暮雨の滝(くらそめのたき) 4回目 

ここ数日厳しい寒さが続いている。
先週は英彦山四王寺の滝を見てきたが、くじゅうの暮雨の滝もこの時季いい氷瀑を見せているかもしれない…。

氷点下4度の湯布院から水分峠までのR210に雪はないが、やまなみハイウエイ(県道11号)に入ると白い圧雪路面となっている。小田の池Pでゴムチェーンを取り付ける。雪道を走るのは気持ち良いものだ。
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吉部に着くと林道脇には6~7台の車が停まっている。
ドアを開けると~寒ぃ…。

アイゼンを着けて歩き始める。9時9分。ここの標高≒940m。
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吉部登山口。
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フラットな植林帯へ入り先客のトレースに沿って進む。まもなく前方に急坂が現われてくる。
ここはあわてずゆっくり登って高度を上げて行く。それでも呼吸は荒くなってくる。
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標高差100mほど登ると勾配も緩み、フラットで静かな山道を進んでいく。
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登山口から50分ほどで暮雨の滝分岐へ着く。氷結がすすめば静かなはずだが…水音が大きく聞こえている。
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急坂を降りて行く。ロープも取り付けられていて前回(2010年12月)に比べて安全に下りられる。
うーん…ツララの長さもやや短めで、氷瀑度?はイマイチか!?
とはいえ自然が作るみごとな造形美だ。
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横幅≒8m、落差≒5mほどの滝が、見事に氷結したときはこうなります。
      ↓
大分の山・登山記

滝を離れて登山路に戻り、坊がつるへと向かう。
枝に雪をのせた樹雪?の下を歩く。雲仙あたりでは樹氷や樹雪を「花ぼうろ」というらしい。
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右に雨ヶ池や湯沢台への分岐を見て大船林道へ合流する。
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フォロー気味の緩い風に押されて坊がつるへ。
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左手を仰ぐと平治岳山頂部の樹氷が陽に照らされて輝いている。
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鳴子川の飛び石橋を渡ろうとするとワンちゃんがまとわりついてきた。
この先キャンプ場までついて来た。
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キャンプ場へ到着。11時6分。炊事棟よこに大型テントが一つ。
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大船山登り口にある避難小屋(管理休憩舎)へ向かう。
はじめて中へ入ってみたがきれいに整備されている。2010年春に建てられ、正面に荷物置き場、左は板の間の休憩室となっている。数人の方がくつろいでいました。
お湯を沸かしてカップうどんで温まる。
休憩舎の中にいた50代男性と少し話しこむ。玖珠町在住で国東市田深出身の方で共通の知り合いも居ました。
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一休みしたら休憩舎を出る。11時41分。寒ぃぃぃ! 
大戸越から平治に登って北側から林道へ下山とも思っていたがこの寒さで意欲喪失。
往路を戻る。こんどは雪交じりの風はアゲンストとなる。
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大船林道のパウダースノーを蹴りながら下りていく。
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すこし遠回りしてゲートへ着く。
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駐車場所へ無事に下山。13時12分。
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本日のGPSマップ(拡大します)
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馬酔木の蕾
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by jinashi | 2013-01-30 16:15 | 大分県の山歩き~くじゅう山系 | Comments(4)

