北九州市小倉の西日本総合展示場で催されたR社健康フェアへ出かけた。
昼前にはフリーとなったので、ママのリクエストで仙崎の金子みすゞ記念館を訪ねる。

(マップ~みすゞ記念館)


長門市仙崎の生家跡に建てられたみすゞ記念館。前の通りをみすゞ通りという。
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生家の本屋が復元されている。
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ご存知~童謡詩人金子みすゞのポートレイト。26歳の短い生涯でした。
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代表的な「私と小鳥と鈴と」
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大正末期~昭和初期の良き?時代の出版物。
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再現されたみすゞの部屋。
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当時の蓄音機。レコードプレーヤーという言葉も今や死語?
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裏庭の井戸。みすゞが20歳まで過ごした生家を復元した際、元の場所に残っていた。
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そこで詠んだ「井戸端で」
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みすゞの弟・上山雅輔作詞の「お使いは自転車に乗って」は昭和18年、轟夕起子が歌って大ヒットした。昭和24年には劇団若草を主宰し、石橋蓮司、桃井かおり等を輩出した演劇人でもあった。
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「蝉のおべべ」
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「橙の花」
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記念館となりの店は昔乾物屋だった。
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「角の乾物屋」
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本館は撮影禁止でした。

帰路に秋芳洞と秋吉台に立ち寄る。
Pから長い門前?通りを歩く。(歩かされるという感じ)
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正面入り口。入洞料は1200円。
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洞窟入口。
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百枚皿
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富士
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すぼ柿
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大黒柱
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傘づくし
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圧巻はこれ!黄金柱。
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洞内の気温は年中17℃。
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秋芳洞から出て、少し車で登った秋吉台の展望台へ上がる。
昨日野焼きが終わったばかりで、見渡すかぎりのカルスト台地に末黒野(すぐろの)が広がる。
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半月もすれば末黒野一面に黄スミレが花咲くことだろう。
~石州瓦が春日に光る穏やかな長門の半日でした。
by jinashi | 2013-02-25 15:09 | ドライブ&トリップ etc | Comments(2)

安心院町佐田地区は豊後と豊前の国境となっていた辺りで戦国時代にはさまざまな歴史舞台となっている。
室町時代には豊前の宇都宮系城井(きい)氏の別れがこの地に入り佐田氏を名乗って青山に佐田城を築城する。戦国時代になって大内氏支配となった時には宇佐郡代に任命されている。(登山口にある説明板より)
大内氏が豊後大友系吉弘氏らと抗争した古戦場「勢場ケ原」もこの近くにある。(大内氏滅亡後には佐田氏は大友氏の配下となっている)

有事には戦城となった佐田城址が残る青山へ登ってみよう。

 青山(あおやま・309m) 大分かくれ名山

(宇佐市安心院町佐田~青山登山口)


宇佐市北宇佐から県658へ入り米神山の佐田京石を通って佐田集落へ入る。県42を左折してすぐの佐田小学校前が登山口。3~4台ほどの駐車場所もある。
標柱から舗装路を山へ向かって歩き始める。
13時30分。ここの標高≒110m。
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左に移築された石橋を見てすぐの右手にある石段から山へ入っていく。
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雑木林に入り緩やかに登っていく。
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100mごとにある標識。
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荒れた竹林を進む。
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左が開けて安心院町中心地方向が見える。真ん中は竜王山と妻垣山か?
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1000m地点を過ぎると山城特有の掘割が現われる。
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左手の西に鹿嵐山も見えている。
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石垣も現われてきた。
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石垣上の平地から南が開けて由布岳が絶景。
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再度深い掘割を下って登り返す。
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平地となった山頂へ到着する。14時6分。
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穴井さんオレンジプレートや登山口より1350mの標識がある。
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山頂先にある展望所からみる。奥に頭をみせているのは華岳(はながだけ)。
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往路を戻って登山口へゴール。14時40分。
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有事には防御のための深い掘割の遺構が残る中世山城でした。
毎日登れば健康づくりにちょうど良さそうなお山だ。

GPSマップ(拡大します)
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安心院町東椎屋からR500へ入り別府明礬温泉でひと風呂浴びる。
そのあとは久々に姉夫婦と大分宗方の焼き鳥ろくで例会でした。
by jinashi | 2013-02-21 15:37 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(6)

