仁聞菩薩(八幡大菩薩)が開基したという国東半島六郷満山寺院はいよいよ来年、1300年祭を迎える。
そのプレイベントとして・・・国東半島峯道トレイルクラブでは国東半島の標高ベスト3の両子山(721m)、文殊山(616m)、千灯岳(606m)の国東三山山開き登山会を行うことになった。国東市では三山の山頂から眺望を楽しめるように山頂部の樹木を伐採してくれることになった。
(文殊山の伐採は今回の山開きに間に合わなかった)
晴天に恵まれて第1弾の「千灯岳登山会」がおこなわれ、100名ほどのみなさんが参加してくれた。
参加賞の手ぬぐいと左下はパッチンのような絵紙の「散華(さんげ)」。
散華とは~
寺院で法要を巌修する時に、仏を供養するため花や葉を撒き散らす。法要に散華を行うのは、華の芳香によって悪い鬼神などを退却させ、道場を清めて仏を迎えるためとされる。(wikipedia)
不動茶屋前で千灯寺今熊住職による安全登山祈願がおこなわれた。
市長さん、市議会議長さんよりご挨拶をいただいてセレモニーを終え、登山口に集合。
ストレッチのあと、山頂で撒いてもらう「散華」をもらって出発!
不動茶屋では下山後のお接待作りが始まった。トレイルクラブ事務局のSさんが孤軍奮闘して、豚汁&おにぎり作りで男料理の腕を振るった。
皆さんが下山してくる前においしく頂きました^^
22日(土)には両子山登山会がおこなわれる。
この日は午後から大阪朝日旅行社トレッキングツアー「国東半島峯道ロングトレイルを歩く」のガイドを担当した。
今回が1泊2日のツアーシリーズの6回目となり、K2コースの来浦の大聖寺から葛原集落跡までを歩く。
ほとんどの参加者は3月25日に夷の妙見社から千灯尻付岩屋をじなしと一緒に歩いた第5回目のみなさんでした。
13時少し前にバスが大聖寺に到着。参加者は25名ほど。寺に参拝して出発。
長慶寺に着くとちょうど寺に居られた猪俣住職さんより寺の歴史や「ゆうれいの掛け軸」などの話を聞く。
ガイデ橋近く・・
山口池あたりから雨が落ちてきたので三十仏でしばし待機。雷鳴も聞こえたがその後は降ったり止んだり・・
ゴロタ平展望所から文殊耶馬や姫島の絶景を楽しむ。
雨も上がって・・最後の探訪所、葛原集落跡の山神様を出発。
予定通りの17時前に県道544水谷峠へ到着。バスに乗り込んだ皆さんとお別れした。
このところトレイルトレッキングツアーも増えてきて、国東半島の山や峯入り道を歩く人も多くなってきたようだ。
ちょうど今、「豊後豊前六郷山百八十三カ所霊場記」をもとに満山会では半島内の183の寺社や岩屋を1か月で巡る峯入り修行の最中だ。
4月30日には結願法要と採燈護摩供が両子寺で行われる。
(GPSマップ)
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