久住山(1787m) 九州百名山~11回目
牧ノ戸登山口~赤 久住山~青
このところ寒波が繰り返し下りてきて、16日には初雪も見られやっと冬らしくなってきた。予報ではくじゅう連山の気温は低く、御池も氷結していることだろう。
今年の最後はくじゅう連山の盟主久住山に登ろう。
飯田高原から見る長者原の湯けむりはまっすぐ立ちのぼっている。くじゅうの山頂部は雲をかぶっているが山腹の一部は雪で白く装っている。
牧ノ戸駐車場には30台ほど。準備をして登山口から(いきなりキツイ)コンクリートの階段へ向かう。
標高≒1333m。今7時33分。
アイゼンはつけなくても大丈夫そうだ。
沓掛の温度計は-1℃。意外と温かい(寒暖計が壊れている!?)
沓掛山頂部から階段を下りたら先の盛り上がった丘へ上がってみる。先客の男性が早くもお食事中。
丘から長者原や飯田高原を見下ろす。タデ原湿原にスポットのような日が射している。
なかなか素晴らしいところだ。
休憩ポイントの小さな木。霧氷を被るとブロッコリーかパセリを思わせる。
扇ケ鼻分岐手前の樹氷の下を歩く。本日のハイライト。
途中から一緒になった熊本の男性と西千里浜星生山分岐で分かれる。
星生崎あたりでガスが切れはじめる。
星生崎から南へ張り出した展望所?へ向かう。西千里浜方向へブロッケンの前兆のような虹が出てすぐに消えた。
先端部から久住山と肥前ケ城の間に見る祖母山。
避難小屋で朝食?ワンタンスープで温まる。9時20分。
(避難小屋となりのトイレは冬季使用禁止のようです)
天狗ケ城から下山してきた若い男性からブロッケンが出たことを聞き、そのデジカメ画像を見せてもらう。きれいな虹色のブロッケンだ。今日も朝駆け隊が6~7人ほど居たようだ。
避難小屋を出ると日が射している。横風が冷たい久住別れの先を登る。
湾曲した登りを久住山頂部に向かうと更に北西の風が強く寒い。10人ほどが風裏でくつろいでいる。
南側を回り込むようにして山頂に立つ。10時18分。
一休みして久住山から東に続くピークを歩く。
前方にうっすらとガスをまとった大船山。ここからのくじゅう連山は絶景。
稲星山との鞍部へ下りたら北に向かう。東千里浜をクロスし、ひと登りすると池の小屋へ着く。
まっすぐ進むと氷結した御池が視界に入ってくる。おじさんが氷の上を歩いている。
氷の上を歩きたいのだがアイゼンを着けるのは面倒だ。
氷の上のワンちゃん。
下山時に見る硫黄山の噴煙。
救助犬(訓練のため)を連れた外人さん。
「日本のキャノンカメラ素晴らしい。私の救助犬もくじゅうもとても素晴らしい!」 とベラベラ…と流暢な日本語で話しかけてきました。韓国人の団体に混じって~かわいい(どっかの)外人さんでした。
くじゅうは今、とてもインターナショナルです。(扇が鼻分岐あたりで)
霜柱が解けてドロドロになった沓掛を越えて無事下山。13時3分。
今年も大分や九州のあちこちに出向き恙なく山歩きを楽しむことが出来たことに感謝
。
おっと…忘れてました。
下山の沓掛で「夕暮れ駆け」?に御出勤の国東・H田さんとまたしても遭遇したのです。後のメールでは〈撃沈〉あそばしたようです。