大船山(たいせんざん・1786.2m)  日本300名山・九州百名山 ~8回目
 

天気予報は晴れマーク。
くじゅう連山のミヤマキリシマはまだまだのようだが…来週6月3日に山開きが行われる大船山へひと足先に登ってみよう。2010年12月以来だ。

塚原から下りてくると早朝の湯布院盆地は朝霧に沈んでいる。向こうに今日登る大船山も見える。
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長湯温泉近くからくじゅう周遊道路を進み民宿くじら手前を右の林道へ入る。有氏登山口からの道と合わさると駐車場所へ着く。先客は1台。
前方に緑の黒岳を見て林道を歩き始める。7時14分。ここの標高≒820m。
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今水登山口。林道から山へ入る。
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ジグザグの山腹を登りきると鉄柵を見てややフラットとなる。
バイケイソウやヤブレガサをかき分けて緑の中を進む。
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1時間ほどで今水分岐へ着く。すぐ上の前セリから東尾根に取り付く。
ここから山頂まで標高差600mほどの急坂を登ることとなる。
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勾配が緩んで紅白ポールの立つ台地へ上がると山頂部が見えてくる。
咲き始めのミヤマキリシマが迎えてくれる。
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台地を過ぎると急登が続きいつものスローペースとなる。
きつい登りも林床の花々に癒される。
右手に米窪の縁が現われ、随分登ってきたことを実感する。
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背後に万緑の黒岳(左に高塚山(1587m)右に天狗)を見下ろす高さとなる。
奥には由布岳も。ここまでくれば山頂はもうすぐ。
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厳しい急坂を登り終えると大岩の右を巻いて行く。左下に御池を見る。山頂もすぐそこ。
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入山公墓地コースと合流するとすぐに山頂だ。11時ちょうど。
中岳、三俣山方向。三俣の麓は坊がつる。
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数組が中岳方向を向いて休んでいる。木陰もなくすこし紫外線も気になるが、爽やかで気持ち良い。
山頂写真。
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山頂のツクシドウダンもまだ蕾。赤いスカートを広げて咲き乱れるのはしばらく先のようだ。
昼食をとって一休みしたら段原へ下っていく。花は未だでも次々と登山者は登ってくる。
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段原や北大船周辺の山肌をピンクに染めるミヤマキリシマも今はまだまだ蕾。
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段原から米窪(こめくぼ)の縁に沿った道へ入る。北大船の東側窪地のミヤマキリシマはほぼ枯れているようだ。
両サイドの樹木が迫り狭くなった道を進むとミヤマキリシマがチラホラ咲き始めている。
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米窪縁のエンドから底をのぞくとうっすらと人が歩いたような跡が見える。
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急坂をセリ谷へ向かって下りる。この尾根にはヨウラクツツジが群落している。
少し早いかなと思っていたが蕾をたくさんつけていました。
展望所から新緑に覆われたセリ谷を見下ろす。
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セリ谷へ下りつく。右が前セリ。左が風穴・奥セリ方向。
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前セリ方向へ向かう。
崩壊地、上峠分岐、東尾根分岐を過ぎて今水分岐へ着く。
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以前、今水に向かって下りるといつの間にか今水分岐へ戻ってしまい、キツネの騙されたような気持となったことがある。
この話をある人にしたら、そのある人は2周したと聞いて大笑いしました。003.gif
(現地をじっくり歩きその原因を調べて解決しました~下山路は左へ向かうのに、右のもう一方の登りへ入ってしまった)
花々と出合いながら登りも下りもゆっくりのんびりで無事に下山しました。14時34分。
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山頂近くで会った男性から「平治の麓で3分咲き」と聞きました。
くじゅうミヤマキリシマのピークはもう1、2週先のようです。

今日のGPSマップ(拡大します)
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          フタリシズカ
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           チゴユリ
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          ハルリンドウ
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          ホウチャクソウ
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          マイズルソウ
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           ユキザサ
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           クサボケ
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           イワカガミ
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          ツクシドウダン
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          ヨウラクツツジ
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           ハナイカダ
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by jinashi | 2012-05-29 21:37 | 大分県の山歩き~くじゅう山系 | Comments(2)

湯の町別府の背後に聳える峰々(伽藍岳から鶴見岳へ)は「別府アルプス」とも呼ばれ、尾根を縦走すれば東に別府湾が、西には由布岳やくじゅうの山々のすばらしい眺望が楽しめる。
この山系で未踏のコースとなっているうさぎ落しコースから内山へ、さらに石楠花尾根から大平山を周回してみよう。まだシャクナゲの花も楽しめるかもしれない。

