第1回長岩城址探訪ウオーク 2012・3・17

中津市耶馬渓町川原口


耶馬渓町で行われた「第1回長岩城探訪ウオーク」にガイドの仲間を誘って出かけた。
2006年5月の「犬ケ岳シャクナゲ鑑賞登山会」に参加したとき、帰路に長岩城があることを知り一度訪ねてみたかった。
1か月ほど前に新聞で探訪ウオークの記事を見て数日後に申し込みをしたがそのあとすぐに定員(100名)になったようだ。山城などを研究する歴史好きの人も多いようだ。
R212の柿坂から県2号へ入り津民公民館へ車を止めてマイクロバスに乗る。
永岩小学校で受付を済ませて開会式場所(すぐ下)へ向かう。
本日、じなしと一緒に参加したO隊長、ありさん、とみさん。
a0166196_1081713.jpg

進行係をされている女性の方が昨秋、国東市の旧千灯寺を訪れていただいた耶馬渓アカデミアの会代表のYさん(緑のジャンパー)と知る。Yさんとは電話でガイドの打ち合わせをしている。(何と、その日の担当ガイドは本日同行のとみさん、ありさんでした)
スタートする前にご挨拶をさせていただきました。
a0166196_1092619.jpg

神事が執り行われ城址が昨年3月に大分県指定史跡となったことから記念碑の除幕が行われた。
a0166196_1084932.jpg

豊前守護職・宇都宮信房は弟重房に下毛郡野仲郷を分与する。重房は姓を野仲と改め1198年に長岩城(山城)を築城する。自然の地形を利用した長岩城の遺構は規模が大きく地方豪族の中世山城としては九州では最大規模で、特に銃眼のある石積櫓(いしづみやぐら~楕円形砲座)はわが国最古の城郭遺跡である。以後野仲氏は下毛郡の豪族として天正16年(1588年)黒田長政に攻め落とされ、廃城となるまで22代390年にわたって下毛郡を支配する。(保存会資料より)
長岩城が黒田長政に攻め落とされ、一族が城内で自決したとき、野仲氏家臣が密かにお姫様を連れだし竹田市の山奥に逃れていったという話ものこっているようだ。竹田市には今でも野仲姓が多いという…。
これから向かう長岩城址のある扇山。標高は531m。標高差200mほどを登る。
a0166196_10102849.jpg

約100名の参加者はA~Eグループ(各20人)へと順次出発する。
我々Cグループを先導する地元ボランティアの(楽しい)お二人。歩き始めてすぐに雨が降り出した。
a0166196_1011896.jpg

山に入ると早速石積の防塁が現われる。ここは「二之城戸」。雨も小降りとなる。
a0166196_10114622.jpg

長さは65mある「三之城戸」。石塁は山頂近くから運んだ鉄平石を強固に積み上げたもので石の大きさは最大で1mほど。
a0166196_10203676.jpg

谷の向こうに見えるのは砲座跡か?
a0166196_1021454.jpg

侍たちが気勢を上げ待機したという東之台から本丸へと列は続く。雨もあがったようだ。
a0166196_1021351.jpg

やっと本丸(山頂)に登りついた。途中渋滞もあり、登り始めから1時間ほど。
a0166196_10221317.jpg

耶馬渓歴史観光案内人による説明を聞く。礎石が残っており本丸として威厳を備えた建造物があったらしい。
(ここも一山。穴井さんオレンジ山名プレートがありました)
a0166196_10223813.jpg

一休みしたあとは西之台(出城跡)へ向かう。連なる石塁。
a0166196_1763321.jpg

背後が絶壁となっている西之台から水場を経由して往路と出会い、麓へ下りる。銃眼のある最古の城郭遺跡石積櫓へ行ってみたかったのだが…長い梯子もあり危険なので今回は行かないそうだ。

昼食会場の永岩小学校へ戻る。昭和にタイムスリップしたかのような懐かしい学校だ。
a0166196_10231433.jpg

講堂(このことばが残っているのが良い)で昼食をいただく。地元女性グループのおにぎりやお汁はほんとに美味しい。
a0166196_10264973.jpg

アトラクションは永岩小学校出身の高校生お姉さんたちによる息の合った鉦、笛、太鼓の囃子から始まる。
a0166196_10271989.jpg

そして中学生と高校生男子2人による神楽奉納。颯爽としていてみんな上手い!
a0166196_10274025.jpg

岩永小学校は男子5人(6年・5年各1人、4年が3人)だけの小規模校だ。昨年、学校の近くにある長岩城の歴史や今に残る石積みなどについて協力してまとめた研究テーマ「九州最大の山城 長岩城を辿って」が、「第10回小学生・中学生『城の自由研究コンテスト』」で文部科学大臣賞に次ぐ日本城郭協会賞を受賞した。1月に東京であった授賞式には5人全員で出席したそうだ。
5人の生徒がその研究発表をしてくれた。
a0166196_10283097.jpg

クイズや五七五を取り入れて聞く人を引き込んでいく。5人ともよく覚えており、次々と交代しながらハキハキと発表する態度は立派で大いに受けました。
こんな小規模校だが学校や地域が5人の子供たち(神楽の中高校生も)をいきいきと育てている。きっと素晴らしい大人へと成長していくことだろう。
a0166196_1028777.jpg

講堂に掲げてあった校歌。まさに3番を実践している。
a0166196_10285166.jpg

長岩城の歴史について案内人の女性により紙芝居も行われた。
本日の参加者には野仲氏や宇都宮氏、そして黒田氏もいて皆さんで握手しあって交流を楽しみました。
立っている人たちは宇都宮氏と野仲氏の末裔のみなさん。
a0166196_10291954.jpg

そして…Yさんより参加者の皆さんへ「第9回み仏の里くにさきウオーキング(5月13日(日)に同じ時代背景の武蔵町吉弘城の歴史を巡るウオーク)」について持参したダイジェスト予告チラシを配布し、紹介する機会を与えていただきました。
最後に保存会会長さんの挨拶。(後ろより)
a0166196_1030381.jpg

岩長林業の里交流会から記念樹(金柑の苗木)をいただいて帰路に就く。
Yさん、実行委員会の皆様、ありがとうございました。

この日は春一番の暖かい朝でした。 土筆が一つ顔を見せていた。
a0166196_10321387.jpg

Commented by yokobaba at 2012-03-20 23:21 x
二之城戸、三之城戸・・・歩いてみたいです!
そして講堂のある小学校。
良い事なさいましたね。
5月13日吉弘城ですか。ふるさとを知る意味でも参加しようかなっ。
国東んこつ 知らんこつだらけじゃが~。
Commented by jinashi at 2012-03-21 13:03
まっちょりま~す!
by jinashi | 2012-03-20 10:32 | 大分県の山歩き~その他の山 | Comments(2)