カテゴリ:熊本県の山歩き( 30 )

車中泊した熊本県の某所を早朝に出発。
今日は五家荘の保口岳を登ろう。 この山も2年前の地図帳でデビューした九州百名山だ。
 (マップ)


保口岳(ほくちだけ・1281.3m) 九州百名山(地図帳)~86座目

美里町砥用をR218からR445へ入ると電光掲示板に「積雪チェーン規制」とあり…。今日は寒気が入って気温も上がらない予報だが…うーん、予想外の雪だ。
二本杉峠へ向かって登っていくと中ほどから氷結した雪道となる。バリバリと音を立てながら恐る恐る狭い道をゆっくりと登っていくと夜もうっすらと明けてきた。対向車に出会うこともなく、やっと登り上がった二本杉峠は一面の銀世界だ。 気温は氷点下5度。
4年目にン万円で買ったゴム製タイヤチェーンを説明書きを見ながら装着する。(今まではお守り状態だったのだ)思ったよりスムーズに装着完了。
二本杉峠から五木村方向へと下っていく。京丈山入口辺りで雪も無くなってくる。
途中に工事中の所も多いR445を進み八代市と五木村境の下鶴から県247へ入る。大きく左カーブした右手に「保口岳まで7Km」を見て市道へ入る。案内板を確認しながらくねくね進んで(登って)行き止まりとなったところが登山口だ。   遠かった…
京都ナンバー軽四の先客が1台。

準備をしてスタートする。9時36分。ここの標高≒820m。
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竹林を進む。
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竹林を抜けると最後の民家。正月飾りはあるが住んでは無いようだ。
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「保口岳110分」の標識から右へ入る。少し雪も出てきた。
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ススダケの急坂が続きやや屈み姿勢で登っていく。
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植林帯に出てジグザグに登っていくと若い男性が下りてきた。暫し立ち話をする。正月休みを利用して九州の山旅に来られていた京都のMさんでした。
早朝7時頃から登られたそうで、山頂までの雪を被ったススダケには難儀をしたようでした。
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作業道へ出合いジグザグに何度も登り返して高度を上げて行く。
保口林道に出合う辺りから展望も良くなってくる
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谷向こうに見えるのは五木村の山々のようだ。左奥は仰烏帽子山か?
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さらに林道を進んで尾根から山へ取り付く。
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尾根伝いに登っていくとスズタケが多くなってくる。
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雪も深くなってくる。
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Mさんのおかげでスズタケに乗った雪がだいぶ落ちていたにもかかわらず厳しい登りを余儀なくされる。ただMさんのトレースに沿って歩けば迷うことはない。
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樹氷も多くなってくるといよいよ普賢峰直下の岩場に取り付く。20mほどの起立した岩場を立木や根や岩角を捕まえてよじ登る。右下は見ない(ほうがよい)。
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登り上がった正面がお地蔵さんの居る普賢峰の山頂だ。11時30分。標高≒1280m。
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お地蔵様は鬼山御前様。下部に伝説が書かれているようです。
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山頂から青空に樹氷の枝がひろがります。
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その先を急激に下っていく。鞍部までもスズタケが密集している。
最低鞍部あたり。
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登り返しもスズタケに悩まされる。人吉かめさん「あと5分」の標識が見えて元気が出る。
ススダケの籔から抜けると保口岳山頂に飛び出す。12時2分。
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泉五家荘登山道整備プロジェクトの新しい山頂標識と2等三角点の前で山頂写真。
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先ほどの普賢峰を望む。
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南東に遠く見えるのはじなし未登の上福根山か?
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南よりのこちらも未登の積岩山(右の先)か?
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北の大金峰・小金峰や国見岳方向は樹木で確認できず。
気温も低くすぐに下山とする。Mさんのトレースを辿る。
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植林帯を緩やかに下っていくと15分ほどで林道に出る。
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頭上の普賢峰を仰いだり、保口岳山頂を振り返ったりしながら林道を40分ほど歩いて朝の登山路と出合い周回する。
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往路を滑らないように気をつけながら無事に下山する。13時34分。
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スズタケには苦しめられましたが普賢峰や保口岳山頂からはすばらしい景観でした。
鬼山御前の平家伝説ものこるいい山です。
そして青空をバックにすばらしい樹氷も楽しむことができました。

GPSマップ(拡大します)
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帰路に登山口近くの市道沿いにある鬼山御前伝説の地を訪れる。
五家荘の岩奥という所に隠れ住んでいた鬼山御前は、屋島の合戦で源氏方の那須与一が、平家方が掲げた扇の的を弓で射たという、その的になった扇を持っていたといわれる、平家の官女・玉虫御前のことだともいわれています。彼女は平家追討に訪れた源氏方の那須小太郎宗治(那須与一の息子)を引きとめているうちに、恋に落ち、夫婦になったのだそうです。
この鬼山御前、とてもお乳の出がよく、近所の子どもたちにも乳を与えていたという言い伝えも残っており、現在は乳の神様として、泉村の保口若宮神社にまつられているそうです。(HP気になるくまもとより)

その保口若宮神社に祀られた石造の鬼山御前。お年玉の重ね餅もお供えされていました。
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隣に湧き出る水は年中温度も一定で飲むと乳の出が良くなるという。おいしい水でした。
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帰路に椎原の緒方家屋敷に立ち寄る。
平清盛の孫、清経の末裔が姓を緒方と改名しこの地に住みついたという。300年ほど前の兜造りという合掌づくりで隠し部屋などがあるという。
九州脊梁山地の白鳥山には清経居住跡の標識も立っている。
ただ、大分県宇佐市長洲の小松橋たもとには清経の墓がある。若くしてこの沖の豊前海に身を投げたというのだが…。
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 また新たな山旅の思い出をつくることができた2泊3日の遠征でした。
by jinashi | 2013-01-05 16:39 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

