長安寺~天念寺(無明橋)コース
(GPSマップ~拡大します)
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み仏の里くにさきウオーキングも6年目となる第11回大会の初日は現在進めている国東半島峯道ロングトレイルコースの一部を歩く。
 ~今日のコース最大の目玉は天念寺耶馬の無明橋を歩くこと!でしょう…
この春廃校となった豊後高田市の旧都甲小学校で受付&開会式。
都甲小学校は近くの都甲中学校と合併し県内初の小中一貫校「戴星(たいせい)学園」としてこの春開校している。

今日はいい天気に恵まれたが参加者は40名ほどと少しさびしい。
木田実行委員が歓迎のご挨拶。
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原田委員による諸注意とストレッチ体操。
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緑の風に吹かれて出発。先達は木田委員。
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長安寺への道へはいる。(最後尾サポーターのため後姿の画像多し)
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緩やかな坂道を1.5kmほど上って鳥居に着く。近くには鐘楼門跡も。国東六郷満山のお寺は宇佐八幡神により守護されている。
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まっすぐの表参道を寺へ向かう。両側にはかつての坊跡が残る。
今でも末裔の4軒が暮らしているようだ。
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段差の高い石段をあがると本堂前に着く。
屋山の中腹にある長安寺はかつて国東六郷満山中山本寺の惣寺として栄えた古刹だ。
宇佐神宮の荘園として守護された長安寺だが、武士の時代(室町)となって本家の田原氏より都甲荘を与えられた武蔵郷吉弘氏が屋山城を本城にした。併せて長安寺の執権を得た吉弘氏だが、戦国の世になって別府の石垣原の合戦で黒田如水の大軍により壮絶な戦死をとげている。
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木像太郎天像と二童子立像、法華経を刻んだ銅版は国指定重文。
太郎天は不動明王の化身といわれ神仏習合修験者の崇拝物で九州では3か所しかない。(撮影禁止です)
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長安寺は「花の寺」としても有名で、寺裏に石楠花が花開くときには多くの観光客(や写真愛好家)が訪れる。
坊守さまからお茶と美味しいらっきょう漬けを頂きました。
長安寺を出て天念寺へ向かう。
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荒れた峯道を下っていく。10年に一度行われる峯入り2日目のコースだ。
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森を抜けると天念寺耶馬に無明橋が見えてきた。
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河原へ降りるとその先にある川中不動。
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旧正月7日には修正鬼会が行われる天念寺講堂。平成22年には修復工事が行われた。
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講堂隣にある身濯神社。六所神社に同じで宇佐八幡神(若宮や神功皇后など)を祀る。
少し早い昼食タイム。
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鬼会の里で仁聞菩薩が彫った?栢(かや)一木づくりの阿弥陀如来さまを拝観したら…いよいよ天念寺耶馬の天空に架かる無明橋へ登る。
荷物は預けて10人ほどのグループに分かれる。
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お山巡り参道を進む。途中にいくつもある霊場。
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岩峰の鎖場を先発組が下ってくる。
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へっぴり腰で登るTさん。むこうから軽々登ったMさんが心配そうに見ている。
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じなしも久々の無明橋です。(富さん画像)
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登り上がった先がいよいよ無明橋だ。
無明橋は行者が煩悩を消して無心になるための修行の橋だ。落ちたらもちろん…
幅1.2m、基部からの長さは5.8mの太鼓橋でポーズをとる富さん。
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全員無明橋を渡り終える。祠のある岩場先端から見る無明橋。
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全員が天念寺耶馬から無事に下山しスタッフは一安心。
最後のグループもスタートした旧都甲小学校へゴールイン!
完歩証を頂いて~お疲れ様でした。。

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現在豊後高田市では無明橋は通行禁止としているようです。
今回は晴天に恵まれてみなさん無事にわたることが出来たのだが…単独行や雨や風の強い日には言うまでもありません。 事故と弁当は自分持ち!です。 天気の良い日に自己責任で登る(渡る)ことです。

~翌日は国見町の岐部・熊毛地区ウオークです。


      紫蘭
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      グミの木
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      桑の実
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      野イチゴ
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by jinashi | 2013-05-29 15:10 | 国東半島あれこれ | Comments(12)

ヴェネディクト16世の生前退位を受けてその後継者を決めるコンクラーヴェ(教皇選挙)により2013年3月13日、アルゼンチンのフランシスコがカトリック教徒の最高指導者である第266代ローマ法王に就任した。