内山
(うちやま・1275m) 
      大分百山 3回目
大平山(おおひらやま・810m) ※扇山と呼ばれている   大分百山 2回目

明礬温泉から明礬薬師寺へと入り狭い道を上がっていく。道なりに進むと未舗装となり開いたゲートを通る。
(2010年9月5日に兵庫県から秘湯めぐりで鍋山の湯を訪れた女性看護師が首を絞められ殺害されるという残忍な事件があった。犯人は逮捕され、大分地裁で強盗殺人、強制わいせつ致死罪により無期懲役が確定したが、観光都市別府にとってイメージダウンとなってしまった。事件から1年以上、このゲートは閉ざされていたようだ。)
急に前方が開け緑の草原が広がる。正面に内山が、左に大平山を望む。
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Y字分岐が現われてその下の広場に車を止める。山口ナンバーの先客が1台。
下山は左手から戻ってくることになる。
分岐からダート道をまっすぐ歩きはじめる。7時21分。ここの標高≒420m。
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すこし歩いた道路わきに献花台が置かれたままになっている。ここがその現場なのだろうと思うと胸が痛む。次のゲートが現われ立入禁止となっている。その先から山道へ入る。ゲート横にある灯篭様標識柱。
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右に温泉らしきが見えたので立ち寄ってみる。ここがあの鍋山の湯のようだ。湯船は2段になっている。数十メートル上方にはカラスの湯という泥湯もあるらしい。どちらも今は利用禁止?のようだ。
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舗装路を進み三つ目の砂防ダム手前を左岸に渡り、ゴルフボールのついたロープに取り付く。ここから山道となる。
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最後の砂防ダム上を横切って山へ入る。
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新緑の森で一休み。
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木や石につけられた黄色のマーキングや古いテープを頼りに進む。あまり歩く人がいないようでまごつくところも数か所ある。谷の奥へ入ると次第に勾配が増し、「ウサギ落としコース」の名のとおり連続する急登にママもスローダウン。
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ロープ場を登り上がるとフラットになり地面と岩から湯気が上がっている。ここは以前塚原越から入って見学した所。
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その先で塚原越に到着する。標高は≒920mか。
前方から塚原温泉からの5人グループが登ってきた。
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一休みしたら内山へと向かう。
しばらくはフラット気味のアップダウンを進むが、山体が近づくと連続するロープ場の急斜面を登っていく。
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横長となった内山の肩に上がり、緩やかなアップダウンを歩く。右に由布岳が雲に隠れている。
左に石楠花尾根分岐を見てその先が山頂だ。3度目の山頂に着くと、先のグループが昼食中。
山頂写真。11時34分。4時間以上かかったスローペースでした。
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別府方向からガスが湧きあがって船底を西へ駆け抜けている。ときどき山頂部まで溢れて流れる。肌寒くなったのでウインドブレーカーを着て風裏で昼食タイム。
一休みして山頂を後にする。
分岐を石楠花尾根へと下りて行く。
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2008年正月に大平山から石楠花尾根に取り付き、次々とピークを登って下って正面に内山が迫ってきたところでタイムアップと雪と疲労でリタイアした思い出?がある。
少し下ったところで終盤となった石楠花が目につくようになる。
シャクナゲは数年にわたって蕾が少ない年があり、その後素晴らしい花をつける年があると聞いたことがある。
厳しいやせ尾根を横歩きで緊張しながら進む。
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右下に別府市街地や高崎山、その先が大分市街地方面。
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更に何度もアップダウンを繰り返して鞍部となるへびん湯分岐へ着く。内山から2時間経過。
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鞍部から標高差50mほど登り返すと大平山山頂へ上がり着く。14時ちょうど。
オートバイのエンジン音が鳴り響いている。自衛隊別府駐屯地よこから駆け上がってきたのだろう。
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すぐにUターンして鞍部をへびん湯へ下りる。ここも初めてのコース。
大きなジグザグを繰り返して林道へ下りる。
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左下に男性の声がして露天湯がちらりと見える。ここがへびん湯。
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さらに道なりに進み、左に恵美須社を見てくねくね曲がった林道を行くと右下に露天湯が見える。男性が4人入っているようだ。そこは「つるの湯」といわれている。
別府秘湯露天風呂には「からす」と「へび」と「つる」となぜか動物の名が付いている。
この道路は「別府一周遊歩道ルート」となっているようだ。
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左へ大きくカーブすると車が見えてきた。
ママも1か月ぶりの山歩きで体も重かったようだが…何とか無事に周回コースを歩き通すことが出来た。15時ちょうど。
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今日のGPSマップ(拡大します)
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明礬温泉のホテル「さわやかハートピア明礬」の湯で疲れをほぐす。500円。

           ベニバナニシキウツギ
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            コツクバネウツギ(虫が中に・・)
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             ミヤマキリシマ
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              ヒトリシズカ
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            ツクシシャクナゲ(咲き残り)
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               オトコヨウゾメ
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               ベ二ドウダン
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                 チゴユリ
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by jinashi | 2012-05-23 22:39 | 大分県の山歩き~由布・鶴見系 | Comments(0)

宇佐八幡行幸会八ケ社めぐり

NHK文化センター主催「第2回八幡文化を訪ねる旅」に参加した。
今日の学習は宇佐八幡行幸会の八ケ社巡り。

宇佐八幡行幸会は6年に一度(卯と酉の年に)作り替えられる御神体(7月初旬初午の日、薦神社(中津市)の三角(みすみ)池で刈り取られた真薦で作られた枕)を神輿にのせて宇佐八幡と歴史的かかわりが深い八ケ社の霊場を巡幸する行事で765年に始まり、鎌倉時代まで続いた。1616年、中津藩主細川忠興により再興されたがその後現在まで中断している。
11月初旬初午の日、大宮司以下神職とともに行幸する。
行幸の順は
宇佐八幡→①田笛社(赤)→②鷹居社(オレンジ)→③郡瀬社(黄緑)→④泉社(酒井泉社・緑)→⑤乙咩社(青)→⑥大根川社(紫)→(薦神社)→⑦妻垣社(ピンク)→⑧小山田社(黒)→宇佐八幡…と記録に残る。


