今日はくじゅう山開きだ。
何年か前には「くじゅう連山に2万人の登山者で溢れた」と報道されていたが‥今年も天気に恵まれて大賑わいのことだろう。
1週前にくじゅう扇ヶ鼻でミヤマキリシマ開花状況を偵察してきた。南山腹ではそれなりに?開花していたのだが山頂部では遅れぎみで、一部虫害も見られた。
今年の二郷山友会・ミヤマキリシマ登山会は(先週山開きが行われたばかりの)玖珠町の万年山を登る…というよりピクニック^^
みなさんに声掛けしたところ17名が参加。
5時にみんなんかん集合出発。豊後高田でMさん、みっきーさんと合流。さらに玖珠町JA家畜市場で大分の姉夫婦と合流して登山口となる吉武台牧場の駐車場へ到着。
万年山(はねやま・1140.3m) 九州百名山 ~4回目富さんのリードで軽くストレッチ体操。初めての人もいて簡単に自己紹介をしてスタート。7時35分。
ここの標高≒940m。
ママの先導でゲート横から万年山牧場へ続く作業道を歩き始める。
今日は黄砂やPM2.5で霞んでおり紫外線も強そうだ。
左前方に万年山が見えてきた。玖珠や耶馬渓地方に多いメーサ(卓上台地)の山だ。万年山は2段メーサといわれる。
右上にまんじゅう石。昔のまんじゅう石が横割れして今はバーガー石?
広々と気持ち良い牧場へ出て緩やかに登って行く。
左手にお花畑が見えてきた。すこしピークを過ぎている?・・
避難小屋やトイレがある休憩ポイント周辺に咲くミヤマキリシマ。
アヤメも一株。
山腹の手前で右の林道へ進む。3~4年前に出来た「南アルクス万年山コース」周回コースだ。グッドネーミング!
途中に見える切株山。メーサの浸食がすすみビュートと呼ばれる地形となる。
「豊後国風土記」によると、玖珠(くす)という地名は、かつてこの地にあった大きな楠に因むものであるという。そして、大楠の木陰となって日が当たらずに困った住民がこの大樹を切り倒した後の切株が伐株山であり、巨木が倒れる際にはね上げた土が山となったのが万年(はね)山であるという伝説がある。(wikipedia)
また、南の玖珠富士といわれる涌蓋山(わいたさん)は
民話では、背比べで負けた万年山(はねやま、標高1,140m)が腹を立ててこの山を跳ね飛ばし、涌いたようにこの場所に山ができたので、涌蓋山(わいたさん)と呼ばれるようになったと伝えられている。(wikipedia)おしゃべり軍団も40分ほど林道を歩いてこの山一番のお花畑へ着く。
全開のミヤマキリシマに ~ Wow! わぁすごい!
三色グラデーション?
記念写真 ~お花畑版
ハナグリ岩分岐で休憩。そばに女性軍にはうれしい簡易トイレが置かれている。
ハナグリ岩へ向かう。
2度目のハナグリ岩潜り。
潜ったところから振り返ると…「万年仏」の横顔が。
この先の急坂を立木に掴って登ると登山路に出合う。
natsucocoさんに教えてもらったオシベが5つのヤマツツジ。さっそく知ったかぶって皆さんに教えてあげました^^
分岐から展望所へ入り、見下ろす玖珠町山浦あたり。2年前にはうさぎ&かめの山楽校のタカちゃんから教えてもらってこの下から登った。
日田市の登山家の慰霊レリーフがある見晴岩へ上がる元ガール組。
ミヤマキリシマの花を愛でながらアップダウンの快適な尾根登山路を行く。
ツクバネウツギ
尾根コースを1時間ほど歩くと山頂が見えてきた。11時ちょうど。
涌蓋山やくじゅう連山は霞んでいる。
記念写真 ~山頂版
みんなで「うしのはなぐりいわー、おー」と言っている。
昼食タイム。熊本の九州脊梁山地ガイドのみなさんとご一緒になりました。国東半島ロングトレイルコースを歩いてみたいと言っていました。
山頂から左に切株山、右に万年山牧場。舗装された作業道を上ってきた。
階段状の歩道を下って朝の林道分岐と出合う。
来た道を戻って駐車場に下山。12時25分。
物足りない人もいるようでしたが…無事の下山が一番です。
皆様お疲れ様でした。
駐車場には2台のバスなど多くの車が溢れていた。
下山後には湯布院「七色の風」でひと風呂浴びて帰路に・・。
(GPSマップ)
夕方には学校を出て会社へ同期入社した友人S夫婦が訪ねて来てくれた。日立造船有明工場関連業務で定年を迎えしばらく嘱託勤務をしたが、いよいよ九州を撤退して姫路へ戻ることになったのだ。
夜遅くまで酒を酌んで40年ほど前の昔話に花を咲かせた。