そこで2008年11月に福者に列せられたペトロカスイ岐部神父の故郷にある熊毛小学校の生徒たちがフランシスコ教皇へ祝福の手紙を送った。法王の似顔絵とペトロ岐部を紹介する絵手紙に三河市長のメッセージも添えた。
(地元合同新聞の記事)
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すると…そのお返しの手紙が大分教区浜口司教を通じて熊毛小学校の生徒に届いたのだ!(4月26日発信)
差出人はバチカンの事務局長(ナンバー3?)ともいえるジョヴァンニ・アンジェロBecciuからのものだ。
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早速学校では手紙を紹介する全校集会が開かれた。
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始めのことば。
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図司和子校長がバチカンからの手紙を子供たちに見せる。
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三河市長のご挨拶。
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翻訳した地元の渡辺啓子さんと国東市ALT(外国語指導助手)のマイルズさんによる手紙とフランシスコ法王の紹介。
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終わりのことば。2人とも「ペトロカスイ岐部神父やバチカンのことなどもっと調べてみたい」そうだ。
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手紙の内容 (拡大します)
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世界につながった子供たちだが…大人になって国際人として活躍してくれればと願う。

3月に子どもたちが送った絵手紙には「ぜひ国見に来て下さい」と書かれている。
  ほんとに法皇様が来たら・・・・
by jinashi | 2013-05-24 11:31 | ペトロ岐部とキリシタン史 | Comments(2)

屋久島登山から10日ほど経ったが、疲労感も微妙に残留している。
今日は5月第2日曜日で「由布岳山開き」、そして「母の日」でもある。
ママは3週ほど山歩きに縁がなかったので少し体積もふえたような…
そのような?訳で今日は安近短の山登りで由布岳山開きへと出かける。
9度目の由布岳だが山開きは初めてです。

8時に中央登山口へ着くといつもは有料の北側駐車場へ誘導される。係員に従ってさらに麓の牧場?へ駐車する。テント前には記念の帽子をもらおうと長~い行列が出来ている。帽子は先着1200人だそうだ。
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どこが最後尾なのかはっきりしないが…何となくそのあたりに入り込んで暫し待機。
8時30分になって列が動きだした~もらった人のほとんどはそのまま山へと向かっているようだ。
(翌日の報道ではこの日の山開きには4千人が訪れたという)
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我々も帽子をゲット。1584は由布岳の標高(m)だ。いちごうはやしい(一合は安しい)と覚える。
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今日は行列登山をさけて周辺を散策してみることに。
まずは未踏の日向岳へ登ってみよう。

日向岳(ひゅうがだけ・1085m)
(GPSマップ)
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由布岳は正面登山口から左に草原の飯盛ケ城(いもりがじょう)と右に樹林茂れる日向岳の2つの寄生火山を望める。
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以前に牧柵があったところから山へ入る。右へと自然観察路へ入る。(まっすぐは由布岳山頂方向)
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新緑の自然林は人の固まりかけたマインドを揉み解す。
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谷を渡る。
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以前この自然観察路を歩いたとき、日向岳近くで雷にビビったことがある。
観察路を歩き始めて1時間足らずで日向岳分岐へ着く。
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下り気味に柔らかな枯葉の踏み跡を辿る。
後から追いついた男性を振り返って…「アッ!3年前の8月にくじゅう慰霊登山を催した加藤さんだ」(現在東九州山岳会会長)。じなしもその時には慰霊登山に参加している。
加藤さんとその時の話をしていると…アッ!こんどは津江の御前岳で二度登って二度お会いしている梅木さんご夫妻が現われた!
いや…何と言う奇遇、いやお導きなのでしょうか…!こんなマイナーなところで二人(組)の方たちと運命的出合いがあるなんて…!!!
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加藤さんは出版社からの依頼による取材登山でした。
緩やかに山頂へと向かう。
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少し上ると日向岳山頂だ。展望所とあるが…見晴はありません。
記念に山頂写真をご一緒しました。
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この山もこの日は他にも数組の登山者と出合いました。
加藤さんとお別れした後、梅木さんご夫妻には由布岳麓のいろいろなお花のレクチャーをしていただきました。

     早咲きのミヤマキリシマ
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     ヒトリシズカ
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   スミレ?
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       ?
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by jinashi | 2013-05-21 21:45 | 大分県の山歩き~由布・鶴見系 | Comments(12)

オーナーの本屋さんへ挨拶して2泊した民宿を引き払う。
今日は白谷雲水峡の「もののけ姫苔むす森」を歩いてみようとおもっていたが…4日連続の(かなりハードな)山歩きのため体のあちこちが痛い。
無理をせず島を観光しながら周回してみることとする。

