14日にパリで開催されたユネスコ会議で「祖母・傾・大崩山系」がユネスコエコパークに登録された。
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大分県HP2015年8月にはエコパークへの申請を知って
祖母山へ登った。
登録決定を機に今日は傾山へ登ろう。2012年9月に払鳥屋から登って以来久々の傾山だ。
(下山時に山頂部を振り返る)
傾山(1602m)見立コース ~ 九州百名山・4回目
県道6号を杉ヶ越から日之影町見立へと下って行き、右折して黒仁田林道へ入る。
排水溝で盛り上がった悪路を延々と進む。伐採された杉の原木が山積された横を通り・・10Kmほど五臓六腑を躍らせて?やっと登山口へ着く。
2009年10月以来だが・・当時と変わっていない。
先客の熊本ナンバーの隣に停めて出発。6時15分。ここの標高≒990m。
やや悪路だが、4駆ならさらに1kmほどは入れそう・・
荒れ果てた林道?脇を進む。
水場に着く。晴天続きで水量も少ない。
怪獣の足?
出発して45分ほどで広~い九折越に着く。
ここから傾山が望めると思っていたが・・
ミズナラやブナの尾根道歩きは気持ち良い。
千間山あたり・・雲に隠れた山頂部。
ナナカマド
少し見えてきた。
岩場や急坂が多くなってきて・・1500mあたりで色とりどりのミヤマキリシマが咲いていた。
短パン姿の若い男性が下りて来た。
九折(豊栄鉱山跡)から三つ坊主コースを登ってきて、出来れば今日中に健男神社まで周回したいという・・恐ろしい健脚ぶり!
杉ヶ越コースに出会うとさらに激登り?となりロープや岩角を捕まえながら登る。
後傾へ上がる。ガスが湧いてきて視界は不良。
一旦鞍部へ下りるとほとくり原~払鳥屋・大白谷コースへの分岐。
三ツ尾コース分岐を過ぎて大岩のゲートを抜けると山頂。
4度目の山頂写真・・
山頂のベニドウダン
誰も居なかった山頂だが・・ガスが晴れるのを待っていたら次々と上ってきた。
最初の大分からの男性もエコパーク登録記念登山だそうだ。
しばらくするとガスが晴れてきた。
三つ坊主方向。
笠松山、本谷山方向。祖母山や大障子方向など遠くは霞んでいる。
早い昼食を済ませて下山開始。1時間以上の山頂ロングステイでした。
後傾と本傾との間の深い谷。
後傾から山頂部(本傾)を見る。
深い九折渓谷?を見下ろす・・
帰路に振り返ると山頂部がよく見えた
カラ梅雨で日之影川に注ぐ見立谷の沢に水音は小さい・・
下山時にも4組の登山者と出会った。
見立の楽勝コースから登ったのは私たちともう一組だけ(-_-;)あとは九折からの元気な皆さんでした。
いつかは祖母傾大崩を縦走してみたいと思っていたが、それなりの年となったので無理でしょうね・・
せめて線でつなぎたと思っているが、傾~杉ケ越と桧~夏木山がまだつながっていない。
ほぼ5年ぶりの傾山だった。祖母傾大崩エリアは深い渓谷や古代からの原生林が広がり何度来ても魅力的だ。
若葉の緑や風の匂い、鳥の囀りやハチの羽音など・・五感で摂る元気回復剤となった。
ユネスコエコパークの指定でさらに登山者も増えてくるだろう。
沿面距離≒8.8Km
登山口標高≒990m
累積標高(+)≒850m
所要時間≒6時間(休憩含む)
見立登山口スタート6:15→6:50水場→7:01九折越→8:33杉ヶ越コース分岐→8:55ホトクリ原払鳥屋分岐→9:00山頂10:07→11:31九折越→12:09登山口へゴール
(GPSマップ)
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