ヤブ漕いで傷だらけの鳥屋岳 2014.2.2(日)晴れ

昨日は宇佐神宮から豊後高田市小田原の白鳥神社まで、「奈多行幸会の道」16Kmを足を引きずりながら歩いた。この頃歩くと左膝に少し痛みを感じていたうえに、(車にトレッキング靴を積み忘れたので)サンダル靴?で無理してこのロングコースを歩いたのだ。 帰って足裏をみると水ぶくれが出来ていた。(涙)
 

今朝は沖船の汽笛が「ボー、ボー」っと何度も聞こえてきた。
起きて家の外を見ると周りは濃い朝霧に包まれている。国東半島海岸部がこうして深い霧に包まれるのはめずらしい。
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足の痛みや水ぶくれの跡(針で水を抜いたのです)も気になるが、家でゴロゴロするのももったいない…と昼前になって出かける。
昨秋に入口を確認していた山香町南部の里山「鳥屋岳」へ登ってみよう。
距離や標高もわずかなので何とかなるだろう…。

 (日指林道登山口)


 鳥屋岳(とりやだけ・590.1m) 大分かくれ名山

杵築市立石のR10を走ると外気温は18度。梅も開花を急いでいることだろう。
山香中心部から速見広域農道へ入り速見インター方向へ向かうと前方に経塚山の大きなアンテナが見えてくる。この辺りはかつて豊前街道の鹿鳴越(かなごえ)というところで、キリスト教を伝播したフランシスコ・ザビエルが大友宗麟に謁見する際、(宇佐から山香の地蔵峠~鹿鳴越峠経由で)豊岡の海岸まで歩いたといわれている。

経塚山への分岐を左に見るとすぐ先の右手に日指林道入り口がありここが鳥屋岳の入口だ。
割れたオレンジ色の標識板があるチェーンゲートから林道を歩き始める。
12時47分。ここの標高≒550m。
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このオレンジ色プラスチック板の標識は、大分市の穴井伸明さんにより大分県内のほとんどの登山口や山頂に取り付けられている。じなしもかつて大分百山登りではずいぶんこの標識に助けられたものだ。
穴井さんとは同年齢で5年ほど前からネットで繋がらせていただいて以来、何かと山歩きのサポートをしていただいた。去年7月、国東市国見町の「ペトロ・カスイ岐部神父殉教祭」で初めてお会いしたのだが・・なんと、その後に急逝されたことを知り言葉が無かった。
このオレンジ標識を見るたびに穴井さんを思い出します。心よりご冥福をお祈りします。

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あれれ?…緩やかに下りの道が続く。
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さらに下りは続きカーブミラーのある分岐へ出る。ここは左へ向かう。
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まもなく右前方に電波反射板がある鳥屋岳が見えてきた。
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その先で道はフラットになり、歩き始めて16分ほどで山頂への尾根すじにある送電線方向へと右へ入る。
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送電線鉄塔下へ出る。
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鉄塔奥の紅白ポールから入っていくと土塁にそって踏み跡が続く。
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切り倒されたカヤの上端を歩いて行く。桜が植林されているようだ。
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出っ張りを曲がると山頂部が見えてくる。
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さらに直進したところでGPSを見ると山頂部から少し先へ行きすぎたようだ。
左に踏み跡らしきを見つけてヤブ漕ぎに突入し山頂へ直登する。
すこし進むと汗だくとなりダウンジャケットを脱ぐ。
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カヤの中にイバラのトゲがあちこちにあり…傷だらけのローラ? いや天使?になって山頂のNTT電波反射板(鳥屋無線中継所)横へ上がりつく。
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イバラをかき分けて3等三角点を発見。 13時39分。
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山頂写真。
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北にはPM2.5で?霞む大村山(おおむれさん・418.6m)。
天文3年(1534年)春、大内氏家臣の陶興房(すえおきふさ)らに対して大友家臣の吉弘氏直(よしひろうじなお)らが北九州の覇権をかけて戦った「勢場ヶ原の合戦」で氏直が陣を張ったといわれる所だ。
結果は~戦術的に「引き分け」とされている。
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東のピークは唐木山(599.7m)。
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南東に大きなアンテナの経塚山(612m)。大分では一番早くミヤマキリシマが開花する。
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イバラをストックや登山靴でかき分けながら下山するも、さらに両腕は傷だらけの…。
車へ戻れば14時32分。 登って下って1時間45分。 
まさに春のような旧正月3日の出来事でした。
足元にフキノトウでも・・と欲張ってみましたが顔を見せてくれませんでした。
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そういえば昨夜は成仏寺修正鬼会だったのだが・・・両腕に引っかき傷を残していい山岳修行が出来たとしよう^^;  ひざも足裏もなんとかセーフのようだ(^_^)