2013年、平成25年が明けた。
挑戦中の九州百名山(地図帳)もあと16座となった。(新版九州百名山はあと12座)
今年の前期高齢者となる日までに達成したいと思っているのだが…厳しいかな?
 残りの16座~
州藻白岳、七つ岳、九千部岳(長崎県)
龍ヶ岳、天主山、保口岳、上福根山(岩宇土山)、山犬切、積岩山(熊本県)
三方岳、石堂山(宮崎県)
愛子岳、モッチョム岳、黒味岳、宮之浦・永田岳、太忠岳(鹿児島県・屋久島)
  ※新版九州百名山の未登山~諸塚山(宮崎県)。

 

マップ(赤~龍ヶ岳・青~念珠岳・緑~白岳)



龍ヶ岳(りゅうがたけ・469.6.m) 九州百名山(地図帳)~85座目
 
早くから帰省中の長男ファミリーも正月スキーに出かけるらしい。今年の初登りは元旦午後から自宅を発つ。
2年前の正月にも訪れたのだが…上天草島の山を登ろう。天気もなんとか良さそうだ。
2011年5月発刊の九州百名山(地図帳)に新登場した龍ヶ岳を登頂し、天草のマップにある「観海アルプス」の一部を歩いてみよう。
観海アルプスとは~
九州自然歩道の一部で、天草東海岸を南北に松島の高舞登山(たかぶとやま)から龍ガ岳まで約20kmの稜線を雲仙普賢岳、不知火海や阿蘇連山の眺望を楽しみながら歩くルートだ。


夕方には上天草市の道の駅有明に到着する。駐車場は車中泊でほぼ満車。
イルミネーションで華やかに彩られている。
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早朝に道の駅を発ってR266を八代海沿いに南下する。龍ヶ岳町高戸地区から山へ向かう。くねくねと登り上がり標識に従って進むと山頂部の広い駐車場へ着く。まだ誰もいない。
管理棟の前から山頂部へ向かって歩く。7時50分。
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5,6分歩くと「砥岐の里」として整備された公園地となった山頂部へ着く。
最初に左手の龍ヶ岳山王神へお参り。周辺には荒れたジャングルジムやステージ広場などがある。
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その先からこの後登る念珠岳を望む。
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朝日が射す龍王神へ参拝。
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先端部にある展望台へ。
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階段手前に3等三角点がある。ここが山頂なのだろう。
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先端部の岩から御所浦などの島々が絶景。御所浦となりの横浦は2008年2月の「第2回半島地域づくりフォーラム」の際民泊したことが懐かしい。
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展望台の上ですが…山頂写真。8時10分。
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近くにあるミューイ天文台。口径50㎝のカセグレン式反射型望遠鏡を備え、惑星や星雲・星団なども観測できるようだ。ミューイ=「見よう」を意味する天草の方言のようです。
本日元旦も(午後から)営業とありました。
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駐車場に戻る。8時25分。これで九州百名山(地図帳)を登頂したことにしよう^^;
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駐車場横の展望台から見えた倉岳と矢筈嶽。(ここもほぼ山頂まで車でした)
2年前に登った(新版)九州百名山だ。
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念珠岳(ねんじゅだけ・502.8m)  熊本百名山
次は念珠岳に登る。念珠岳は観海アルプスでは標高が一番高い山だ。
龍ヶ岳から下って朝のR266に出る。少し松島方向に戻って姫戸町二間戸から林道大川線へ入る。
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しばらく進んだ左カーブが念珠岳の登山口。
白い鉄柵から山へ入る。9時8分。ここの標高≒120m。山頂まで380mほど登る。
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すぐ前方上部に山頂部が見えてくる。
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ここは昔からの山越えの里道らしい。人や雨水でえぐられた登山道を進む。
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登り始めて30分ほどで地蔵峠に着く。右より二弁当(のべっとう)峠からの観海アルプスのコースに出合う。
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いいお顔のお地蔵様。
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ここから観海アルプス(九州自然歩道)を歩く。
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見晴らしの良い休憩場所へ出る。先には山頂部が見えている。
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少し先へ登った大作山林道へ続く分岐を左へと山頂へ向かう。しばらく急坂を直登し今度は右へひと登りで山頂に着く。10時12分。3等三角点がある。
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高度感のある素晴らしい景色の山頂です。すこし佐伯の元越山の雰囲気がします。
不知火海に陽が降り注いで感動的シーンです。
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南に先ほど登った?龍ヶ岳が。
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北に2年前に登った次郎丸嶽(太郎丸嶽)やこの後登る白岳が。
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山頂写真。そのあとゆっくりと朝昼兼用でお腹にいろいろと入れます。
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40分ほどゆっくりと景観を楽しんだら下山とする。
こんな素晴らしいお山に誰とも会わないなんて…と話していたら、熊本からのご夫婦と出会いました。
往路を戻って無事に林道へ下りる。11時29分。
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お地蔵様のそばにツチトリモチが残っていました。
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 念珠岳GPSマップ(拡大します)
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白岳(しらたけ・372.8m) 熊本百名山
 鋸嶽(のこぎりだけ・347m)~不動の滝
念珠岳登山口からR266へ出て朝の来た方へと戻る。姫戸町姫浦の「観海アルプスルート白岳方面」の看板を見て左へと山へ入る。
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くねくねと登って行き、白嶽森林公園キャンプ場手前の矢岳神社入り口の東屋へ車をとめる。
鳥居の方へ歩き始める。12時2分。ここの標高≒250m。
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大岩に囲まれた矢岳神社へ参拝する。山の神が2体(男女の神)祀られているという。
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少し先にあるドルメン。古代遺跡の巨石墓で天井石を石柱が支えており、世界最大級のものらしい。矢岳神社の謂れはここからか…。
ここ矢岳、その先の白岳、蕗岳の三峯には巨石が多く、メンヒル(方位石)やペトログラフ(古代文字)などもあり天地創造神話が伝わっているようだ。
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石段状の登山路を行く。
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不知火海を見下ろす稜線へ上がってきた。
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前方に白岳山頂部が見えてくる。
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岩場をひと登りで山頂へ上がる。
「ワァ~」とつい声が出てしまうほどの絶景だ。12時36分。
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足元から切れ落ちた断崖の向こうに不知火海が広がる。対岸の八代市はすこし霞んでいる。
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山頂写真。
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山頂から丸木階段を下る。前方にこれから登る鋸嶽が見えている。その後に2年前に登った次郎丸嶽も。
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舗装路へ下りる手前で先ほど念珠岳で出会った熊本のご夫婦と再会?する。
舗装路を横切って鋸嶽へ向かう。
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一旦谷へ下りて登り返す。右へと尾根に上がりすこし登ると鋸嶽山頂に着く。13時20分。
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前方に先ほど登った白岳が。(ズーム)
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後方には次郎丸嶽が。(右は太郎丸嶽)
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谷へ戻って不動の滝へ向かう。標識から下っていくと滝音がしてくる。
不動の滝は人身の助けの神様と言われ、身を清め水行をしてお祓いすると大病も治るという。
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遊歩道を戻ると車をとめた矢岳神社下の東屋へ周回する。13時55分。
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遠くはすこし霞んでいたが、観海アルプスという名の通り尾根筋からの景観はすばらしいところでした。
 

