第10回み仏の里くにさきウオーキング 2012・12・1(土)~2(日)

1日(土)は豊後高田市田染地区の峯入り初日コースを歩く

春秋の年2回開催してきた「み仏の里くにさきウオーキング」も第10回の記念大会を迎えた。
今回は日本ロングトレイル協議会認定コースを目指して策定中の「国東半島峯道ロングトレイル(仮称)」のプレウオークも兼ねて開催された。

前夜には「いこいの村国東」で日本ロングトレイル協議会事務局長で滋賀県高島トレイル運営協議会会長の前川正彦氏による講演会も行われた。
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ロングトレイルによる魅力アップ、資質アップ、収益アップについて熱く語る前川会長。
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 ロングトレイル=欧米で盛んなハイキング(トレッキング)の一種。「歩く旅」。
 トレイル=踏み慣らされた道



今日のコースは国東市から出て初めての大会となり、(熊野磨崖仏往復をカットした)豊後高田市の「峯入り初日コース」を歩く。
GPSマップ(青鬼さん提供)
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スタート会場の豊後高田市田染小学校には沢山の参加者が集合する。
予定していた80名を大きく超える112名が参加してくださいました。
8時45分から開会式。最初に平野実行委員長のあいさつ。
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設立準備委員会顧問の山岡氏により国東半島ロングトレイルについての紹介が行われる。
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前夜講演をしていただいた日本ロングトレイル協議会事務局長の前川正彦氏よりご挨拶。
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高橋実行委員による諸注意事項の周知。
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徳丸実行委員による準備体操。
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この冬はじめての北風が寒い中、朝9時にスタートする。じなしは前川さんと最後尾のサポーターにつく。
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最初は真木大堂(まきおおどう)の収蔵庫に収められた九躯の仏像について見学をする。
これらの仏像は国東半島であったさまざまな時代の歴史的危機にも地区の人々の信仰心により守られてきたと言える。
平安~藤原時代の傑作木像仏。国指定重文。(写真撮影不可です)
隣の六郷満山本山本寺伝乗寺(でんじょうじ)に窮屈に?納められていたのです。
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伝乗寺裏から山道に入る。ここは峯入りの道。
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朝日・夕日観音先の間戸耶馬展望所から小崎荘園を俯瞰する。
平安末期以降宇佐神宮荘園として集落や田畑の位置がそのまま残っていることから平成22年、国の重要文化的景観に選定されている。地元小崎の皆さんによる荘園領主制度や周年のイベント開催など並々ならぬ努力により保全されている。
説明を聞く前川さん。隣(左)は地元ガイドの河野さん。
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銀杏黄落の岩脇寺に着く。
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六郷満山本山末寺日野山岩脇寺は伝乗寺の末寺。現在無住で地区の皆さんが守っている。
説明をしていただいたガイドの井堀克昭さん。井堀さんは平成13年の峰入り(一般人が初めて参加できるようになった)で満願成就されています。当時69歳だったそうです。
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散華をおこなう六所神社参道を越える。
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七田(しった)から山道を越える。高橋実行委員の執念?で繋いだ昔の峰入り道だ。
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途中の霊場。岩屋に十王や観音菩薩などが祀られている。白蛇伝説もあると聞く。
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蕗の里に下りて富貴寺へ向かう。
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12時をだいぶ過ぎて富貴寺に到着。紅葉の土曜日で多くの観光客で賑わっている。
駐車場先の階段で昼食とする。
一休みして富貴寺へ詣でる。
九州最古の木造建築物で国宝。平泉金色堂、中尊寺阿弥陀堂とともに日本三阿弥陀堂といわれる。12世紀に宇佐八幡大宮司によって建てられた祈願所とも…。
この日の夜はライトアップされたお堂でミニコンサートも予定されているようだ。
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お堂の中では綾部栄徳先生により説明をしていただきました。
地元豊後高田市で観光ボランティアガイドを養成されています。
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富貴寺を発ってひと山越えて田染に戻る。
最後の立ち寄りポイントは元宮磨崖仏。
室町時代の磨崖仏である。近隣の熊野磨崖仏、鍋山磨崖仏とともに「熊野磨崖仏附元宮磨崖仏及び鍋山磨崖仏」として国の史跡(1955年2月15日指定)に指定されている。田染八幡神社の北側の岩壁に抉られた龕に、不動明王を中心として、右に矜羯羅童子、毘沙門天、左に持国天、地蔵菩薩の5体の像が東面して薄肉彫りで刻まれている。不動明王の左側にはかって制咤迦童子があったと言われるが、現存していない。地蔵菩薩は他の像に比べて小さく、後世に付け加えられたものであるとされる。2001年に磨崖仏を覆う堂が設置されている。
(wikipedia)

