北九州企救半島の風師山を歩く 2012・2・26

風師山(かざしやま・362.2m)  旧九州百名山

R社の「健康フェア」に出かけた。会場は小倉の西日本総合展示場。
各ブースでは超高齢化社会を迎えてさまざまなイタレリツクセリ新商品が並んでいる。低迷する日本経済だがこのような(ヘルシー&ビューティー)分野で世界をリードしていけそうな思いがした。

 皿倉山へ
昼前に会場をあとにして八幡の皿倉山へ向かう。途中のR3号線から見る皿倉山。
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ケーブルカー「はるか号」に乗る。(もう一つは「かなた号」)駐車場近くに登山口があるが今日は観光気分。
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山上駅からは2007年暮に開業したスロープカーに接続、10分足らずで山頂の展望台駅に着く。標高差500mほどを登ってきた。放送局のアンテナが林立する山頂には展望レストランや山頂広場がある。
山頂広場にある九州自然歩道元標。ここから総延長2587㎞の九州自然歩道が始まる。
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元標の裏には~
「自然歩道の効用は、体力をつくること、もう一つは自然に親しむことである。将来自然歩道で体力増強のための競技が行われることがあれば、大変不幸なことだが、そのときはちゅうちょなく一番遅かった人に賞を与える。」
(長距離自然歩道提唱者ベントン・マッケイの言葉)

この言葉に反するように香春町の牛斬山から福智山を経由してこの皿倉山まで約25Km〈を走る・歩く〉のトレランイベント「カントリーレース」が毎年行われているようだ。
山頂からの夜景は日本三大夜景「北九州100億ドルの夜景」だという。
見下ろす洞海湾と若戸大橋方向。この橋ももう半世紀。
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小倉の足立山方向。
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寒いので山頂休憩室で弁当をいただいてからスロープカーに乗る。下りのケーブルカーもはるか号。
大人往復1200円。