GPSマップ(拡大します)
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by jinashi | 2013-01-04 21:22 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

「阿蘇山」は通称名で、構成する根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳を阿蘇五岳といい、くじゅうや大観峰から見ると釈迦涅槃像に喩えられている。
初めての阿蘇山は仙酔峡からあのバカ尾根を登り高岳、中岳を周回した。その後、根子岳には2度ほど登っている。
五岳で未登の烏帽子岳と杵島岳を登ってみよう。初秋の花々も楽しみだ。

烏帽子岳(えぼしだけ・1337m)
杵島岳(きしまだけ・1326m)

赤~烏帽子岳  青~杵島岳

R57から道の駅阿蘇の前を県111号(阿蘇パノラマライン)へ入る。
登っていくにつれ7月の豪雨災害により路肩が流出したところもあり数か所で片側通行となっている。
草千里展望所の駐車場に着く。中岳や烏帽子岳の山頂部は雲に隠れているが雨の心配はなさそうだ。
準備をしてスタート。9時ちょうど。ここの標高≒1150m。
県道ヘアピンカーブの外から左に草千里を見て登山路へ入る。
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草千里の縁となって盛り上がった地塁を進む。ゲンノショウコやクサフジなどの花々が迎えてくれる。
垂玉温泉分岐あたり。草千里真ん中にある1157mピーク展望所(駒立山というらしい)からの道も合流する。
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すこしずつ勾配が増してきて登山路も滑りやすいところもある。
少し続く急坂を頑張れば山頂部が見えてくる。
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草むらの山頂へ着く。1等三角点にタッチ。10時2分。
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山頂から見る御竈門山の山肌や麓にはあちこちに崩壊地が見え7月豪雨の凄まじさを見せつけられる。
中岳噴火口方向。
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このあと登る杵島岳。(右は往生岳)
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後から追いついてきた若いグループに山頂を譲るようにして下山する。
往路へ戻らず、分岐を右へ向かう。尾根道の急坂を下り分岐を左へと草千里へ向かう。
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滑りやすい急坂は灌木につかまりながら草千里へ下りる。
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乗馬を楽しむ様子を横目にしてレストハウス横から杵島岳へ向かう。11時9分。
これから登る杵島岳。雲もとれてきた。
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県111を戻るように進み舗装路の杵島岳登山道へ入る。
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分岐から荒れたアスファルト道へ、さらに長い階段が続く。サイヨウシャジンやワレモコウが揺れている。
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山頂部へ着くと団体さんが昼食中。ちょうど12時。
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右下に杵島岳の火口跡を見ながらお鉢を周回する。この先少し下って登り返す。
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西からガスが湧きあがってくる。
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往生岳分岐を過ぎた所でお昼とする。火口跡にむこうに中岳噴火口を望む。
ここからは噴火活動は静かで弱い感じに見える。
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ずっと向こうに見えている荻岳と下荻岳。
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一休みしたら標識の立つ山頂部へ周回する。山頂写真。
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先ほど登った烏帽子岳や草千里を見ながら下山する。
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駐車場へ戻る。13時13分。パラパラっと雨が落ちてきた。
両山ともゆっくり登って1時間。下って1時間。

本日のGPS(拡大します)。
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          ゲンノショウコ
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          クサフジ
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          シモツケ
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          シラヤマギク
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          ワレモコウ
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          ホソバシュロソウ
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          サイヨウシャジン
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          ネジバナ
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          キリシマヒゴタイ
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          マルバハギ
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          ホソバノヤマハハコ
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市ノ川駅にある人気のお店「あそ路」
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メインは「たかなめし定食」1260円。ホルモンみそ煮込みがうまい!
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by jinashi | 2012-09-04 19:15 | 熊本県の山歩き | Comments(8)

ペトログラフ(古代文字)のことを調べていたら南小国町の阿蘇外輪山に押戸石があることを知る。
古代のストーンサークルか!? シュメール文字のペトログラフか!?と言い伝えられているミステリー&パワースポットを(大金峰・小金峰の帰路に)訪ねる。 

押戸石の丘(おしとのいしのおか・845.2m)


