鹿児島県指定無形民俗文化財~伊作(いざく)流鏑馬2012・11・23(金・祝)

南九州遠征初日の金峰山を下山して薩摩川内市の冠岳へ向かう途中、祭の幟と多くの人出を見る。
看板から流鏑馬が奉納されるようだ。じなしの町にも大分県で唯一の流鏑馬がおこなわれており、時間もありそうなので立ち寄ってみる。

ここは鹿児島県日置市吹上町中原。


大汝牟遅(おおなむち)神社の秋の大祭は毎年11月23日に斎行され、流鏑馬は神社前の馬場でおこなわれる。
記録によると、ときの領主島津忠良は加世田城攻めの戦勝を祈って天文7年(1538年)流鏑馬を奉納したことから今に伝わっているという。475年もの歴史ある伝統行事なのだ。

当日早朝吹上浜で塩浜入りして清めの禊ぎをした2名の射手役が神前に向かう。
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神社前で「あげ馬」という神事が行われる。
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祝詞を上げ、馬上から流鏑馬の法や魔除けの法の九字を切る一連の所作を行う。
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神社前の馬場は、直線で約200m、普段は生活道路として使われる舗装路だ。
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その間に的が3本置かれる。
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的は平木板9枚を組合わせて作られる。
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試走の馬駆け前には「別当」役の2人の男の子(5~6年生ぐらい)が駆け足で塩をまいて馬場を清める。
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最初は馬の様子をみるための試走。馬はアラブ系?早からず、遅からずのスピードか。
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本番の馬駆け前には「別当」役はその都度駆け足で手綱を回して馬場を清める。
1人の別当は試走と合わせて4回×200m=800mを駆けることになる。
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いよいよ本番となり手綱を解かれた馬が駆けてくる。
射手が的をめがけて矢を放つとその都度観客から歓声があがる。
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一射ごとに回収される矢は二股の鉄の矢尻で出来た本格的なものでした。
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二人の射手が各3回、計6回走る。当たっても当たらなくても一射毎に新しい的に変えられる。
的に当たったのは半分ほどだったようだ。
終了後には的の平木は魔除けとして観客が競って持ち帰る。じなしもいただきました。
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かつて射手役は世襲で継承されていたが、現在では「流鏑馬保存会」により伝承されている。
(以上は頂いた保存会パンフレットより抜粋しました)

鹿児島県には他にも2か所で流鏑馬が奉納されている。
肝属郡肝属町の四十九所神社の流鏑馬(10月第3日曜日に開催)では中学2年生が射手になって奉納される。同時に「高山やぶさめ祭り」も開催され、多くの観客で賑わうようだ。 

国東市国見町の伊美別宮社には大分県下で唯一残った流鏑馬神事が奉納されている。
伝統ある歴史遺産を大切に守っていかなければならないと感じた。

Commented by 豊津の信ちゃん at 2012-12-04 11:26 x
丁度いい行事に出くわしましたね。
私もどこかでは忘れました(もうアルツ進行中)が、流鏑馬を見たことがあります。
その時は区間が短くて、射手の人は大変なようでした。
里山も冬支度。我が家もスタッドレスに交換に行っています。
国東のお山でお薦めは??
Commented by jinashi at 2012-12-04 18:07
昔から伝わるものには何かしら魅かれます。
  年をとったのでしょう・・・。
枯木立の季節になると里山歩きが良くなりますね。
先日藤田先生から米水津空の公園から歩く元越山縦走を進められました。これからの季節によさそうです。
 ただしこの季節は鉄砲をもったおじさん達に気をつけましょう!
by jinashi | 2012-12-03 18:13 | ドライブ&トリップ etc | Comments(2)