足首捻挫と聞いていた青鬼さんもバス乗車地の宇佐駅前に立っていた。サポーターにストック姿でややぎこちない歩きっぷりだが…その学習意欲は御立派です。(前回と同じ)バスに乗り込む。
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同乗の皆さんと大元神社例大祭以来(20日ぶり?)の再会。最初の田笛社へ向かう。
田笛社は豊後高田市中心部から宇佐駅にむかう途中の213号線そばにある。
ここは豊前(宇佐市)と豊後(豊後高田市)の境あたり。いつも横を通って知ってはいたが初めて訪れる。
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宇佐八幡宣託集には
「田布江(タフエ):古老伝に云う、田笛也。大御神御修行の昔、この所で田笛を吹き、田飯を得られます故に、こう云うなり」とある。   意味は?良くわかりません。
境内や神殿も荒れている。
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次に向かったのが鷹居社。宇佐市役所対岸となる駅館川右岸にある。
宇佐小倉山麓の菱形池の笹の上に黄金の童子となって現われた応神天皇(八幡神)がこんどは黄金の鷹となって駅館川の松の木に現れたので大神比義(おおがのひぎ)と辛島勝乙女(からしまのすぐりおとめ)が鷹居社を建てたという。
周辺は鷹居地区公園となっている。
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先生、運転手とも進路不明となり地区のおじさんの軽トラに先導してもらって宇佐市乙女の乙咩社に着く。
乙咩社は古代の古墳上に建てられたという。
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神社の南にある乙咩水(「ゼミノクチ」とも呼ばれる)といわれる御神水。
八幡神が辛島の酒井泉社からこの地に移った時辛島勝乙目が泉を掘って八幡神の洗浴に関する奉仕をされたという。ここの地名もこの乙目に由来するという。(御霊水の説明書きより)
乙咩神社の近くに八幡小学校がある。宇佐八幡宮近くには宇佐小学校がある。なしか?
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四日市の「うなぎの竹の屋」で昼食をとったあとに訪ねた大根川神社。
中津市にほど近い宇佐市佐野のR10線沿いにある。
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宣託集には
「大禰河:古老伝に云う。大根川也。大御神御修行の昔、この川辺で大根を召されたので、この名という。社有り、祀あり」とある。
神殿を鉄骨の建屋が覆う。なんか侘しい感じだ。
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四日市へ戻って辛島交差点(ローソンの道向こう)にある泉社を訪ねる。
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別名酒井泉社といわれるごとく霊水が湧く池がある。
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「宝池~天平宝字3年(763年)に、社殿の傍らの霊水で酒を造って八幡神に献じ、その残滴を地に注いだところ、泉になって湧き出たという伝説から、この場所に池を掘ったのが起源であろう。それ以来、昭和の終わり頃まで約1200年間湧き出し続け、名水として、また水田の灌漑水として永く広く利用されてきたが、平成の初め頃(1990年)市の下水道工事で泉の水脈が切断され、湧水量が減少してしまった」(説明板より)
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法鏡寺交差点そばにある郡瀬(ごうせ)社。
前をR10号が通り、車の通行量が多い。横の駅館川にかかる橋を瀬社橋という。
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ちょうど立ち寄られた地区自治会長さんからご説明をしていただきました。
社殿裏を宇佐往還が通っており、突き当った土手が昔渡し場のあったところ(画像の左下あたり)で、対岸はミスターマックスのあたりという。(むこうの塔の立つ手前あたりに鷹居社がある)
行幸会では鷹居社から船でここ瀬社へ到着したという。
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次の目的地は安心院町の妻垣(つまがけ)社。八ケ社のうちここだけ1社ぽつんと離れている。社紋は宇佐神宮と同じ「三つ巴」。韓国の国旗は二つ巴?
平成27年には創建1250年を迎えるようだ。
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「妻垣山(ともかきやま)」は太古比咩大神(三女神)の御降臨された霊地にして、宇佐神宮第二殿と言われる。…」(社殿にある妻垣神社由緒記より) 
降臨された比咩大神は「玉依姫命」であり、安心院の地名は比咩大神が院の内で安心したことに由来するとある。  
比咩大神が御降臨されたという神社奥宮にある巨石(磐座)は神社から340mほど行ったところにあるようだ。その磐座が「足一騰宮(あしひとつのあがりみや)」(「一柱騰宮」とも表記する)の奥宮とされているようだが…あわせて次回の宿題としよう。
※一柱騰宮と言われている地は近隣に3か所あるらしい…。
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足形石(馬蹄石)。説明書によると~八幡大菩薩が人皇(応神天皇)の昔、龍の駒に乗りこの山に飛び翔けたときの足跡が残っているという。崩落の恐れがあるため社殿近くに移転したという。
御許山にも同じような伝説の石があった。
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神社裏手にある「騰宮学館」跡。大正2年、神宮皇學館を卒業した林正木氏が私財を投じて開校したという。当時貧しくて進学できない人のために教員や神職を養成したという。
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妻垣神社についていろいろと説明して下さった矢野省三先生。(右・白いジャケットの方) 現在宇佐市の教育委員をされているそうです。
先日の合同新聞で見た「松本清張と安心院 隠れた九州の霊地」(松本清張とふるさと安心院の会発刊)についても解説をしていただきました。
左の本を持つ人は今回お世話をしていただいた事務局の島田稔さん。1年前までNHK大分のアナウンサーをされていました。
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「バスは山路の峠を走るが、その峠を越すと、山峡が俄かに展けて一望の盆地となる。早春の頃だと、朝晩、盆地には霧が立籠め、墨絵のような美しい景色となる。ここの地名は安心院と書いて「あじむ」と読ませる。正確には大分県宇佐郡安心院町である。」 ~ではじまる「陸行水行」は松本清張により昭和37年に書かれている。邪馬台国をテーマにした小説だが、清張は何度も安心院を訪れている。
出版された本。1500円。宇佐市内の書店などで販売されている。
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最後の目的地は小山田社。
安心院から宇佐市正覚寺へ入っていく。下矢部あたりでじなしの思わぬ方へとバスは進む。県658を樋田のケーズ電器ちかくに来てしまったのでじなしが志願してナビを務める。数年前に行ったので何とか覚えていたが狭い道を通ったので木の枝がバスに当たって運転手さんに気の毒なことをした。
神殿と拝殿の間の申殿(もうしでん)は基礎だけが残る。
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階段を上がった鳥居の額には「貴布祢」とある。小山田の名は神殿建設の祭の寄付者芳名板に見られるだけ。
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託宣集によると
元明天皇・霊亀2年(716年)、鷹居社にいた応神八幡神は「此の所路頭にして、往還の人無礼なり。此等を咎むるは甚だ愍(メグ)し(憐れである)。小山田の林に移り住まんと願う」との託宣し、これを受けて「大神諸男・辛嶋勝波豆米が大御神の御心を奉じて、宮柱を立て、小山田の神殿を造り奉り、祭祀を致す」とある。
その後、養老3年(719年)の「隼人の反乱」で朝廷からの鎮圧祈願を承けた応神八幡神は「吾行きて降伏さすべし」と託宣し征討軍の先頭に立って出征、乱の鎮圧に多大の貢献があったという。この隼人の乱鎮圧への貢献によって、国家鎮護の神としての応神八幡神が中央にも広く知られ、小椋山(現宇佐神宮)遷座とつながっていったという。
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本日もいろいろと楽しい解説をしていただいた後藤先生。(青いシャツの方) 解説よりも冗談の方が多かった? 先生、目をつむった画像でごめんなさい。
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以上で今回の学習は終了です。みなさんお疲れ様でした。

