諸塚山麓に出会う奇跡の?福寿草 2014.2.16(日)晴れ

宮崎県諸塚村の黒岳では福寿草が開花しているらしい。
行ってみようと思っていたが…週末に降った大雪では登山もお花も無理だろう。

今日は阿蘇中岳、高岳の雪山を登ろう~と早朝に発って小国から阿蘇へ向かう。
R387~R212や阿蘇パノラマラインでは一部で雪道となっているがおおむね除雪されている。
R212から正面に阿蘇山(涅槃像)。
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草千里から中岳の噴煙を見る。
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ロープウエイ駅に着くと「噴火警戒レベル2発令中」のためこの先通行止めとなっている。
駐車場にも火山ガスの異臭が漂う。
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登山をあきらめて高千穂に向かう。辻本さんHP 「天香具山(あまのかぐやま)」へとも思ったがここも大雪だろう。
高千穂町中心部からほど近い国見ケ丘へ行ってみよう。五ヶ瀬町方面へ登山の時にいつか寄ってみようと思っていた所だ。

 国見ケ丘へ

道の駅高千穂を過ぎてR218から県203へ右折してしばらくくねくね登ると売店が見えて国見ケ丘駐車場へ着く。
残雪のため登山靴に履きかえる。
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国見ケ岳は神武天皇の御孫・建磐竜命(タテイワタツノミコト)が九州統治の際に立ち寄って国見をされたといわれている所。
秋から初冬にかけての雲海に沈む高千穂盆地や日の出を拝む名所として知られているようだ。
祖母傾国定公園に指定されている。
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展望の良い先端部へ出る。ここの標高は513m。
北に祖母の連山。
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東に天香具山、高天原、四皇子峰や高千穂盆地。
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南に諸塚山。去年の春にはいち早く咲くアケボノツツジを鑑賞した。
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霊峰・二上山。日本書紀による天孫降臨の山といわれている。
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駐車場へ戻る途中にアカマツの大木が立つ高台へ上がる。
東を向いた大きな石像は、瓊々杵尊(ニニギノミコト)とその足下にひざまずく土蜘蛛(=土地の豪族)の大鉏(オオクワ)と小鉏(オクワ)。
土蜘蛛伝説はじなしブログ1年ぶりの平尾台~青竜窟を探訪にも出てくる。

「ニニギノミコトが高千穂の地に天降ったときには天は暗く夜も昼もわからない状態だった。そこに現れたオオクワとオクワが「尊の手で稲千穂を籾とし四方に投げれば必ず明るくなります」と奏上した。その通りにすると天は明るくなり日も月も光輝く状態になったと言う… 」
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道の駅高千穂で昼食のおにぎり弁当を買う。
値段もグッド! トレッキング弁当に良さそうだ。とても美味しい。(お腹も空いていた) 
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 秋元神社へ

道の駅の店員さんにネットで見た秋元神社の場所を聞く。
神社の裏山には宮崎県指定天然記念物の福寿草(=採ると罰せられますよ!)が自生しているらしいのだ。
R218を日之影町へ向かう。
天翔大橋を渡る。
~アーチスパン60mでコンクリートのアーチ橋としては日本一長い橋だ。さらに五ヶ瀬川の水面から橋面までの高さも143mあり、これも日本一高い橋だ。
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橋を渡ったらすぐに右折し、水ケ崎大橋を渡ったら狭い県50を向山へと向かう。
分岐ごとに「秋元神社へ」の標識がある。
除雪はされているが道路脇の雪で車幅のみとなった道路を慎重に進む。水ケ崎からカーブを繰り返して7㎞ほどで最奥の水の口集落へ着く。諸塚山の北山麓となる辺りだ。
すこし広くなった道路脇に駐車して歩き始める。12時14分。ここの標高≒530m。
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秋元活性化センター前を通って上へと歩いて行く。
途中で出会ったおじさん、おばさんから「今日は大雪で行っても何もわからんけど気をつけて行っておいで・・」
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20分ほど歩くと秋元神社に到着。宮崎ナンバーの軽四が1台。
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大雪の階段を足跡の穴を辿りながら社殿に上がるとその足跡をつけた男性2名と出合う。福寿草の話をすると、2人で神社裏山の自生地へ行き、手で雪をかき分けて探してみたが分からなかったそうだ。ちょうど下りてきたばかりのようで、近くの山の情報などを教えていただいた。
神殿と御神木の銀杏。右は神楽殿。左にご神水が湧き出ている。
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2 人が帰られたあと、自生地まで足跡を辿って行ってみることとする。
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すぐにあらわれる砂防ダムは右へ上がって越える。
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深い雪をかき分けて登っていくと2番目の砂防ダムが見えてくる。
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手前を右上に登っていくと先の男性が手でかき分けた跡が1カ所あった。
そこからさらに少し上った辺りでいよいよママの福寿草発掘作業が始まる。
実は社殿にあったプラスチック製のちり取りを雪掻きのために借用したのだ(神様お許しください)
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その間、じなしは~「こんな深い雪でどの辺りに自生しているかも知らずにあてずっぽうに雪掻きをしても絶対福寿草が出るはずない!」と密かに思っていたのだ。
2か所ほど除雪発掘をしたが見つからない。
ママが「もう一カ所!」といって掘り始める。
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やはり出てこない。
「当たり前じゃ、出るわけないだろう。さあ帰るぞ」と言って下り始める・・・