帰路に近くの水の口湧水へ。相変わらずたくさんの水汲み人で賑わっていました。

(本日のGPS)~拡大します
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Commented by kabuto1952 at 2014-02-04 00:14
こんばんは。別大マラソンを視聴していて、霧の風景にびっくりしていました。16キロの歩行の翌日に藪こぎですから本当にパワーに溢れておられますね。経塚山に藪こぎがなければ、一番早いキリシマ詣でに行ってみたいですね。
Commented by jinashi at 2014-02-04 21:26
別大マラソンを聞きながら登山口へ向かいました。
大分県の広範囲での濃霧はめずらしいです。これもPM2.5を浄化してくれているのかな?なんて勝手に思いました。

この季節は里山が呼んでくれます。
腕にのこる数筋の藪漕ぎ跡、これもまた愉し・・・と思っています。

いーさんも単独遠征には安全第一で楽しんでくださいね。
Commented by トトロのとなり at 2014-02-05 08:22 x
隣にある経塚山の方から見ると別府湾が見下ろせそうですね。マイクロウェーブ回線の反射板、というのも初めて聞きました。湧蓋山のそばの山頂にある巨大な板もそうなんですかね。
Commented by jinashi at 2014-02-05 18:17
別大国道を大分から別府に向かうと、経塚山から七つ石山~板川山~古城山~百合野山と続く連山が「釈迦涅槃」に見えます。

涌蓋山の反射板、よくご存知ですね。 あんな板で電波がどこに反射していくのでしょう? 電気や電波など見えないものは分かりません。
Commented by natsucoco at 2014-02-07 15:29 x
オレンジの標識にはいつも感心させられていました。もう新しい標識がかかることはないと思うと、お会いしたことはないですがとても寂しく感じます。
次に標識を見た時は標識に挨拶しておきましょう。
 そして経塚山の近くにも面白い山があるのですね。近くても知らない山がたくさんです。

Commented by jinashi at 2014-02-07 22:22
natsucocoさん こんばんは
 この山はあまりお勧めではありません。もし行かれるなら剪定鋏を持参したほうがよさそうです^^ 九重?玖珠?の横山を思い出しました。

鬼会~豊前のお山とせっせと頑張っていますね。 
明日はまた新しい雪がくじゅう連山に降り積みそうですね・・
Commented by 穴井ジュニア at 2014-05-02 12:18 x
父の取付たオレンジ標識、父もさぞかし喜んでいると思います。御掲載、ありがとうございます。
Commented by jinashi at 2014-05-02 19:04
えー・・穴井さんの息子さんですか?
穴井さんとは同年でしたので山登り初心者の私にメールや電話で何かと教えていただきました。リタイヤしてこれからという時だったのでほんとに無念だったでしょう。
こうして書き込みをしてくれるような親思いの息子さんがいてくれてうれしく思います。
これからお父さんの愛した大分の山々をたどってみるのも親孝行かもしれませんね。
これからも時々コメントしてくれると嬉しいです。
今日はありがとう・・・
Commented by 穴井ジュニア at 2014-05-03 16:54 x
はい、息子本人です(笑)。
そうなんですね、家庭では無口な父でしたので遺品を整理するたびに彼の人望や想いを感じております。
山の関係の方々には大変お世話になりました。
亡き父にかわり、御礼申し上げます。
これからも父の事をタマに思い出して頂ければと思います。
by jinashi | 2014-02-03 22:22 | 大分県の山歩き~その他の山 | Comments(9)