国東の東六郷満山天台宗寺院の岩戸寺と成仏寺では、隔年交互に「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が執り行われている。江戸時代は国東半島六郷満山寺院の20ヶ寺以上で行われていたという鬼会(地元では「おにお」や「おによ」と呼ばれる)だが、現在では岩戸寺は旧暦1月7日に、成仏寺では1月5日に、西満山の豊後高田市の天念寺では1月7日に行なわれている。

鬼会は奈良二月堂のお水取りなど全国各地の天台宗寺院で行われる修正会(しゅじょうえ)と同じ「国家安泰・五穀豊穣・万民快楽(けらく)」祈願行事である。しかしながら国東では追儺(ついな~鬼やらい・節分)行事や修験道の修法が組み入れられるなど「修正鬼会」という独特の仏教行事として1200年以上も前から綿々と続けられており、1977年には国重要無形文化財に指定されている。

 
(国東市岩戸寺)


来浦富士(熊ケ岳)の山の端に昼の明かりがかすかに残るころ、岩戸寺集落に着く。交通整理の人に誘導されて岩戸寺入口まで100mほどのところの県道際に車をとめる。県道から寺へと斜めに停められた車列の横を緩やかに登っていく。

ちょうど上がり着いたところにあるコーリトリ(垢離取り)淵で禊祓いが行われていた。
一年で最も寒いこの時季、タイレシ2人組が順に冷たい沢水に入って身を清める。 見ている方も身震いしそうだ。
※タイレシ=松明入れ衆。六所権現や本尊に大松明(オオダイ)を献灯する。
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竹灯篭の列が山門に誘う。
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次にコーリトリに向かうタイレシ。
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コーリトリが終わると暫くして本堂では「盃の儀」が始まる。
本堂へあがると2012国東半島アートプロジェクトでアートツアー「いりくちでくち」を演出した飴屋法水さん、芥川賞作家の朝吹真理子さんたちも座られていました。
タイレシは装束を身に着けて本堂で院主(岩戸寺僧侶)などの僧と対峙して着席する。
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給仕を務める2人の少年。一人は盃を運ぶ係り、もう一人は酒を注ぐ係り。
小さく三歩すすんで三歩下がるすり足の所作でおこなう。
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8人のタイレシは院主からヤキコブ(昆布)を貰い、少し食べてあとは鉢巻に挟んで額づく。
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タイレシは国東特産の七島藺で編まれたわらじを履いている。
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8人全員が終わるとトシノカンジョウ(大世話人~村役などの指揮監督)が塩水で祓い清める「シオマツリ」。
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続いて院主が祈祷する。
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僧侶たちは一斉に般若心経を唱える。
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法螺貝が鳴り渡ってタイレシ達は一斉に飛び出していく。これをタイアゲという。
タイレシ達は本堂前に置かれた松明を担いで参道の焚火へ向かう。
今年は大分県東部振興局の若手職員20名ほども加勢参加しているようだ。
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参道で燃え盛る焚火から大松明(オオダイ)に点火する。
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4本の燃える大松明が参道に立ち並ぶ。
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鳥居横の石垣(鬼止石)へ大松明を勢いよく3度ぶつけてから階段を上がっていく。そばで「国東半島アートプロジェクト春期」で来られている石川直樹さんもカメラを構えていました。
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国重文岩戸寺国東塔むこうの六所宮と奥ノ院御本尊へタイアゲ(献灯)がおこなわれる。
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タイアゲが終わると今度は講堂で鬼会の勤行がはじまる。
現在ここ岩戸寺講堂は屋根のふき替え工事が行われている。
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須弥壇の前に院主や僧侶、トシノカンジョウや区長、囃子方などが座って読経が始まる。
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加陀(かだ)という法華千法の懺悔からはじまりその後には次々と秘法の勤行が続く。
じなしはこのあたりで持久力がなくなり退散する。

お経が終わると立役という行に移る。
2人の僧により香水(こうずい)という真言密教の舞や鈴鬼の舞などが続き、最後に2鬼が登場するとクライマックスを迎える。
赤鬼は愛染明王の化身といわれる災払鬼(さいばらいおに)、黒鬼は不動明王の化身の鎮鬼だ。かつて?は(成仏寺と同じで)荒鬼もいたようだ。
国東半島鬼会の鬼には角がない。それは追い払われる鬼ではなく、家や民を加持祈祷する招福の鬼なのだ。