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参加者全員が初冬の田染路約15kmを完歩する。お疲れ様でした。
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2日(日)は安岐の古刹を巡り三浦梅園旧宅を訪ねる

山下事務局長の軽トラの故障を聞き、堀田(元)整備士を派遣して一件落着。
バタバタと会場準備をする。
うっすらと青空も見えているのだが…今日はくもりのち雨の予報となっている。
国東市安岐町富清の旧西武蔵小学校(廃校)で開会式。
冨永実行委員(市教育委員)より主催者あいさつ。
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昨日に引き続き、日本ロングトレイル協議会認定コースを目指して策定中の「国東半島峯道ロングトレイル(仮称)」のプレウオークを兼ねている。
設立準備委員会の林浩昭会長よりごあいさつ。
今日はみなさんと一緒に完歩を目指します。
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本コースの諸注意のあと木田実行委員の先達で75名の参加者がスタートする。
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ヤギさんのお出迎え。
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林道へ入るとポツポツと早くも雨が落ちてきた。
じなしは最後尾でリハビリのため参加された宇佐市のファミリーをサポートする。
皆さんにすこし遅れて瑠璃光寺に着く。
名物住職より国東方言の説法を聞く。
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お茶とたくあん漬けのお接待を頂いて寺を出る。
ここから裏山を越えていく。
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オレンジ道路に出る。
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朝来の禅寺西白寺に着く。住職は不在。
若き梅園が読めない文字を調べに字引があったこの寺まで4kmを歩いて来たという。
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里道を歩いて護聖寺に着く。現在は曹洞宗のお寺だが、元は六郷満山中山十ケ寺なので六郷満山三十三か所巡礼十五番札所となっている。
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この寺には素晴らしい石造文化財が残っている。
二基の板碑は県指定文化財。
右は大分県最古の板碑で正応4年(1291年)の作。高さは約1.8m。左は嘉暦4年(1329年)作で高さ約1.7m。
※板碑は順修(死者の冥福を祈る)や逆修(自分の死後の冥福を祈る)ための供養塔。国東半島に特に多い石造文化財。
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石殿(笠の下は十王か?)
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宝篋印塔
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一石五輪塔
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護聖寺からは裏山へと入る。
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上り坂が続き、遅れた参加者(不整脈があるという)をサポートしていく。
本部へSOSを発信していると昼食場所の「梅園の里」の裏へ着く。12時30分。
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お昼のバイキングや法事のお客で混雑する梅園の里で昼食を頂く。ふっと一息して温まる。
13時13分、梅園の里を出る。すこし雨脚も強まったようだ。
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梅園の里下のキャンプサイトから山へ入る。
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緩やかにひと山越えると梅園旧宅へ下りてきた。
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梅園資料館館長さんより説明がある。
三浦 梅園(みうら ばいえん、享保8年8月2日(1723年9月1日) - 寛政元年3月14日(1789年4月9日))は、日本の江戸時代の思想家、自然哲学者、本職は医者。豊後国(大分県国東市安岐町富清)の出身。諱は晋(すすむ)。
条理学と言われる独自の学問体系を築いた『玄語』が有名。主要著書としては、他に『贅語』『敢語』がある。これらは、梅園自身によって「梅園三語」と命名された。この三著作が梅園の思想の骨格をなすのである。このうち『贅語』と『敢語』は完成したが、『玄語』は37年の歳月を費やして、ついに完成できなかった。
「梅園三語」以外の著書には、詩学概論『詩轍』(してつ)、経世論『価原』、医学書『身生餘譚』『造物餘譚』などがある。
また、読書日記『浦子手記』には、道家の系譜の哲学概論『淮南子』、西洋天文学説『天経或問』をはじめ、『荘子』『列子』、宋学、朱子学、仏教書などの数多くの書名も記されており、三浦梅園の思考はこうした当時の分厚い教養の上に成立していると思われる。また、陶弘景(456-536、医者、道教家)、韓康伯(4世紀)の人となりを慕っていたという。
梅園は三度旅をした以外は、故郷の大分県国東半島を離れることはなく、医業の傍ら黙々と思考を続け、その坦々とした生涯を終えた。複数の藩主から招聘の声もあったが、断ったという。
地元安岐町に梅園自身が設計した旧宅があり、近くには宿泊施設、キャンプ場、天文台、梅園などが整備された梅園の里があり、設備の完備した資料館に膨大な自筆稿本類すべてが保存されている。メルカトル図法で描かれた世界地図(梅園自身の筆写)や南天図・北天図(南半球・北半球の星図。同前)などがある。
(wikipedia)

