カテゴリ:福岡県の山歩き( 37 )

早朝から2020年東京オリンピック開催決定の喜びで沸き立つ日本列島となる。
少したって7年後の自分や家族、そして地域はどうなっているかを考えさせられる…。 それなりの?歳となっているのだが、元気で山歩きが出来ている7年後を迎えたいと思う。

小倉の西日本総合展示場であるR社「健康フェア」に出かけた。
ヘルスケア産業も年々進化し、より便利で、より快適な商品が創り出されている。この分野でも今後の世界をリードしていけそうな感じがする。
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今日の予報は雨マークが出ていたが、天気次第ではいつもの?平尾台に寄ってみようと靴やザックを(しっかりと^^)用意する。
「健康フェア」会場を出ると臨海工業地帯の煙突の上には青空も見え天気は回復しているようだ。
ナビを平尾台にセット。モノレールの下を走ってR322から県28へ入り高度を上げると大平山(おおへらやま)の登山口のある吹上峠へ上がる。少し先から左へ入って茶ケ床園地へ着く。駐車場はほぼ満車。
ちょうど1年前には信ちゃん&俊ちゃんとお会いし平尾台の草花を案内していただいたのだ。

平尾台  ~ 9回目
(今日のGPSマップ~拡大します)
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東屋でお昼の弁当を頂いてからスタート。12時39分。ここの標高≒430m。
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今日は貝殻山から天狗岩を目指そう。貝殻山への最短コースは気が付かず舗装路を遠回りする。
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貝殻山近くまで来てママがまだサギソウが咲いてるかも…、青竜窟にも行きたい…、というので急遽目的地変更。貝殻山手前から茶が床へ戻る。
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ここを通れば貝殻山は近かったのだ。
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再度茶ケ床園地から前方に羊群原を見上げながら舗装路を緩やかに登っていく。
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中峠分岐を過ぎて広谷湿原へ向かう。
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広谷湿原に降りて行く。
あった! もう咲き残りとなったサギソウを2~3見つける。
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オオサギソウというのもあるらしいが見たことはない。
広谷湿原へ下りて行く。谷間の向うに青龍窟はあるようだ。
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分岐をドリーネへと降りて行く。ここが青龍窟か?
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ドリーネの底にある小滝。水は地下に広がっているだろう鍾乳洞(青龍窟?)へと吸い込まれていく。(ここを滝不動ドリーネ(田代の岩屋)というようだ)
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反対側へ上がるとそこは周防台と広谷台の鞍部だ。まっすぐに行橋市街を見下ろしながら青龍窟へ下りていく。
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200mほどすすむと左下に青龍窟があらわれる。注連縄が2本張られている。
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平尾台最大規模の鍾乳洞で国の天然記念物に指定されている。奥へ3Kmほど続くようだ。ナウマンゾウの頭蓋骨化石も出たという。
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麓の普智山等覚寺の奥ノ院で天台密教修験者の行場だったようだ。
正面祭壇の祠は神武天皇の祖母、豊玉姫を祀る。他に不動明王、上半身の無い仁王像なども。
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景行天皇がここに潜んでいた土蜘蛛(古代に国家に恭順しなかった土豪)を退治した伝説も残る。
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広谷湿原へ戻る。電波塔の左の先は貫山が、右は偽水晶山のある方向。
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復路の峠辺りから「鬼の唐手岩」辺りを返り見る。
むこうに国東半島や姫島もうっすらと望める。
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茶ケ床園地へ戻る。15時38分。少し腰に不安もあったが…久々のお山歩きが出来て満足。
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雨雲が近づく気配やまだ少しの蒸し暑さも感じたが…カルスト草原を駆ける風はもう秋の風となっていました。


           ミシマサイコ
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           マルバハギ
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           ハバヤマボクチ
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           マイサギソウ?ヤマサギソウ?トンボソウ?
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           センニンソウ
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           カワラナデシコ
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           ナンバンキセル
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           サワギキョウ群生
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           オミナエシ群生
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by jinashi | 2013-09-09 23:28 | 福岡県の山歩き | Comments(4)

英彦山(ひこさん・南岳1199.6m) 九州百名山(地図帳)・3回目

本日のGPSマップ(拡大します)
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1月6日に国東半島の高岩~一望岩にご一緒した MORIさんからお誘いがあり、国東組7名で英彦山四王寺の滝見物に出かけた。
早朝5時に出発。椎田道路終点から県56へ。清地大橋から県道43号へは初めて走るコース。赤村辺りでちょっと迷ったり(同じ道を周回してしまった^^;)したもののR500を上りスロープカー駅下銅の鳥居Pには8時に到着。(雪が多ければ彦山駅から路線バスにとも思っていた)
MORIさんご夫婦と佐賀の ムツゴロウさんご夫婦&長崎組2人と合流。総勢13名のパーティとなる。
MORIさんより歓迎のご挨拶と今日の行程説明、そしてそれぞれが自己紹介。
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スタート前の記念写真。
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駐車場(標高≒540m)を8時54分にスタート。銅(かね)の鳥居から表参道の石段を登っていく。 (※昔は銅を「あかがね」と言っていた故=MORIさん奥様談)
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英彦山は山形の羽黒山、奈良の大峰山と並び日本三大修験道場の山といわれる。英彦山で修業した法連という僧が宇佐八幡宮の弥勒寺別当となり、国東に六郷満山を開いたといわれている。
かつて修験者(山伏)が住んだ坊跡を左右に見て長い石段を登る。奉幣殿まで距離約1km、800段以上あるらしい…これも試練。
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表参道の中ほどにある「松養坊」。昭和4年には九州西国三十三観音巡礼に出かけた種田山頭火が立ち寄っている。以前(7~8年前)に観光ガイド交流会で家主の松養(まつがえ)さんには大変お世話になっている。
※銅の鳥居下にある霊泉寺が九州西国三十三観音霊場の一番札所。
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奉幣殿すぐ下にある杉田久女の句碑。
「谺(こだま)して山ほととぎすほしいまま」
この句や杉田久女についてはこちらのブログで…
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参道石段を27分かかってやっと奉幣殿へ登り着く。ここの標高≒720m。
神殿裏から法螺貝が鳴り響いた。
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トイレ&衣服調節で一休みしたら石段上の鳥居をくぐり山へ入る。右へと玉屋神社のほうへ進む。
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途中の見晴場から奉幣殿を振り返る。
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途中の注意書き。数年前より滝見物の登山者が激増したようだ。
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学問神社分岐にも古い石垣が残る。
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雪もだいぶ深くなってきた。
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衣ヶ池横で全員がアイゼンを着ける。一人手間取るYさんをみんながサポート。
~美しい光景です^^
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ここから標高差250mほどの急登の沢へ入る。
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途中の大杉。
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四王寺の滝と多くの登山者が見えてきた。11時7分。
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やはり…今日のこの素晴らしすぎる晴天でだいぶ落氷しているようだ。
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厳しい寒さが続くと岩全体を隠して氷結する様はみごとで、福岡では宝満山の難所ヶ滝と人気を二分しているらしい。
それでもまずまずの氷結にみなさん満足の様子でした。
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 ちなみにこの滝の芸術的氷瀑のシーンはこちらで
           ↓
ブログ信ちゃんの美夜古たより