山門下のテントでは胡椒餅(こしょうもち)などの出店が賑わっていました。
(胡椒餅はメサマシといわれ夜半に眠気覚ましに僧侶らに配られる~辛いがけっこうおいしい)
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西の関で有名な国東市の萱嶋酒造から当日限定の「清め酒」が販売されていました。
じなしも1本頂きました。御守り付きで2000円也。
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~ 鬼会が終わると国東半島にも春が訪れる。
by jinashi | 2013-02-18 17:44 | 国東半島あれこれ | Comments(9)

 
前夜は上福根山を下山して五木村へ戻り五木温泉「夢唄」へ浸かって疲れをとる。
同所で食事もすませてすぐ前にある道の駅で連泊。早々と爆睡。

積岩山(つみいわやま・1438.2m)  九州百名山(地図帳)~88座目
山犬切
(やまいんぎり・1561.7m) 
 九州百名山(地図帳)~89座目
(マップ)


今日登る積岩山、山犬切の2座は2011年4月出版の九州百名山地図帳に新たに登場した山で、それらの稜線は昨日登った岩宇土・上福根から谷を挟んだ南に連なっている。
久連子からの登山道もあるようだが、泉五木トンネルからの登山コースが両山の往復に都合が良い。昨日の久連子の岩宇土登山口から林道日添線を数キロ登ったところにある泉五木トンネルだが…途中崩壊のため通行止めとなっている。五木村から泉五木トンネルへ行くのにいくつかのコースがあるようだが…遠回りになるが安全コースで相良村四浦から県46から大規模林道へ入り登山口へ向かうことにする。

整備された2車線の大規模林道を延々と走っていく。五木スカイラインとも言うらしくところどころで展望もよさそうだ。夜明けの白蔵峠からさらにくねくねと進むと泉五木トンネルが見えてきた。トンネルを出た左に広場があって駐車場所&登山口。
大規模林道入り口から40Kmほど走ってやっと着いた。遠かったぁ~


