ふきくさ山(1309m) 由布市阿蘇野~花牟礼山系の山(大分百山)
前夜は国東半島エコツーリズム研究会のメンバーが集いYさん手作りの豪華ジビエ料理を堪能する。その前日も某所でゴチに預かり2日続きのお酒の夕べは少し調子に乗りすぎたようだ。
で、今日は少し朝寝をしてしまったので、短いところで…由布市庄内町男池近くのふきくさ山へ登ってみよう。
山香町→湯布院塚原へ入ると何と、内山の山頂部は雪景色となっている。→城島遊園地→庄内→男池→から千町無田に向かい別荘地の看板を右折してダート道を入りゲートのある「ふきくさ山」登山口に着いたのは11時を過ぎていた。
「ふきくさ山」は「ながみず山」とともに崩平山(くえんひらやま)から花牟礼山(はなむれやま)に連なる山系に位置する花牟礼山塊の一座だ。「大分の山・登山記」辻本さん2006・5・27を参考にして初めてのコースを歩く。
ゲート手前に車を止めて歩き始める。11時17分。ゲートの標高は≒940m
滑り止めの溝が掘られたコンクリートの林道を行く。植林の上にふきくさ山の山容を望む。
何度かカーブを繰り返したら右カーブの内側に小さなテープを見つけて山へ取り付く。スタートから15分ほどの地点。
フラットな作業道を行くと大きく左に曲がる内側にテープを見つけて広い尾根へ上がる。テープを辿りながら踏み跡もない荒れた植林帯を登っていく。
1100mあたりから雪が現われてくる。さらに勾配が増して滑りやすく苦しい急登が続く。
1200mを過ぎると勾配も緩んで雪山の様相となる。強風が木々の雪を吹き飛ばしてそのシャワーを浴びながら予想外の雪の尾根道を楽しみながら歩く。
樹氷も現われてきた。
1300mピークあたりから左手が開け崩平山も望める。雪を蹴ってすこし下りゆるやかに登り返すと足元に2等三角点がある狭い山頂に着く。12時51分。
積雪は10㎝ほどあるかな。「大分高専山岳部」の古い鉄板山名標識もある。
失礼して2等三角点の上に腰かけさせていただき、エクレアと熱いコーヒーで温まる。
山頂はほとんど眺望がないのですこし先まで行ってみる。(東側にも登山路があるようだ)
東方に「ながみず山」らしきが望める。
山頂へ戻り往路へと下山をはじめる。急坂の植林帯は尾根が広くルートが分かりにくい。(テープも少ない)すこし迷うところもあったが無事に下山することが出来た。
14時ちょうどにゲートへ戻る。下山は50分ほど。
GPSコースマップ(拡大します)
帰路にやまなみハイウエイ朝日台の農家レストラン「ベべんこ」から見た「ふきくさ山」。
下山時に林道脇で見つけた「蕗の薹」。むかしのかな書きでは「ふきのたう」と書く。
(このあと拉致されて・・・天ぷらでした)
帰路に男池へ立ち寄る。清掃協力金100円を払って男池周辺を探索する。
今年は梅の開花も遅れたようだ。さらにこの寒波で山の花もゆっくりしていることだろう。
まだ1か月早いだろうとは思ってはいたが…「雪割一華」の蕾を見つけた。
大岩を咥えたケヤキ?の大木。
この日は東北大震災から1年。帰路のカーラジオで政府主催「震災1周年式典」中継を聞く。宮城県の遺族代表、石巻市の奥田江利子さんの怒り、悲しみ、絶望から孫の誕生により希望へとつなげていく言葉には運転しながらも涙がこぼれて来ました。
夕刻の大田村あたりでは雪模様となる。今夜は寒くなりそうだ。