六郷満山中山本寺の長安寺裏にそびえる屋山は黒田官兵衛と戦った大友氏の武将、吉弘統幸の居城があった山だ。
(NHK黒田官兵衛では吉弘統幸役を的場浩司が演じ、石垣原合戦では旧知の黒田二十四騎・井上九郎右衛門(高橋一生)と対決した)
並石ダム方向からは台形状のどっしりとした山容だが、天念寺上の一ノ払あたりから見ると秀麗な富士に見える。
梅ノ木あたりから見る屋山。長安寺は左山裾の向こう側。
屋山(543.3m) 大分百山 2回目長安寺駐車場をスタート。12時53分。ここの標高≒330m。
トイレ入り口に寺の奥様による投げ込み流?生け花が・・
長安寺は鎌倉時代には六郷満山惣寺を務めた古刹。今では石楠花や紅葉で有名な花の寺だ。
本堂にお参りをして石段を登る。シャクナゲに俳句や短歌の石碑が並ぶ。
奥ノ院権現社へ参拝。
隣にある県指定の立派な国東塔。国東半島に500基ほどある。
石楠花群の遊歩道を抜ける。シーズンには和洋多種の石楠花が楽しめる。
下の瓦屋根は本堂。
林道へ出て何度か折り返す。
林道終点へ着く。13時13分。
先ほど登った烏帽子岳が・・・、そのむこうには由布鶴見か?
折り返すようにここから山へ入る。
尾根沿いの石の多い急坂を登る。
切り払われた台地状広場へ着く。東側に地籍図根三角点あり。
以前NHK中継所があったところか・・。
倒木などで荒れた尾根を行くと山城独特の掘割へ出合う。
倒壊した金毘羅社石殿(慶応3年建立?)の広場へ着く。
二等三角点があり、ここが山頂だ。13時35分。
木に取り付けられた穴井さんオレンジプレートも「太平はつらつ山歩会」と書かれた古いものでした。
横にある手水石。
山頂の少し先にある大きな石灯篭。高さは3~4mほどの立派なもの。
「河野貞八翁が明治10年、家運長久を祈願して建立した…」
時間もなくなってきたのでここでUターン。(さらに先には屋山城址之碑がある)
両脇は竪堀か? 下って行くとわかりやすい…。
林道へ下りる手前で思いがけず(登ってくる)シルバー組と出会う。北九州からのパーティーで先ほどは両子山へ登って来たらしい。(後姿を失礼)
明日は啓蟄。下る林道に春の陽気。
途中の石碑から・・・。
短歌か?
昭和21年、神戸メリケン波止場で詠んだしゃれた句。
じなしも含みました。・・・たぶん。
護摩堂横の紅梅。
駐車場へは14時5分。
(本日のGPS)