真夏の黒金尾根を祖母山へ登る 2012・7・29(日)

祖母山(1756.4m)  日本百名山~6回目

23日に梅雨明けして今が一番暑さの厳しい頃合いだ。
ママは福岡行きで単独行となる。去年の正月に北谷から雪山を登って以来の祖母山だが…今日はあの黒金尾根から登ってみよう。ブナや栂、ヒメシャラなど自然林の森は深くすばらしいゾーンだ。
6年前に黒金尾根~障子岳~古祖母山~尾平越~尾平と周回したが、その手強さも体感している。
コースは標高差も距離もあるので早朝(深夜?)に自宅を発つ。朝地から県46で緒方へ向かう途中の大野川は先の豪雨災害で橋の欄干が流され1車線の交互通行となっている。河川横の山肌には水害の爪痕が残っていて痛々しい。

原尻の滝から県道7を延々と走ってやっと尾平へ着く。尾平のカーブには4台が停まっている。
準備をしてスタート。
6時12分。ここの標高≒600m。青空が見えているが午後から雷雨の予報も出ている。
尾平鉱山跡を歩き始める。正面に天狗岩や烏帽子岩などが連なる稜線を見上げる。何度見ても感動する景観だ。
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奥嶽川に架けられた最初の第1吊り橋は渡らずに下を潜って行く。下山はこの吊り橋から戻る。
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第2吊り橋をわたる。足場板は滑りやすく、ゆらゆら揺れる。
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道迷いをしないように登山口から2合目までに付けられたピンクのビニールテープに誘導される。
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津上橋を渡る。2003年に佐賀の皆さんがボランティアで完成させた。パイプ製で頑丈に出来ている。
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すこし増水気味の川を滑りこけないように渉ると自然林へ入る。
標高700m地点から川上渓谷への分岐を過ぎると黒金尾根の厳しい急勾配の登りがはじまる。
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800m地点は展望所となっている。川上渓谷の上部に見える稜線は少し雲がかかっている。
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急坂は続き頭から汗が噴き出してきて帽子の庇から絶え間なく垂れ落ちる。
水補給のチョイ休みを繰り返してやっと1200mの栂(ツガ)原生林ゾーンへ入る。
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スズタケをかき分けて休み休み登っていく。6年前よりずっとスローペース。この暑さで?いや、歳をとったからかナ…。
天狗の水場で冷たくておいしい水を頂く。タオルを湿らせ顔や体の汗を拭く。ひんやりと気持ち良い。
(白いのはタオルです)
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1500mを過ぎてゴロ石の急坂を登ると天狗岩の真下に出たようだ。道迷いをしたようだ。岩壁を右方向に回り込むようにして上部に上がりスズタケを泳ぐように進むと縦走路に出た。(一安心)標高差950mほどを登ってきた。
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祖母方向に50mほど行く(下る)と出てくる予定だった縦走路分岐点に着く。10時7分。
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全身(ポケットの携帯やカメラも)汗でびしょ濡れとなっていて、分岐先を少し祖母よりに行った右手の見晴岩でシャツやタオルを干して大休憩。向こうにみえるのが祖母山のピーク。
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縦走路に出て祖母山へ向かう。ここからは初めてのコース。
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ウラ谷手前で足が攣ったようになり常備の速効㊙漢方薬を飲んでいたら一人の男性が追いついてきた。本日はじめて出会う人間でなんとなくうれしくなります。福岡の掘さんでした。前日は超ハードコースの杉ケ越から傾山を往復したという健脚の方です。今日は北谷~黒岳~親父~障子~祖母と周回する途中でした。後を歩かせていただきました。
1600m標識を過ぎて最初のハシゴを登る。
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1700m標識をすぎると難所となり岩壁に2段ハシゴが現われる。
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緊張しながら登るとさらに上にもハシゴやロープ場が続き慎重にクリアする。
山頂直下の見晴岩へ上がり祖母山大岸壁を仰ぐ。
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トラバース岩場の横からはい上がるようにして山頂へ着く。
堀さんと一緒に記念の山頂写真。12時15分。
堀さんはいつもは単独登山で九州百名山は離島だけが残っているようで、じなしより多く登っているようです。
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山頂では鹿児島県からのご夫婦が一休みしている。
神武天皇の母・豊玉姫を祀る石祠がある山頂をとんぼが群れ飛ぶ。ナツアカネか?
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ガスが晴れて天狗岩が顔を出す。
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遠くで雷鳴が聞こえてきたので堀さん、鹿児島のご夫婦とお別れして下山開始。九合目小屋でおにぎりをパクついて宮原へ下っていく。鎖場をトラバースして馬の背の朽ちかけた丸木を渡る。(渡ったところから返り見る)
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前の背あたりで山頂方面を振りかえるとポツリと落ちてきたので雨具を着ける。
夕立雲は近い。
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その後は凄まじい雷雨となる。(ここからは写真もとれなくなる)
ストックを投げて岩壁に隠れるようにして何とか雨宿りをするが半身はずぶ濡れとなる。15分ほどたってすこし小雨になり下山を急ぐ。登山路は川となって泥水が流れている。
やっと宮原(1402m)へ着いた。1時50分ごろ。
ここから尾平へと降りて行く。2006年に尾平から大障子を縦走したときに登った宮原コースだ。雷鳴が近く、遠く、続いている。雨も強弱を繰り返す。雷さんにおびえながらも泥水の川となった登山路をグングン下っていく。
やっと小雨となって2合目まで下りてきた。標高は≒1000m。2時44分。
(濡れたカメラをティッシュで拭いて~動きました)
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この雨で少し増水した川をハラハラしながら渉る。
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もうだいぶ古くなった第1吊り橋を恐る恐る渡る。
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無事に車に戻って一安心。15時45分。
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歩数は25000歩。登った標高差は1200mぐらい、歩いた距離は11Kmほどか。    
車の中で着替えて人心地となり帰路につく。 山の雷は怖い!
帰路のカーラジオで今日の国見は35.8℃の猛暑だったようだ。