5日間かけてに八ケ社行幸会を終え本宮に還幸したら、その新しい御神体を上宮に納め、同時に旧御神体を上宮から下宮へ移される。
ここからが旧御神体の行幸会となる。4泊して国東半島を横断し5日目(新御神体行幸から10日目)に奈多八幡宮沖の小島(巌島)から古いご神体を竜宮へ還すとして海へ流したようだ。(この旧御神体行幸会は中世になって行われるようになったという)


 
by jinashi | 2012-05-21 23:06 | 国東半島あれこれ | Comments(0)

初日12日「六郷満山峰入り道を歩く」 
初日GPSマップ
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気持ち良い五月晴れに恵まれて、第9回み仏の里くにさきウオーキングが国東市国見町にて開催された。
初日土曜日は峰入り道を歩くコースで、定員80人としていたが当日参加者もいて予想外の89名もの大人数となる。遠くは京都府城陽市や諫早市、大牟田市などからも参加していただきました。
赤根温泉・湯の里渓泉で千灯岳をバックに開会式。
国東市商工観光課・滝口新一課長が歓迎のご挨拶。
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湯の里渓泉のマイクロバスで2グループに分かれて出発。(じなしはオンパクのガイドへ…)

西夷の梅の木磨崖仏でくにさき案内人・元浦ガイドの話に耳を傾ける。
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西方寺では地元の小野さん(Gパンの男性)達が心温まるお接待を出していただきました。皆さんにとても喜んでいただきました。(感謝)
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大藤岩屋、阿弥陀越への急坂を登る。
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午後3時すぎには全員無事に歩き終えました。(画像提供:青鬼さん)


13日「戦国武将吉弘氏を訪ねて」~武蔵町周回コース

南北朝から戦国時代にかけて国東半島で活躍した吉弘氏一族だが、最後の4代に渡って非運の死を遂げている。ウオーク第2日目はその一族が治めた武蔵町吉弘城や国指定の楽打ちが伝わる吉弘神社などを巡るコースで行われた。じなしも途中よりサポーターとして参加する。
2日目GPSマップ
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昨日に引き続いて若葉風が気持ち良い晴天となる。
武蔵西小学校で開会式。三河明史国東市長のご挨拶。
このウオークは、三河市長が大分県東部振興局長時代に、国東をゆっくり歩いてその魅力を知ってもらおうと立案、旧4町よりの実行委員により平成20年3月より始まっている。
今回で9回目、27コース目となる。
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国東の山を登る会の原田会長によるストレッチ体操。
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山下事務局長を先導に47名の参加者が出発する。
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1時間30分ほど歩いて六郷満山寺院の丸小野寺に着く。ここは峰入りの第3日目宿営地。翌最終日はここから仁聞縁の地を巡って両子寺にゴールし満願を果たしたあと、翌朝には結願の護摩を焚く。
お寺さんより湯茶のお接待をしていただきました。
近くの稲荷社では毎年2月第2日曜日に地区座元により、子どもの無病息災、防火と五穀豊穣を祈願する伝統行事「丸小野子供修正鬼会」が行われている。(市指定無形文化財)
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丸小野寺から松ケ迫を山越えして臨済宗西光禅寺へ着く。この日は武蔵仏教会の花祭り(お釈迦様生誕祭・旧4月8日)が行われているようでご住職は不在でしたが大広間で昼食をとらせていただきました。
(隣の高台にある天満宮から見た西光寺の伽藍)
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県55を下って吉弘城入口から緩やかに舗装路を登っていく。
吉弘城では吉弘氏家臣末裔の室利則さんや吉弘楽保存会末綱さんが待ち受けていました。
室さんから吉弘城や吉弘氏一族についての説明がありました。
吉弘城は建屋がなく決戦のための山城で、近くには狼煙台もあったようだ。
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林道を下って吉弘氏菩提寺の永泰寺とその下の加藤家・吉弘氏7代墓を巡る。無縫塔が吉弘氏、隣の五輪塔が妻の墓だという。
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県55沿いにある吉弘神社(楽庭八幡神社)で平成8年12月に国指定無形文化財となった「吉弘楽」について説明を聞く。
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「吉弘楽」は南北朝時代の頃、大友一族の初代領主吉弘正賢が戦勝と五穀豊穣を祈願して奉納したのが始まりといわれている。大友氏の改易により一時中断していたが、元禄年間に農作物の虫除けのため杵築藩主が再興する。楽打ち(吉弘楽の演奏)は、本頭(ほんがしら)、中頭(なかど)、末頭(すえ)の3組に大きく分けられ、各組は、音頭、鉦、笛、念仏申、端楽の役に分かれて、総勢49人で行われる。太鼓打ちは、立烏帽子・兜・陣笠をかぶり、旗差物を背中に差すなど中世の武士を思わせる出で立ちで、太鼓を打ち鳴らしながら荘重かつ勇壮に舞います。(市HPより)
吉弘楽は毎年7月第4日曜日に奉納される。
川の向こうにある吉弘楽の絵。
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吉弘神社にほど近い室利則さん宅でお宝の数々を見せていただきました。
(詳細はじなしブログ2012年3月26日で)
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吉弘氏直家臣供養塔にある「三河外記」の名は、三河市長のご先祖だそうだ。
室家に代々伝わる槍を持ち、先祖を偲ぶ三河市長。
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最後の見どころとなる祇園社にある滝口武士の歌碑。
  夕闇
 夕闇は
 空と山とを近寄らせ
 一つ所に眠らせる
 夕闇は
 人と人とを近寄らせ
 一つ所に眠らせる

