今朝はゆっくりとふらりんを出発。
ナビをセットして十勝岳温泉へ向かう。
北海道はあちこちに直線道路が多い。
今日は富良野岳を登る。田中澄江の「花の百名山」では富良野岳を代表する高山植物としてエゾノハクサンイチゲを紹介している。
富良野岳(1912m) ~花の百名山
6時過ぎに十勝岳温泉最上部の駐車場へ到着。70台ほど停められるようだが、まだまだ余裕がある。富良野盆地には雲海も・・
出発は6時21分。ここの標高≒1290m。登山届けに記帳。ここは十勝岳(日本百名山)登山口でもある。
大きなフキの葉が並ぶ登山路を進む。
野鳥のウソが歩いている。4月にくじゅう花牟礼山でも出会った。
40分ほど歩いて安政火口分岐の枯れ沢を渡る。富良野岳まで4km。
D尾根と言われる山腹を緩やかに登る。
沢の向こうに先ほど歩いてきた登山道が見える。
尾根のピークを過ぎると前方に富良野岳が現れる。まだまだ遠い!
大岩の転がるガレ沢を進むと上ホロカメットク(さらに十勝岳へ)分岐。
登山路はこの先前方の三峰山山腹を緩やかに高度を上げながら続いている。まだまだ遠い・・
先行する団体をアップで見る。安政火口分岐手前で私たちを追い越していった若いペアはさらに遥か向こうを歩いている。
次々に登場するお花に目を奪われながらも・・富良野岳は少しずつ近づいてくる。
振り返ると円錐形のシャープな山容をした十勝岳が顔を見せている。
階段を登ると尾根も近い。
良く鳴く野鳥が撮れた。調べると・・夏季に北海道に繁殖のために飛来するノゴマ(オス)のようだ。
やっと縦走路(富良野岳肩)に出会う。
団体さんはここにザックをデポして山頂へ向かっている。
大船の段原のような感じのところ・・
三峰山、上富良野岳、上ホロカメットク方向。
一休みしたら・・山頂へ向かう。標高差は170mほど。
ママも空荷です^^
下山してきた若いペアから励ましのお言葉を聞いたあと、振り返って見ると・・登山口の湯元凌雲閣も見えている。
斜面のお花畑に感動していると・・下山のオジサンが「上はもっとすごいよ!」
あのてっぺんが山頂。
直下の登山路にあった! クマさんの? いつ登ってきたの?
頑張って山頂に到着!
十勝岳方向。
前富良野岳方向
こちらも足元に1等三角点あり。山頂写真。
神々の遊ぶ大原野を見下ろしながら昼食をとっていたら・・山頂写真を撮ってくれた若い女性から「後姿を撮りましょう」と言ってくれた(感激)
名古屋出身で富良野が気に入って移住されて3年?ほどになるそうだ。
記念の宝物となったその画像・・・
その若い女性の後姿を撮らせてもらって(失礼)・・下山開始。
上富良野~上ホロ周回も下調べしたが・・大きな三峰山に圧倒されて往路を下山することにした。(下山後の観光も楽しみたかった・・)
前方に十勝岳を望みながら下山。
3匹の猫ちゃん岩?をズームで ・・化物岩というらしい。
さすが花の百名山と言われるほど・・・次々と登場するお花を十分に楽しんで無事に下山。
2日間すばらしい晴天に恵まれた。
北海道の長く厳しい冬を乗り越えて僅かな期間に咲く花々は可愛くも強さを感じさせた。
大きな北海道の大自然をぞんぶんに体感することができた。
十勝岳温泉登山口駐車場スタート6:22→6:58安政火口分岐→7:33上ホロ分岐
→9:18縦走路(富良野岳肩)へ(休憩)→10:09富良野岳山頂(昼食)10:36→11:00富良野肩→12:19上ホロ分岐→12:41安政火口分岐→13:10下山
(GPSマップ)
エゾノハクサンイチゲ
ゴゼンタチバナ
シギンカラマツ
シナノキンバイ
ウコンウツギ
エゾルリソウ
ミヤマアズマギク
エゾノヒメクワガタ
ハクサンチドリ
ナナカマド
富良野・美瑛観光へ ~
十勝岳温泉カミホロ荘・総木造りの湯(600円)で心身をほぐしたら・・夕方までの観光へ出かけた。
まずは中富良野の富田ファームへ。近隣諸国の皆さんが大勢来られていた・・・
サクサクコロッケにラベンダーラムネを飲みながら展望台から先ほど登った富良野岳を望む。
まだまだ時間もあるので・・美瑛町に向かう。
北西の丘展望台へ。
ケンとメリーの木。
昭和47年、日産スカイラインのコマーシャルに使われたポプラの木。
マイルドセブンの丘。
マイルドセブンのコマーシャルポスターに使われたところ。麦畑にカラマツ。