 「わぁ~!あったぁ~~~~~!」 とママの大声が・・・

なんと、下りる途中で足に当って滑り落ちた雪の下から一つの福寿草が現われたというのだ。
何と言う強運?の女なんだろう!

雪の中から生まれたばかりの福寿草。今年初めてのご対面です。
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ママに会いたくて出てきてくれたのだろうか。
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も一つおまけ。(同じ花ですが^^;)
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大雪をかき分けて神社へ戻る。
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諸塚山から湧き出るご神水を頂きました。カルスト系の湧水か?まろやかで美味しい。
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感動を胸に?五ヶ瀬川系秋元川源流の水の口集落を下りて行く。
おじさん、おばさんにも御礼の報告をする。
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帰路は高千穂から竹田に抜ける県道8号が大分県へ入る寸前( 高森町津留の永野集会所あたり)で大雪のため通行止めとなっており、そこからUターン。津留上町まで戻り、雪道を大きく迂回して荻町から竹田へ入る。 ふぅ~・・・。

前夜のラージヒル銀メダリスト・41歳葛西選手のレジェント(伝説)に誘発されたママのミラクル(奇跡)福寿草だったのかもしれない・・・


マップ(赤~国見ケ丘、青~秋元神社)

Commented by トトロのとなり at 2014-02-17 23:38 x
こんな雪の中、九州山地を越えてはるばる高千穂に来たんですね。秋元神社はなんであんな僻地に遠方から人々が参詣に来るのか不思議です。まぁ、ジナシさんにあんな大雪の中で福寿草を見せてくれたのがそのあらたかな霊験なのかもしれませんね。
Commented by kabuto1952 at 2014-02-18 05:42
天孫降臨伝説の地から福寿草までわくわくしながら拝見しました。ご紹介いただいた地は福寿草の咲いてる間には訪問したいと思います。花が咲き始めますと忙しくなってきます。遠路お疲れ様でした。
Commented by のんびり夫婦 at 2014-02-18 20:28 x
ロケーションがよく解りませんが、今から調べてみます。

私が見た今回の目玉と思えます。
順逆ですが、奥様の殊勲賞と美味しそうなお弁当。それに素晴らしい雪山。
これだけでも遠征の価値があったような。
すみません、外野で。
Commented by へんろみち大将 at 2014-02-18 21:56 x
この秋元神社懐かしく読ませていただきました。
なにかしら不思議なパワーを感じる神社でしょう。
途中の集落も不思議な感じがします。