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梅園旧宅を下りるとゴールの旧西武蔵小学校(廃校)が見えてくる。
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しとしと降り続く雨の中、14時過ぎには全員無事にゴールインしました。
お疲れ様でした。
Commented by トトロのとなり at 2012-12-06 10:50 x
楽しそうですね。富貴寺を入れずに田染の盆地内だけなら10km以内に収まりそうですね。ところで間戸の岩屋を夕日観音から北に向けて縦走する道はあるんですか?あれば楽しそうなんですが。
Commented by jinashi at 2012-12-06 15:52
田染地区は国東六郷満山の原点ともいえるところです。
宇佐八幡宮弥勒寺別当が修行僧を引き連れて喜久山(真木大堂近く)の峰へ修業に入っていったと言われています。本山八ケ寺もこの近くに続いています。
 ここから東へと国東の峰々へ入って行って六郷満山仏教文化が花開いたようです。
富貴寺コースを外せば3時間ほどで周回するいいコースです。
真戸(まど)耶馬の縦走はどうなのでしょう?岩峰が続きますので巻道でもあれば・・・面白そうですね。
Commented by kiyo at 2012-12-06 18:10 x
じなしさん こんばんは
「み仏の里くにさきウオーキング」お疲れ様でした。
112人の参加とは、だいぶメジャーになったようですね。
次はロングトレイル・・・ 自然も歴史もあるので、いいコースになると思います。
岩脇寺から富貴寺のコース、今度ゆっくり歩いてみたいですな。
Commented by jinashi at 2012-12-06 20:50
kiyoさんのホームグラウンドのようなところを歩きました。
参加者をサポートしながらのウオークは100人が限度のように思います。
さて、あっという間に一年が終わりになろうとしています。雪と氷の季節となってきましたね。 
この冬も、kiyoさんおすすめの情報を待っています!
Commented by へんろみち大将 at 2012-12-11 03:23 x
あれれ。
大将のお友達の平野さんや河野さんもいましたか。^^
参加したかったです。

残念です(--)
Commented by 豊津の信ちゃん at 2012-12-11 10:55 x
話は違いますが、今日NHKの心旅で姫島が出ていました。
徳山から竹田津に着き、伊美まで自転車で、そこから姫島へと渡っていました。
私どももじなしさん御推薦の5月ごろに行きたいなぁと思っていましたので、しっかりと見ましたよ。
Commented by jinashi at 2012-12-11 11:41
へんろみち大将さん
大好き別府が静かだったので心配していました。
 大将さんブログにもじなしが見知ったお顔の方がおられますよ。
 河野さん~小崎の方ですか?
Commented by jinashi at 2012-12-11 11:50
豊津信ちゃん
 は~い、見ましたか。
山口県からいきなりフェリーで国東半島到着でビックリしました。じなし家からすぐ近くの郷愛記念館で日野しょうへいさんはコーヒーを飲まれていましたね。じなしも心旅が好きでいつも録画して見ています。週末バージョンが楽しみです。
しらべてみましたら・・・2008年5月23日に渡った時にはアサギマダラが数千匹飛来していました。
Commented by seiko at 2012-12-12 08:55 x
11日の心旅 もし録画していたらもう一度見てください。 ママの従兄弟さんが映っています。本人も知らず私がたまたま録画していたのでDVDに取って送ってあげました。伊美も知らないところがいっぱい・・・
Commented by jinashi at 2012-12-12 12:40
seikoちゃんも心の旅を見てたんですね
録画を見ましたが・・・どこで映っていたのかわかりませんでした。
しょうへいさんがコーヒーを飲んでいたところは旧沢宮精米所です。
 伊美の旧?商店街は今、ギャラリー通りに変身(しようと)しています。
Commented by seiko at 2012-12-12 18:54 x
沢宮なんだ。福本時計店は私の従兄弟でアートを見せてもらって話を聞いたことがあります。R君はフエりーを降りたところで 頑張ってと声掛けしています。フェリーに乗って帰るところだったそうです。大分とか国東の文字にめちゃ反応します。
Commented by jinashi at 2012-12-13 12:38
R君、確認しました。ママも長く会っていないのでどこのおっさんかとおもっていたようです。みかんちぎりの親孝行をしたようですね。
by jinashi | 2012-12-05 10:03 | 国東半島あれこれ | Comments(12)