年明けからあれやこれやとあって大きな山は御無沙汰していたが、久しぶりに大崩山~鹿納山のロングコースを歩こう。
いまがアケボノツツジも見頃のようだ。
大崩山には2009年10月に上祝子登山口から登っている。
今回はママ連れなので宇土内谷より登る。そして余力があればあの鹿納坊主にもアタックしてみよう。
大崩山(おおくえやま・1644m) 九州百名山~2回目 鹿納山(かのうやま・1567m) 九州百名山~2回目R218の槇峰から県214を鉾岳登山口のある上鹿川へ、さらに途中から未舗装となった狭い比叡山林道を注意深く走って宇土内谷登山口へ着いたのは夜の10時。槇峰から23Kmほど、ふぅ~・・・。
満天の星降る中で1台だけの車中泊。
早朝に準備をしていると宮崎からのご夫婦が到着してなんだか一安心。
モルゲンロートの日隠山(ひがくれやま)。今日も1日穏やかな晴天となりそうだ。
二人の後を追うようにしてスタート。6時9分。ここの標高≒920m。
荒れた林道を17分ほど歩いて左の登山道へ取り付く。
植林帯の急坂をジグザグ登って尾根へ上がる。標高1250mあたり。
まもなくアケボノツツジの群落が迎えてくれる。
朝日に照らされてやわらかく揺らめく。枯れ木?に桃色の花を咲かせて(・・花咲か爺さんを思い出す)青空に映えて実に美しい。
標高が上がると左手アケボノツツジの向うに鹿納山が見えてくる。
鹿納山分岐(標高≒1540m)のすこし手前あたり。
アケボノツツジはこのあたりの標高まで開花がすすんでいるようだ。
鹿納山分岐をすぎて間もなく涌塚、坊主尾根からの上祝子メインコースに出会う。8時23分。ここからは前回に歩いたコース。
フラットな道を進み、石塚を過ぎて山頂へ到着。8時33分。
レトロな字体の一等三角点へタッチ。
山頂写真。
山頂近くにケクロモジ。アケボノツツジも多いがまだ蕾の状態。
馬酔木もいっぱい。
石塚へ戻っておやつタイム。
左に木山内岳、その手前は湧塚あたり? 右に桑原山。
左に五葉岳、右に夏木山、奥に傾山。
傾山の右にうっすら由布鶴見。左にうっすら九重連山。
一休みしたらいよいよ・・・鹿納山へ向かう。
分岐から緩やかに下っていくと向うに見える鹿納坊主。
登り返し。ママはいつものスローダウン。
そして下る向うにまだまだ遠い鹿納坊主。
そしてまたも登り・・鳥栖からの男性2人組と一緒になり花々に癒される。
ミツバツツジが鮮やか。
アケボノツツジも多い。
さらに苦しい登りが続いてやっと鹿川林道分岐へ着く。11時34分。
ママの足がオーバーヒート気味となったので・・・おにぎり昼食のあと、鹿納山ピストンは単独で挑戦する。出発は11時50分。
最初のピークから見る鹿納坊主。
岩場やザレ場の厳しい登山路となる。
次のピークから鹿納もだいぶ近づいてきた。
下りたところが権七小屋谷分岐。傾~大崩山縦走路のテン場となるところ。
岩壁をトラバースし、スズタケを潜って出ると鹿納の基部へ出て上部を見上げる。
基部を巻いて山頂取り付きへ着く。ここへは5年前にブナの三叉路から歩いてきた。
ザレた急坂をひと登りで・・2度目の登頂。12時26分。
狭い山頂は360度そそり立つ絶壁でゾクゾクする高度感がある。
三角の日隠山と右向こうに双耳の二つ岳。
5年前に歩いてきたコース。真ん中ピークは鹿納の野か、その向こうに祖母、障子岳・・・。
右ピークはブナの三叉路あたり。
五葉岳のむこうに傾山。右奥は夏木山。
左から木山内岳~大分百山を完登した桑原山。右に大崩山湧塚あたり。
一番右に見える岩峰は七日廻り岩か?
休憩中の4人組の方に撮っていただいく。
長居は無用・・。ザレ場を慎重に下りて来たコースを戻る。
権七小屋谷分岐あたりから足の疲れが出て、息も上がる。短い登りも休み休みとなる・・・。
繰り返すアップダウンにヘロヘロ状態でママの待つ鹿川林道分岐へ戻る。13時10分。
鹿納山への往復は1時間20分ほど。
鹿川林道へ下山開始。これからは下りのみ。こちらもアケボノツツジやミツバツツジで明るい尾根です。
50分ほどで林道終点?の鹿納山登山口へ下山する。13時11分。
先に下山した3人組が五ヶ瀬川源流・西の内川でおみ足をアイシング中。
ここから災害で何カ所も寸断された鹿川林道(比叡山林道?)を歩く。
川原を渡る。
左にナメ滝が、右下にナメ川原が・・。
先ほどの3人組は軽トラタクシー?を呼んだようだ。
1時間25分の林道歩きで朝の登山口へ無事周回下山。15時36分。
久々に長距離で、そしてアップダウンのある厳しいコースを歩いた。
足腰にダメージを感じるが、天気に恵まれ、たくさんの感動をもらったすばらしいコースでした。
(本日のGPS)
帰路は槇峰から日之影~杉ケ越~宇目~三重~大分と、統一地方選第二弾の結果などカーラジオを聞きながらのロングドライブで、21時過ぎに帰着となる。