生月島キリシタン遺跡めぐり 2016.10.10(月・祝)

前夜は北寄りの強風を避けて「ホテル蘭風」下の千里ケ浜海水浴場Pで車中泊。
トイレや休憩所も整備されている。

今日は昨日登った安満岳の近くの鯛の鼻まで行ってみよう。(昨日行っておけば良かった) 
安満岳登山口を通り過ぎて道なりに進むと公園のようなところへ着く。
ここは鯛の鼻自然公園となっている。
「分県長崎県の山」にも掲載されている「山」だが・・・車で山頂まで着いた^^ 
標高は447m。
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展望所からは昨日の安満岳と同じようなすばらしい景色だ。
まずはこれから渡る生月島方向。
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昨日登った佐志岳方向。右に屏風岳、志々伎山・・・
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生月島へ向かう。
県道19号を進むとスカイブルーの生月大橋が近づく。
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辰の瀬戸を跨いで連絡する道路橋(トラス橋)。橋長960m(前後の高架橋を含めると1,332m)、最大支間長 400m。総工費46億円。1991年完成(普通車200円)、 2010年4月より無料化となる。

なぜか左に傾く・・
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道の駅の観光案内所でキリシタン遺跡のことを尋ねたら生月町博物館「島の館」を紹介された。
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捕鯨の歴史や生月島キリシタン文化などの展示は見ごたえがある。
天井に吊るされたクジラの骨格(本物)。大きい!
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かくれキリシタン歴史展示室。ビデオ放映もあり。
「島の館」職員の方も親切丁寧でした。
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島の南にある「だんじく様」を訪ねる。
3台ほどが駐車できるところから海岸へ下って行く。
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足場のよろしくない急坂を10分ほど下ると海岸へ出る。
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ここが「だんじく様」。すこし荒れている。
だんじく=暖竹に隠れていた親子3人のキリシタンが沖の舟から役人に見つかり処刑殉教したという。今でも信者が年に一度ここでオラショを唱え祈りをささげている。(説明板)
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平戸地方の潜伏キリシタンの聖なる山、安満岳。左に生月大橋。
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次に向かったのはクルスの丘公園。
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十字架の裏にある史跡「ガスパル様」。
「永禄6年(1563年)この地に十字架を立て、千人を超す人たちが聖歌を唱し大行進を行った。人々はこの地をクルスの辻と称した。今では黒瀬の辻と呼ばれている・・・・生月領総奉行ガスパル西玄可が弾圧により妻長男と共にここ黒瀬の辻で処刑され殉教した・・・・」(説明板)
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公園から東の海に「中江ノ島」が見える。
中江ノ島(なかえのしま)は、長崎県の平戸島と生月島双方から約2キロの沖合にある長さ400m、幅50mの無人島で、キリスト教が禁止された17世紀前半に平戸藩によってキリシタンの処刑が行われたことから、いわゆる隠れキリシタンの聖地となった。住所区分は平戸市下中野町に属すが、上陸は不可。文化財保護法による重要文化的景観「平戸島の文化的景観」に選定されており、2016年に世界遺産登録審査予定であった長崎の教会群とキリスト教関連遺産の構成資産「平戸島の聖地と集落」の対象でもあったが世界遺産の推薦は一時取り下げられ、改めて2018年の登録審査対象となった。(wikipedia)
信者の人がこの島で聖水を採るところを少し前にTVで見たような・・
世界遺産登録候補12箇所のひとつ
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カトリック山田教会を訪ねる。
生月島は、1558年のガスパル・ヴィレラ神父による宣教以来隠れキリシタンの多い島で、1865年の「信徒発見」の後に黒島(佐世保市)から信徒が島を訪れてカトリックに戻るよう働きかけた。当初はなかなか応じなかったが、1878年(明治11年)に平戸に来たアルベール・ペルー神父によってカトリックの洗礼を受けた人々が山田教会の信徒の祖先である。
1880年(明治13年)には仮聖堂があったらしいが、マタラ神父により1909年(明治42年)に教会建設に着工、1912年(大正元年)に完成、献堂された。その後1970年(昭和45年)に改築・一部増築が行われて、現在の形となった。
なお、生月島では明治初期のカトリックの再宣教時にこれに応じず、潜伏時代の信仰組織・様式を守り続ける「カクレキリシタン」の信徒も多く、いまも維持されている。(wikipedia)
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キリシタン遺跡はこのくらいにして島の最北端にある大バエ灯台へ向かう。
途中の塩俵展望広場から見る柱状節理の断崖。
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大バエ灯台に着く。
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灯台の展望台に上がる。80mほどの崖の上に立っているらしい。
向こうは的山(あずち)大島。平戸市に属する。手前の離れ瀬は鯨島。
今日は風が強い!
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長距離となるので・・早めの帰路につく。
帰路の生月大橋から中江ノ島が見えた。
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生月島にはキリシタン遺跡や景観地などまだまだ見所は多いようだ。
また、次回に平戸島の宿題とともに訪れてみたいところだ。




Commented by トトロのとなり at 2016-10-12 23:08 x
私も今年の春いったところなのでなじみのある場所ばかりです。でも「ガスパル様」と「だんじく様」には行ってないです。「だんじく様」のすぐ上まで行ったのですがかなりの勾配を歩かされそうなのでやめました。ひとつ「キリシタン」という研究テーマがあると旅も見物のしがいがありますね。平戸島あたりは大変風光明媚で再再訪したいところですが、いかんせん宮崎からとても遠い。片道300㎞以上あります。
Commented by jinashi at 2016-10-13 12:59
改めて、トトロさんの平戸生月ツアーを見ました。
館浦裏町散策はトトロさん定番でしょう。畑の石積みなど見所が違いますね。
時間がありませんでしたので平戸生月のキリシタンもだいぶ残してきました。
同じく遠いところですが、また訪れてみたいです。(その際はオルレも・・・)
Commented by へんろみち大将 at 2016-10-13 17:44 x
お疲れ様でした。
生月島、禁教キリシタンの史跡にあふれていますね。
長崎の迫害と殉教を訪ねると、国見や竹田の
「静かな信仰」が如何に幸せだったのかが解ります。

大将も長崎で二十六聖人記念館のレンゾ神父と
国見町の異教石像についていろいろ意見交換してきました。
またブログにアップいたします。
Commented by jinashi at 2016-10-13 18:24
大将さんの生月レポも見ていました。
時間がなかったので・・まずはこの程度でした。
歴史の跡としてただふつうの祠や石塔などがあるだけで、国見のキリシタン石造物のような面白さはなかったですね。ただ、国見地方にも一昔までのこっていた(時代の流れとともに変質した)キリシタン信仰がここにはのこっているようです。
by jinashi | 2016-10-12 18:26 | ペトロ岐部とキリシタン史 | Comments(4)