阿蘇大観峰そばからR212を小国町へ向かい5Kmほどで左へマゼノミステリーロードという立派な農免道路へ入る。2㎞ほど行くと「押戸石」の看板があり狭い道へ入る。分岐ごとにある案内板。
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くねくねと進んでダート道となるとまもなく駐車場へ着く。
駐車場から見る押戸石の丘。
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緩やかに登っていくと大きな石の頭が見えてきた。
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上がり着くとそこから阿蘇高原がぐるっと見渡せて素晴らしい景色が楽しめる。初秋の風が吹き渡っていて気持ち良い。
説明板には~
「伝説では鬼達が夜な夜なこの山でいしなご(お手玉)をして遊んだ石とも言われています。人為とも思われる石の配置から太古の遺跡ではないかと推定されています。大岩には、約4000年前のシュメール文字がぺとログラフ(岩刻文字)として刻まれていて他の石群と共に深い謎を秘めています」(南小国町教育委員会)

最初に高さ5.5m、周囲15.3mのピラミッド型をした巨石(右)が迎えてくれる。
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その大岩にはペトログラフがあるらしい。アップで見てみよう。
三本線の上部にシュメール文字が刻まれているという。
「神、雨、祈る」の文字が刻まれているというが…風化が進んでいてよくわかりません。
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その先から大小の石が阿蘇に向かってほぼ直線的に並んでいる。
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すこし下り始めた所にある「男女の石」。手前が男性、奥の左右が女性を表すらしい。そういえば…。
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「祭壇石」といわれる岩。落雷の痕跡だという窪みがある。ここ押戸石のほとんどが着磁しているというが、この祭壇石は特に強く磁気の異常を示すという。
(方位コンパスを車に忘れてきた)
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専門家の方の調査(HP)によると
「自然の風化・浸食を受けており、表面の亀裂や浸食模様、落雷痕は数年の単位で変化しているので、その巨石群に古代のシュメルやケルト人のペトログラフ(古代文字)が刻まれていると結論付けるに足りる証拠は存在しない」と報告されています。

 そのHPです
   ↓
 押戸石の丘


それでもここは古代ロマンを感じさせるパワースポットであり、すばらしい阿蘇高原の展望を楽しめるところです。秋の花々もたくさん咲いていました。
ファミリーで訪れていたのは何と!じなしと同じ国東市のTさんでした。いいところを見つけましたね^^


押戸石を後にする。前方には左に涌蓋山(わいたさん)。右にくじゅう連山。
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        カワラナデシコ
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        オミナエシ
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        アソノコギリソウ
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        キツネノカミソリ
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涌蓋山にかかる虹
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by jinashi | 2012-08-22 18:06 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

大金峰(だいきんぽう・1396m)・小金峰(しょうきんぽう・1377.3m)
※「おおがなみね、こがなみね」とも呼ぶようだ。 
   九州百名山(地図帳)~80座目  九州百名山(旧)~84座目

八代市泉町 登山口


天気も良さそうなので久々に九州百名山登りの遠征をする。
各地で落雷事故のニュースを耳にするが、「早登り、早下山」を実行するため前日の夕方自宅を出発し車中泊登山とする。
熊本県美里町三和からR445へ入り下津留集落から狭い急カーブの道を(距離は10Kmほど、標高差で600mほど)登ると五家荘の入口となる二本杉へ上がる。
二本杉から700mほど行ったところを右折し狭い舗装林道に入ると右急カーブの左側に駐車場があってそこが大金峰の登山口。以前、京丈山への帰りに確認していた。
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マムシ対策にスパッツを着ける。MORIさんのホームページ(H17年5月)によると「何度も蛇(マムシ?)と出会い、小金峰手前で意欲をなくして引き返した…」というほどの山なのだ。何と、MORIさんはその日に12匹と遭遇している。
  そのMORIさんのHP
      ↓
鈴鹿の風に吹き飛ばされて・九州に!

6時32分スタート。ここの標高≒1070m。ここから小金峰まで約7Kmを往復する。
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沢を遡る所にさっそく「まむしに注意」の看板が立っている。
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しばらく続く登り坂の左手から朝日が射してくると汗も出はじめる。
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登山口に「伐採作業中につき注意」の看板があったが、その現場を通り抜ける。(今日は日曜日で休業のようだ) 切株からヒノキのいい香りがする。
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緩やかな気持ち良い登山路となり、去年の春に向坂山・白岩山から扇山まで歩いた霧立越を思い出す。
右手が開けて遠くに雲仙普賢岳が霞んで見えている。
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足元にはヤマジノホトトギスやシコクママコナの花が迎えてくれる。崩壊地を過ぎると大金峰への分岐に着く。分岐を左へと登っていく。
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ひと登りで大金峰の山頂だ。3等三角点がある。7時47分。
展望は無い。山頂にある寒暖計は17℃を指している。
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分岐へ戻りさらに南へ向かう。緩やかなアップダウンのスズタケの道を歩く。
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「福根」分岐から10分ほどで「攻・せんだん轟(とどろき)」分岐へ着く。左へと小金峰へ向かう。
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右が開けて見えているのはじなし未登の保口岳(ほくちだけ)か?下には舗装林道も見えている。
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ふわふわ落葉の植林帯を抜ける。
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少し下ると大岩の下から清水が湧き出している。冷たくておいしい。
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小金峰への分岐へ着く。(まっすぐ進むと朴ノ木集落へ下りる)
大金峰から1時間30分ほど。一息入れて左へ入り山頂に向かう。
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少しずつ急坂となり山に登っているという感じとなる。
じなしが先行していると後のママから突然の叫び声!  
何と!マムシが尻尾を震わせとぐろを巻いているようだ。じなしは怖くてただ上から「石を投げろ!~笛を吹け!~なんだかんだ…」と命令を発するばかり(-_-)
しばらくして岩穴に入り込んだようだ。その間10分ほどママは睨めっこ。
やはり奴は現われたのだ
ママのザックに着けた鈴も効果は無いようだ。それにしても、じなしは威嚇する尻尾を上からチラッと見ただけだが…、とぐろの横を平然と歩いて来たことを思うとぞっとする。
(見たくもないので当然画像はない)

