多くの登山コースがある九重連山にあって、まだいくつかの未踏コースがある。
その中で・・以前より山友blogなどで知ってはいたが縁がなかった「湯沢台」を歩いてみよう。雨が池から北の吉部方向へ連なる台地で「坊がつる賛歌」の歌詞にもでてくるらしい。
調べてみるとかなりの急登、アップダウン、そして藪漕ぎコースのようだ。
マユミの実(さく果)~この日のナンバーワン美人?
上湯沢台(1332.5m) ~ くじゅう連山北の台地
湯沢台(1084.8m)下湯沢台(1185m)
(見晴らしが丘にあった概念図)
吉部安川の林道起点に駐車する。
準備をして出発! 予報では明日の振替休日(体育の日)まで晴天続きのはずが・・曇り空。
道路脇に群生するツリフネソウを愛でながら進むとモノレール起点へ着く。
その先コンクリ坂から取り付く。
モノレール沿いの急登を頑張る!数日前の雨でズルズル・・
一旦林道に出てさらにモノレールに沿って上を目指す。
モノレール終点からフラットな台地へ上がる。
左の森へ入って湯沢台三角点を目指す。ママは待機。
途中からテープやトレースも見られて7分で到着。3等三角点あり。
錆びて放置された?パワーショベル横を進む。
アケボノソウやセンブリが群生する林道から山へ入り、かすかなトレースを見つけながら南へ向かって進む。
大岩のあるピークへ着いた。標識はないが・・GPSではここが下湯沢台だろう。
さらに南へと少しづつ標高を上げていく。
軽装の親子連れ(父娘)が「ここから坊がつるまでいけますか?」と追い越していった。
咲き残りのオタカラコウ(メタカラコウ?)群を過ぎてひと登りで上湯沢台へ到着。
カヤトの中に4等三角点がある。眺望はない。
さらに南進すると・・激下り?手前で先の親子が立ち往生していた。元に戻った方が良いのではと話すとUターンしていった。(吉部~坊がつる登山道から間違って湯沢台へ上がったらしい・・)
カヤトを捕まえて激下りしてきたところが北くぼ。
藪漕いで「北くぼ」を抜ける。
北の台分岐を過ぎてひと登りしたところがニセ上湯沢台。
その先にトリカブトの大群落が!
中くぼあたりの大藪漕ぎで少し迷う・・
南くぼでさらに藪漕ぎは続く・・
藪を抜けて・・南くぼから西方を見る。
見晴らしが丘手前でブッシュに突入。
何とか漕ぎまくって?見晴らしが丘ピークに上がる。
ここからは今まで見たことがない視点の絶景が・・・
雨が池方向
平治~北大船~大船方向
坊がつる~三俣山
見晴らしが丘を下って分岐を左へ向かう。(右は雨が池)
ヒノキ林の急坂をジグザグに下る。
見慣れた吉部~坊がつる登山道へ下りて来た。
いつもここを通る度にチェックしていたところ。宿題が済んだ・・
16時を過ぎて・・吉部登山口へ無事下山。
今は使われていない林道を近道したりして・・吉部登山口から40分ほど里を歩いて安川の駐車場所へ戻る。
藪漕ぎ場やわずかなトレースやテープをたどったがGPSに助けられて周回出来た。(上湯沢台から見晴らしが丘へはテープは多かった)
季節の貴重な花々や初めての場所からの眺望も楽しめた。
九重連山も秋を急ぎはじめたように感じた。
下山路で会った女性から大船山の紅葉が始まっていることを聞いた。
来週辺りが良さそうだ。
登山口(林道入口)標高≒940m
沿面距離≒10Km
累積標高(+)≒710m
所要時間=7時間20分(休憩・道草時間含む)
林道入口スタート9:30→9:41モノレール起点取付き→9:53林道出合→10:20モノレール終点→10:33湯沢台→10:52林道分岐→11:20下湯沢台→12:16上湯沢台→(北くぼ)→(昼食)→13:19にせ湯沢台→(中くぼ・南くぼ)→14:18見晴らしが丘→14:49吉部坊がつる登山道→16:06吉部登山口→16:47スタート場所(車)へ戻る
(GPSマップ)
コースで出会った花々たちヤマラッキョウ
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アケボノソウ
センブリ
ツクシミカエリソウ?
トリカブト
マユミの木
ミヤマキリシマ狂い咲き
ユキザサの実
アキチョウジ
サラシナショウマ
ギンリョウソウモドキ
紅葉・・
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