ここから滝右手の小尾根に上がり急登に取り付く。難所の岩場を這い上がる。
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一旦平坦な小ピークからさらに上へと登りが続く。
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材木岩からの縦走路に出合うと南峰はすぐそこだ。このあたりの深いところで積雪40~50cmはありそう。
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一休みして中岳へ向かう。鞍部へ向かって急降下。
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登り返して中岳上宮へ。
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中岳山頂へ到着。12時43分。 山頂から雲海にくじゅう連山を見る。
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刈又山や仲摩殿畑山方向。右向こうに由布岳が顔を出す。
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上宮先の休憩所ですこし遅い昼食。そのあと全員で山頂写真。
MORIさんの知人でグリーンウオーク(休刊?)ライターのTさん、Yさんも入ってもらいました。
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下山は中岳上宮直下から北西尾根を下りる。初めてのコースだ。13時30分。
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山頂上宮を振り返る。
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自然林の急坂から野鳥観察コースを下っていく。
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野営場横を下りていく。
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橿原神社から三日月池、修験道館を通って宝篋印塔へ出る。
高さ8mは国東の文殊仙寺宝篋印塔と同じ高さだ。
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周回して銅(かね)の鳥居へと下山する。
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全員無事に朝の駐車場へゴールイン。15時23分。

案内していただいたMORIさん、お世話になりました。大人数で押しかけていろいろとお気遣い頂いたことでしょう。m(_ _)m
ムツゴローさん&奥様、またどこかのお山でお会いしましょうね。九州百名山あと3座の達成を見守っています!


 
    表参道に春を待つミツマタの蕾。
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by jinashi | 2013-01-22 14:15 | 福岡県の山歩き | Comments(8)

山野草の宝庫~平尾台

〈blog信ちゃんの美夜古たより〉を見て平尾台のサギソウが見ごろと知る。
じなしはまだサギソウを見たことがない。
「26日の日曜日にはサギソウを見つけに広谷湿原を歩いてみよう」と書き込みをしたらなんと!信ちゃんから「平尾台を案内するよ」とメールをいただいた。

小倉の西日本総合展示場で行われているR社の健康フェアを見学したあと平尾台へ向かう。
昼過ぎに茶ヶ床園地に着いて信ちゃん&俊ちゃんと初顔合わせ。8度目の平尾台となる。
夏休み最後の日曜日とあって千仏鍾乳洞へ向かう車も多かったが、こちらも駐車場は満車。
お二人はストック代りにこうもり傘(じなしが子供のころに(^_^;) 今は死語?)を持って遊歩道へ入る。じなしの知らない初秋の花々を信ちゃんは次々と教えてくれる。
中峠から桔梗の咲く丘を登ると見晴らしが良い。
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ライオン岩を見る。(反対方向からが良いという)
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「まむし注意」を見て広谷湿原へ下りて行く。
はじめて見るサギソウは…あちこちで飛んでいるようだ。
信ちゃん&俊ちゃんはルーペ(百均で買ったそうだ)で小さな花を見ている。覗かせてもらうと…これは良い。
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青龍窟辺りの向こうにうっすらと姫島の矢筈岳が見える。
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雲雀?の道案内。ここに来る度に先導してくれます。
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平尾台自然観察センターPで暫しの山談義。信ちゃんから食べごろのチルドフルーツをいただきました。
記念の2ペアショット。
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いつ来ても平尾台は山野草の宝庫です。
スズサイコやヒナノキンチャクなどは次回のお楽しみとしました。
信ちゃん&俊ちゃんありがとうございました。
お二人と出会うことができてハッピーな一日でした。

            サギソウ
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            ホサキノミミカキグサ(食虫植物)
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            ミシマサイコ
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            キキョウ
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            タカサゴユリ
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            ガガイモ
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            ノヒメユリ
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            ナンバンキセル
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            コマツナギ
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            ヒメシロネ
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by jinashi | 2012-08-27 18:14 | 福岡県の山歩き | Comments(6)

一ノ岳 (1124m)  ~2回目
求菩提山 (くぼてさん・782m)  ~九州百名山・2回目
早朝より一斉清掃(河川草刈り)があって家を出たのは7時30分を過ぎていた。梅雨明けの発表が待たれるところだが…今日も雷雨の予報もあって九州地方ははっきりしない天気となりそうだ。
どの山に行こうか決まらずに家を出る。豪雨被災地は(心が痛んで)通過したくない…豊前の一ノ岳から求菩提山を周回してみよう。オオキツネノカミソリやイワタバコにも会えるかもしれない。

