薩摩の名山~開聞岳に登る 2011・10・9

かいもん山麓ふれあい公園駐車場

 開聞岳(かいもんだけ・924m) 日本百名山 
 九州百名山(地図帳)~66座目(前九州百名山~73座目)

薩摩半島南端の海にはみ出て聳える開聞岳は薩摩富士ともいわれ、みごとな円錐形の秀麗な山で、日本百名山に選定されている。
深田久弥が日本百名山を選定したときの基準に「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500m以上の山としているが、この開聞岳は例外で「高さこそ劣れ、ユニークな点では、この山 のようなものは他にないだろう。これほど完璧な円錐形もなければ、全身を海中に 乗りだした、これほど卓抜な構造もあるまい。名山としてあげるのに私は躊躇しない」  といっている。その深田は12月に登っている。

開聞岳に登るときは晴天の日にと決めていた。この連休は晴天が続くようだ。9日10日の2日間で薩摩半島の三山を登ろうと、急遽思い立って8日の夕方に家を出る。
30代には薩南諸島(宇治群島や湯瀬など)の磯釣りに数度枕崎へ遠征したことがあるのだが、薩摩半島への道のりは遠く、ナビで開聞岳登山口の公園駐車場に着いたのは深夜0時を過ぎていた。天気は良さそうだが月夜にうっすらと煙霧がかかったようで明日の山頂からの見晴らしがすこし気になる。

朝、目が覚めて駐車場から開聞岳の山体を望む。やはりすこし霞みがかっているようだ。準備をしてスタート。6時36分。ここの標高≒110m。
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管理棟前から階段を下りるときれいに刈り込まれた芝の広場へ出る。
芝の広場からの山容はコニーデ(成層火山)の上にトロイデ(鐘状火山)が乗る2重式休火山だということが見てとれる。
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草スキー場横の桜並木の舗装路がつき当るところが開聞岳への取り付き口。そしてここはすでに2合目で山頂まで3.5Km。このコース以外の登山路はないようだ。
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U字にえぐれた登山路に松の根が露出している。しばらくは松などの鬱蒼とした自然林の緩やかなU字の登山路を行く。
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4合目を過ぎると左が明るくなって下方に長崎鼻が見えてくる。木の根で滑らないように気を付けて登っていく。また深い自然林の森となり緩やかに登っていく。
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6合目を過ぎるころから登山路にゴロ石が多くなってくる
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7合目(あと1km)、8合目あたりからは朝露に濡れた大石を伝って滑らないように気を付けながら登って行く。
仙人洞は山伏たちが修行した洞窟。ここまで使ってきた杖をここに投げ入れ今後の安全を祈願するのだそうだ。
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8合目を過ぎたところで展望所から枕崎市方向にみごとな曲線の海岸が現われてくる。
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9合目を過ぎて急坂に取り付けた階段を登る。登山口からは右回りにほぼ一周したようだ。
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山頂まで52mの標識が見えるとあとは山頂直下に大石の急坂を手足をフルに使って登る。
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左から巻くようにして山頂に着いた。「やったー万歳!」
ん…誰もいない。途中何人か下山していったのだが…まさかこの名山の山頂を独り占めするとは思はなかった。9時42分。
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天気はよいのだが、うっすらと春霞のような煙霧がかかって遠くまでの展望は望めない。霧島連山、桜島、大隅半島の山々、そして屋久島などの展望を期待していたが…海岸線は長崎鼻あたりまで、そして足元に池田湖がうっすら見えている。
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山頂写真。
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皇太子さまが昭和63年に登った時の記念碑が置かれている。
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早い昼ごはんを食べていたらおじさんが一人上がってきた。
それからは若い男性グループをはじめに次々と登山者が上がってきた。山頂部に人が溢れてきて2等三角点にタッチを済ませてそそくさと下山を始める。
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下山では次々と登山者とすれ違う。30組ぐらいまで数えたがやめた。
百数十人?は登っているだろう。若い団体さんの登山者が多い。外人さんも何人か。子供連れファミリーも。さすが日本百名山。そのあとも次々と…。

3合目まで下ったときにレスキュー隊の若い男性2名が早足で登って行った。何か遭難(事故)があったようだ。
2時間足らずで2合目登山口に下山。桜並木を下り芝生の広場で山容を振り返る。
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早朝閉まっていた管理棟に着く。12時20分。100円で登山証明書をもらいました。
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        ツワブキ
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        ホトトギス
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        ダイモンジソウ
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        センブリ
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        ツルニンジン
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下山後、「レジャーセンターかいもん・温泉保養館」前から見た開聞岳
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by jinashi | 2011-10-15 22:13 | 鹿児島県の山歩き | Comments(0)