昭和詩を代表する詩人といわれる滝口武士(1904~1982)は武蔵町の生まれ。
説明は武蔵町の糸永光先生。
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ややお疲れ気味の方もいましたが全員無事に15Kmを歩いてゴールイン。
完歩証をいただいて笑顔となった皆さんとお別れしました。
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 皆さんお疲れ様でした。
 次回は10回目の記念大会(11月24・25日開催予定)となります。皆さんのご参加をお待ちしています!

by jinashi | 2012-05-16 17:56 | 国東半島あれこれ | Comments(2)

峰入り道を歩く(旧千灯寺~赤・五辻岩屋~青)
  

 いにしえの思いを今に~千灯寺
2001年に始まった別府八湯温泉泊覧会(=ハットウオンパク)は地域の人と場所の魅力を体験するイベントとして、湯の町別府から県内各地へと広がってきている。
この春のオンパクメニューにNPO国東半島くにみ粋群が「いにしえの思いを今に~千灯寺」のタイトルで国東半島六郷満山を開いた仁聞菩薩ゆかりの地をめぐる小さな旅を企画した。 
その第1回目には7人のお客様をお迎えし、不肖じなしが案内役を務める。

10時に千灯寺で女性6名男性1名の参加者の皆さんとご対面。
遠くは群馬県太田市からの女性も(大分市のお友達と一緒に)参加していただきました。
最初に千灯寺ご住職今熊豪宏さんよりお寺の歴史やお宝についての紹介がある。
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場所を移動して旧千灯寺の山門がある「西行戻し」へ移動。一期一会の縁あるみなさんと自己紹介をしあいました。
六所宮鳥居~本堂(護摩堂)跡~奥ノ院~枕の岩屋~仁聞国東塔~五輪塔群へとゆっくりと歩き、往時には六郷満山仏教文化が隆盛を極めたという寺跡の歴史遺産を巡る。
若葉がまぶしい本堂跡には半肉彫りの阿吽の仁王が800年もの間にらみを利かせている。
仁王の間で記念の一枚。
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仁聞菩薩が不動の秘法を行じたという五辻岩屋へとミニトレッキングする。ここは峰入り道のハイライトゾーン。爽やかな晴天に恵まれて岩屋の馬の背からは姫島や山口県周南市、愛媛の佐田岬までのパノラマが広がる。こんなにクリアに見晴らせる日はめずらしい。
不動堂で護摩木に煩悩である願い事を書く。
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護摩焚きではお一人ごとにお名前と煩悩を読み上げ、密教の作法により不動明王の炎を借りて焼き清めます。
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続いて大般若経本による加持が各人に行われる。
経本の風を送って功徳を体に送ります。
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肩や背中に当てて経本のエッセンスを体に入れます。ズシリと重みが伝わります。
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護摩焚き、加持も終わって皆さん晴れ晴れとしたお顔をされていました。

お堂ですこし遅めの昼食をとったあと、時間もあったので伊美別宮社へ移動。
お種戻し、国東塔、流鏑馬、陰陽神など巡って14時30分に皆さんとお別れしました。

国東半島六郷満山修験の道をほんのすこし歩きましたが…皆様いかがでしたか? 国東の魅力を少しでも感じていただければうれしく思います。
 ぜひまたゆっくりと国東半島のふところへお出かけください!


  オンパクは6月2日(土)まであと3回開催されます。下記にて受付中!
                       ↓
オンパクのお知らせ
国東半島の魅力を発見する小さな旅です。ご参加をお待ちしています!
  5月12日・19日・26日・6月2日の毎土曜日に開催
      クリック
六郷満山、 祈りの道をたどる
by jinashi | 2012-05-14 13:44 | 国東半島あれこれ | Comments(4)