英彦山(ひこさん・南岳1199.6m) 九州百名山(地図帳)・3回目

本日のGPSマップ(拡大します)
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1月6日に国東半島の高岩~一望岩にご一緒した MORIさんからお誘いがあり、国東組7名で英彦山四王寺の滝見物に出かけた。
早朝5時に出発。椎田道路終点から県56へ。清地大橋から県道43号へは初めて走るコース。赤村辺りでちょっと迷ったり(同じ道を周回してしまった^^;)したもののR500を上りスロープカー駅下銅の鳥居Pには8時に到着。(雪が多ければ彦山駅から路線バスにとも思っていた)
MORIさんご夫婦と佐賀の ムツゴロウさんご夫婦&長崎組2人と合流。総勢13名のパーティとなる。
MORIさんより歓迎のご挨拶と今日の行程説明、そしてそれぞれが自己紹介。
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スタート前の記念写真。
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駐車場(標高≒540m)を8時54分にスタート。銅(かね)の鳥居から表参道の石段を登っていく。 (※昔は銅を「あかがね」と言っていた故=MORIさん奥様談)
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英彦山は山形の羽黒山、奈良の大峰山と並び日本三大修験道場の山といわれる。英彦山で修業した法連という僧が宇佐八幡宮の弥勒寺別当となり、国東に六郷満山を開いたといわれている。
かつて修験者(山伏)が住んだ坊跡を左右に見て長い石段を登る。奉幣殿まで距離約1km、800段以上あるらしい…これも試練。
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表参道の中ほどにある「松養坊」。昭和4年には九州西国三十三観音巡礼に出かけた種田山頭火が立ち寄っている。以前(7~8年前)に観光ガイド交流会で家主の松養(まつがえ)さんには大変お世話になっている。
※銅の鳥居下にある霊泉寺が九州西国三十三観音霊場の一番札所。
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奉幣殿すぐ下にある杉田久女の句碑。
「谺(こだま)して山ほととぎすほしいまま」
この句や杉田久女についてはこちらのブログで…
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参道石段を27分かかってやっと奉幣殿へ登り着く。ここの標高≒720m。
神殿裏から法螺貝が鳴り響いた。
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トイレ&衣服調節で一休みしたら石段上の鳥居をくぐり山へ入る。右へと玉屋神社のほうへ進む。
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途中の見晴場から奉幣殿を振り返る。
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途中の注意書き。数年前より滝見物の登山者が激増したようだ。
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学問神社分岐にも古い石垣が残る。
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雪もだいぶ深くなってきた。
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衣ヶ池横で全員がアイゼンを着ける。一人手間取るYさんをみんながサポート。
~美しい光景です^^
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ここから標高差250mほどの急登の沢へ入る。
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途中の大杉。
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四王寺の滝と多くの登山者が見えてきた。11時7分。
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やはり…今日のこの素晴らしすぎる晴天でだいぶ落氷しているようだ。
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厳しい寒さが続くと岩全体を隠して氷結する様はみごとで、福岡では宝満山の難所ヶ滝と人気を二分しているらしい。
それでもまずまずの氷結にみなさん満足の様子でした。
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 ちなみにこの滝の芸術的氷瀑のシーンはこちらで
           ↓
ブログ信ちゃんの美夜古たより

ここから滝右手の小尾根に上がり急登に取り付く。難所の岩場を這い上がる。
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一旦平坦な小ピークからさらに上へと登りが続く。
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材木岩からの縦走路に出合うと南峰はすぐそこだ。このあたりの深いところで積雪40~50cmはありそう。
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一休みして中岳へ向かう。鞍部へ向かって急降下。
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登り返して中岳上宮へ。
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中岳山頂へ到着。12時43分。 山頂から雲海にくじゅう連山を見る。
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刈又山や仲摩殿畑山方向。右向こうに由布岳が顔を出す。
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上宮先の休憩所ですこし遅い昼食。そのあと全員で山頂写真。
MORIさんの知人でグリーンウオーク(休刊?)ライターのTさん、Yさんも入ってもらいました。
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下山は中岳上宮直下から北西尾根を下りる。初めてのコースだ。13時30分。
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山頂上宮を振り返る。
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自然林の急坂から野鳥観察コースを下っていく。
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野営場横を下りていく。
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橿原神社から三日月池、修験道館を通って宝篋印塔へ出る。
高さ8mは国東の文殊仙寺宝篋印塔と同じ高さだ。
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周回して銅(かね)の鳥居へと下山する。
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全員無事に朝の駐車場へゴールイン。15時23分。

案内していただいたMORIさん、お世話になりました。大人数で押しかけていろいろとお気遣い頂いたことでしょう。m(_ _)m
ムツゴローさん&奥様、またどこかのお山でお会いしましょうね。九州百名山あと3座の達成を見守っています!