本日のGPS(拡大します)
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タマガワホトトギス? 
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コバギボウシ(ハシゴ場の難所に咲いていました)
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ヤマアジサイ
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Commented by kunimiyh at 2012-07-31 17:02 x
じなしさん、こんにちは。
先日はありがとうございました。
こちらが仰っていたルートですね。
お一人でスゴいですね。

所で、先日の京来下の庚申塔を見つけることが出来ました。
ブログにアップしています。
それと28日の「どなたか作曲してくれませんか?」にリンクを貼らせていただきました。作曲をしてくれる人が見つかると良いですね。
Commented by kiyo at 2012-07-31 18:17 x
じなしさん こんにちは kiyoです。
あの暑さで黒金尾根から祖母山一回りとは脱帽です。
おまけに落雷とは、大変な目に会いましたね~

私は、九重朝駆けねらいで牧ノ戸車中泊しましたが、朝寝坊して5時半ごろ出発し、あまりにも暑いので昼前には下山しました。

しばらくは暑いので、朝型山歩きに切り替えです。
Commented by jinashi at 2012-07-31 20:47
kunimiyhさん 庚申塔見つかってよかったです。
庚申塔めぐりって・・なんか楽しいですよね。
リンクをありがとうございます。
夏休みにはいってこれから毎日何かとお忙しいことでしょうが・・・
 10月の秋だ祭りだ国見だ~もよろしくお願いします。
Commented by jinashi at 2012-07-31 21:02
kiyoさん こんばんは
 そうなんです、山登りを初めて3度目となる恐怖の雷雨でした。
 kiyoさんは早めにくじゅうを下山されたようで、理想的夏山登山で何よりでした。 じなしも夏は朝型・・・と思っていましたが、年々スピードダウンを実感する御齢となりました。
 kiyoさんにはとなりに平尾台というお庭があって羨ましく思います。キキョウ、コオニユリ、ヒオウギ、カワラナデシコ、キセワタ?~といつもお花に出会えていいですね・・・。
これからはこの花が!(このあたりで!)という情報を(こそっと)お知らせくださると励みになります。
by jinashi | 2012-07-30 19:01 | 大分県の山歩き~祖母・傾系 | Comments(4)