 鬼落山(おにおてやま・576m)  ~ 大分百山・3回目

鬼落山は
宇佐七山(地元よっちゃんさんHP)の盟主ともいえる山だ。
宇佐七山は
2015年10月に完登しているが未踏のラインが2か所残っている。
一つは高山城支城跡から石井山。もう一つは石山峠(横山峠)から鬼落山の区間だ。

今日は宇佐市院内の香下ダムから林道を入った石山口登山口(横山峠口)からの未踏コースを登る。
出発は10時50分。ここの標高≒230m。
a0166196_17403215.jpg


ブッシュ状態の谷を緩やかに登る。3年前に歩いて(反対から下って)いるが覚えていない。
すぐに尾根(右に石山、左が鬼落山)が見えてきた。
a0166196_17405866.jpg


古い標識があった。
a0166196_17412197.jpg


何度か小ピークをアップダウンしながら徐々に高度を上げて行く。
岩場を過ぎて間もなく山体本体?に取りつくとキツイ登りとなってきた。
大岩が現れて・・さらに厳しい急登となりロープ場が続く。
a0166196_1742038.jpg


ここが「鬼も転げ落ちるという?」一番の難所だろう。
a0166196_17422535.jpg


急登を頑張ると・・勾配も緩やかになって山頂が見えてきた。
a0166196_174249100.jpg


わあ~ 山頂周辺の樹木は伐採されて素晴らしい展望が広がっている。
山頂標識も1カ所に集められて賑やかだ。
a0166196_17433655.jpg


(3年前の山頂写真)
a0166196_17485334.jpg



宇佐市海岸部方向に半分が採石された稲積山。反対から見ると円錐のきれいな山で宇佐富士とも言われるようだ。
a0166196_1744596.jpg


八面山、高山方向。
a0166196_17442898.jpg


南に仙岩山や牛岳が。その向こうは鹿嵐山。
a0166196_17445067.jpg


由布鶴見方向は霞んでいる。
a0166196_17451499.jpg


3度目の山頂写真。
a0166196_17455385.jpg


「大分百山鬼落山」標識柱には「宇佐市山袋五連山」と表示されていて、樹木伐採は1年前の平成29年に山袋自治区により行われたようだ。



カフェタイムのあと下山開始。

ここでアクシデントが起きた!
途中の激下り場で枯れ木をつかんだママが折れた木と共に前のめりで落ちた。
距離はわずかだったが・・受け止めてくれた立木で肩を打ったようだ。
岩でなくて・・顔でなくて・・よかった。
 
 さすが・・名にし負う?山だ!
落ちたのは鬼じゃなくてママだったのだ。落ちて鬼にならなくてよかった?

横山峠まで下りて来た。
a0166196_20345778.jpg

何とか無事に下山。
a0166196_17472329.jpg



その夜になってすこし痛かったようで張り薬のお世話になっていた。

それにしても・・これまで何度か転倒滑落したママだが、そこは不思議と岩などがないいい場所?なのだ。

とはいえ足場やストックの置き場所、掴む立木の確認などなど・・年をとったらなおさらの緊張感が大切だ。



石山口P出発10:49→10:57横山峠→11:35トラロープ場→12:10鬼落山山頂12:44→13:34下山
(登り=1時間20分、下り=50分)

(GPSマップ~拡大します)
a0166196_17483633.jpg


# by jinashi | 2018-11-28 00:35 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(6)