 
    表参道に春を待つミツマタの蕾。
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by jinashi | 2013-01-22 14:15 | 福岡県の山歩き | Comments(8)

今日は昼ごろから雨模様の予報なのでお山をお休みして耶馬渓へドライブに出かけた。
山国川に沿って212号線を走ると、2012年7月に2度にわたって発生した集中豪雨の爪痕があちこちに残っていた。

豪雨災害以降初めて訪れる耶馬渓だ。青の洞門周辺が甚大な被害を受けた様子をTVニュースで見たが…今ではほぼ以前の状態に戻っているようだ。
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復興をアピールする横幕も。
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西谷地区R500から2012年2月に完成した中津日田道路の本耶馬渓耶馬渓道路(約5Km)を走る。車も少なく新しい路面は快適で気持ちよい。災害後にはR212の迂回道路として利用されたようで、深耶馬渓方面へは時間が短縮されて便利が良さそうだ。高規格道路で無料。

雲八幡宮マップ(赤~雲八幡、青~朝吹家跡)


中津市耶馬渓町宮園の雲八幡宮へ到着。
本殿前に聳えていた樹齢1300年の御神木は、2004年の台風で途中から折れて腐食がすすんできたので2010年8月に伐採された。
その後、御神木の根は4mほど掘られて取り出される。皮や汚れを取り除いて安置されたこの大根(おおね)を潜ると御利益があるという。
昨年暮れにはこの御神木の根に扁額が掛けられた。「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展で2年前に団体優勝した中津北高校書道部前部長の幸野真子さん(3年)が揮毫している。
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神殿にお参りすると宮司の秋永勝彦さんがおられました。帰郷されてからは神社行事の活性化や地域づくりに邁進されている。昨年5月には境内で 雲の森コンサート「宇崎竜童引き語りLIVE」 を開催している。
交通安全のお守りを求め、暫しお話をさせていただきました。今年大台に乗られるそうですが…お若いです。
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八坂社、稲荷社三神へお参りしたら近くの「ギャラリー雲の森」へ。
古い民家を改修してギャラリー&喫茶室となっている。
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羽子板展が開催されていました。
東京浅草橋「吉徳大光」が毎年皇室に献上されている羽子板で、芝居で実際に役者が身に着けている着物と生地やデザインが同じ物をまとった歌舞伎の主人公たちだ。
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歌舞伎解説本。
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だれ(管理者)もいないギャラリーを勝手に見学しましたが、お茶やケーキ、そして雅楽演奏も楽しめるようです。
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ギャラリー近くの道路沿いに「朝吹英二翁生家跡」の案内標識を見る。向うの杜が雲八幡宮。
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朝吹英二(1849年~1918年)はこの地の大庄屋の次男として生まれる。広瀬淡窓らに学び、20歳で上京して福沢諭吉の門下生となる。諭吉の「学問のススメ」を出版し慶應義塾の財政に貢献するなどが認められて諭吉の姪と結婚。その後、三井財閥・鐘紡・三越・王子製紙などの経営に関わるなど明治の産業界リーダーとして活躍する。
英二の息子朝吹常吉も実業家。孫の朝吹三吉はフランス文学者、朝吹登水子は翻訳家。三吉の義父は衆議院議長の石井光次郎。曽孫の朝吹亮二は詩人で仏文学者。亮二の子(英二の玄孫)の朝吹真理子は第144回芥川賞作家と名門一族だ。
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その朝吹真理子さんは、昨年秋に行われた「国東半島アートプロジェクト2012」では2カ月ほど国見町伊美の民家でスタッフの皆さんと合宿をされている。
「国東×異人(まれびと)」のテーマで演出家の飴屋法水さんと共にアートバスツアー「いりくちでくち」を仕掛け、参加者やパフォーマンスの行われた国東半島各地にいまだ余韻を残している。


広い敷地跡。
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帰路の柿坂近くでは、サイクリングロードとなっていた軽便鉄道旧耶馬溪線の鋼板橋桁や橋脚が流されており、被害の甚大さを実感する。

          春を待つ辛夷?の蕾 
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          蝋梅
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by jinashi | 2013-01-17 13:02 | ドライブ&トリップ etc | Comments(0)

高岩(353m) ~一望岩   大分かくれ名山?
 