豊前市千束のR10を左折、県道32へと入る。緩やかに左カーブすると現われてきた求菩提山。かつて英彦山、福智山とともに栄えた修験道の山で特徴のある山容をしている。
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求菩提山公共駐車場から歩き始める。9時28分。ここの標高≒360m。
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先の分岐は左へ橋を渡って犬ケ岳登山口方向へ向かう。左上はキャンプ場となっていて若い男性グループが川に飛び込んだりして水遊びを楽しんでいる。水量も多く水深もありそうだ。
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1kmほど行くと犬ケ岳登山口駐車場とトイレがある。左へすすめば笈吊峠から犬ケ岳へ登るウグイス谷コース。右へと岩岳川の小橋を渡って山女魚料理屋「ふきのとう」の横から林道へ入る。ここから大竿峠まで3.1km。
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最初の沢を渡る。これまでの雨で増水しているようだ。
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植林帯の荒れた石段を上る。
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オオキツネノカミソリの群落に出会うとママの足取りも軽やかになる。
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恐淵(おそろしぶち)へと入っていく。これより事故多発の看板あり。
木橋を渡る。
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鎖が掛けられた沢を渡る。
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鈴の中尾というところか?岩場を(下は見ないで)トラバースする。
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急坂となった丸木の階段を登って経読林道へ上がる。ここの標高≒950m。
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林道を右へ100mほど行って再度山へと入る。すぐに現われる大木。捻れているのでネジキか?
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ひと登りで大竿(おおさお)峠に着く。12時31分。登ってきた恐淵方向から追いかけるようにガスが湧いてくる。
左(東)へ向かえば二ノ岳から犬ケ岳(三ノ岳)へ続く。
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ベンチで昼食をとって一休みしたら丸木階段を登って一の岳へと向かう。
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雨が落ちてきて雨具をつける。登り上がったところから快適尾根歩きとなる。
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鞍部から望む一ノ岳山頂部。
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ひと登りで一ノ岳山頂。13時15分。天気が良ければ英彦山やくじゅう連山を望めるところだが…今日は雲の中。雨は止んでいる。
2010年11月以来、2度目の山頂写真。
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すぐに求菩提山方向へ向かう。ここからは初めてのコースで「求菩提山登山歩道」。
途中から左下に林道を見て一ノ岳から20分ほど下るとその林道を横切る。
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さらに築城方向への林道を平行気味の斜めに横切るとフラットで気持ちの良い尾根歩きとなる。
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山伏が秘法の行を伝授したという「杉の宿跡」を過ぎる。
造成中?の林道を横切ってどんどんと下っていく。少し上り返して山伏の行場跡の「虎ノ宿跡」に着く。一の岳から1時間30分ほど。標高は806m。
ここから一気の下りとなる。時に日も差してくる。
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下り終えた鞍部が見覚えのある「胎蔵界護摩所跡」。2009年3月に登ったときにここに出た。
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護摩場跡から400mほどの求菩提山山頂部へ向かう。
結界石のよこを通る。
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国玉神社上宮のある山頂へ着く。15時25分。社殿前の石段で山頂写真。
先週の「神武東征と一柱騰宮」では宇佐安心院地方を訪ねたが…何と!神武天皇御一行はその後ここ求菩提山上宮を訪れているのだ。後になって知ったのだが…何かがじなしをこの山へ登らせたのだろうか?
「国玉神社」の記録には~
「神武天皇東征ましまさんとして、先ず筑紫を平らげ給ふ時、この山にて天神地祇を祭り給ひし所にして、その地を人皇が嶽と号す。蓋し天皇の龍駕し奉る地なるが故御尊号を称し奉りたる可し。」と記録されている。
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鬼の石段を下っていく。(下ってきた石段を下から見上げる)
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中宮を過ぎて舗装路を下る。
ママを置いて座主坊園地Pから湾曲した車道をグングン下ると立派な県道32号に出る。さらに延々と下って朝の駐車場へ着いたのは16時45分。山中でだれにも会わない(そんな時間?)九州百名山でした。
車でママを拾いに座坊主園地へ戻る。
中宮下の分岐を阿弥陀窟へ向かい「行者帰りの道」から下りていれば…(反省)。
行動時間=7時間15分。歩数24500。久々によく歩きました。

本日のGPS(拡大します)
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畑冷泉(はたのれいせん)
帰路に求菩提温泉「卜仙の郷」で疲れをとる。
湯を出て白鵬・日馬富士の全勝対決を観戦。モンゴルの嫁さんが応援していた日馬富士が快勝。
受付のお嬢さんに近くで水汲みが出来る湧水場を聞く。
20分ほど走って着いた豊前市大字畑の「畑冷泉(はたのれいせん)」。
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かつて求菩提山修験者の禊ぎに使われていた神聖な湧き水で、樹齢830年ほどの大楠の根元から湧き出ている。「九州三名水」に数えられるという。
水神社にお参りしたあと100円を入れて汲ませていただきました。
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翌日23日には気象台により九州地方(北部・南部とも)の梅雨明けの発表がある。去年より半月も遅い今年の梅雨明けだ。

          オオキツネノカミソリ
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          これは「タマゴタケ」か?
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           「タマゴタケ3兄弟」
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        恐淵(おそろしぶち)の小滝群
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    期待したイワタバコはまだ早かったようです。
by jinashi | 2012-07-24 21:05 | 福岡県の山歩き | Comments(4)