それにしてもおにぎり弁当の美味しそうなこと!!
Commented by jinashi at 2014-02-18 22:37
トトロのとなりさん~
無断で殿の日向国へ侵入、失礼しました。いつも通る日之影、高千穂R218の西に初めて入りました。深い谷に人々が暮らしていて歴史を感じました。
秋元神社は高千穂神社の元宮かも?と言われるほど由緒のある所なのでしょう。
今回は神社の歴史以上に福寿草との出会いに感動でした。
Commented by jinashi at 2014-02-18 22:41
いーさん~
意地でも福寿草に出合うぞ!という心意気がいい結果?となりました。
知らない土地でそこに暮らす人との会話がうれしかった旅でした。
無人販売所で買ったわさび(の葉)を帰って美味しく頂きました。
Commented by jinashi at 2014-02-18 22:48
のんびり夫婦さん~
大分県には今の季節に咲く福寿草は知りません。
仰烏帽子も検討しましたが・・この大雪でとりあえず阿蘇~高千穂へドライブに行ってみようという程度でしたがあの神社で福寿草と出逢えて幸せでした。
長い雪道でしたがノンチェーンでやり過ごしました。無事帰れたので楽しい雪道ドライブでした。
Commented by jinashi at 2014-02-18 22:55
へんろみち大将さん~
大将さんのフットワークはすごいですね!秋元神社へ行かれたのですか! 
神社へ行く途中にも神武天皇伝説の場所など数か所に歴史ゾーンがあったようですが・・
 今回はひとつきりの福寿草が幸せにさせてくれた旅でした。
Commented by tikuzenootomo at 2014-02-21 16:08
こんにちは~
阿蘇から高千穂ですか。。
雪道なのに、、チェーンなし、、、想像がつきません^^;
スタッドレスタイヤなのでしょうか。。。

でも、意外と除雪されているのですね^^

フクジュソウに出会えてよかったですね♪
沢山の福が訪れますように^^
Commented by jinashi at 2014-02-22 17:59
tikuzenootomo さん ~
明日は次男の結婚式です。福寿草にあやかれれば嬉しいです。
Commented by natsucoco at 2014-02-22 20:39 x
こんばんは。雪から福寿草がこんにちはとはなんて幸先がよいのでしょう。明日の結婚式に向けてのはなむけでしょうか。おめでとうございます。
それにしてもアマノカグヤマ山行意欲をそそられる名前です。
おにぎり弁当もおいしそうです。
Commented by icihime at 2014-02-24 07:08 x
こんばんわ。。あの雪の中を大変でしたね。でもすばらしい景色の中の山歩きですね。 おにぎり弁当に思わず目を奪われてしまいました。(笑)  それから雪の中から顔を出した福寿草の黄色い花がとても綺麗です。寒くてもこうして咲いてきた花、希望の色みたいですね。
いいことがありますように。^^
Commented by jinashi at 2014-02-24 09:10
natsucocoさん~
天香具山、高天原など高千穂には大和(奈良)と同じ山名(地名)があるのが面白いです。
高千穂周辺の神話伝説がある山登りも楽しそうです。
次男の結婚式無事終わりました。
Commented by jinashi at 2014-02-24 09:15
ichihimeさん~
急なドカ雪で埋もれた(開いたばかりの)福寿草だったのでしょう。
自然の厳しさの中で咲く花は品があってほんとにきれいです。
炊き込みご飯風おにぎりはもち米入りでとても美味しかったです!
Commented by MORI at 2014-02-25 09:15 x
じなしさん、おはようございます。
先週末は、私も熊本県の山に春の使者・福寿草を観に行ってきました。
期待通り、素晴らしい花園を観る事が出来、大満足して帰路につきました。
Commented by jinashi at 2014-02-25 17:57
MORIさん こんにちは。
鈴鹿の風~見ました。
どの福寿草も太陽の明かりを取り込んでとてもいい黄色をしていますね。一番いい時に行かれたようですね。
仰烏帽子は7年前に訪れたきりで…来年こそは行ってみたいです。
Commented by chiya- at 2014-02-26 08:27 x
高千穂道の駅の高菜おにぎりおいしそう~~~。(~o~)
雪にうもれた福寿草・・・いいですね。 今年は福寿草にあえるかなあ。
Commented by jinashi at 2014-02-26 12:28
福寿草の輝く黄色は素晴らしいですね。
3月1日からは元井谷コースも通れそうですが・・仰烏帽子は登山道が荒れているらしいです。気をつけて行ってきてください。
by jinashi | 2014-02-17 19:48 | 宮崎県の山歩き | Comments(18)