鹿児島県垂水市垂桜コース登山口


大箆柄岳(おおのがらだけ・1236.4m)
 九州百名山地図帳~79座目  九州百名山(旧)~83座目

最終日の朝を登山口で迎える。
GW後半の3日・4日とも晴天に恵まれたが、今日も五月晴れが期待できそうだ。
5並びのこのよき日?に鹿児島遠征5番目となる九州百名山・大箆柄岳に登る。一帯の峰々は高隈山と呼ばれる古くからの修験者の霊山で、箆はスズタケを意味するようだ。山頂一帯はブナ林の南限といわれ、秋にはこの山系にのみ分布するタカクマホトトギスが黄色の花を咲かせるという。
準備をしていると久留米ナンバーの男性が到着する。
お先に~と登山口の階段を登る。6時9分。ここの標高≒620m。
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登山口から緩やかな勾配の照葉樹の森を歩き始める。アップダウンしながらもすこしずつ高度を上げていく。ここは九州自然歩道でもある。前方から朝日が射してきて早朝の爽やかな登山路を気持ちよく歩く。
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七岳分岐や沢水飲場への分岐を過ぎると3合目の標識が現われ、ここから急登となってくる。左手の樹間から七岳が山容を見せる。
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ロープ場も現われて急坂が続く。
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急に前が開けて景色の良い露岩に上がりつく。5合目標識があり、標高は970mあたりか。七岳(881m)のむこうに桜島が絶景。
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露岩でホットケーキパンとコーヒーの朝食をとっていると久留米の男性が追い付いてきた。山頂先のスマン峠から林道へ下りて周回するそうだ。お先にどうぞ…。
露岩の端から滑り落ちないようにロープにつかまって登山路へ移動する。
この先からは連続した急登となる。ロープや立木、木の根に掴ってひたすら登っていくと杖捨祠へ登りつく。「ツエノカンサー(杖の神様)」といわれ、ここまで登れば杖は要らないということらしい。開聞岳にもあった。
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杖捨祠からは勾配も緩み、密生するスズタケの登山路となる。
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アップダウンの登山路を進むと南限だというブナの大木も現われてくる。
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山頂直下で錦江湾方向を見晴らす。
登ってきた尾根筋を振り返る。右手にうっすらと高千穂峰。
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その先ひと登りで山頂に飛び出す。8時18分。
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久留米の男性と二人ですばらしい展望を楽しむ。
今日は噴煙も静かな桜島。今年はすでに500回ほど爆発しているという。いわゆる「ガス抜き」の必要性もわかるような…。
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南に高隈連山。小箆柄岳~妻岳~そして3日に登った御岳が。
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3等三角点にお賽銭…。
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山頂写真
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前方に見える最高点のピークまで行ってみる。少しこちらが高いのか?
最高点から見る大箆柄岳山頂。
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最高点から戻ると分岐からおじさんが1人、走るようにして登ってきた。地元の方でいつもこのあたりをホームグラウンドにしているという。4月29日には傾山の山開きに杉ケ越からピストンしたという健脚のようだ。
山頂にあるタカクマホトトギスの株を教えていただきました。
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一人となった山頂でこのすばらしい景観をしばし独占する。
下山路では5・6人連れの団体、親子連れや単独女性の方など多くの登山者と交差する。さすが九州百名山。
下りついたのは10時15分。下りは1時間20分ほど。
登山口には駐車スペースを待つ車もいて、登山靴を脱いでいそいそと出発する。
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GPSマップ(拡大します)
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          ミツバツツジ(終わり)
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          如意?スミレ
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          ギンリョウソウ
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帰路に立ち寄った道の駅たるみずの温泉館「湯っ足り館」でリフレッシュ。足湯や売店など多くの観光客でにぎわっているが温泉はたまたま貸切状態でした。展望湯から桜島や霧島連山、鹿児島湾などの景色がすばらしいです。330円。
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3泊3日?の鹿児島九州百名山5岳を元気に登り終えることが出来ました。
未登の山に対してウキウキとした期待感があったので、単独行でも特に不安はなくあっという間の3日間の遠征でした。
長い帰路をゆっくり戻ると帰宅は夜の9時過ぎ。総走行距離は1120Kmでした。
福岡から帰ってきた長男ファミリーの孫娘たちが迎えてくれました。
 この5岳登山が出来たのは、なによりもこの日が誕生日のママに感謝です!

by jinashi | 2012-05-10 20:50 | 鹿児島県の山歩き | Comments(2)

肝属郡肝付町登山口


甫与志岳(ほよしだけ・966.9m)
  九州百名山地図帳~78座目  九州百名山(旧)~82座目

佐多岬を慌ただしく見物して肝属山地最高峰の甫与志岳登山口へ向かう。南大隈町伊座敷から県74へ、そして先の県66へと来た道を戻る。早朝に稲尾岳へ向かった上原交差点を直進、肝付町から県542へ入り二股川キャンプ場前の林道入り口に「甫与志岳登山口」の看板を見つけて一安心。
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少し悪路のところもあるが途中から舗装された林道を3.5Kmほど進んで終点の登山口へ着く。13時14分。佐多岬から2時間ちょっとかかった。先客の車は4台。
真夏のような日照りとなってきた。
準備をして山へ入る。13時20分。ここの標高≒540m。
山頂まで1.8Km、標高差430mを登る。
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瀬音を聞きながら山道を緩やかに登る。小滝の続く渓谷沿いを気持ちよく歩く。
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植林帯を過ぎて3つ目の沢を渡ると次第に急坂となる。
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自然林の登山路となり急登が続く。
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展望所へ出て山頂方向を望む。
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広葉樹林も低くなってきて連続する急坂を登ると目の前に鎖の下がった岩屋が現われる。
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岩屋の中にある祠は「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」を祀るという。
彦火火出見尊が乳母の玉依姫(たまよりひめ)に皇子・鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと=鵜の羽で葺いた産屋が間に合わずに生まれた)を養育させたところと伝える。そこから山の名は母養子山(岳)といわれるようになり、いつしか甫与志(岳)が当てられるようになったという。
その祠。
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すぐ上が山頂のようで人声が聞こえている。
岩屋の右手に踏み跡があり先へ進むが…行き止まり。戻って大岩の左を巻きながら鎖の岩場を上がると1等三角点がある山頂へ飛び出す。14時29分。
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山頂からすばらしいパノラマが展開する。
北西に昨日登った御岳のある高隈山地。明日は盟主の大箆柄岳へ登る。
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西にはうっすらと開聞岳が。
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ロケット発射基地のある内之浦の海岸。
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黒尊岳(くろそんだけ)方向。国見山とあわせて三岳を登ると縁結びの御利益があるとされ「国見、黒尊、甫与志の岳に三度参れば妻たもる」と歌われるという。
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山頂では地元の男性2人組と女性2人男性1人の2組が談笑されていました。
国見平~黒尊岳方向から縦走してこられた3人組パーティを、男性2人組の方がここの登山口から転送?することを快諾されたようだ。
じなしも話に入れていただき明るい皆さんとしばしの山談義を楽しみました。
皆さん下山されたあとで山頂写真。
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平らな露岩に腰をおろしておやつタイムを過ごす。ゆっくり景色を楽しんでから下山とする。
この時間登ってくる人もなく45分ほどで無事下山。15時53分。
GPSマップ (拡大します)
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下山後、大崎町の道の駅「くにの松原おおさき」にある「あすぱる大崎・松韻乃湯」で汗を流す。
ここで車中泊とも思ったが次の大箆柄岳まで距離もあるので登山口まで行くことにする。鹿屋市で弁当(と缶ビール)を買って垂水市中心部から県71へ右折する。暗くなった道をくねくねと10Kmほど登ると右手に「高隈登山道(おおのがら岳)」を見て一安心。
垂桜集落へ入りさらに大野原林道へ入る。
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林道を4kmほど行ったところの登山口に着く。ちょうど夜8時。
初めての登山口単独車中泊だが…1台先客がいてちょっと安心? 
遠征最後の夜も食べたらすぐに夢の中…。
by jinashi | 2012-05-09 16:57 | 鹿児島県の山歩き | Comments(0)