6月8日に梅雨入りした九州北部地方だが、活発な梅雨前線も今日は一息ついて鹿児島辺りまで南下したようだ。九州北部は晴れマークも出て想定外(軽率に使えない言葉ですが)のうれしい予報となる。
北部の山でまず思い浮かぶのは春から秋にかけて多くの草花が咲く平尾台だ。カルスト台地の未踏のピークを目指して歩きながら季節の花々を楽しもう。

塔ケ峰(とうがみね・396m)
(平尾台マップ・塔ケ峰登山口)

椎田道路を下りて県56へ入り行橋市天生田を右折、北へ向かって走ると東九州道が建設中だ。豊前あたりまで小雨が降っていたが平尾台が近づくと青空も出てきた。
最初に登る塔ケ峰は平尾台の南に位置する山で、北にも同音の塔ケ峯(582m)がある。正確には南は「行橋の塔ケ峰」、北は「井手浦の塔ケ峯」と呼ぶようだ。
県28から前方に三角形の塔ケ峰を望む。去年の夏にラクダ山へ登った時に見下ろした山だ。
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カーブの多い道を平尾台へ向かって登る。カルスト台地へ上がる少し手前の「内の蔵橋」手前道路脇の狭いスペース(2台可)に駐車する。
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横のロープゲートが登山口。荒れた作業道を下り気味に入る。
8時40分。ここの標高≒240m。
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少し上って作業道から別れ左の竹林帯へと登っていく。
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ヒノキの植林帯へと入ると次第に急坂となってくる。
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ひと登りして稜線へと上がりつく。
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足元に破れ傘が広がるピークからもったいない下りが続く。木の間から山頂部も見えてくると返しの登りとなる。大岩横を登ると山城の特徴である3mほどの掘割が現われる。
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掘割からひと登りで?等三角点のある山頂に到着。9時33分。
大きな山椒の木が立っているが山名標柱はない。
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往路を下山する。
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10時8分に下山。登って下って1時間半。
平尾台にあって(カルスト台地の山という感じはなく)普通の里山という感じの山でした。

三笠台(433.3m)~風神山(418.9m)~大かんの台(432.8m)周回
(平尾台3ピーク周回マップ 赤~千貫岩駐車場 緑~三笠台 青~風神山 紫~大かんの台)

内の蔵橋から平尾台へと大きなヘアピンカーブを繰り返して登る。ラクダ山登山口を過ぎてほぼ登り上がった右手の千貫岩駐車場へ入る。4~5台が駐車している。
東屋の横から前方のピークを目指して階段を登る。10時21分。
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ひと登りで三笠台に着く。広々と全方位が見渡せて気持ち良い。
前方に貫山(ぬきさん・711.6m)と太平山(おおへらやま・578m)が。
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初夏の花々を見つけながら前方の平らなピークに向かう。
ピークの右に小さく見えている祠が風神様なのだろう。
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膝上まで伸びた夏草を分け、踏み後を見つけながら進む。昨日の雨水も残っており雨具のズボンをはいていて大正解。
前方の山は樋ケ辻。右手の岩場は天狗岩というようだ。
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緩やかに登り返して風神山山頂。
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風神山山頂の先にある風神様の祠。
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風神様近くにある三角点のそばで昼食をいただく。
一休みした後、大かんの台へ向かって歩く。
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大かんの台山頂。先ほどの三笠台とほぼ同じ高さだ。
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南に先ほど登った塔ケ峰。歩いた稜線のアップダウンが見える。
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千貫岩駐車場に向かって緩やかに下っていく。農道に出るとご夫婦がヨモギを摘んでいました。駐車場に戻って周回を終える。11時40分。昼食付周回時間は1時20分ほど。山というより鈍頂丘のピークめぐりでした。

堂金山(404.6m)と貝殻山(472.4m)
(赤~駐車場所 緑~堂金山 青~貝殻山)

車で移動。茶ケ床園地への分岐を千仏鍾乳洞へと向かう。鍾乳洞に向かって大きく右カーブする手前左に2台停められる駐車スペースがある。その右が堂金山の登山口。
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水だけ持って緩やかに登っていく。
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高まったところから左へ少しで堂金山山頂。標高差30mほどを(花を撮りながら)6分で登った。過去最短の登り時間の山? 後にこれから登る貝殻山が。
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往路を下りて鍾乳洞方向へ向かう。大きく右カーブした先を左の貝殻山へと入る。
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石灰石の間の急坂を登り上がると貝殻山山頂。花を探しながらの登り所要時間16分ほど。標高差≒90m。
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南西方向に三菱マテリアルが石灰石を採掘する竜ケ鼻(681m)が。その右向こうに今年4月に虎尾桜見物で登った福智山を望む。
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北に2年前の5月に登った権現山(558m)と周防台(609m)。
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茶ケ床園地と先に羊群原の大平山。大平山の右に少し見えているのが塔ケ峯(井手浦の塔ケ峯)。
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山名はあるとはいえ、皆小さなピークで山に登ったという感じはあまりしない。
梅雨晴れの平尾台を歩いてたくさんの草花と出会いました。
茶ケ床園地から目白洞→樋ケ辻→周防台→青竜窟から広谷湿原へのルートは次回の楽しみとする。

          ツレサギソウ(終わり)
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           ウツボグサ
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           オカトラノオ
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             クララ
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         カキラン(今が見ごろ)
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            シラン(終わり)
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        サイヨウシャジン(咲き始め)
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by jinashi | 2012-06-19 16:46 | 福岡県の山歩き | Comments(2)

福智山(900.8m) 九州百名山~2回目

桜日和の日曜日となる。福智山の虎尾桜も見ごろを迎えたようだ。
福智山には4年前に鱒淵ダムから登っているが、今回は桜見物がてらに上野峡・白糸の滝コースを登る。4月1日の山開きは本日に繰り延べされて行われるようだ。