GPSマップ (拡大します)
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ネット友達の MORIさんご夫婦(行橋市)が夷の高岩~一望岩へ登ると聞き、ご一緒させてもらうことにする。
MORIさんはアルプスや北海道など各地の山に精力的に登っており、つい最近には九州百名山(地図帳・旧)を完全登頂されている。そして今度は何と、大分百山を目標に県内あちこちの山を歩いています。

前日に、まだこのコースを歩いていないいっちゃんに話すと一緒に登ることになり、ママと3人で豊後高田市夷の前田登山口で待ち合わせ。
JIMNYが到着してMORIさんお二人と初対面のご挨拶。
スタート前の記念写真。9時20分。
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前回、豊津の信ちゃん&俊ちゃんに同行したときには通らなかった清厳寺の奥ノ院といわれる祇舎谷不動から登ってみる。苔むした古い石段を上っていく。
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祇舎谷不動から右手にまわり裏山の急坂へ取り付く。ひと山越えたところからこんどは岩場を這い上がる。
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鞍部から急坂を登ると高岩直下に出る。右に巻いてひと登りでテラスに上がる。
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足元から絶景が広がる。南の九州百名山(地図帳)・中山仙境(317m)よりこちらが36mも高い!
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目を凝らすと無明橋も見えている。(ズーム)
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高岩に上がる。山頂から東の絶景。
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高岩山頂写真。10時41分。
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しばし景観を楽しんで今度は前方の一望岩へ。
景色を楽しみながらアップダウンのやせ尾根を進む。
一望岩直下の難所をよじ登る。
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一望岩山頂写真。(いっちゃんカメラマン~ありがとう)11時50分。
一望岩下で昼食とする。
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一休みしたら急坂を下って後野越へ下りる。
ここからは峰入り道となり夷谷へと杉林の中を下っていく。
夷の六所神社上の県道653へ。12時54分。
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六所神社や霊仙寺などを巡って前田の駐車場所へ戻る。13時28分。
お疲れ様でした。
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その後我が家でMORIさんご夫婦といっしょにお茶会?を。これまでの山歩き体験など貴重はお話をお聞きしました。
しばらくは大分百山つぶしで大分県南部を攻める?ようです。
MORIさん、M子さん、またご一緒させてくださいね。
by jinashi | 2013-01-07 20:34 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(6)

車中泊した熊本県の某所を早朝に出発。
今日は五家荘の保口岳を登ろう。 この山も2年前の地図帳でデビューした九州百名山だ。
 (マップ)


保口岳(ほくちだけ・1281.3m) 九州百名山(地図帳)~86座目

美里町砥用をR218からR445へ入ると電光掲示板に「積雪チェーン規制」とあり…。今日は寒気が入って気温も上がらない予報だが…うーん、予想外の雪だ。
二本杉峠へ向かって登っていくと中ほどから氷結した雪道となる。バリバリと音を立てながら恐る恐る狭い道をゆっくりと登っていくと夜もうっすらと明けてきた。対向車に出会うこともなく、やっと登り上がった二本杉峠は一面の銀世界だ。 気温は氷点下5度。
4年目にン万円で買ったゴム製タイヤチェーンを説明書きを見ながら装着する。(今まではお守り状態だったのだ)思ったよりスムーズに装着完了。
二本杉峠から五木村方向へと下っていく。京丈山入口辺りで雪も無くなってくる。
途中に工事中の所も多いR445を進み八代市と五木村境の下鶴から県247へ入る。大きく左カーブした右手に「保口岳まで7Km」を見て市道へ入る。案内板を確認しながらくねくね進んで(登って)行き止まりとなったところが登山口だ。   遠かった…
京都ナンバー軽四の先客が1台。

