耶馬渓・雲八幡宮と羽子板展  2013・1・13(日)

今日は昼ごろから雨模様の予報なのでお山をお休みして耶馬渓へドライブに出かけた。
山国川に沿って212号線を走ると、2012年7月に2度にわたって発生した集中豪雨の爪痕があちこちに残っていた。

豪雨災害以降初めて訪れる耶馬渓だ。青の洞門周辺が甚大な被害を受けた様子をTVニュースで見たが…今ではほぼ以前の状態に戻っているようだ。
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復興をアピールする横幕も。
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西谷地区R500から2012年2月に完成した中津日田道路の本耶馬渓耶馬渓道路(約5Km)を走る。車も少なく新しい路面は快適で気持ちよい。災害後にはR212の迂回道路として利用されたようで、深耶馬渓方面へは時間が短縮されて便利が良さそうだ。高規格道路で無料。

雲八幡宮マップ(赤~雲八幡、青~朝吹家跡)


中津市耶馬渓町宮園の雲八幡宮へ到着。
本殿前に聳えていた樹齢1300年の御神木は、2004年の台風で途中から折れて腐食がすすんできたので2010年8月に伐採された。
その後、御神木の根は4mほど掘られて取り出される。皮や汚れを取り除いて安置されたこの大根(おおね)を潜ると御利益があるという。
昨年暮れにはこの御神木の根に扁額が掛けられた。「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展で2年前に団体優勝した中津北高校書道部前部長の幸野真子さん(3年)が揮毫している。
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神殿にお参りすると宮司の秋永勝彦さんがおられました。帰郷されてからは神社行事の活性化や地域づくりに邁進されている。昨年5月には境内で 雲の森コンサート「宇崎竜童引き語りLIVE」 を開催している。
交通安全のお守りを求め、暫しお話をさせていただきました。今年大台に乗られるそうですが…お若いです。
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八坂社、稲荷社三神へお参りしたら近くの「ギャラリー雲の森」へ。
古い民家を改修してギャラリー&喫茶室となっている。
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羽子板展が開催されていました。
東京浅草橋「吉徳大光」が毎年皇室に献上されている羽子板で、芝居で実際に役者が身に着けている着物と生地やデザインが同じ物をまとった歌舞伎の主人公たちだ。
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歌舞伎解説本。
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だれ(管理者)もいないギャラリーを勝手に見学しましたが、お茶やケーキ、そして雅楽演奏も楽しめるようです。
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ギャラリー近くの道路沿いに「朝吹英二翁生家跡」の案内標識を見る。向うの杜が雲八幡宮。
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朝吹英二(1849年~1918年)はこの地の大庄屋の次男として生まれる。広瀬淡窓らに学び、20歳で上京して福沢諭吉の門下生となる。諭吉の「学問のススメ」を出版し慶應義塾の財政に貢献するなどが認められて諭吉の姪と結婚。その後、三井財閥・鐘紡・三越・王子製紙などの経営に関わるなど明治の産業界リーダーとして活躍する。
英二の息子朝吹常吉も実業家。孫の朝吹三吉はフランス文学者、朝吹登水子は翻訳家。三吉の義父は衆議院議長の石井光次郎。曽孫の朝吹亮二は詩人で仏文学者。亮二の子(英二の玄孫)の朝吹真理子は第144回芥川賞作家と名門一族だ。
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その朝吹真理子さんは、昨年秋に行われた「国東半島アートプロジェクト2012」では2カ月ほど国見町伊美の民家でスタッフの皆さんと合宿をされている。
「国東×異人(まれびと)」のテーマで演出家の飴屋法水さんと共にアートバスツアー「いりくちでくち」を仕掛け、参加者やパフォーマンスの行われた国東半島各地にいまだ余韻を残している。


広い敷地跡。
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帰路の柿坂近くでは、サイクリングロードとなっていた軽便鉄道旧耶馬溪線の鋼板橋桁や橋脚が流されており、被害の甚大さを実感する。

          春を待つ辛夷?の蕾 
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          蝋梅
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by jinashi | 2013-01-17 13:02 | ドライブ&トリップ etc | Comments(0)