稲尾岳(930m)・枯木岳(959m) 
  九州百名山地図帳~77座目  九州百名山(旧)~81座目

鹿児島県肝属郡錦江町 稲尾岳ビジターセンター登山口

根占ゴールドビーチの対岸に指宿温泉の明かりがきらめく中、道の駅根占を出発する。まだ4時過ぎ。根占港近くのローソンで食糧の調達をしてナビを稲尾岳ビジターセンターにセット、県563を登山口へ向かう。
「照葉樹林の森」の看板から立派な花瀬林道へ入りカーブを繰り返して進むと朝霧の中に木製のアーチが迎えてくれる。
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キャンプ場を過ぎた林道終点には立派な「稲尾岳ビジターセンター」があり、その手前に駐車場所と登山口がある。先客が1台。
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稲尾岳は大隅半島南部肝属山地の南東部にあり、西日本最大級の照葉樹林が広がる。九州本土では最も南に位置する九州百名山だ。
先客の宮崎市のなにわさんご夫妻にご挨拶。お二人にすこし遅れてスタートする。5時56分。標高≒800m。
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ダート道を200mほど進むと東屋があってそこが登山道西口となる。
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オレンジ1から始まる西口登山道。番号札が進路とだいたいの位置を教えてくれるので迷うことはない。
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すぐに沢が現われ、浅瀬のゆるやかな流れを渡ったり歩いたりして奥へと進む。
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30分ほど歩いて「川の源」へ着く。ここから少し急坂となってくる。
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尾根筋に上がると低木帯の緩やかな登山路となる。視界が広がる所もあるがガスで見えない。
分岐が現われて右へ少し入ると自然石展望台へ出る。稲尾岳山頂部や海上むこうに種子島が望めるはずだが…。足元にミツバツツジが明るい。
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登山路に戻り緩やかにアップダウンしながら進むと「巨大倒木根株」の看板がある。灌木のなかにそれらしきがあるが…はっきりとはわからない。
根株から少し先に行くと枯木岳三角点に着く。この稲尾山系で959mの最高地点だ。(復路の画像)
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三角点を過ぎると階段も現われて急坂をどんどん下っていく。帰路での登りがチラッとよぎる。三叉路が近づくと陽も射してきた。
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標高差100mほどを一気に下って登山道北口と稲尾岳との三叉路に着く。
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オレンジ色の番号札は100で終わり、ここからピンク1の番号札となる。
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三叉路からはときに急坂もある登りとなる。少し先で先行する宮崎市のなにわさんに追いつき、先を譲っていただいた。
今日はなんとなく快調に歩いて来て赤い鳥居の稲尾神社がある山頂に到着する。7時34分。
樹木に囲まれて展望はない。すこし奥に入ったところに黄色の標柱があってここがたぶん標高点?
後から到着されたなにわさんご夫妻にもご一緒に木漏れ日の山頂写真へ入っていただきました。
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帰路は滝めぐりコース経由で下山することも考えたが、大隅半島南部へ来たのだから九州本土最南端の佐多岬を訪ねてみようと思い(山頂登頂だけで)往路を戻る。
霧も晴れて青空が広がる復路の自然石展望台からはうっすらと種子島が見えた。
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せせらぎを気持ちよく歩いて駐車場所へ無事下山。9時6分。往復6.6Kmを3時間とちょっとでした。
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GPSマップ(拡大します)
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佐多岬へ
途中の県66から見えた開聞岳~薩摩富士ともいわれる秀麗な山容。
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道路脇で身をひそめた…モンキーくん。
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佐多岬ロードパーク入口(途中に料金所がある。500円)
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北緯31度を越える。
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稲尾岳から1時間半ほどでトンネル入り口の駐車場に着く。10時34分。
横にあるガジュマロの大木。
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トンネルから岬先端の展望台まで歩く。GWで観光客が多い。
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ソテツ自生地
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15分ほど歩いて展望台へ上がる。佐多岬灯台方向。
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海中公園を行く水中展望船。
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「到達証明書」 105円なり。高いか?安いか?
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駐車場へ戻ると暑くなってきた。
佐多岬の滞在時間わずか35分。次の甫与志岳登山口へ向かう。11時10分。
by jinashi | 2012-05-08 18:20 | 鹿児島県の山歩き | Comments(2)

栗野岳を下山して大隅半島鹿屋市の御岳登山口へ向う。8時45分。
栗野ICから九州道に乗ると晴天となってきた。加治木JCから隼人道路~東九州道となり国分ICで下りて鹿児島湾沿いのR220を南下する。
黒酢の甕を横目に進むと突然正面の桜島が噴火する。広くなった路肩に駐車して初めて見る噴火の瞬間をワンショット。地元の人は見向きもしない。
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垂水の町を走ると降灰で車も道路も家も町も灰まみれ。これも貴重な体験!?鹿児島では天気予報で桜島と新燃岳周辺の風向きを報じていることに納得。