最後の急坂を登り上がって山頂に到着。3等三角点にタッチ。標識前で急坂とマムシで高まる心拍数(と血圧?)の山頂写真。
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山頂から見る~東に去年11月に縦走した国見岳(左のピーク)と小国見岳(右)。
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同じく国見岳の右手に烏帽子岳。烏帽子岳に登った時にはわからなかったが、なるほど…烏帽子の山容だ。
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南に上福根山。福寿草や山芍薬で有名な山だ。じなし未登の九州百名山。
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麓に去年11月にお世話になった泉町樅木集落あたり。
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軽い昼食をとって一休み。
マムシポイントは不在を確認したら走るように下る。
分岐から来た道を戻る。見覚えのあるところもあるが…こんなところを歩いたかな?というところもあって、見る方向で印象は変わる。
大金峰から登山口へ戻る途中で見える雁股山。去年の7月に登った。
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登りで気が付かなかったのだが、ここはロボット雨量計があった場所のようだ。撤去されて更地になっている。
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無事に登山口まで戻る。12時23分。
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会いたくない奴と会う羽目になってしまいましたが…これも試練。(じなしは5年前の5月に姫島矢筈岳でペアとご対面しています)
マムシ君との出会いもありましたが、木陰の続く山道は夏も佳し。緩やかなアップダウンが続き、ミニ霧立越ともいえる九州山地の往復を楽しむことが出来ました。

今日のGPS(その1)拡大します。
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今日のGPS(その2)拡大します。
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          ヤマジノホトトギス
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          シコクママコナ
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          キンミズヒキ
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          ヤマサギソウ?
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by jinashi | 2012-08-20 21:29 | 熊本県の山歩き | Comments(4)

清栄山(せいえいざん・1006.3m) 阿蘇高森町の山~元九州百名山

根子岳麓で見頃のオキナグサを楽しんだら次に清栄山に登ろう。
R265を高森町中心部へ向かう。村山交差点を左折してすぐ左の狭い道へ入る。カーブを繰り返して登っていくと登山口のある黒岩峠に出る。右手に駐車場所もある。

清栄山は阿蘇南外輪山で一番高い山で、1992年に山と渓谷社が発行した「九州百名山」に掲載されている。(その後2002年に新版が出て27座が入れ替わる。さらに2011年には新九州百名山地図帳として発行され12座が入れ替わる。)
高森峠から九州自然歩道を黒岩峠まで歩くコースが一般的だったようだが、黒岩峠の登山口まで道路が整備されたために百名山から外れたとも…?
登山口から階段状の急坂へ取り付く。11時57分。標高は≒870m。
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上がった先からも急坂は続く。
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前方に山頂部が望める。少し下ってその後もうひと登り。
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大岩の向こうが山頂。団体さんがお食事中でした。むこうは阿蘇高岳(東峰)。
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大岩となりの山の神様にご挨拶。
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山頂写真。12時19分。
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南阿蘇方向。ママが福岡の長男の嫁さんに℡すると、なんと昨日ファミリーでここ高森を訪れたようだ。
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先ほど登った根子岳。
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阿蘇大自然のすばらしい景色を十分楽しんでから下山する。12時55分。
GPSマップ。(拡大します)
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高森殿の杉
下山後に麓の高森殿杉へ立ち寄る。
片方の大杉は3本に大きく枝分かれしており横幅は10mほどあるだろうか?樹齢400年以上といわれる大杉が2本天に向かってそびえ立ち、その大きさに圧倒される。
高森城主高森伊予守惟直がここで自刃した場所に由来して「高森殿の杉」といわれている.
なんとなく不思議な雰囲気がするところだ。
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帰路に「月廻り公園」に立ち寄る。
ふるさとのすぐれた景観を未来に残す「新くまもと百景」県民投票で1位になったところだ。花見の観光客で駐車場は満車でした。
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レストランの裏にある月廻り温泉館でリフレッシュ。露天風呂から根子岳を望む温泉も大賑わいでした。
 ~ 糸永さんありがとうございましたm(_ _)m!
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          キスミレ
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          ハルリンドウ
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       ジロボウエンゴサク?(ヤマエンゴサク?)
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          ヒゴスミレ
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          キブシ
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          モミジイチゴ(初夏においしい黄いちごになる)
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荻町の道路沿いのチューリップ畑。
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   最後にCM~オンパクのお知らせ
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by jinashi | 2012-04-18 13:31 | 熊本県の山歩き | Comments(5)