屋久島は東西28㎞、南北24㎞の円形に近い5角形の島だ。面積は約504㎢で日本の有人島(北海道、本州、四国、九州、沖縄を除く)では6番目の大きさだ。
豊かで美しい自然が残されており島の中央部の屋久杉自然林など面積の21%が世界自然遺産に登録されている。
かつては猿2万、鹿2万、人2万ともいわれたそうだが、現在の人口は約13600人。(猿、鹿はともに約3千頭といわれる)全島が屋久島町。
鹿児島市から約130㎞南にあり、平均気温は19.2度と温暖だが台風の通り道でもある。年間降水量は4000㎜で奥岳ではその倍ともいわれる。
島は県道77号と78号(西部林道)が接続して周回している。その距離は約100㎞。車で半日もあれば回れるようだ。
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安房川ではカヌー体験を楽しむ人も多いようだ。
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2日前に登った太忠岳の天柱石が安房港からも見えた。
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県77から繋がる西部林道は道幅が狭く、観光で島を周回するときは左回りで回る方が安全だと聞き安房から空港方向へ車をすすめる。
空港を過ぎた海辺にある「ふれあいパーク屋久島」。向うは宮之浦港。
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この先店もあまりなさそうなので、宮之浦のスーパーで弁当を買う。
屋久島の北に位置する一湊海水浴場。これからがシーズンか。海の色が良い。
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永田のいなか浜着く。ここが有名な海亀の産卵地だ。北太平洋で最も多くのアカウミガメが産卵に上がってくる湿地浜としてラムサール条約に登録されている。向こうは口永良部島。
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浜のすぐ近くにある「うみがめ館」を訪れる。
NPO法人屋久島うみがめ館が管理運営をしている。
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館内では女性の方から海亀の生態やNPOの保全活動などレクチャーを受けました。
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その方はNPO理事長の大牟田一美さんの奥様、法子さんでした。
大牟田理事長は今年3月7日に「うみがめ記念講演会~世界へつながろう!ウミガメのお話」として国東市で講演をされています。
 そのきっかけとなった(大分合同新聞~2012・7・5)の記事
           ↓
国東市国東町の海岸で、アカウミガメが126個の卵を産卵しているのが確認された。関係者によると、同じ個体が2~3週間以内にもう一度産卵する可能性があり、地元で保護活動するメンバーはさらなる発見に期待。今後、産卵場所が荒らされないよう防護ネットをして見守るという。
 2日午前5時半ごろ、海岸を散歩していた近くの秋国和弘さん(68)が足跡を見つけ、地元で保護活動に取り組む「くにさき海亀プロジェクト」の糸永和人代表に連絡。ウミガメの生態に詳しい「おおいた環境保全フォーラム」の内田桂代表理事が現地を訪れ、掘り起こして確認した。秋国さんは昨年もふ化した稚ガメの足跡を見つけている。
 同町内の海岸では2009年、11年にも産卵、ふ化が確認されており、それを機に地元住民らが海岸清掃などを開始した。
 発見したこの日も糸永代表は武蔵町の子どもたちを対象に「うみがめ教室」を開き、産卵の発見につなげようと活動していた。
 糸永代表は「再び生まれ故郷に帰ってきてくれてうれしい」と満面の笑み。「毎朝の散歩で注意深く砂浜を見てほしい。足跡があればすぐに連絡を」と呼び掛けている。 問い合わせは糸永代表(TEL090-8766-1251)へ。


国東半島と屋久島はウミガメでつながっているのです。

お話を聞いて自然保護の夢~「子ガメPITタグ」3000円を購入しました。
30年ほど後に13-24のタグをつけた母ガメが産卵に上がってくるという夢のハガキです。
うみがめ館HPによるとこの番号は今年8月中旬の夜にメスの子ガメに付けられて放流されるようだ。
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永田集落は永田岳山頂からガスが切れた一瞬に見下ろしたところだ。
見上げる奥岳方向は雲の中。
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島の最西端、永田岬にある屋久島灯台へ着く。ここでお昼。
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北西の口永良部島に一番近いところ。間を屋久島海峡というようだ。
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永田地区から栗生集落までの間は、県道77は西部林道となり、低地にあって世界遺産登録エリアとなっている。
一車線の狭い舗装路が照葉樹林帯をくねくねと続くのだが、走ればヤクシカやヤクザルと出合えるところだ。
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ヤクシカさんのお通りです。
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ヤクザルさんのお通りです。
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ロケーションの良い海岸線が続く。
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2車線道路と広くなると日本の滝百選「大川の滝」に着く。落差88mあり、雨の後には迫力がありそうだ。
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栗生集落の楽しいイラストマップ案内板に「石楠花の森公園」があり、開園中のようなので寄ってみる。
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栗生川の清流に沿って遊歩道が続く。
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園内のヤクシマシャクナゲはほぼ終わりのようだが、宮之浦岳周辺の奥岳ではこれから(5月末~6月初め)が本番だ。
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園内から見えた岩峰は七五岳(1488m)のようだ。
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屋久島では有名な海の温泉が2か所ある。
最初に湯泊温泉へ。仕切の向うは女風呂。
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海際にも1カ所。どちらもやや温め。昼間は必然的にお客は少ない。
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次は「平内海中温泉」。入口の様子。入浴代100円。
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湯船?は3か所ある。湯泊よりこちらはいい湯加減だ。どちらも(湯泊の海際も)満潮時には海の下。
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湯船に浸かった視線で海を見る。波の音もリズミカル。満点の星空の元ならサイコウかも…
次々と訪れる見物客で勇気ある湯人はいません。こちらも夜には賑わうのだろうか?
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県道脇の標識を見て「シドッティ神父上陸記念碑」を見学する。
1708年、遠くイタリアの地よりひそかにここ恋泊村に武士の姿で上陸したのは宣教師ヨハン・バッティスタ・シドッティ神父だった。その後江戸に護送され幽閉の身のまま短い一生を終えたという。
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尾之間集落に着くと見覚えのある風景と出合う。尾之間温泉のある地区だ。
これで島を一周したことになる。朝出発した安房まで(あと少し)は何度か走っている。
沖にはRKK(琉球海運)のフェリーが見えた。(ズーム)
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 これをもちまして屋久島レポートは終了です。 ご閲覧ありがとうございました^_^ v
by jinashi | 2013-05-14 17:36 | 鹿児島県の山歩き | Comments(7)