準備をしてスタートする。9時36分。ここの標高≒820m。
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竹林を進む。
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竹林を抜けると最後の民家。正月飾りはあるが住んでは無いようだ。
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「保口岳110分」の標識から右へ入る。少し雪も出てきた。
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ススダケの急坂が続きやや屈み姿勢で登っていく。
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植林帯に出てジグザグに登っていくと若い男性が下りてきた。暫し立ち話をする。正月休みを利用して九州の山旅に来られていた京都のMさんでした。
早朝7時頃から登られたそうで、山頂までの雪を被ったススダケには難儀をしたようでした。
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作業道へ出合いジグザグに何度も登り返して高度を上げて行く。
保口林道に出合う辺りから展望も良くなってくる
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谷向こうに見えるのは五木村の山々のようだ。左奥は仰烏帽子山か?
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さらに林道を進んで尾根から山へ取り付く。
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尾根伝いに登っていくとスズタケが多くなってくる。
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雪も深くなってくる。
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Mさんのおかげでスズタケに乗った雪がだいぶ落ちていたにもかかわらず厳しい登りを余儀なくされる。ただMさんのトレースに沿って歩けば迷うことはない。
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樹氷も多くなってくるといよいよ普賢峰直下の岩場に取り付く。20mほどの起立した岩場を立木や根や岩角を捕まえてよじ登る。右下は見ない(ほうがよい)。
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登り上がった正面がお地蔵さんの居る普賢峰の山頂だ。11時30分。標高≒1280m。
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お地蔵様は鬼山御前様。下部に伝説が書かれているようです。
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山頂から青空に樹氷の枝がひろがります。
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その先を急激に下っていく。鞍部までもスズタケが密集している。
最低鞍部あたり。
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登り返しもスズタケに悩まされる。人吉かめさん「あと5分」の標識が見えて元気が出る。
ススダケの籔から抜けると保口岳山頂に飛び出す。12時2分。
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泉五家荘登山道整備プロジェクトの新しい山頂標識と2等三角点の前で山頂写真。
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先ほどの普賢峰を望む。
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南東に遠く見えるのはじなし未登の上福根山か?
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南よりのこちらも未登の積岩山(右の先)か?
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北の大金峰・小金峰や国見岳方向は樹木で確認できず。
気温も低くすぐに下山とする。Mさんのトレースを辿る。
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植林帯を緩やかに下っていくと15分ほどで林道に出る。
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頭上の普賢峰を仰いだり、保口岳山頂を振り返ったりしながら林道を40分ほど歩いて朝の登山路と出合い周回する。
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往路を滑らないように気をつけながら無事に下山する。13時34分。
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スズタケには苦しめられましたが普賢峰や保口岳山頂からはすばらしい景観でした。
鬼山御前の平家伝説ものこるいい山です。
そして青空をバックにすばらしい樹氷も楽しむことができました。

GPSマップ(拡大します)
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帰路に登山口近くの市道沿いにある鬼山御前伝説の地を訪れる。
五家荘の岩奥という所に隠れ住んでいた鬼山御前は、屋島の合戦で源氏方の那須与一が、平家方が掲げた扇の的を弓で射たという、その的になった扇を持っていたといわれる、平家の官女・玉虫御前のことだともいわれています。彼女は平家追討に訪れた源氏方の那須小太郎宗治(那須与一の息子)を引きとめているうちに、恋に落ち、夫婦になったのだそうです。
この鬼山御前、とてもお乳の出がよく、近所の子どもたちにも乳を与えていたという言い伝えも残っており、現在は乳の神様として、泉村の保口若宮神社にまつられているそうです。(HP気になるくまもとより)

その保口若宮神社に祀られた石造の鬼山御前。お年玉の重ね餅もお供えされていました。
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隣に湧き出る水は年中温度も一定で飲むと乳の出が良くなるという。おいしい水でした。
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帰路に椎原の緒方家屋敷に立ち寄る。
平清盛の孫、清経の末裔が姓を緒方と改名しこの地に住みついたという。300年ほど前の兜造りという合掌づくりで隠し部屋などがあるという。
九州脊梁山地の白鳥山には清経居住跡の標識も立っている。
ただ、大分県宇佐市長洲の小松橋たもとには清経の墓がある。若くしてこの沖の豊前海に身を投げたというのだが…。
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 また新たな山旅の思い出をつくることができた2泊3日の遠征でした。
by jinashi | 2013-01-05 16:39 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