R201を新仲哀トンネルから香春町へ入り夏吉から県22へ入る。
夏吉辺りから見た牛斬山と香春三山。筑豊のシンボル。
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宮馬場から県62へ入ると窯元の看板が目につくようになり、田川郡福智町(旧赤池町)上野(あがの)の登山口に着く。
立派なトイレからすこし下った駐車場所に停める。頭上に桜が満開だ。
白糸の滝へと舗装路を歩きはじめる。7時50分。ここの標高≒160m。
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福智中宮神社の鳥居を見て滝駐車場入り口から右手の山へ取り付く。すぐに前方に白糸の滝が現われる。落差25m。山伏の行場(水垢離)だそうだ。
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滝を見守る不動明王。
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滝の横から山腹に取り付く。ここから急登となる。
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途中の展望所で一休み。筑豊の町並みを見下ろす。
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分岐を左に入り虎尾桜へと降りて行く。
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沢の奥まで大勢の花見人が押し寄せて虎尾桜を見上げている。
少しピンクの濃いエドヒガンザクラはほぼ満開だ。
高さ17m、胸高周囲3.8m、樹齢600年。
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朝日が射して華やかな桜色が浮かび上がる。
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先の分岐へ戻り、少し登った先から源平桜を目指す。
3度沢を渉り分岐から20分ほどで源平桜に着く。
こちらもエドヒガンの1対で高さ25m、樹齢200年と言われ、緋色と淡いピンクの「紅白」の花をつけるそうだが…まだ1分咲き?
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登山路に戻り連続する急坂となるとママはスローダウン。次々に追い越されながらもゆっくりと登っていく。
振り返ると右下に鷹取山を見下ろすようになる。八丁までもうすぐだ。
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八丁から見上げる福智山山頂部。
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山頂には豊前小笠原藩と筑前黒田藩が祀る2つの石祠があり、福智山は英彦山修験道の行場と言われている。
今日は桜目当ての登山者が多い。昼食をとったりしてくつろいでいる。
新しい山頂標識前で。11時23分。
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左に貫山、右に竜ケ鼻方面。春霞がかかっている。
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皿倉山方向。
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今日はすぐ下の山小屋「荒宿荘」でぜんざいが振る舞われるらしい。風裏で昼食とする。
一休みして下山は上野越から鷹取山へ向かう。
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上野越からすこし登り返して山城跡が残る草原の鷹取山山頂へ着く。
たくさんのラッパ水仙が咲いていました。
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山頂は春風がそよいで気持ち良い。草むらに寝転んでしばらく昼寝。
2日後(10日)にblog「信ちゃんの美夜古だより」を見てビックリ!
何とじなしのその昼寝姿が載っていました。
(信ちゃんさん、画像をお借りしますm(-_-)m )

   http://nobushun.exblog.jp/
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上野越に戻り下っていく。虎尾桜分岐から下っていくとまだ次々と桜見物の皆さんが登ってきていました。
上野峡へと無事下山。14時17分。
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今日のGPSコース。(拡大します)
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          アオキの実
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           …スミレ
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by jinashi | 2012-04-10 16:53 | 福岡県の山歩き | Comments(4)

風師山(かざしやま・362.2m)  旧九州百名山

R社の「健康フェア」に出かけた。会場は小倉の西日本総合展示場。
各ブースでは超高齢化社会を迎えてさまざまなイタレリツクセリ新商品が並んでいる。低迷する日本経済だがこのような(ヘルシー&ビューティー)分野で世界をリードしていけそうな思いがした。

 皿倉山へ
昼前に会場をあとにして八幡の皿倉山へ向かう。途中のR3号線から見る皿倉山。
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ケーブルカー「はるか号」に乗る。(もう一つは「かなた号」)駐車場近くに登山口があるが今日は観光気分。
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山上駅からは2007年暮に開業したスロープカーに接続、10分足らずで山頂の展望台駅に着く。標高差500mほどを登ってきた。放送局のアンテナが林立する山頂には展望レストランや山頂広場がある。
山頂広場にある九州自然歩道元標。ここから総延長2587㎞の九州自然歩道が始まる。
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元標の裏には~
「自然歩道の効用は、体力をつくること、もう一つは自然に親しむことである。将来自然歩道で体力増強のための競技が行われることがあれば、大変不幸なことだが、そのときはちゅうちょなく一番遅かった人に賞を与える。」
(長距離自然歩道提唱者ベントン・マッケイの言葉)

この言葉に反するように香春町の牛斬山から福智山を経由してこの皿倉山まで約25Km〈を走る・歩く〉のトレランイベント「カントリーレース」が毎年行われているようだ。
山頂からの夜景は日本三大夜景「北九州100億ドルの夜景」だという。
見下ろす洞海湾と若戸大橋方向。この橋ももう半世紀。
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小倉の足立山方向。
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寒いので山頂休憩室で弁当をいただいてからスロープカーに乗る。下りのケーブルカーもはるか号。
大人往復1200円。

