戦国時代に豊後の浦辺(うらべ=国東市国見町あたり)で生まれ、日本人で初めて聖地エルサレムを訪れ、さらにローマで司祭となったペトロカスイ岐部神父の殉教祭が行われた。
今年はバチカン市国ローマ法王庁駐日特命全権大使ジョセフ・チェノットゥ大司教をお迎えして記念式典が執り行われた。
昨年3月に地元の熊毛小学校の子どもたちがローマ法王フランシスコ教皇へ就任祝いのお手紙を書いたところしばらくしてローマ法王庁よりお礼の手紙が届いた。その後三河市長が上京の折、大使館を訪れて御礼を述べ、大使にはぜひ国東を訪れてくれるように話されてきたようだ。
今回の大使来訪は法王の代理として出席をされたといえるのかもしれない。
前日5日夕方に大分空港へ到着した大使一行は、ベイグランドホテルにて歓迎実行委員会一同が催す歓迎レセプションに出席された。
翌朝、地元の人々がお迎えする中、ペトロカスイ岐部神父記念公園を訪れた。
(右から2人目が大使)
国見ふるさと展示館の中にあるペトロ岐部コーナーで説明を受ける。
殉教祭会場の国見生涯学習センター「みんなんかん」玄関で熊毛小学校の子どもたちの歓迎を受ける。
記念式典では大分教区浜口司教、三河明史市長に続き、ジョセフ・チェノットゥ大使のご挨拶。
熊毛小学校の4~5年生が学校や地域やペトロ岐部について紹介する。
大使から子どもたちへのお礼はフランシスコ法王の写真。
毎年殉教祭には国見ふれあいコーラスが花を添える。歌い継がれて26年目?
400人ほどの信者さんによるミサが始まる。
ミサを終えて大使一行は日出町殉教公園へ向かう。翌日は広瀬知事表敬訪問の後竹田市を訪れるようだ。
午後からは、
「くにさきGO!さ吉くんバス」による「ペトロ岐部殉教祭と禁教キリシタンウオーク」も実施された。
梅雨の中、まずは記念公園からスタート。
ペトロ岐部の生涯について・・・
岐部社のキリシタン灯篭では雨脚が強くなり、この後の行程は車中案内となる。
この日は櫛来の水田にコウノトリが一羽飛んできていた。
よく見ると背中にはアンテナ(GPS?)が取り付けられ、足には鑑札らしきも見られる。兵庫県豊岡市の「コウノトリの郷公園」から放鳥された個体のようだ。
近くにはかわいい合鴨ファミリーも道路を歩いている。
イチカワ物産前では梅干し、お菓子とYさん手製の猪肉串揚げのお接待に皆さん喜んで下さいました。
道の駅くにみにゴールイン。
あいにくの雨模様でしたが、天気の良い時にまた来てくださいね!