時間も早かったので途中の「トローキの滝」を見物する。
Pから遊歩道を歩いて行くとバイクで一人旅の男性と一緒になる。同じカメラを持っていたので声をかけると28日のフェリー「はいびすかす」で一緒だったようだ。
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落差約6m。直接海へ落ちる滝はめずらしい。左上のピークが今日登るモッチョム岳。
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民宿近くの弁当屋で前日に予約していた登山弁当(1000円)を開けてみる。
どっちが朝弁か?迷ったが…左のおにぎり弁当は昼用とし、右の弁当を朝食として頂きます。ごはんもおかずもほんとにおいしい!
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モッチョム岳(940m)  
   九州百名山(地図帳) ~95座目  
   前(新版)九州百名山 ~95座目


漢字では本富岳と書く。モッチョムとは地域の言葉で女性の秘部を表す言葉に由来すると言われている。日本一の陰陽山とも呼ばれ、山の西方からは陽、東方からは陰に例えられる姿を見ることができる。……南から西斜面は標高差700m近くに及ぶ花崗岩の大岩壁で、モッチョム岳南壁は七五岳北面、障子岳周辺と共に屋久島三大岩壁に数えられる。……この山の標高はそれほど高くはないが、急傾斜で腕を使う部分もある厳しい登山道である為、「この山を登ることが出来れば屋久島の山は大概登ることが出来る」と言われることもある。(wikipediaより)
(尾之間集落から3日前の画像)
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モッチョム岳登山口と千尋(せんぴろ)滝は29日に愛子岳下山後に確認している。
登山口のある千尋滝Pへ向かうと小雨が降りだした。
Pに着くが…3日間の疲れもたまっていたのでパラパラ降る雨には30分ほど躊躇する。
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若いペアが登山口へ向かって歩き出したので決心する。
ゆっくり準備をして2人を追うようにしてスタート。 足腰の疲れもピークか?歩きがスムーズではないような… 
 8時34分。ここの標高≒275m。
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モッチョム岳は屋久島で最後に残った九州百名山だ。無事に登頂&下山できるように気を緩めず慎重に歩こう。
右に千尋滝音を聞きながら山道を歩き始める。歩き始めるとなめらかな動きになってきたような…。
沢を渡るとすぐに急登となる。その先ゴロ石の急坂を登ると頭から汗が落ちてくる。
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雨も止んだようだ。 見頃のサクラツツジがきれいだ!
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連続する木の根の急登を繰り返して万代杉にたどり着く。
標高≒690m。登り始めて1時間15分ほど。
川崎市からのお二人がひと休みしていました。写真も撮ってくれました。
万代杉は胸高径が大きく、昭和51年に発見されたときには縄文杉より長寿かもしれない…と騒がれたようだ。
樹高 20m、 胸高周囲 17.6m、 樹齢3,000年という。う~ん、デカい!
パワーを頂きながら大休止。
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ここからさらに厳しい登山路が続く。
急登のロープ場や沢を越えて高度を上げて行く。万代杉から40分ほど歩くとモッチョム太郎と言われる屋久杉の横を通る。右下に巨木が見えるのがそうだろう。
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木の根や石が複雑に重なり合った厳しい登山路に難儀をしながらも登りは続く。
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上部が明るくなって南の見晴らしが良い尾根岩に飛び出す。ここの標高はモッチョウム山頂より40mほど高い979m。この登山路最高点の神山(展望台)というところのようだ。(山頂より手前の展望台の標高が高いのもめずらしい)
南にそびえるモッチョム山頂部。
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万代杉で出合ったお二人に失礼して先へ向かう。
木の根や岩場の荒れた登山路をいっきに下る。
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標高差80mほど下りたら今度は山頂岩へ向かって50mほどを登り返す。
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稜線部へ上がると前方に山頂部が近づいてきた。足元の左側は灌木に隠れているが絶壁のようだ
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基部の大岩を巻くと山頂大岩直下に着く。上からロープが下りている。
よしっ!気合を入れて5~6mほどの高さをロープにしがみついて登る。
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右の岩にザックが閊(つか)えて慌てるが何とか危機を突破して山頂に上り着いた。11時54分。

本日一番乗りようだ すごい高度感ある山頂です。
南側の尾之間集落を見下ろす。
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北にはとなりの耳岳から続く大岩壁がズーンと切れ落ちている。
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セルフの山頂写真。
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おにぎりの登山弁当を食べて一休みしていると若い3人組と万代杉のお二人も上がってきて狭い山頂が賑やかになってきた。ウオー!ワー!と感嘆の声が…

さて、老体は退散するとしよう^^
神山展望台から振り返ると彼らも下山をはじめたようだ。(ズーム)
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慎重に下山しているつもりでいたが左足を根っ子にひっかけて転倒。(身体特に異常なし~ホッ。誰も見ていない…)
さらに今度は膝小僧を岩にぶっつけた。痛いッ!
4日目となり体力も目いっぱいとなっているのだろう。
左に千尋滝音が大きくなってきて登山口へ無事下りつくことが出来た。
15時7分。 登って下って6時間30分ほど。(休憩含む)
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これで目的の屋久島の九州百名山5座をすべて登り終えたぞ!
売店横の軽トラおじさんのタンカンジュース(200円)が旨い!