最初に西側の積岩山を往復する。
ママは昨日のふくらはぎの疲れが取れず本日は車待機。
準備をして一人スタート。7時48分。ここの標高≒1330m。
トンネル横の階段状の急坂に取り付く。四足歩行で慎重に‥。
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植林帯を抜けて縦走路に出合う。ここまで13分。右へと鷹巣山方向へ向かう。
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何度か小ピークをやり過ごして自然林の稜線を進む。テープもあり、うっすら踏み跡もあって迷うことはなさそうだ。
後方より朝日が射してきて今日もいい天気だ。
前方に鷹巣山らしきが見えてきた。
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右手に昨日登った岩宇土山から上福根山のルートが見えている。(ズーム)
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馬酔木群生地を抜けて3等三角点の鷹巣山(1453.6m)へ着く。8時30分。
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さらに先へとフラットな自然林を進む。自然と一体となったようで清々しい。
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右手前方に1月に登った保口岳が見えている。(ズーム)
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鈍頂を上がると蕨野山山頂(1438m)へ着く。9時11分。
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更に前方へ向かう。緩やかにアップダウンを繰り返す。
ブナの大木がそびえる近くに倒壊したブナもあり、営々と続く自然界の営みを思う。
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緩やかに登り上がって山頂標識は岩茸山(いわなばやま)とあるピークへ到着。9時25分。3等三角点(石楠越・1438.2m)があり地形図に積岩山とあったところだ。(近年積岩山はさらに西へ岩茸越から登ったピーク(1414m)とされたようだが…先人を参考にしてじなしもここを積岩山とする)
山頂写真。
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すぐに往路を戻る。復路の前方に見えるピークは五木村最高峰の高塚山(1508.2m)か。
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鷹巣山へ戻る所で鹿児島からの4人組と出会う。
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何度か小休憩をしながら泉五木トンネル分岐へ戻り着いた。10時50分。
3時間ほどで往復したことになる。一人歩きは速い。
(積岩山GPSマップ~拡大します)
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ここで昼食をとり、一休みしたら今度は東の山犬切へと向かう。11時8分。
緩やかに登っていくとすぐに石楠山西峰(1442m)へ着く。
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石楠山から標高差50mほど下ったところが石楠越(しゃくなんごし)。帰路にはここから北へ林道に下りてトンネルへ戻ろう。
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緩やかに登っていくと石楠山東峰(1450m)に着く。11時33分。
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次のピークから右へと緩やかに下りて行く。
先の積岩山へのルートに比べてテープは少ないが、気を付けて見ればルートはわかる。
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枯木立となっているブナの大木も2、3か月先には新緑を迎えるだろう。
ふかふかとしたミズナラや朴ノ木の枯葉を踏んでこの空間を独り占めして歩く幸せに浸る。
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山犬切前衛峰の急坂を登る。このコースで一番厳しい所。カルストの地形となってきてここが事前学習したヤマシャクヤクの群生地と想像できる。
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前衛峰からさらにピークを目指して登っていくと右に直径10mほどの大きな穴が現われた。カルスト特有のドリーネなのかもしれない。
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その先ひと登りで山犬切山頂に到着。12時26分。
標識は南山犬切となっている。標高は1561.7m。トンネル上から1時間20分ほどで着いた。一人歩きはやはり早い。
山犬切(やまいんぎり)という不気味な名前の由来は不明のようだ。
山頂写真。
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ここからさらに七遍巡り~北山犬切~下福根山を経由して昨日の上福根山まで縦走できるようだ。
廻りを見まわすと樹間から3年前に登った市房山がうっすらと見えている。
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すぐにターンして下山開始とする。50分ほどで石楠越に戻る。13時22分。
ここから北へ分岐しテープに誘導されて下山する。
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3度ほど涸れ沢?を越えて植林帯を下る。
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石楠越分岐から20分ほどで舗装林道日添線へ下りる。
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8分ほど舗装林道を歩いて泉五木トンネルへ戻る。13時50分。
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(山犬切GPSマップ~拡大します)
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積岩山と山犬切をWピストンして無事に下山することが出来た。かかった時間は6時間ほど。
今日の両山累積歩行距離≒13km、標高差≒950mほどか。

2日間素晴らしい晴天に恵まれて九州山地の3座を登ることが出来た。
これで五家荘の九州百名山(地図帳)10座をすべて登り終えることができたことに感謝。
五木温泉「夢唄」で再度身をゆだねてから帰路に着く。
by jinashi | 2013-02-15 22:30 | 熊本県の山歩き | Comments(2)

大陸からの高気圧が張り出してこの連休は晴天が続きそうだ。
熊本県五家荘に10座ある九州百名山(地図帳)だが…この連休に遠征して残った上福根山、積岩山、山犬切の3座を登ってみよう。
早春の使者福寿草の探訪が目的なのは言うまでもない。

上福根山(かみふくねやま・1645.3m)   九州百名山地図帳~87座目 
                                (前)新版九州百名山~89座目

 岩宇土山(いわうどやま・1347m)

(マップ 赤~久連子登山口)

前夜遅く道の駅五木に到着して車中泊。早朝、キーを閉じ込めた宮崎ナンバーの男性をママが JAFへアシストする。
暗いうちに出発してR445を八代市泉町(五家荘の)久連子へ向かう。正月に登った保口岳入口の下鶴を過ぎて椎原から県247の狭い道を6㎞ほど走り民宿久連子荘先の登山口へ着くと夜も明けてきた。本日一番乗りのようだ。