 風師山へ
R3を門司港へ向かう。JR門司港駅横の門司税務署前信号から清滝公園へ向かう。公園を過ぎてさらにくねくね登って行き止まりが風師山(かざしやま)登山口だ。駐車場もある。
登山靴に履きかえて山歩きバージョンへ。
14時42分。ここの標高は≒300m。
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登山口からは丸木階段を登る。小さなピークから前方に風師山など3つのピークが見えてくる。
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左に展望所があり、関門海峡から周防灘方向を望む。
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登山口から500mほど歩き分岐を右へ進めばすぐに風頭山(かさがしらやま)に着く。岩の間を入るとフラットな展望所に出る。標高364.3m。
ここからすぐ下に関門海峡や北九州、下関の街並みが絶景だ。「うわー…」と声が出る。
目の前の巌流島(船島)と下関彦島方面。先には六連島(むつれじま)や藍島(あいのしま)が。
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海峡の向こうに先ほどケーブルカーで登った皿倉山。
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ここから企救(きく)自然歩道を歩いて足立山登山口まで縦走することができるようだ。
→風師山→矢筈山→(羽山町~寺内町)→戸ノ上山→大台ケ原→谷山→足立山→妙見山→砲台山→妙見神社登山口へと続くコースだ。   距離は≒20Km。健脚の人でも9時間はかかるらしい。
向うに戸ノ上山や足立山が。手前は矢筈山。
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こちらは下関の水族館「海響館」やカモンワーフ、唐戸市場方向。
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山頂には吉井勇の歌碑もある。 「風師山登りて空を仰ぐとき雲と遊ばむこころ起こりぬ」
早朝登山で1000回を達成した人の句も。 「山よ友よ」
先の分岐に戻り風師山へ向かう。風頭山からみる風師山。
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丸木の階段を一旦下って登り返すと電波反射板のある風師山の山頂だ。ここもフラットな草原だが見晴は風頭山の方が良い。
山頂写真。15時22分。
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南峰まで行ってみる。同じように下って登り返せばNHKアンテナの立つ南峰に着く。景観はない。
企救自然歩道には真新しい指導標が立つなど整備が進んでいる。
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ここから往路を引き返す。25分ほどで登山口へ戻る。15時55分。
1時間ちょっとのミニピクニックでした。
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風師山GPSルートマップ。(拡大します)
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 和布刈公園へ
本日最後の目的地は門司港の和布刈(めかり)公園。めかり山荘下の駐車場へ止め、山道を歩いて門司城跡に上がる。平知盛が源氏との合戦に備えて築城させたという。
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和布刈公園の下には、新幹線トンネルや国道・人道関門トンネルなどが通り交通の要所となっている。
門司城から見る関門橋。
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和布刈公園から一方通行を下っていくと長さ44mの源平合戦タイル壁画がある。
赤間神宮の社宝「安徳天皇縁起図」を参考にして源平合戦の様子が有田焼の陶板で描かれている。
(以下は説明板より)
真ん中右寄りの大きな唐船は平家の擬装船で、これに安徳天皇が乗っている御座船に見せかけ、源氏軍がこれをめがけて襲ってきたところを包囲し全滅しようという作戦だった。
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小さな御座船に乗る安徳天皇、母の建礼門院(清盛の娘)、祖母の二位尼(清盛の妻)。
この後、二位尼は安徳天皇を抱いて海へ身を投げる。
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建礼門院も追って身を投げるが源氏に救われて京都に送られ尼となる。
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源義経の八艘飛び。
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この戦いがあったのは寿永4年(1185年)3月24日卯の刻(午前6時ごろ)。4000余の船が源氏は白、平家は赤の旗印をなびかせて合戦を繰り広げた。
戦い半ばにして早鞆の瀬戸に突如いるかの群が出現した。いるかの様子で吉凶を占ったところ、平家に凶とでた。当初は平家優勢と見られたが夕刻には平家の敗北は決定的となった。
 「おごれる人は久しからず唯春の夜の夢のごとし」
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壇ノ浦近くの関門海峡。渦を巻いて潮が流れている。表示は今「東へ7ノット」。
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壇ノ浦の戦いがあった3月24日(土)には国東市安岐町糸永の光蓮寺(冨永六男住職)で「薩摩琵琶による平家物語奏上」が予定されている。15時より
Commented by seiko at 2012-03-02 12:07 x
むか~し下関に住んでいたことのある私には壇ノ浦や赤間神宮、和布刈公園 あれもこれも知っているところばかり(山は火の山だけですが)それにしてもどこにでも現れるお二人に感心させられています。
Commented by jinashi at 2012-03-02 21:22
seikoちゃん お久しぶりです。
そうですか…下関に住んでいたのですか…。
じなしの甥っこ2人も門司港と長府にいて時々出かけて行きます。
NHK平清盛で瀬戸内海各地は盛り上がっていますね。国東にも小松神社に平重盛伝説が、宇佐市長洲には平清経が入水したという慰霊碑や五輪塔があります。五家荘や椎葉には落人伝説が多く残っています。あちこちうろつくとすこしづづ繋がってくることがあり面白くなります。

最近友人が倉敷に行ってきたと話に来ました。じなしも行ってみたいところのベスト5のひとつです。
それではまた、ご来訪を待っています。
Commented by seiko at 2012-03-03 10:17 x
行ってみたいところは行かなくちゃ・・。友達誘って倉敷まで足を延ばして下さい。喜んでご案内します。  平清盛楽しんで見てます。平家一族のお墓のある赤間神宮で大祭があってよく見に行ったものです。瀬戸内だけでなく国東にも・・関わりがあるんですね。
Commented by jinashi at 2012-03-04 19:08
みんなで押しかけるかもしれません。その節はよろしくお願いします。
Commented by yokobaba at 2012-03-06 20:18 x
インターネットって有りがたいね。
こんな国東人(クニサキビト)がいる事を、知ることが出来て幸せです。
by jinashi | 2012-03-01 10:31 | 福岡県の山歩き | Comments(5)