2013年、平成25年が明けた。
挑戦中の九州百名山(地図帳)もあと16座となった。(新版九州百名山はあと12座)
今年の前期高齢者となる日までに達成したいと思っているのだが…厳しいかな?
 残りの16座~
州藻白岳、七つ岳、九千部岳(長崎県)
龍ヶ岳、天主山、保口岳、上福根山(岩宇土山)、山犬切、積岩山(熊本県)
三方岳、石堂山(宮崎県)
愛子岳、モッチョム岳、黒味岳、宮之浦・永田岳、太忠岳(鹿児島県・屋久島)
  ※新版九州百名山の未登山~諸塚山(宮崎県)。

 

マップ(赤~龍ヶ岳・青~念珠岳・緑~白岳)



龍ヶ岳(りゅうがたけ・469.6.m) 九州百名山(地図帳)~85座目
 
早くから帰省中の長男ファミリーも正月スキーに出かけるらしい。今年の初登りは元旦午後から自宅を発つ。
2年前の正月にも訪れたのだが…上天草島の山を登ろう。天気もなんとか良さそうだ。
2011年5月発刊の九州百名山(地図帳)に新登場した龍ヶ岳を登頂し、天草のマップにある「観海アルプス」の一部を歩いてみよう。
観海アルプスとは~
九州自然歩道の一部で、天草東海岸を南北に松島の高舞登山(たかぶとやま)から龍ガ岳まで約20kmの稜線を雲仙普賢岳、不知火海や阿蘇連山の眺望を楽しみながら歩くルートだ。