氷点下の中、凍える手で靴を履いてスパッツを着ける。
スタートは7時7分。ここの標高≒680m。
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いきなりのジグザグ急登から傾斜地を進み民宿上をターンして尾根筋に上がる。
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石灰岩の急坂を登る。
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緩急くりかえす勾配を登っていく。フラットになった尾根道に朝日が射してきた。
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山の神と出会う。日本人離れした風貌でした。西南の役で薩摩軍が敗退したところとも。
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急斜面をトラバースするように進む。
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あっ!…今年初めての福寿草だ。この時季の福寿草は5年前の仰烏帽子山(のけぼしやま)以来で感激。
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樹液がツララとなっている?
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鍾乳洞が現われる。
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天井からの水滴で出来たかわいい逆さツララが並ぶ。高さ10㎝ほど。氷筍(ひょうじゅん)というらしい…。
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奥行20mほどの鍾乳洞を探検。
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登山路を分かれて鍾乳洞上部のカルスト岩峰へ登る。
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快晴の下、絶景が楽しめる。明日登る予定の積岩山方向。
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五葉松越しに岩宇土山頂方向。大展望に一休み。
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ザレ場の急坂を登る。
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ザレ場上部から明日歩く予定の石楠山(右)から山犬切(左)へ続く稜線。
ここで山口のご夫婦と出会う。
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鹿よけネット沿いに進む。
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痩せ尾根の先に山頂が見えてきた。
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岩宇土山山頂。9時42分。
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植林帯を下った鞍部は左にオコバ谷への分岐だ。上福根山へと直進する。
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ススダケ帯へ入る。
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林道へ上がる。ここも景色が良い。
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今は荒れた林道で一休みしたら、崖を登りさらに上を目指す。
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うるさいスズタケをかき分け、そして潜る。向こうのピークは白髪岳か?
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向こうにうっすらと見えているのは霧島連山だろう。
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山頂が近づくとシャクナゲ大群生地へ入る。花の季節は見事だろう。
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しゃくなげ群生地をくねくね登る(すこし迷いやすい)と山頂が見えてきた。
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山頂は樹木に囲まれて展望はイマイチだ。11時25分。ゆっくりタイムでした。
少し遅れて登り着いたママと山頂写真。
先に着いて昼食をとられていた山口の方に撮っていただきました。
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気圧で膨らんだカップめんを開けてお湯を注ぐ。
昼食をとって一休みしたら下山開始。12時12分。
登ってくる数組とスライドして下っていく。分岐をオコバ谷へと下りて行く。13時7分。
『オコバ谷ルートは、台風の影響で大きく崩壊しており、危険箇所や迷いやすい箇所があるので、このルートの通行を控えてください。』と書かれた看板がある。
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急坂の植林帯を下っていくと大崩壊地に出合う。
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再び植林帯急坂を抜けると虎ロープに誘導されて福寿草お花畑へ入っていく。
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このあたりを白崩平というようだ。
今が見ごろの福寿草が一面に咲き誇っている。1月中旬ごろから咲きはじめるようだ。
岩宇土山への途中に説明板があり、福寿草には「ミチノクフクジュソウ」「フクジュソウ」「キタミフクジュソウ」「シコクフクジュソウ」の4種があり、この一帯は「ミチノクフクジュソウ」だと書かれていた。
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激写中の山ウーマンたち。
福寿草の山として有名な仰烏帽子山は現在登山口までの道路崩壊のため通行不能となっており、こちらへの登山者が多いのかもしれない。
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土石流あとを下り、山口ご夫婦に続いて川の対岸(右岸)に渡ろうと思っていたら、左岸からも下山できるというので地元?の女性について行く。
砂防ダムから右岸に取り付く。
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完成した崩壊地治山工事現場を振り返る。
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オコバ谷登山口から作業道に出合い下っていく。
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15分ほどで県道に出る。民宿久連子荘先の登山口&駐車場所へと無事に周回する。ちょうど15時。
累積標高差≒1070m、8時間ほど(休憩多々あり)の厳しいお山でした。
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いっしょに下山した山口のご夫婦はHP のんびり夫婦の山歩きのYさんご夫婦でした。
何と、2011年9月11日にくじゅう中岳ですばらしいブロッケンを一緒に楽しんだblog「やっぱりお山はいいもんだ!!」のshino3さんのお友達でした。
2ペアで記念のワンショット。
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(GPSマップ~拡大します)
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by jinashi | 2013-02-14 15:32 | 熊本県の山歩き | Comments(10)

国東市では日本を代表するキリシタン、ペトロカスイ岐部生誕の地としての活性化事業をすすめている。
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このほど三河市長が提唱者となり日出、大分、臼杵、津久見、竹田の6市町村との間で「キリシタン南蛮文化交流協定」を結んだ。これはキリシタンや大友宗麟の南蛮文化遺跡などが残る自治体が連携協力をすすめることで、地域振興、観光振興の活性化につなげようとするものだ。

