南九州遠征2日目~矢筈岳&矢岳を登る  2012・11・24(土)

矢筈岳(やはずだけ・687m) 九州百名山(前)~88座目

遠征2日目は2山を登ろう。最初の山は鹿児島・熊本県境の矢筈岳へ。



濃霧の道の駅樋脇を出発し出水市へと北に向かう。カーラジオで聞く鹿児島地方は晴れの予報だ。R447から県道117へ入り狭くなった舗装路を進み矢筈峠へ上り着く。水俣市寄りにすこし下ったところが登山口。右手に駐車場所がある。
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準備をして歩き始める。7時11分。ここの標高≒310m
入口の説明板によると矢筈岳一帯は西南戦争の激戦地だったようだ。
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しばらくは林道を歩く。
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左に大きくカーブした先が開けて前方に矢筈の山容が見えてくる。右が女岳、左が本峰(男岳)。
矢筈とは弦にかける二股になった矢尻部分をいい、男岳、女岳のある山によくある名前だ。国東半島の姫島にも矢筈岳がある。
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25分ほど林道を歩いて分岐を植林帯へ入る。ここまで四駆なら来れそうだ。
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荒れた作業道?の急坂を登っていく。
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男岳(矢筈岳)山頂への分岐までは作業道を歩く。
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ここから自然林へ入る。山頂まで標高差≒130mを登る。
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ロープ場も現われて急登が続く。
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上が明るくなって山頂へ飛び出す。8時19分。
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自然石に歌が刻まれている。寛政の三奇人のひとり高山彦九郎が詠んだもの。
「草も木もなびかさんとや梓弓矢筈か岳に登る楽しさ」
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1等三角点前で山頂写真。
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下のテラスから水俣市市街地~八代海~天草方面が広がる。
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こちらは出水市街地方面。
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山頂のブランコに子どもになって戯れる。
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一休みしたら往路を戻る。女岳はパス。
9時25分に下山。
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(本日のGPSマップ~拡大します)
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          ツチトリモチ
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          ハナミョウガ(の実)?
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          メジロホオズキ?
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下山途中の林道でバイクで登ってきた水俣市のおじ(い)さんと出会う。その方は今からヤッコソウに出合いに行くという。私たちにも見せたいと言っていただくが…残念ながら先があるのでお別れする。
(だいたいの場所は教えていただきました)
矢筈岳に自生するヤッコソウは今が旬の希少植物なのだ。今回は下調べ不足でした。



矢岳(やたけ・1131.6m)  九州百名山(地図帳)~83座目
 竜王山(1175m)

本日2座目は宮崎県高原町へ移動して霧島連山近くの矢岳へ登る。



矢筈岳を下山したら出水市方向へ戻り、伊佐市を通って栗野インターから九州道に乗る。宮崎県へ入ってえびのJKから宮崎道へ入り高原インターで下りる。県406を皇子原公園へ向かうと矢岳の山容が見えてくる。
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霧島山系に位置する矢岳は2011年4月に発刊された「九州百名山地図帳」に新たにリストアップされた山だ。2011年1月の新燃岳噴火により入山制限がなされ登ることが出来なかったのだが、今年8月10日に皇子原からのコースが解除されると登山者がどっと押し寄せたようだ。

皇子原公園を横目に狭くなった道をくねくねと登って矢岳登山口駐車場に着く。11時29分。
矢筈岳からほぼ2時間かかった。先客は5台ほど。
時間も少し下がったので急いで準備する。
規制と諸注意の看板がある登山口から入山する。11時44分。ここの標高≒750m。
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栂(つが)?の大木がそびえる自然林を緩やかに登っていく。
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高千穂河原への分岐にマジックで矢岳と書かれている方向へ向かう。
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大木の横をすすむ。
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「矢岳山頂まで約1時間」の標識を見るとその先は一気の谷底となっている。
緊張しながら立木に掴って下りて行く。
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標高差50mほど下っただろうか、土石流が去った川底のようなところを渡る。
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今度は矢岳本体へ取り付き長い急坂を登っていく。
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標高900mの標識を過ぎると左手樹間から高千穂峰が見えてくる。
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標高1000m標識辺りから勾配も緩んできて前方に霧島連山の中岳も見えてくる。
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登山路は右へと向きを変え、先の高まりへと続いている。振り向くと霊峰高千穂峰がそびえる。
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下山途中のご夫婦と出会うと通り雨が来て少し寒くなってきた。前方に山頂が見えてくる。
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遅れたママを待ってひと登りで山頂へ着く。13時21分。
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霧島連山の獅子戸岳方向。(左の新燃岳は半分ガスに隠れている)
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韓国岳?方向
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高千穂峰をバックに山頂写真。
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バーナーに点火すると竜王山の方から男性2人が到着する。
遅い昼食を済ませたら竜王山へ向かう。パラパラっと小雨が落ちてきた。
ツクシコウモリソウの自生地を過ぎる。枯れきったツクシコウモリソウか?
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ゆるやかに下ってカヤを分けて進むと左はリンナイ林道?への分岐。
その先、右に深い谷を見て尾根筋を小さくアップダウンする。
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一旦下って登り返した先が竜王山山頂だ。14時22分。
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すぐに下山とする。分岐を南のリンナイ林道?(高千穂河原への道)へ向かう。
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急坂を下っていくと時雨気味となってきた。向こうは左に高千穂峰、右の中岳との鞍部方向。
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紅葉も終盤。
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登りで渡った川底の上流?部らしきを越える。
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高千穂河原コースに合流。
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登りの時の分岐に出合って一安心。
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無事に下山。15時35分。 
すこし早足でしたが、登って下って4時間でした。
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(本日のGPS~拡大します)
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今日はたまたま「筈」岳に続いて「」岳とつながる登山となりました。
「ツクシミカエリソウ」や「ツクシコウモリソウ」、そして「炭化木」(1716~1717年(享保1~2)の新燃岳大噴火の際の火砕流によって立ち木のまま瞬時に炭化したもの)などの見どころと出会うことは出来ませんでした。

下山後に訪れた御池。むこうは高千穂峰。
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御池の上にある霧島東神社へ参拝する。清められた厳かな神社でした。
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下山後の立ち寄り湯は極楽温泉へ。30トンの自然石をくり抜いた湯船の濁り湯に顎まで浸かる。400円也。
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車中泊は道の駅都城へ。
ここに併設する「キッチングランマ」で夕食を頂きました。
道の駅でもあり、名前から地元のばあちゃん達が気ままに営業する店だと想像していましたが、従業員のみなさんはみな若く!料理人の腕の良さが偲ばれました。
じなしは「朝びき親地鶏の炭火焼き」を、ママは「チキン南蛮定食」を頂きました。
(チキン南蛮は宮崎の名物料理で、大分の鳥天のようなもの)
いままであちこちの「道の駅」で料理を頂いきましたが~
 美味しさはここがナンバー1です!
by jinashi | 2012-11-28 15:33 | 宮崎県の山歩き | Comments(0)