御岳(おんだけ・1181.6m)  九州百名山地図帳~76座目


鹿屋市に入って鹿屋体育大学前を左折、鳴之尾(めいのお)牧場方向へ向かう。
途中の展望所から見た御岳。
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分岐で御岳登山口への標識を見てカーブの多い狭い舗装路を進むとテレビ塔下の登山口へ着く。11時26分。ここはすでに御岳5合目となっている。
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大隅半島北西部の御岳や大箆柄(おおのがら)岳など標高1000mを越える山(7座ある)の連なりを総称して高隈山と呼ぶようだ。御岳はその高隈山地の南東に位置する山で栗野岳と同時に新たな九州百名山として格上げされている。
準備をして歩き始める。11時34分。ここの標高≒750m。
登山口近くから見下ろす鳴之尾牧場。
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200mほど歩くと舗装路は行き止まりとなり、手摺のある階段を登っていく。
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階段はジグザグとなり高度があがってくる。
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自然林から抜け出して前方にアンテナの立つピークが近づいてくる。錦江湾の向こうに昨年秋に登った開聞岳が笠を被っている。
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20分ほどで934mピークのテレビ塔が立つ横を通る。
そこから前方に御岳が聳えている。
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急坂を下りて鞍部から登り返すと「陽石」への分岐が。右へ少し入ったところにある「陽石」。
灌木に囲まれてよくわからないが…フムフム…。
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登山路へ戻ると鎖の下がった岩場の急坂を登る。
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尾根の右肩に上がるとフラットな道となりテレビ塔を振り返る。
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木陰の道を気持ちよく歩く。
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水場を過ぎると八合目の標識が現われる。下にうまいことを書いている。
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上祓川コース(現在利用禁止のようだ)を右に分けると灌木の先に山頂部が望める。
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九合目の標識も…お酒飲みの人が考えたのかナ?
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よく見かける人吉カメさんの「あと5分」の標識からはだいたい10分近くはかかる。
カメさん標識から今日は最後のひと登りを7分かかって山頂へ登りついた。12時53分。
1等三角点があり、360度の素晴らしい展望が広がる。
山頂標識の向こうには(5日の)最後に登る予定の主峰・大箆柄岳が…。ここから縦走も(2時間ほどで)可能なようだ。
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妻岳のむこうに噴煙を上げる桜島。今日は数度の爆発を繰り返しているようだ。
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その噴煙の塊は雲となって鹿屋の町へ向かって流れ灰を降らせている。
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志布志湾の石油備蓄基地。
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山頂で地元の山之内さんご夫婦と出会い山頂写真をご一緒しました。これからもお二人ともお元気で山登りを楽しんでください。
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今日はこの山で終わりなので山頂でゆっくりと景観を楽しむ。
数組がくつろいでいたのだが気が付くと一人になっていた。
往路を戻ってテレビ塔下登山口へ無事下山する。14時25分。
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GPSマップ (拡大します)
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下山後、じなしが若い時につとめた会社の倉庫群を見学した。志布志港は大豆やトウモロコシなど輸入穀物サイロの基地となっている。
倉庫やトレーラーの色、そして字体、連休中にも働いている作業員のヘルメットなど30年前と変わっていませんでした。
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大阪行きのフェリー基地もある。
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明日は大隅半島南部の稲尾岳と中部の甫与志岳に登る。時間があれば本土最南端の佐多岬まで行ってみよう。
疲れを癒した根占町の「ねじめ温泉・ネッピー館」。
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道の駅根占で夕食。
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「愛の巡礼所」もある。
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道の駅前の国道下にある駐車場で車中泊。ゴールドビーチに沈む夕日。
じなしも早々と夢の中へと沈んでいく。
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by jinashi | 2012-05-07 16:38 | 鹿児島県の山歩き | Comments(0)

ゴールデンウィーク後半は予てより計画してきた大隅半島など鹿児島県の九州百名山5岳(栗野岳~御岳~稲尾岳~甫与志岳~大箆柄岳)を登る。
はじめての単独遠征だ。


鹿児島県栗野町栗野岳展望所登山口

栗野岳(くりのだけ・1094.2m) 九州百名山地図帳~75座目  

2日の夕方出発して小国経由で熊本ICより九州道へ乗る。鹿児島県に入ってすぐの吉松PAで車中泊。
最初に目指す山は霧島山系の西に位置する栗野岳。昨年春出版の九州百名山地図帳に新たに登場した山だ。霧島で最初に火山活動を始めた古い山のようだ。

3日早朝、湧水町の栗野ICで下りて「霧島アートの森」へ向かう。
「アートの森」入口にあるオブジェ?。(kyokoさんより草間彌生の作品と教えてもらいました)
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少し先に進むと「日本一の枕木階段」下の登山口へ着く。
一番乗りだが山頂部は霧に隠れている。天気予報は晴れそうなのでしばらく様子見をするが後の予定もあるので準備をする。少し肌寒く霧雨も落ちてきたので雨具をつけてスタート。6時13分。ここの標高≒730m。
国鉄時代の廃線となった枕木を利用した階段を登り始める。
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561段(看板に記載あり・右側は555段)を登りきったところにある展望台。9分ほどで登りました。
桜島を望めるところだが…霧でなにも見えません。
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展望台の裏から山へ入る。
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丸木階段の植林帯を緩やかに登ると林道へ出る。
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尾根筋の登山路は自然林となり急坂となってくる。
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1029mの標高点あたり。
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山頂まで800m地点あたりから緩やかなアップダウンとなる。
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ブナの大木も現われる。
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「右に30mで見晴台」の分岐を見て右へ。けっこう歩いて広い見晴らし台へ着くが…ガスでなにも見えない。晴天時には目の前に霧島連山が広がっているのだろう。
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戻って標識を再確認。100mがプラスされている。こちらが正解か?
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一旦下ってロープ場や岩場の急坂を登り返す。一番厳しいところ。
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ほどなく山頂へ到着。7時24分。
小学校の登頂記念柱が並び立っている。ガスで何も見えない。
山頂写真。
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すぐに周回コースから下山をはじめる。山頂先にある3等三角点。
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最高点(1102m)への分岐は侵入禁止か?
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ツガ?の大木などの自然林を気持ちよく下る。
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植林帯の急坂をグングン下って栗野岳温泉登山口へ下りる。
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左へと舗装路を歩く。登山口近くの道路横展望台まで戻ると天気も良くなってきた。
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舗装路を20分ほど歩いて周回を終える。8時37分。
山中でだれにも会わなかったが…下山すると他車が2台止まっていた。
GPSマップ。(拡大します)
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次は御岳登山口のある鹿屋市へ向かう。

          霧雨に濡れたミツバツツジ
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            ヒメハギ(姫萩)?
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          ハイノキ(灰の木)の花
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          アマドコロ?ナルコユリ(鳴子百合)?
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by jinashi | 2012-05-07 00:04 | 鹿児島県の山歩き | Comments(2)