GPSマップ(拡大します)
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山頂直下に咲くサクラツツジ
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下山路で見つけた!これがあのウスキキヌガサタケか?(ドレスを脱いだ後?)
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by jinashi | 2013-05-13 20:20 | 鹿児島県の山歩き | Comments(4)

太忠岳(たっちゅうだけ・1497m)   九州百名山(地図帳)~94座目  

車中泊した某所を発って朝の一番風呂へ入ろうと尾之間温泉へ着く。待っていると近所のおばさん&おじさん達も数人集まってくる。ちょうど7時にオープン。すこし熱めの湯だが昨日の疲れをじっくりとほぐしてくれる。足元に敷かれた丸いゴロ石が足裏に気持ち良い。壁に書かれた尾之間音頭も楽しい。入湯料200円也。
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温泉でさっぱりしたら昨日の淀川登山口への道をヤクスギランドへ向かう。
今日登る太忠岳は2011年発刊の九州百名山地図帳で新たに選定された山で、山頂部にはシンボルの天柱石がそそり立っている。初日に登った愛子岳からもその天柱石が良く見えた。

(ヤクスギランド登山口)


ヤクスギランドに着くとすでに車がいっぱいで第2駐車場へ止めるよう指示される。
足腰に痛み止めジェルを擦り込んで…9時35分スタート。ここの標高≒1010m。
管理棟の入口から自然休養林の遊歩道へ入る。肩ぐるしい名前の森林環境整備推進協力金は300円也。
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屋久島原生林や荒川渓谷を楽しめる30分~180分の4コースが設定されている。
遊歩道となる木道を歩き始める。すぐに現われた「くぐり栂(つが)」。
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林泉橋を渡る。
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ときめきの径を進む。
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7番の荒川橋を渡る。
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この先で大失敗をする。11番の太忠岳分岐を見逃して苔の橋へと向かったのだ。
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つつじ河原を過ぎて12番分岐で気が付くが、予定した下山コースを先に歩けばいいのだと思って沢津橋を渡る。
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樹齢推定1800年の仏陀杉。どれが仏様か?コブのあたり?…
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仏陀杉先から周回して2度目の荒川橋を渡る。先ほど見過ごした11番の分岐からの太忠岳へ向かう。10時21分。30分ほどのお遊びタイムでした。
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ロープも現われ、急登がはじまる。
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苔むした屋久杉の倒木や切り株が続くと巨木の「ひげ長老」へ着く。地元の小学生が命名した。
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鬱蒼とした屋久杉の大木群をぬって登っていく。
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前方に横たわった大木が現われた。1997年の台風で倒壊した蛇紋杉だ。樹齢2000年という。その根っ子。
現地で直接見ないとわからないでしょう・・その大きさ!
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東屋もあり、150分コースはここから天柱杉へ向かう。
近くには屋久杉でできた携帯トイレブースもある。
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蛇紋杉から30分ほどで天文の森に着く。この辺りは天文(室町時代)年間ごろ、島津藩により屋久杉が伐採されたが…4~500年ほど経って元の森へ戻ったのだという。
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ベンチで一休み。11時16分。
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大木の間をアップダウンしていく。ここから急登がはじまる。
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大岩が現われる。
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西向きの登山路はロープ場がある「石塚わかれ」から稜線へ上がるとUターンするように東へと向かう。
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あと0.4kmの標識からフラットな木陰を進む。
ロープに掴りチョックストーンを抜ける。振り向いて見る。
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次のロープ場を登り上がった先の樹間から…アッ!天柱石が見えた!
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その先で天柱石基部へ着く。
親指を突き立てような形をした高さ40~50mほどの巨石がそそり立っている。
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天柱石は周回できるようなので右へと廻りながら下っていく。
基部へ下りると昼食中の若いご夫婦がここから登れるよ、と教えてくれた。
黒く太いロープにしがみついてほぼ垂直に3~4m上がると見晴しの良いテラスへ出る。
向うに2日前の愛子岳が見える。
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標高の1497mは天柱石の天辺らしいのでここを山頂とする。
セルフで恐る恐る…山頂写真。12時46分。
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天柱石を仰ぎ見る。
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尾立ダムや愛子岳など北東方向。
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安房港へ入るトッピー?
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ヤクスギランド売店のある「森泉」が見える。(アップ)
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天柱石裏には2つの祠がありました。山を神として敬った時代が偲べます。
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基部北側の展望の良い岩上で弁当を頂いて大休憩。
咲き残りの?ミツバツツジが灯っていました。
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天柱石を一周したら往路を下山する。下山路では4~5組の登山者と出合いました。
2時間ほどでヤクスギランド11番に出合う。最短のコースを歩いて出口へ無事下山。第2駐車場はすぐそこです。15時30分。登って下ってほぼ6時間(休憩もいれて)。
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帰路に売店のある「森泉」前から見た天柱石そびえる太忠岳(右)。
(左は花折岳の巨石)
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本日のGPSマップ
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この日は予約していた安房の民宿へ。
6畳間でトイレ(ウオッシュレット)、風呂・シャワー、洗濯機・乾燥機(有料)、休憩室など~みな共用ですがキレイに備わっています。一泊3500円也。
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シャワーを浴びて民宿のおじさんお勧めの居酒屋「やしま」へ。
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首折れサバのお刺身を屋久島焼酎「三岳」で頂きました。
関西のK新聞社A支局のK支局長と隣合わせとなり、情報交換など楽しい時間を過ごせました。
急遽とれた休みで明日からテントを担いで縦走するようです。北大出の行動力のある好青年?でした。
すこしのみ過ぎて…民宿で爆睡。