根子岳東峰(1408.1m) 九州百名山~2回目

木々の芽吹きが始まりいよいよ野山の花が次々と開く季節となった。
阿蘇ではオキナグサが開花している頃だろう。
大戸ノ口峠から根子岳東峰に登ってみよう。

早朝に出掛けるとこの時季ずいぶん夜明けが早くなってきたことを実感する。
R212で外輪山を下りる途中の見晴らし台から阿蘇五岳が涅槃像となって横たわる。根子岳はそのお顔の部分で東峰は額(ひたい)あたりか。
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阿蘇市坂梨からR265を高森町へ向かう。くねくねと登りあがって高森町に入った辺りが大戸ノ口峠だ。右手の舗装路へ入ると前に根子岳が横たわる。
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放牧地の狭い舗装路を進むと広い駐車場がある登山口へ着く。
根子岳東峰には3年前に大戸尾根コースを登っている。(その日は鹿納山へ登ろうとして悪路の日隠林道を走りお化粧山登山口に着いたところ、なんとママの登山靴を積み忘れていて撤退したのだ。そのあと高森のホームセンターでズック靴を買って根子岳に登ったのです。)
ここは標高差350mほどを直登する厳しいコースのようだ。
準備をしてスタート。8時02分。ここの標高≒1050m。
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登山口からいきなりの急登となる。一昨日の雨で阿蘇の黒土の急坂はまだ滑りやすい。連続して取り付けられた虎ロープやベルトに掴って登っていく。ウグイスが完成まであと一歩の鳴き声を繰り返している。
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高度があがってくると後ろに波野高原が広がってくる。くじゅう連山や祖母山も良く見えだした。
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連続する急坂を一歩一歩登っていく。「危険」の看板がある崩壊地の上部を緊張ぎみに通過する。
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さらに急登は続きママはいつものスローダウン。クマザサの急坂を登っていくと左に高森町方向が良く見えてくる。このあと登る清栄山方向。
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前方に大岩が現われて見覚えのある大戸尾根コースと合流する。ここまで登り一辺倒でフラットなところはほとんどありません。
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右へと山頂部へ向かう。少し上ると左のカヤ越しにあの天狗峰が見えてくる。これを見るとなぜかドキッとします。天狗峰は阿蘇涅槃の鼻にあたる所です。
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左から天狗峰からの登山路が合流すると2等三角点のある東峰の山頂へ到着する。
2度目の山頂写真。9時12分。
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全方位が見渡せ、高度感のある山頂だ。西に天狗峰(1433m)と後方に阿蘇高岳(1584m)。
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分岐を天狗峰の方向へ行ってみる。左へ行き止まりの展望所?からロッククライミングで天狗峰へ登る人達が見える。(アップ画像)
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高いところに登ってみたいのは人間の本能なのでしょうが…過去に何度も滑落による死亡事故が発生しているところだ。縦走するにもザイルが必要で一般の人はこの辺りまでにしましょう。
振り返って東峰の崖を見ると…こちらも要注意!上にいるとわからないが、頂上直下の崖はえぐれているようだ。
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ホットコーヒーをいただいて一休みしたら往路を下山する。
転げるようにしてぐんぐん下りれば30分ちょっとで無事下山。10時12分。
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今日のGPSマップ。(拡大します)
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大戸ノ口近くの牧場。肥後の赤牛、豊後の黒牛(と聞いていたが)が仲良く草を食んでいる。
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本日のハイライト~オキナグサに出会いに根子岳の麓へ。今が見頃!
オキナグサ=翁草は花が終わると白く長い綿毛となり翁の白髪のようになることから…。有毒植物で牛などは食べない。
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大戸尾根登山口の駐車場はマイクロバスも2台あり登山者の車でいっぱいでした。
写真を撮りに来ていた方から「以前に比べて随分株が少なくなった…盗掘が原因なのでは?」と言われていました。   ~とっていいのは写真だけです!

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by jinashi | 2012-04-17 22:08 | 熊本県の山歩き | Comments(2)

烏帽子岳(えぼしだけ・1692.2m) 
 九州百名山(地図帳)~70座目 旧九州百名山~76座目
国見岳(くにみだけ・1738.8m)
 九州百名山(地図帳)~71座目 旧九州百名山~77座目
五勇山(ごゆうざん・1662m) 熊本百名山

(八代市泉町樅木 峰越(新椎葉越)登山口)

当初は樅木林道五勇谷橋ゲート→(国見岳新道)→国見岳→五勇山→烏帽子岳→ゲートへの周回を計画していたのだが…直前のネット情報で、烏帽子岳から樅木林道の間は大型重機による伐採作業により登山道が4か所で分断され、進路が不明となっていることを知る。
前夜、山女魚荘ご主人にコースを相談すると峰越から車を五勇谷橋ゲートまで回送していただけることとなった。(感謝) これで安心して縦走を楽しむことが出来る。
さらに…朝出発の際には登山靴を忘れてきたFさんにご主人の登山靴を貸していただいた。(サイズもぴったし!)ありがとうございました!001.gif