 風師山へ
R3を門司港へ向かう。JR門司港駅横の門司税務署前信号から清滝公園へ向かう。公園を過ぎてさらにくねくね登って行き止まりが風師山(かざしやま)登山口だ。駐車場もある。
登山靴に履きかえて山歩きバージョンへ。
14時42分。ここの標高は≒300m。
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登山口からは丸木階段を登る。小さなピークから前方に風師山など3つのピークが見えてくる。
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左に展望所があり、関門海峡から周防灘方向を望む。
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登山口から500mほど歩き分岐を右へ進めばすぐに風頭山(かさがしらやま)に着く。岩の間を入るとフラットな展望所に出る。標高364.3m。
ここからすぐ下に関門海峡や北九州、下関の街並みが絶景だ。「うわー…」と声が出る。
目の前の巌流島(船島)と下関彦島方面。先には六連島(むつれじま)や藍島(あいのしま)が。
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海峡の向こうに先ほどケーブルカーで登った皿倉山。
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ここから企救(きく)自然歩道を歩いて足立山登山口まで縦走することができるようだ。
→風師山→矢筈山→(羽山町~寺内町)→戸ノ上山→大台ケ原→谷山→足立山→妙見山→砲台山→妙見神社登山口へと続くコースだ。   距離は≒20Km。健脚の人でも9時間はかかるらしい。
向うに戸ノ上山や足立山が。手前は矢筈山。
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こちらは下関の水族館「海響館」やカモンワーフ、唐戸市場方向。
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山頂には吉井勇の歌碑もある。 「風師山登りて空を仰ぐとき雲と遊ばむこころ起こりぬ」
早朝登山で1000回を達成した人の句も。 「山よ友よ」
先の分岐に戻り風師山へ向かう。風頭山からみる風師山。
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丸木の階段を一旦下って登り返すと電波反射板のある風師山の山頂だ。ここもフラットな草原だが見晴は風頭山の方が良い。
山頂写真。15時22分。
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南峰まで行ってみる。同じように下って登り返せばNHKアンテナの立つ南峰に着く。景観はない。
企救自然歩道には真新しい指導標が立つなど整備が進んでいる。
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ここから往路を引き返す。25分ほどで登山口へ戻る。15時55分。
1時間ちょっとのミニピクニックでした。
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風師山GPSルートマップ。(拡大します)
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 和布刈公園へ
本日最後の目的地は門司港の和布刈(めかり)公園。めかり山荘下の駐車場へ止め、山道を歩いて門司城跡に上がる。平知盛が源氏との合戦に備えて築城させたという。
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和布刈公園の下には、新幹線トンネルや国道・人道関門トンネルなどが通り交通の要所となっている。
門司城から見る関門橋。
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和布刈公園から一方通行を下っていくと長さ44mの源平合戦タイル壁画がある。
赤間神宮の社宝「安徳天皇縁起図」を参考にして源平合戦の様子が有田焼の陶板で描かれている。
(以下は説明板より)
真ん中右寄りの大きな唐船は平家の擬装船で、これに安徳天皇が乗っている御座船に見せかけ、源氏軍がこれをめがけて襲ってきたところを包囲し全滅しようという作戦だった。
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小さな御座船に乗る安徳天皇、母の建礼門院(清盛の娘)、祖母の二位尼(清盛の妻)。
この後、二位尼は安徳天皇を抱いて海へ身を投げる。
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建礼門院も追って身を投げるが源氏に救われて京都に送られ尼となる。
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源義経の八艘飛び。
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この戦いがあったのは寿永4年(1185年)3月24日卯の刻(午前6時ごろ)。4000余の船が源氏は白、平家は赤の旗印をなびかせて合戦を繰り広げた。
戦い半ばにして早鞆の瀬戸に突如いるかの群が出現した。いるかの様子で吉凶を占ったところ、平家に凶とでた。当初は平家優勢と見られたが夕刻には平家の敗北は決定的となった。
 「おごれる人は久しからず唯春の夜の夢のごとし」
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壇ノ浦近くの関門海峡。渦を巻いて潮が流れている。表示は今「東へ7ノット」。
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壇ノ浦の戦いがあった3月24日(土)には国東市安岐町糸永の光蓮寺(冨永六男住職)で「薩摩琵琶による平家物語奏上」が予定されている。15時より
by jinashi | 2012-03-01 10:31 | 福岡県の山歩き | Comments(5)

牛斬山(うしきりやま・580m)  
(香春町五徳越峠登山口)

(今日のコース)
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ハッピーマンデー3連休も穏やかな晴天が続いている。
古代朝鮮半島から渡来した秦(はた)氏による八幡信仰の御神体といわれる香春岳(三ノ岳)と、4年前に登った福智山に連なる牛斬山に登ってみよう。
みやこ町からR201の新仲哀トンネルを抜けると石灰岩採掘のため高さは元の半分ほどとなった香春岳(一ノ岳)が正面に見えてくる。R322を北へ向かい採銅所から集落へ入り踏切を渡って道なりに進むと五徳越峠の登山口へ着く。五徳越峠は牛斬山と香春岳の鞍部でここは両山の登山口でもある。

最初に牛斬山へ登る。
いわくありげな山名だがその由来についてははっきりしていないようだ。
ネット情報によると「香春町に問い合わせたところ、ときに「薄霧山」と表記されることもあるそうで、これの訛り+当て字の可能性もあるが確証はない」とありました。

登山靴を履いていたら男性ひとりの車が着く。同じ牛斬山へ登るようだ。
登山口からは最近整備されたような自然木を利用した階段を上がっていく。
ここの標高≒260m。8時35分。
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上がりついたところからいきなり厳しい急坂の防火帯を登っていく。霜の降りた急坂を一歩また一歩と進む。
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後方に三ノ岳が見えてくる。
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何度かアップダウンを繰り返して「ロマンスが丘」分岐に登りつく。しゃれたネーミングだがどんな所だろう。
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右へ向かうと樹間から牛斬山の山頂部が見えてくる。
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急勾配の防火帯の坂を登っていく。けっこうキツイ山だ。
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牛斬峠に上がりついた。
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山頂まで防火帯の登山路は続く。
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福智山へと続く防火帯の分岐を右へ入ると荒れたカヤの山道が山頂に続いている。
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採銅所分岐を過ぎてひと登りで山頂に飛び出す。9時48分。
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冬晴れの下、全方位に雄大な眺めを楽しめる。
竜ヶ鼻から右に平尾台方向。
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福智山方向
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高さが半分ほどとなった香春岳一ノ岳。左は二ノ岳。二ノ岳のはるか向こうに英彦山と3つこぶの鷹ノ巣山。
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この後登る三ノ岳。
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山頂で地元田川のリッチーさんと一緒になりました。自宅から見える筑豊の山に登っているようで山城の研究もされているようです。遠くに見える山名を教えていただきました。
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リッチーさんから撮ってもらった山頂写真。
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一休みしたら往路を戻る。五徳越峠に無事下山。10時59分。
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香春岳・三ノ岳(かわらだけさんのだけ・511m)
筑豊のシンボルともなっている香春岳は一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と南北に連なっている。
その香春岳三山はある会社の所有物となっているようだ。
昭和の初めには採掘前の一ノ岳は492mあったようだが、現在は上半分が無くなって270mの切り株状となっている。二ノ岳も採掘準備に入っているようで立ち入り禁止となっているらしい。
かつてセメント原料として採掘された石灰岩だが、現在一ノ岳で採掘された石灰石はセメント以外の用途に利用するための製品となっているようだ。(太平洋セメント香春工場は2004年に操業停止となり、昨年より工場の一部解体が始まったらしい)