 
by jinashi | 2013-05-11 15:27 | 鹿児島県の山歩き | Comments(4)

宮之浦岳(みやのうらだけ・1935.3m) 永田岳(ながただけ・1886m) 
  九州百名山(地図帳)~92座目  前(新版)九州百名山 ~93座目
  栗生岳(くりおだけ・1867m)
黒味岳(くろみだけ・1831m)
  九州百名山(地図帳)~93座目  前(新版)九州百名山 ~94座目

 赤~淀川登山口


淀川登山口から白谷雲水峡(または荒川)登山口の間は屋久島の主峰宮之浦岳を経由する表銀座で、本来は山小屋に2泊しながらゆっくりと縦走を楽しむコースだ。
そんなこのコースを宮之浦岳と永田岳を登り、Uターンして下山路で黒味岳をピストンし、淀川登山口まで戻ってくる~という超ハードで欲張りな計画を立てた。

前夜の淀川登山口には岡山、山口、尾張、静岡、香川、足立など九州外の車が車中泊を決め込む。アメリカ人の若いペアもその先でテント泊のようだ。
じなしもすこし興奮ぎみで寝つきが良くない。

今日の天気予報は雨のようだが、深夜3時に空を見ると月が照り、星も見えているので決行を決断する。
行けるところまで行ってみよう…。
早朝3時45分にヘッデンとハンディライトを持って淀川登山口の木段を上る。
いよいよメインイベントの始まりです。ここの標高≒1360m。
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40分ほど歩くと淀川小屋に着く。チラホラライトが灯り小屋泊まりのみなさんも準備を始めたようだ。
小屋の先から淀川橋を渡る。
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暗くて良くわからないが屋久杉などの大木の間を進んでいるようだ。急坂には整備された木道が階段状に続いて歩きやすい。高盤岳のトーフ岩はまだ暗くて見損なった。
小花之江河のすこし手前辺りで夜が明けてきた。 青空も見えており、天気の崩れが遅くなることを願う。
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小花之江河へ着く。5時34分。登山口から3.8km。
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天辺に大岩をのせた山が目につく。 これが黒味岳か?
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宮之浦岳までの中間点(4km)を過ぎると今度は花之江河に着く。小花之江河から10分ほど。どちらも日本庭園を思わせる高層(泥炭)湿原だ。
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木道を進んでいたらパラパラっと落ちてきた。ここで雨具を着ける。
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黒味岳分岐を通る。下山時に登れる時間があるだろうか?
上空をガスが流れる。宮之浦岳まであと3km地点。
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投石湿原を過ぎる。6時29分。この先で本日初めての人間と出合う。
新高塚小屋を3時半頃出たという川崎市からの若い青年でした。
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投石岩屋という大岩を過ぎる。雨も小雨が降ったりやんだり…。
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投石岳、安房岳、翁岳の山腹をトラバースするように進む。
遭難した人の慰霊塔。
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だれかのHPで見た人間のような大岩。右手前の建物は携帯トイレブース。
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栗生岳山頂。7時48分。
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山頂直下に来たようだ…あと少し!
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九州最高峰の宮之浦岳山頂に立ったぞ! 
8時4分。登り始めて4時間20分ほど。1等三角点がある。
絶景は全部ガスの中。
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山頂写真。睡眠不足の感もあったが体調は良い。
少し経つと若者3人が新高塚小屋の方から登ってきた。
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おにぎりとお茶そしてバナナを頂いて10分ほどの一休み。
宮之浦山頂から2kmほど先の永田岳へ気合を入れて歩き始める。よしっ…!500mほど新高塚小屋方向へ下って焼野三叉路へ着く。また雨が落ちてきた。
ザックを木の下にデポしてここから1.5kmほど先の永田岳へ向かう。
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鹿之沢小屋への分岐を過ぎるとちょうどガスが晴れて山頂部の大岩が見えてきた。
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ひと登りで屋久島第2の高峰永田岳山頂だ。9時24分。
南西の風にのってガスがネマチへと向かっている。
一瞬ガスが晴れて左下方に永田集落が見えた。
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ガスが晴れるのをしばらく待ったが…。
雨の中、下山をはじめる。焼野三叉路からきつい登り返しを宮之浦岳へ戻る。
宮之浦岳山頂には縦走の登山者が休憩中。淀川登山口からの人たちも…。
すぐに黒味岳へと下山路を急ぐ。10時37分。この時間なら(黒味岳お立ち寄りも)いけそうかも知れない・・。
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雨脚が強まる中を黒味岳分岐へ到着。12時15分。
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ここでも分岐を入った木の下にザックをデポして山頂部へ向かう。
すぐに外人さんとすれ違う。屋久島のこのコースは外人さんも多い。
ロープ場を登り上がってしばらく進むと右上に大岩の山頂部が近づく。
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右へ回り込むように登ると山頂の岩上へと上がる。
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晴天ならば宮之浦岳や縦走路の絶景が見えるはずだ。
雨風が強くなり、山頂の岩に上がるのは危険だ。その下で山頂写真。
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雨に押されるようにして縦走路分岐まで下山する。13時20分。登って下って1時間5分でした。
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びしょ濡れになって重たくなったザックが肩に食い込む。
大木そびえ立つ中を整備された木道を歩いて淀川小屋まで戻る。
すでに数人がお泊りの準備をしている。ここで雨宿りしながら一休み。雨脚はさらに強まってきた。
5分ほどしたら意を決して雨の中へ…。14時53分。
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このあと入山者と次々にすれ違う。今がラッシュアワーか?淀川小屋もいっぱいになりそうな?
足腰に疲労ダメージを覚えながらも不安だったこの長いコースの達成感を感じつつ登山口へ向かって歩く。
ほぼ12時間という長く厳しいコースを歩き、無事に淀川登山口へ戻ってくることが出来ました。
15時36分。やったーという感じでした。
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山頂部ではガスで景観を楽しむこともなく、ただ淡々と歩いてきたので早い時間にゴールできたのでしょう。(さすがに翌朝の体は泣いていましたが…)