山女魚荘ご主人の運転で昨日の峰越(新椎葉越)へ着く。(回送をしていただくご主人にお礼を言ってお別れする)
今日も無風快晴の素晴らしい登山日和となる。前日よりすこし温かい。
昨日と反対の北側にある烏帽子岳登山口から県境稜線に入る。7時48分。
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昨日と反対で右宮崎、左熊本の県境尾根を歩く。
25分ほど歩いて泉村登山口分岐へ着く。ここは旧椎葉越というところ。takakoさんは以前烏帽子岳からこのコースへと周回下山したそうだ。
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ブナの大木が枝を広げる登山路は何度もアップダウンを繰り返していく。左右に展望の良いところも現われて五家荘越しには遠く雲仙普賢岳も見えている。
倒木や大岩を越え、前方尾根筋に向かって歩く。
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向かう先の北側は連山がクリアに見えているが南の山々は薄雲がかかりすこし霞んできたようだ。(南方向~右の稜線は時雨山)
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スズタケの多くなった登山路脇にザラ雪が残っているところもある。数日前の寒波が置いていったのだろう。
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烏帽子岳分岐へたどり着いた。(標識にあるような時間では着きませんでした)
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左へとシャクナゲの稜線を行く。山頂と思ったピークからもひとつ先が烏帽子岳山頂だった。10時13分。
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狭い山頂部からは南側の展望がすばらしい。昨日登った白鳥山の平らな山頂からここまで続く稜線を目で辿ってみる。よく歩いてきたなあと実感する。
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山頂写真。
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まだまだ先は長い。五勇谷橋ゲート(樅木林道)と本谷へ下山するコースを確認したら五勇山へ向かう。分岐へ戻ると登山路はそのま(ん)ま東向きとなってくる。烏帽子山頂からこのあたりにかけての登山路はシャクナゲの群生地となっている。花の季節は見事だろう。
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ピークを一つ越えると展望岩「ここからの眺めも最高ばい」と書かれた標識が現われる。後で後悔しないようにと右手へ上がると露岩からすばらしい展望が得られる。
これから向かう五勇山方向。
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北の稜線の向うには祖母山も鋭い山頂を見せている。
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「ここからの眺めも最高ばい」を大分弁では何と言うか?
「こっから見ちみいちゃすげえでえ」かな?…などと話しながらさらにスズタケの道のアップダウンを繰り返して歩けば、左へ90度折れる国見岳分岐へ着く。まっすぐ10mほど行くと左の足元に小さく「五勇山」の標識があった。(二人が立っているところ)上の木から安武標識もぶら下がっている。11時30分。
山頂らしくない山頂。ここで昼食タイムとする。
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分岐でおよその距離と時間を確認して国見岳へと歩きはじめる。
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ブナの倒木が目につく。
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小国見岳(こぐにみだけ)山腹の右を巻く登山路の分岐を左上の山頂に向かう。
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先ほど登った烏帽子岳が良く見える山頂です。小国見岳は1709m。
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小国見岳の尾根をまっすぐ北へ向かう。枯木立を通して稜線を見せる国見岳。山頂の祠も見えている。
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鞍部を登り返す。山頂まであと少し。
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九州中央山地最高峰の山頂に着いた! 1等三角点にタッチ。13時25分。
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歩いてきた稜線を振り返る。左手前が小国見岳(こくるみだけ)、右手向こうが烏帽子岳。
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向うの稜線が今年4月に縦走往復した霧立越。
左から小川岳、黒峰、向坂山、白岩山、水呑み頭と続き、…右手に扇山。
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天主山方向先に阿蘇山がうっすらと。
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立派な祠の前で山頂写真。
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20分ほど360度の絶景を楽しんだら下山を始める。
樅木方向へ下山する。すこし下ると茨城県の男性が登ってきた。日本三百名山を登っているという。
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分岐を新登山口方向へ下りる。ここからは連続する尾根の急斜面を下る。
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山頂から標高差750mを一気に下れば1時間30分ほどで樅木林道へ降りつく。
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林道を歩いて五勇谷橋を渡り、ゲートを抜けて回送してもらった車へ戻る。
みなさんお疲れ様でした。
ここから長い帰路に就きます。フーム…002.gif
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by jinashi | 2011-11-26 19:12 | 熊本県の山歩き | Comments(0)

白鳥山(しらとりやま・1639.2m) 
 九州百名山(地図帳)~69座目 旧九州百名山~75座目


 銚子笠(ちょうしがさ・1489.2m) 熊本百名山

八代市泉町樅木 峰越(新椎葉越)登山口

天気の良い日に国見岳に登ろう!…と数日前に週間天気予報を見て急遽O隊長以下4名のパーティーが組まれる。
早朝4時に出発。大分でtakakoさんを拾って野津原、竹田からR57を阿蘇へ向かうと夜が明けてきた。今日明日は晴天の予報だ。
高森から山都町のR218に入り美里町三和から狭いR445を対向の大型ダンプにひやひやしながら二本杉へ登り上がる。梅の木轟吊橋を過ぎて樅木へと左折、県159の狭い道をくねくね進んで今日の宿泊先である山女魚荘と書かれた屋根を見つける。
さらにここから林道・椎葉五家荘線を11km先の(新)椎葉越へ向かう。「御池入口」の標識がある上の内谷コース登山口に2台の車を横目に見て、凍りついたところもある狭い舗装道を緊張しながら進む。
上部の稜線に霧氷が見えている。今年初めての冬景色。
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峰越(新椎葉越)に着く。ここは熊本、宮崎の県境であり白鳥山の登山口。広い駐車場とトイレがある。(反対の北側が烏帽子岳登山口で翌日のコース)
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天気は快晴。気温は0度で風はないが少し寒い。
準備をして歩きはじめる。10時14分。ここの標高は≒1480m。
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すぐに稜線へ上がる。九州脊梁山地・霧立越の稜線がクリアに見えている。
五ヶ瀬スキー場のある向坂山あたりも霧氷がついているようだ。
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気持ち良い県境の稜線歩き。左宮崎(椎葉)、右熊本(五家荘)。
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この冬初めて見る霜柱。
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先に見える盛り上がりが白鳥山の山頂部。
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2~3のピークをやり過ごすと苔むした石灰岩が目につくようになり、右手にドリーネ(カルスト独特の陥没地形)が現われた。屏風岩といわれる石灰岩でできた自然のオブジェ。
この先の御池辺りまでは平家の残党が陣を置いた場所といわれ、山の神や木霊の住む聖地として村人達から崇められているようだ。(その夜の山女魚荘ご主人談)
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残党の頭である平清経住居跡。清経は重盛の嫡子(清盛の孫)。
「平重盛所有の白鳥之鎗を、三男の平清経が受継ぎこの地に持参したところから白鳥山の名がついた」といわれる。
平清経はWikipediaでは
「寿永2年(1183年)に平家一門が都落ちした後は、次第に悲観的な考えに取り付かれ、大宰府を元家人である緒方惟義に追い落とされたことをきっかけとして、豊前国柳浦にて入水自殺した。享年21。『平家物語』「六道之沙汰」の段で建礼門院による述懐に、清経の死が平家一門の「心憂きことのはじめ」として語られている。
清経が入水したのは現在の大分県宇佐市柳ヶ浦地区・駅館川沖合といわれており、これにちなんで駅館川河口付近に小松塚と呼ばれる五輪塔および慰霊碑が建てられている(「小松」の名は清経の父・重盛が小松殿と通称されたことに由来する)。また、小松塚のたもとにある橋(駅館川河口に最も近い)も小松橋と名付けられている。」

