国東六郷満山寺院は来年、開基1300年を迎える。
そのプレ事業としてこの春、満山会僧侶により江戸時代まで行われていた183霊場をめぐる峯入り行がおこなわれた。
大先達の富貴寺河野英信住職をコース調査や行程づくりでサポートしたのが先達を務めた行入寺の隈井修道住職。


宇佐市の大分県立歴史博物館では開山1300年記念展「聖なる山~六郷満山と仁聞」と合わせて隈井修道さんの講演会が行われたので聴講に出かけた。

演題は「峯入りを終えて」。
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修道さんは「豊前豊後六郷山百八十三カ所霊場記」等をもとに国東半島の仁聞修行場の岩屋を調査してきた。
じなしも
2013.2.27には豊後高田市田染小崎空木地区での調査に修道さんに同行させてもらった。

今年4月2日の
峯入り初日には御許山大元神社に参拝の後、宇佐神宮で採燈護摩が焚かれていよいよ20日間の峯入り行が始まった。
一日中寒い雨に降られたり、たどり着けなかった岩屋もあったようだ。
(今回のコースマップ)
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20日間の峯入り行では地域の人たちによる手厚いお接待もあったようだ。
峯入りでは自分自身の修行「自利行」と合わせて他者を助ける「利他行」が混在しているという。
宗教をめぐっては様々な社会的逸脱による不信感も耳にする今日だが・・満山会による真の「利他行」がおこなわれることで国東半島のステイタス(価値)はさらに高まっていくことだろう。
 (大分合同新聞・2017年10月31日夕刊 ~拡大します)
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by jinashi | 2017-11-03 20:40 | 国東半島あれこれ | Comments(0)