そのような中、郷土の偉人ペトロカスイ岐部の並みはずれた生涯をバロック音楽とナレーションでたどる音楽会がくにさき総合文化センター(アストくにさき)で開催された。「ペトロカスイ岐部の生涯」と題した音楽会はNPOおおいた豊後ルネッサンスの日野直子さんがプロデュ―スしている。日野さんは元HNKアナウンサーとして「朝のバロック」などの番組を担当された。
(くにさき総合文化センターの垂れ幕~この日は風が強かった)
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昼の公演には市内の中学生全員(と小学生の一部?)が招待されている。子どもたちに一流の音楽を体感させ、あわせてペトロカスイ岐部という郷土の偉人を知ってもらうための音楽会でもあった。

昼には雪が舞う厳しい寒さのこの日、夜の公演の来場者が心配されたがまずまずの人出で主催者実行委員も一安心というところでした。
始まりには国見ふれあいコーラスによる「アベマリア」と木下龍太郎作詞・船村徹作曲「道標(みちしるべ)」のきれいなハーモニーを聴かせてくれた。
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演奏(古楽アンサンブル)はアントネッロ、歌は弥勒忠史さんほか、タンバリンは田島隆さん、琵琶の川島信子さんなど…。
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朗読は国東市在住の声優猪股正明さん。
(朗読の猪股正明さんの熱演)
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終了時には観客の皆さん一同にとても感動されたようでした。
リーダー濱田芳通さんのジャズのようなリコーダー演奏、カウンターテノールの弥勒忠史さんの素晴らしい歌声、マジシャンのような田島隆さんのタンバリンなどにすっかり魅了されました。
(この音楽会のパンフレット。すこし内容が分かりにくかったかも?)
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この日音楽会に先だって鎌倉市在住の洋画家村田佳代子さんより絵画2点が国東市へ寄贈された。
(左に三河国東市長、右村田佳代子さん)
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先月16日より同所で開幕している絵画展「ペトロカスイ岐部の生涯展」には村田佳代子さんが大分県先哲史料館に寄贈した絵画20点が展示されている。
この作品展は、2008年11月に国見の歴史と文化を高める会がおこなった「ペトロ岐部の列福を祝う集い」でも、村田佳代子さんをお招きして国見町のふるさと展示館で開催されている。
by jinashi | 2013-02-12 16:09 | ペトロ岐部とキリシタン史 | Comments(2)

猪群山(いのむれやま・458.2m) ~ 中山仙境(なかやませんきょう・316.9m)

昨年より取り組んできた「国東半島峯道LT(ロングトレイル)」構想が本日(2月4日)、日本ロングトレイル協議会より正式に認定された! 
九州、いや西日本初のLTコースとなることで多くのトレイルウオーカーが国東半島を訪れて自然や歴史遺産や食を楽しんでほしいものだ。

今後はコース策定や整備、ガイドの育成などいろいろと忙しくなってきた。
2日の土曜日には豊後高田市真玉の猪群山から中山仙境までを協議会のメンバー等で歩いてみることとなった。