とあり、「入水と見せかけて実は九州山地の秘境に72年間隠れ住んでいた」という説はすこし無理があるという説も…。
 
みなさんカメラを取り出そうとしているのです。
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800年前の落人伝説ロマンに浸りながらも枯谷コース分岐をすぎると間もなく2等三角点のある山頂へ着く。11時31分。
周りを雑木に囲まれた平な山頂で展望はない。
鹿児島からのご夫婦と北九州からの男性も一緒に山頂写真。
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お昼を済ませ一休みしたら銚子笠へ向かう。まずは時雨山方向へ。
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右手が開けて露出する石灰岩の上から南に素晴らしい眺望が広がる。
うっすらと高千穂峰(左)~韓国岳(右)方面。真ん中(韓国岳寄り)に新燃岳の噴煙が見えますか?
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市房山山頂部(右)から二ツ岩(左)方向。去年の9月、下山途中に足の痙攣で苦しんだことを思い出す。
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時雨山コースを分けてこれから向かう銚子笠を望む。(真ん中の笠山)
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ここから標高差で150mほどいっきに下る。
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鞍部から登り返した1468mピークで一休み。ケルンが積まれている。
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その後数度のアップダウンも緩やかで気持ちの良い県境尾根歩きとなる。
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広い尾根をゆるやかに登って小春日和の銚子笠山頂へ着く。13時27分。
山頂写真。
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一休みして往路を戻る。
150mの辛い登り返しを上がりカルストの露岩帯を歩く。この周辺は5月中旬ごろには見事なヤマシャクヤクが群生するらしい。その中にピンクのヤマシャクも咲くという。
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一旦白鳥山へ戻り、こんどはウケドノ谷方向へ下っていくと風格あるイチイの大木が。
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洞穴脇にある風穴から生あたたかい空気が出ている。
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分岐を御池へ向かう。
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御池・一の池。ミズゴケを踏み込めば足が埋まる湿地帯が続いている。
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平清経住居跡へ戻り峰越へ向かって下山する。
明日歩く予定の向霧立縦走路を望む。右のピークが五勇山?
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峰越(新椎葉越)へ無事下山。16時31分。
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日没前に親子の吊り橋を訪れる。1988年竣工の樅木吊り橋「あやとりばし」、全長59m。下には「しゃくなげばし」、全長17mが平行に架かっている。
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おせわになった民宿「山女魚荘」。
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山域一帯の山歩きルートや樅木地区の諸問題点、そして振興策について想いを話していただいたご主人。
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五家荘の山峡ならではの料理に舌鼓をうちました006.gif
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by jinashi | 2011-11-24 17:51 | 熊本県の山歩き | Comments(0)

二本杉登山口

2カ月ぶりの二本杉峠から雁俣山(1315m) 
   九州百名山地図帳~62座目 (九州百山山~70座) 
※古祖母と障子岳がセットとなったため九州百名山地図帳では1座の減となる

2002年に発刊された新版九州百名山は今年4月に新九州百名山地図帳として改定され、新たに14座が登場したことを最近になって知る。その14座を見ると五家荘や鹿児島県の山が多いようだ。
今年5月に京丈山(きょうのじょうやま)へ登ったときには(九州百名山になったことを)知らなかった隣の雁俣山へ登ってみよう。かたくりの花のシーズンにはとても賑わう山だ。

早朝、地区の役目作業を終えて自宅を午前8時に出発する。台風6号も近づいているようだが今日の天気は大丈夫のようだ。九州道御船インターで降りてR443→R218から美里町三和(みつわ)をR445へと入る。
三和から見る雁俣山。
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くねくねと11kmほど(高低差600mほど)の坂を登ってやっと二本松峠へたどり着いた。ここからは平家落人伝説の五家荘。茶店の前に数台車が止まってはいるが横の広い駐車場に登山者の車はない。
準備をして登り始める。13時28分。ここの標高≒1100m。
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植林帯を左に見てフラットな木陰の道を進む。10分ほどで黒原集落への分岐。ここから山頂まで2km。
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丸木の階段が続く。ミンミンセミが喧しく鳴いている。
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最初の休憩所。
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分岐をカタクリコースから登る。
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5月初旬にはこの辺に多くのカタクリが花開くのだろう。
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京丈山への縦走分岐を山頂へ向かうと急坂となってくる
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岩場もある急坂を登りあがると横に長い山頂に着いた。14時30分。
新たに九州百名山に登録された14座では第1号の登頂となる。汗をぬぐってベンチで一休み。
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展望もまずまず。特に北西方向が良い。金峰山と二の岳三の岳と熊本市方面。
二の岳三の岳は去年9月に登ったが、今回の改定で九州百名山から外された。いい山なのに・・・残念!
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南には大金峰・小金峰(だいきんぽう・しょうきんぽう)か?
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東には5月に登った京丈山が。
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山頂にある山の神の祠
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景色を楽しんで下山する。カタクリ分岐を直登コースへ入ると下山なのに一山越える感じだ。
15時38分、誰にも会わずに茶店前へ下山。登って下って2時間10分。
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ツガの大木
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ミンミンセミ(ズームで撮れた) 「みーんみんみんみー」
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天然キクラゲ?
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山頂にはヒカゲツツジの株が多い。4月下旬ごろ薄黄色の花をつける。
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登りで気が付かなかったが下りで発見したツチアケビ。初秋には赤く熟れてウインナーソーセージが生ったようになる。
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by jinashi | 2011-07-21 22:18 | 熊本県の山歩き | Comments(2)