民謡?「炭坑節」の二番に唄われているのは香春岳らしい。
♪一山 二山 三山 超え
  奥に咲いたる 八重つばき
  何ぼ色よく咲いたとて サマチャンが通わにゃ 仇の花♪ 

ちなみにサマチャン=様ちゃん=だんなまたは彼氏のことらしい。
(閑話休題)
その三ノ岳へは牛斬山から下りた五徳越峠の反対側が登山口となる。
一休みして登山口から階段を上がっていく。11時5分。
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上がりつくとこちらも広い防火帯に登山道の踏み跡がゆるやかに先へと登っている。
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「ファミリーコース」と「岩登りコース」の分岐に出会う。先のリッチーさんのお勧めで登りに「岩登りコース」を選択する。
一呼吸入れていると後ろから登ってきた福岡市からのご夫婦と合流する。
お先に失礼していよいよ山へ取り付く。
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赤い矢印に沿って進む。
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石灰岩の岩角や立木を捕まえて三点確保でグングン高度を上げていく。下は見ない。
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足の長さが決め手となる岩登りも山頂部までもう少しだ。
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山頂部肩から振り返ると先ほど登った牛斬山がすぐ目の前に。
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山頂部に上がると石灰岩の大岩が乱雑に並んでおり、慎重に越えたり間を縫ったりして進んでいく。このあたりが最高点のようだ。
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石灰石の大岩群を越えると丸い広場の山頂に到着する。12時8分
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山頂から南に見る二ノ岳。一ノ岳が少しだけ見える。
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麓の採銅所から左へ金辺(きべ)峠あたりを見下ろす。地名も何か歴史を感じる。じなしの町にも岐部(きべ)という地名(姓も)があり紀氏(宇佐・辛島氏)のながれと言われている。竜ヶ鼻の先は小倉市街地。
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昼食をとっていると福岡からのSさんご夫婦も登りつきました。多生の縁とばかりに山頂写真に入ってもらいました。
Sさんはじなしと同じ国見町のご出身。といってもサッカーで有名な長崎県の国見町(現在雲仙市)ですが…。奥様は竹田市のご出身で故郷のくじゅう山が大好きだそうです。何と!持参したこの山のネット情報資料も私たちと同じで、辻本さんの「大分の山・登山記~2007年2月24日」をお互いプリントしてきていました。
登山歴も私たちとほぼ同じくらいの素敵なご夫婦でした。
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下山はファミリーコースを下りる。二ノ岳へも行けるようだが今回はパス。
林道へ下りてから数度大曲がりして下り植林帯へ入る。
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登山時のコース分岐点まで戻る。
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無事下山。13時19分。
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香春(かわる)は「カル」と読まれそれは古い朝鮮語では金属、とくに銅のことをいうらしい。
かつてこの三ノ岳周辺には銅鉱が産出されており、新羅からの渡来人が銅を精製していたという。当時その高度な技術は神として崇められたことだろう。ここで鋳造された御神鏡は中津の薦神社三角池に自生するマコモの枕とともに1723年まで宇佐八幡宮放生会の御神体として奉納された。
奈良東大寺の大仏造営でも、ここから搬出された銅が相当量使われたという。
下山路に立ち寄ったズリネ鉱山跡。ここでも銅を掘ったようだ。
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登山口から少し下ったところにある清祀殿(せいしでん)。ここに鍛冶床が設けられ、銅鉱石は銅に精錬され、銅鏡に鋳造されたという。
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帰路に立ち寄った宇佐八幡宮のルーツともいわれる古宮八幡神社。
香春岳三ノ岳の豊比咩命を祀る。豊比咩命は新羅の王子ツヌガアラシトから追われて朝鮮半島から逃げてきたという。すぐこの近くにはツヌガアラシトを祀る現人神社があるようだ。
古宮八幡神社の拝殿。
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牛斬山登山路の山帰来の実
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採銅所小学校近くの民家に咲く蝋梅。
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by jinashi | 2012-01-10 10:29 | 福岡県の山歩き | Comments(2)

平尾台の羊群原(ようぐんばる~石灰岩が羊の群れのように見える)
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早朝、地区一斉清掃があったので遠出や長い山には行けない。6月に雨で撤退した平尾台の水晶山に再チャレンジしてみよう。  
平尾台には5回目となるが、羊群原やドリーネなどカルスト独特の景観は何度見ても飽きることがない。そしてカルスト土壌は多くの花々の宝庫でもある。