(今日のGPSマップ~青鬼さん提供)※拡大します
 その1.猪群山
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 その2・中山仙境
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8時30分に豊後高田市夷の六所神社前に17名が集合する。
曇り空で昨日の雨でまだ路面も濡れているが予報では午後から晴れてくるようだ。
夷(本日のゴール地点)から分乗してスタート地点のスパランド真玉まで移動。猪群山の常盤登山コースを整備されている地元の山田さんご夫婦達も合流。
最初に自己紹介をしあう。
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このコースを提案する青鬼さんを先導に20名の参加者が出発する。
9時19分。ここの標高≒30m。
県654から石畳の古道を上がり猪群山登山口へ向かう。
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里道から林道へ入り稲荷社や道標の祠の横を通って駐車場、トイレや山小屋などが整備された常盤登山口に着く。
駐車場から猪群山山頂部を仰ぐ。
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ここを整備したのは地元いのむれ会のみなさん。代表の山田敏美さんに先導していただきました。
登山口出発は9時50分。標高≒100m。
少し上ったところにある炭焼き釜跡。火力が長時間つづく白炭(しろずみ)が焼かれていたそうで、近くに急冷するための砂にかける湧水もあったようだ。
説明する山田さん。
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山頂まで次々と…方言で楽しませてくれる。
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昔の植林の記録が刻まれた大石。
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目の前に突然大岩がそびえ立つ。ここに住む鬼が麓集落の洪水を防ごうと山頂からここまで降ろそうとしたという立石(メンヒル)。高さ11mほど。
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ジグザグに登り上がって「いっぷく望」といわれる見晴場へ登り着いた。
南の麓にスパランドやヴィラフローレスタの景観が広がる。天気が良ければその向こうに由布岳も望めるようだ。
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いっぷく望にはミニストーンサークルがあり、石の窪みに磁石を近づけると針がくるくる回る。
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北へ向かってひと登りで三角点のある山頂へ着く。
そこからすこし下って緩やかに登り返すと陰陽石のゲートが迎えるストーンサークルへ着く。11時8分。  昔から女人禁制となっているのだが…。
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古代人による祭事や雨乞いのための遺跡だとか、卑弥呼の墓だなどとも言われている。彼の松本清張さんも何度かここへ訪れている。
ストーンサークルからは東に国東半島の峰々が広がる。
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中央にあるご神体石。上部の水たまりは干満のある池があり金魚が泳いでいるが、これをのぞき見ると盲目になると伝えられる。
その前で記念写真
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下山は北の旧登山道を下る。少々荒れてはいるがトレイルは残っており今でも使えそうだ。
下りついた先の飯牟礼神社で昼食タイム。主祭神は彦火々出見命(山幸彦)でこの地の由緒ある神社のようだ。
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昼食の後一休みして神社から麓の横山地区へと降りて行く。
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集落から上部に尾群山(おのむれやま=前田富士)を見る。
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地区の人が飼っている番い?のダチョウ。食用か? 
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面白い住人が多いのか… シンボル石はすばらしい!
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その裏。  … 青空も広がってきた。
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最奥の人家からシシ除けネットを潜って山道へ。夷へ抜ける昔の峠越え道を歩く。
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途中のピークへ上がると中山仙境の見晴らしが良い。
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里へ下りる途中の水たまりにサンショウウオの卵を発見!この下にサンショウウオがいるといい~見事すくい上げたF支配人(の手)。
いこいの村国東はウミガメで、梅園の里はサンショウウオで売り出せそうです^^
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祠の後ろの大木はシロダモでしょうか? 教えてくださいm(_ _)m
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夷谷へ降りた堂園の谷ヶ迫磨崖仏。
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全員協議会?でさらに堂園から中山仙境をめざすことに。
左へと梅の木磨崖仏の上部へ。
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荒れた擬木階段を登って仙境尾根の縦走路へ出る。ここで一休み。
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歩き始めて5時間半、疲れもピークとなりそうな時間だが…ここから鎖場が連続する急登となってくる。
高城方向に500mほど進んだ無明橋。修験者が煩悩をとるための修行の橋で、国東半島には5つはあるようです。
幅は50㎝ほどで2つの石板を突き合わせており、北東側(画像の右側)は絶壁で落ちたら終わり!
 2週続きでロングトレイルの矢上さん。~へっぴり腰ながらほぼ全員が渡りました^^
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前方に最高峰の高城が近づいてきた。
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高城へ登り着く。15時29分。北の高岩~一望岩方向が絶景。
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北東の海岸部方向。
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高城からの下りは馬の背という痩せ尾根がつづく。
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以前に死亡事故のあった鎖場も緊張しながら下りる。隠れ洞(うど)へと全員下りてまずは一安心。
ここでは逃げ延びていた宇都宮氏の残党が黒田官兵衛軍に殺されたとも…。
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さらに植林帯を下っていく。夫婦杉を思わせる2本の大杉と虎熊さん。
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下山口へ下りつく。(※登山口ではない~こちらへ下りる方が安全なのでしょう)
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ゆっくり歩いて朝の六所神社へ戻る。16時19分。
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六郷満山峯入行2日目の険しい山越えが続くこのエリアだが、今日のこのコースはすこし厳しすぎる…等々いろいろとご意見も出てきました。
なにはともあれ~みなさん、お疲れ様でした。
by jinashi | 2013-02-04 18:32 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(17)