この縦走コースでは沢山のトレッカーと出合いましたが、じなしより年上の人はいないようでした^^; 皆さん若い、そしてインターナショナルで全日本。ノースフェイスやモンベルブランドの雨具に大きなザックを担いで元気に歩いていました。

 往復歩行距離≒21km。 累積標高差≒2100m。
 往復歩行時間(休憩含む)=11時間47分。   ~でした。

(GPSマップ)
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この夜は大雨洪水雷注意報も出て雨が降り続けましたが、九州百名山最大の難所をクリアした達成感、そして疲れのため某所で早々と眠りに落ちてしまいました。

by jinashi | 2013-05-09 22:55 | 鹿児島県の山歩き | Comments(6)

愛子岳(あいこだけ・1235m) 
九州百名山(地図帳) ~91座目  前(新版)九州百名山 ~92座目

翌朝、貨客フェリー「はいびすかす」は宮之浦港へ入っていく。
前方に島が近づくと天辺が鋸のような奥岳の連なりを望むことが出来る。
(※屋久島では麓から見える山を前岳、麓から見えない山を奥岳という)
左に際立って見える三角峰の山がこれから登る愛子岳だ。平成13年の内親王愛子さまご誕生以来人気の山となったようだ。
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7時に宮之浦港へ上陸。県道77を空港方向へ走り、小瀬田地区にある登山口標識を見て右折、小瀬田林道へ入る。山頂部に岩峰聳える愛子岳が見えてくる。
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三叉路となったところが登山口で手前に6~7台ほどの駐車場がある。
本日一番乗りのようだ。
登山口標高は175m。山頂までの標高差は1000m以上あり、靴ひもをしっかり結ぶ。
立派な登山口案内板を見て8時ちょうどに出発。(帽子は忘れ物?)
これから4日間屋久島の山歩きを続けるために焦らず無理をせずゆっくり登ろう。
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100mおきに高度標識があり、200m毎に植生を知らせる看板が立っている。
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最初は特に急坂の所もなく淡々と登っていく。
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足元にピンクの花びらを見つける。見上げる高木に屋久島固有のサクラツツジが咲いている。初めて見る花だ。
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緩急繰り返しながら木漏れ日の登山路を気持ちよく登る。
500mを通過。8時54分。800m通過は9時40分。まあいいペースかな。
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傾斜が緩むと1000m手前で「しるべの木」と書かれた大木の切り株に着く。ひと休み。
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「水場分岐」を過ぎるとフラットな道となる。
「とまりの木」の先でドキリ!…前方に白い岩峰の山頂部が聳えている。
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その先右の基部へ廻ると山頂部へと急登が続いている。ここでギアチェンジ。
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ロープ場も現れる。これを登ると樹林帯を抜けて絶景が待っている。
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大きな岩山がかぶさるように立つ。これからが勝負!
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黒く太いロープ場が続く。
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この岩場を慎重に登る。
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山頂が見えてきた。
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快晴の山頂へ到着。11時10分。
ここまで誰にも合わない~このすばらしい景色を独占!
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ぐるりと高度感ある絶景が広がる。
まずは奥岳方向。明日の宮之浦岳・永田岳へのコースを望む。
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太忠岳の天柱石も見えている。
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足元に太古の森が広がる。
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フェリーが着いた宮之浦港。
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屋久島空港。鹿児島空港より一日6往復就航している。滑走路は1500m。