 双こぶラクダのラクダ山(485.4m)
 赤~道路脇登山口 青~ラクダ山

自宅を出て2時間ほどで平尾台に着く。
行橋市福丸からローリング族締め出しの凸加工されたカーブの多い県道28の坂道を登っていく。平尾台へほぼ登りついた道路脇がラクダ山の登山口。すこし先の公共駐車場に車をとめて歩き始める。9時37分。むこうにラクダの双こぶが。
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すこし下ってラクダ山の取り付き点。ここの標高≒370m。
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分岐を光水鍾乳洞へ向かう。
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夏草に覆われたドリーネを見てUターンする。最奥に鍾乳洞入口が見えるらしい。
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草原の尾根道から山頂部を望む。
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最後の急坂。
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狭い山頂部。10時19分。先にもう一つのコブがある。(草が深いのでここまで)
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見晴しは最高!山頂から見る平尾台の盟主貫山(ぬきさん・711.6m)。左に大平山(おおへらやま・578m)
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塔ケ峰と行橋市方面。
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下山途中でほぼ同世代?の御夫婦とすれ違う。振り返るとその二人も間もなく山頂へ登り着こうとしている。
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県道へ下山。10時52分。
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 再挑戦の偽水晶山(にせすいしょうざん・566m)と水晶山(531.2m)
6月19日に水晶山を目指したが激しい雨となり撤退した。再度そのコースを歩いて水晶山に登ろう。 
赤~茶ケ床園地(登山口) 緑~偽水晶山 紫~水晶山


茶ケ床園地へ着くと駐車場はほぼ一杯。夏休みに入って子供連れの若いファミリーが多い。
日差しも強く暑さも厳しくなってきた。11時13分にスタート。標高≒420m。
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中峠を過ぎると前回には雨雲で見えなかった偽水晶山が鉄塔の向こうに見えてきた。
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鉄塔まで間もなくのところから振り返ると谷間のむこうに先ほどのラクダ山が見える。その右手むこうにはうっすらと香春岳か?
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NTT電波塔まで続いた舗装路から山道にはいるとすぐに分岐が表れる。
今日は記念すべきTVアナログ放送終了の日。そしてちょうど今が昼の12時。世は変遷するがしないのは山の景観。
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野ぐるみの下を下ると前方に偽水晶山が近づいてくる。(前回はこの辺まで来た)
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ひと登りで偽水晶山に登り着いた。小さなピークだが全方位が絶景だ。冷たい氷水がおいしい。
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となりに貫山。2度ほど登った山頂手前の急坂が見える。
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これから向かう水晶山。前方右がピークと思っていたら左の先端部が水晶山ピークだった。
この暑さでややバテ気味のためママはここまで。
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送電線鉄塔の下をくぐってひと登りした尾根道から分岐を左の森へ入る。
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荒れた林道へ入るとまもなく前方の盛り上がったところに山頂標識が見える。
水晶山山頂(531.2m)。12時56分。偽から本物まで24分。けっこう遠かった。
こちらが偽で偽の山頂が本物のほうが良いのではと思う。
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山頂の向こうに見える足立山と小倉市街。
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下山(帰路のほうがよいかも…)は往路の尾根道に沿って巻道となる荒れた林道を戻る。
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電波塔手前でママと合流。
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下山路で中峠からはいって羊群原の珍しい岩の見学にむかう。
   まずは「ど根性の木」
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   キス岩
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深い草の中を足元の道を探して辿りながら何とか茶ケ床園地近くへ下山する。
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暑い盛りにほとんど木陰のない平尾台を歩いたのでママはややバテぎみ。この時期には冷たい水と塩分や糖分などミネラルの多い行動食は必携となる。そして体力に合わせた山行計画も。
・・・すこし反省。

     ネムノキ(合歓木)
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     コオニユリ(小鬼百合)
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     オオマツヨイグサ?
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     ヒオウギ(檜扇)
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カワラナデシコ(河原撫子) ~日本中を熱狂させた撫子ジャパン。震災地の人たちに勇気を与えてくれました。
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キキョウ(桔梗) ~秋の七草。はしりが咲き始めていました。
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     ネジバナ(捻花)
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     ナントカ? 萩
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by jinashi | 2011-07-25 13:58 | 福岡県の山歩き | Comments(2)

平尾台茶ケ床園地~  水晶山~

 平尾台~梅雨のさがし
 3週連続して雨の日曜日となる。
今日は皆さんとくじゅうミヤマキリシマ登山会を予定していたのだがこの天気ではと前日に中止を決める。
天気予報をよく見ると梅雨前線は九州南部に下がりぎみで、もしかすると北部の方は雨が落ちてこないのではないか・・・と勝手な解釈をして行橋から平尾台へと向かう。すこし小雨がぱらついてきた県道28号をクネクネ上って行くと霧が立ちこめたカルスト台地へ上がり着く。茶ケ床園地につくと2台の車が入山の準備をしている。好きな人もいるものだ。057.gif ・・・雨具をつけて先客に続く。

登山口から舗装散策路を歩き始める。10時30分。
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熟れたサクランボのトンネルを潜りぬけると飛び込んでくるはずの羊の群れ(カルスト羊群原)は霧の中だ。
中峠からまっすぐに進むのははじめてのコースとなる。霧が切れて少しの間右下に広谷湿原が広がる。左右の草むらに梅雨の花を探して歩いていく。広谷台への取り付きを過ぎてNTTの大きな鉄塔よこからやっと山道らしくなる。
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貫山と水晶山の分岐へ上がりつく。右に水晶山方向の鞍部へと下っていくと雨が一段と強くなってきた。傘を持ってこなかったのでカメラも濡れてきた。ここで撤退を決める。
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往路を歩いて茶ケ床園地へ戻る。12時10分。歩数≒8000歩。


                   ソクシンラン(束心蘭)                   
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                  オカトラノオ(丘虎の尾)
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                   ウツボクサ(靫草)
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                   カキラン(柿蘭)
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                    シラン(紫蘭)
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                 アソノコギリソウ(阿蘇鋸草)
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                  ヤマツツジ(山躑躅)
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                   野ぐるみの実 
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        象にみえませんか?(本当の象岩は別の所にあるらしい)
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by jinashi | 2011-06-21 17:27 | 福岡県の山歩き | Comments(0)