夕方には上天草市の道の駅有明に到着する。駐車場は車中泊でほぼ満車。
イルミネーションで華やかに彩られている。
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早朝に道の駅を発ってR266を八代海沿いに南下する。龍ヶ岳町高戸地区から山へ向かう。くねくねと登り上がり標識に従って進むと山頂部の広い駐車場へ着く。まだ誰もいない。
管理棟の前から山頂部へ向かって歩く。7時50分。
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5,6分歩くと「砥岐の里」として整備された公園地となった山頂部へ着く。
最初に左手の龍ヶ岳山王神へお参り。周辺には荒れたジャングルジムやステージ広場などがある。
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その先からこの後登る念珠岳を望む。
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朝日が射す龍王神へ参拝。
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先端部にある展望台へ。
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階段手前に3等三角点がある。ここが山頂なのだろう。
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先端部の岩から御所浦などの島々が絶景。御所浦となりの横浦は2008年2月の「第2回半島地域づくりフォーラム」の際民泊したことが懐かしい。
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展望台の上ですが…山頂写真。8時10分。
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近くにあるミューイ天文台。口径50㎝のカセグレン式反射型望遠鏡を備え、惑星や星雲・星団なども観測できるようだ。ミューイ=「見よう」を意味する天草の方言のようです。
本日元旦も(午後から)営業とありました。
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駐車場に戻る。8時25分。これで九州百名山(地図帳)を登頂したことにしよう^^;
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駐車場横の展望台から見えた倉岳と矢筈嶽。(ここもほぼ山頂まで車でした)
2年前に登った(新版)九州百名山だ。
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念珠岳(ねんじゅだけ・502.8m)  熊本百名山
次は念珠岳に登る。念珠岳は観海アルプスでは標高が一番高い山だ。
龍ヶ岳から下って朝のR266に出る。少し松島方向に戻って姫戸町二間戸から林道大川線へ入る。
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しばらく進んだ左カーブが念珠岳の登山口。
白い鉄柵から山へ入る。9時8分。ここの標高≒120m。山頂まで380mほど登る。
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すぐ前方上部に山頂部が見えてくる。
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ここは昔からの山越えの里道らしい。人や雨水でえぐられた登山道を進む。
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登り始めて30分ほどで地蔵峠に着く。右より二弁当(のべっとう)峠からの観海アルプスのコースに出合う。
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いいお顔のお地蔵様。
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ここから観海アルプス(九州自然歩道)を歩く。
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見晴らしの良い休憩場所へ出る。先には山頂部が見えている。
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少し先へ登った大作山林道へ続く分岐を左へと山頂へ向かう。しばらく急坂を直登し今度は右へひと登りで山頂に着く。10時12分。3等三角点がある。
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高度感のある素晴らしい景色の山頂です。すこし佐伯の元越山の雰囲気がします。
不知火海に陽が降り注いで感動的シーンです。
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南に先ほど登った?龍ヶ岳が。
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北に2年前に登った次郎丸嶽(太郎丸嶽)やこの後登る白岳が。
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山頂写真。そのあとゆっくりと朝昼兼用でお腹にいろいろと入れます。
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40分ほどゆっくりと景観を楽しんだら下山とする。
こんな素晴らしいお山に誰とも会わないなんて…と話していたら、熊本からのご夫婦と出会いました。
往路を戻って無事に林道へ下りる。11時29分。
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お地蔵様のそばにツチトリモチが残っていました。
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 念珠岳GPSマップ(拡大します)
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白岳(しらたけ・372.8m) 熊本百名山
 鋸嶽(のこぎりだけ・347m)~不動の滝
念珠岳登山口からR266へ出て朝の来た方へと戻る。姫戸町姫浦の「観海アルプスルート白岳方面」の看板を見て左へと山へ入る。
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くねくねと登って行き、白嶽森林公園キャンプ場手前の矢岳神社入り口の東屋へ車をとめる。
鳥居の方へ歩き始める。12時2分。ここの標高≒250m。
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大岩に囲まれた矢岳神社へ参拝する。山の神が2体(男女の神)祀られているという。
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少し先にあるドルメン。古代遺跡の巨石墓で天井石を石柱が支えており、世界最大級のものらしい。矢岳神社の謂れはここからか…。
ここ矢岳、その先の白岳、蕗岳の三峯には巨石が多く、メンヒル(方位石)やペトログラフ(古代文字)などもあり天地創造神話が伝わっているようだ。
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石段状の登山路を行く。
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不知火海を見下ろす稜線へ上がってきた。
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前方に白岳山頂部が見えてくる。
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岩場をひと登りで山頂へ上がる。
「ワァ~」とつい声が出てしまうほどの絶景だ。12時36分。
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足元から切れ落ちた断崖の向こうに不知火海が広がる。対岸の八代市はすこし霞んでいる。
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山頂写真。
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山頂から丸木階段を下る。前方にこれから登る鋸嶽が見えている。その後に2年前に登った次郎丸嶽も。
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舗装路へ下りる手前で先ほど念珠岳で出会った熊本のご夫婦と再会?する。
舗装路を横切って鋸嶽へ向かう。
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一旦谷へ下りて登り返す。右へと尾根に上がりすこし登ると鋸嶽山頂に着く。13時20分。
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前方に先ほど登った白岳が。(ズーム)
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後方には次郎丸嶽が。(右は太郎丸嶽)
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谷へ戻って不動の滝へ向かう。標識から下っていくと滝音がしてくる。
不動の滝は人身の助けの神様と言われ、身を清め水行をしてお祓いすると大病も治るという。
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遊歩道を戻ると車をとめた矢岳神社下の東屋へ周回する。13時55分。
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遠くはすこし霞んでいたが、観海アルプスという名の通り尾根筋からの景観はすばらしいところでした。
 

GPSマップ(拡大します)
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by jinashi | 2013-01-04 21:22 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

平成25年新春 謹賀新年

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このブログも4年目となりました。
今年もあちこちの山歩きの様子や国東半島のあれこれを発信します。

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by jinashi | 2013-01-01 10:46 | 国東半島あれこれ | Comments(12)