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山頂写真。  おにぎりを頂いて一休み。風もなく気持ち良い気温だ。
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12時少し前に下山をはじめる。ロープ場、岩場を慎重に下りて行く。
下山は14時ちょうど。登って下って6時間(休憩もあり)。
GWの九州百名山なのに貸切でした。
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GPSマップ
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愛子岳山頂に咲くヤクシマヤマツツジ
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下山後、モッチョム岳登山口の確認へ行く。県77を南下し、安房(あんぼう)の町を過ぎてトローキの滝の先から鋭角に右折し千尋滝(せんぴろのたき)へ向かう。県道から5~6分ほどで千尋滝Pに着く。
売店前から石畳の遊歩道を歩く。すぐの左にモッチョム岳登山口を確認。
さらに前方に進むと千尋滝展望所だ。
落差約80mの巨大なV字花崗岩に落ちる滝を遠望する。滝の左手に見える壁は200m×400mの大スラブ(花崗岩一枚岩)だ。
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Tさんご推薦の尾の間温泉はピークタイム? 多くの車で駐車場にも入れず。
近くのJRホテル屋久島の温泉へ。ぬるぬるとした泉質で海が見え清潔でいい温泉でした。入浴料1000円はすこし高い?
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安房へ戻り、県592で淀川登山口へ。
途中の荒川分れ。ここから荒川登山口へは車両進入禁止となっており、麓の「屋久杉自然館」からバスが往復している。
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ヤクスギランドを過ぎてさらに狭くなった道を進む。途中にある紀元杉。
樹齢3000年。高さ19.5m、胸高周囲8.1m。  来て見らんとわからん…この大きさ!
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屋久杉の大木を縫って進む。猿たちもお迎え。
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淀川登山口へ着く。今夜はここで車中泊。明日は雨の予報だが…。
by jinashi | 2013-05-07 14:36 | 鹿児島県の山歩き | Comments(8)

屋久島は大隅半島佐多岬から南へ約60㎞の洋上にあり、東西28Km、南北24㎞の円形をした島だ。1000mを越える山が30座以上あることから「洋上アルプス」とも言われている。島中央部にある宮之浦岳は標高1936mで九州最高峰だ。

(マップ)


豊かで美しい自然が残されており平成5年、日本初の世界自然遺産に登録されている。
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山を登るようになってから、ガイド本やインターネットで洋上アルプスの山々を見ていていつかは屋久島へ!と思っていた。数年前に2度ほど山仲間と計画をしたが、病気(一人は肝炎?、一人は帯状疱疹、じなしは痛風~やや笑い話的ですが皆さんそれなりの御歳なのです)や大雨(淀川橋の通行止め)のためやむなく中止したのだった。

前期高齢者となるまでの九州百名山完登を目標としているじなしもタイムリミットが迫ってきた。
昨年のGWには大隅半島の九州百名山を一人旅で登ってきた。今年も1か月前より屋久島登山を思い立ち計画を立ててきた。不安や淋しさもあるが自由気ままでフットワークの良さもあり、寝袋を積んでマイカーで島に乗り込むこととした。

28日9時すぎに出発して阿蘇経由熊本市から九州道で鹿児島市へ入る。谷山インターを出て食料品などの買い出しをする。屋久島はガソリンが高いというので市内でガソリンも満タンにする。と、なんと171円/Lにびっくり。(帰路の熊本大津町では142円/Lでした)
七ツ島の谷山港フェリー乗り場に16時に到着。予約していた貨客フェリー「はいびすかす」に乗船する。
往復車両航送代35,000円也。
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18時出港。夕日に見送られて港を出る。
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乗船客は山登りだけでなく、バイクや自転車のツーリングを楽しもうとする若い人も多い。
一緒になった島根大学の2人(1人は卒業してる?)。バイクツーリング&縄文杉コースを楽しむらしい。
若者らしいいい青年でした。(翌朝の画像)
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21時40分には種子島西之表港に接岸する。朝まで船中泊(上陸禁止)。
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大部屋(しかない)では深夜までテレビ音や明かりでなかなか寝つけず。
(消灯時間をきめてほしいですね)
あすは到着する宮之浦港に近い愛子岳に登ろう。天気もよさそうだ…。

 
by jinashi | 2013-05-05 15:01 | 鹿児島県の山歩き | Comments(2)