峰入り道コース「夷谷から尻付岩屋」の清掃と下調べ 2011 ・9・17

スタート(赤) ゴール(青)

夷六所神社(えびすろくしょじんじゃ)から千灯尻付岩屋(せんどうしりつきいわや)まで4,625mを歩く

10月14~15日にはNPO国東半島くにみ粋群が企画する観光ツアー「くにさきの旅~秋だ、祭りだ、国見だ」が行われる。そのなかで15日のオプション・峰入り道トレッキングのコース確認と清掃を実施した。

豊後高田市夷から国東市国見町千灯尻付岩屋のコースは10年に一度行われる国東半島天台宗寺院の修験行事「峰入り」第2日目のコースの一部だ。青鬼さんを特別アドバイザーにお迎えし、いつものガイドの会のメンバー6人が参加した。じなしは今回で3度目のコース歩きだが、後野越の「一望岩」にはぜひあがってみたいと思う。

8時15分に本日のゴールとなる尻付岩屋で青鬼さんと合流。昨年12月に歩いたときと同じように2台の車で「あかねの郷」から金ケ峠を越えて夷の六所神社前へ着く。
雨はあがっているようだが沖縄で迷走する台風15号の影響で一日弱雨の予報だ。
準備をして出発。100mほど上の峰入り道入り口へと向かう。
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入口でお(じ)いさん達の記念写真。平均年齢…〇△才。
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石垣が続き住居や水田の跡らしき中を進む。
さっそくの道間違い。特別サポーターから「この赤テープが目に入らぬか!」と叱咤の声が…。
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峰入り道に障害となる倒木などを除去する。
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左手高台に青面金剛庚申塔が。
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となりの墓地で解説をするきよさん。「隠れキリシタンかもしれない…」
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無明橋?がかけられた岩屋を発見。前回(12月)には気が付かなかった。
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岩屋には観音菩薩らしきがまつられておりその前には「百手(ももて)」行事がおこなわれた跡がのこる。
※百手(ももて)~桃の木で作った弓で的を射る行事。五穀豊穣 家内安全祈願とされるが、元来は年の豊凶を占うものであったようだ。かつて旧正月に国東半島の各地で行われたようだが今では少なくなった。
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後野越に着いて一休み。ここは豊後高田市と国東市の境界だ。
いよいよ一望岩を目指す。
峠のすぐ下で見つけた「仏の里トレッキング」の指示板。あと200m。
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とみさん、有さんの後に続いて急坂を上がり右へ鋭角に登り返す。
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樹木を掴みながら左の岩壁に張り付くようにして登る。古い番線が樹木に残っている。かつて梯子?を取り付けるために使われていたのかもしれない。
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高台に上がりつくと正面に一望岩が見えてきた。残った梯子の古びた片足に直径5~6cmほどの雑木が足場となるように添えられている。
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2Mほどの高さだが…とみさん、有さん、Sさんがトライしたが足場不安で撤退。
じなしが恐る恐る挑戦して何とか上がれた。きよさんも上がってきた。10時25分。一望岩の標高は国土地理院地形図から約290mほどか。
先は足元から絶壁となっており360度絶景が広がる。小雨がふって霧で視界は狭いが水墨画の世界だ。
きよさんに登頂写真を撮ってもらう。後の尖がりピークは今年3月に登った高岩(353m)。
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中山仙境高城方向?
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天気の良い日にもう一度上がってみたいと思う。
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西方寺に降りてきた。
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何度見ても楽しい「出べそ」の手水鉢。見たことがありそうな顔。西方寺稲荷社石殿祠前にある。
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谷の奥のほうまで石垣が築かれている。地面はフラットで水田だったようだ。
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林道に上がりついた。雨足がすこし強くなって先の大藤岩屋入口の木の下で昼食とする。12時15分。
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昼食を済ませ重い腰を上げる。この先大藤岩屋へ上がる急坂となる。木の根を利用して作った梯子やロープにつかまりながら登る。
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大藤岩屋の骨組みだけが残る阿弥陀堂。奥に乗せられている角塔婆?は去年の峰入りが済んで奉納されたようだ。手前にある高さ1mほどの板碑は古い時代のようで風化が激しい。国東市指定文化財。
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阿弥陀越の木に括られた「仏の里国東半島山地一周トレッキング」のレリーフ。
20年ほど前に国東半島のトレッキングルートを開拓したのは仕掛け人の故虎熊祐さん。若くして亡くなったがもう10年ほどになるだろうか?
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阿弥陀越から下っていくと大不動岩屋あがり口へつく。
そばにある国見町で最も古い(応永7年・1400年)大不動岩屋宝筐印塔。
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反対側から見ると観音菩薩の左目に見えるという大不動岩屋へ登っていく。そのビューポイントは次回に青鬼さんから教えてもらうことに…。
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記念写真。かつて奥に祀られていた不動明王は現在西方寺の不動堂にある。
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降り続く小雨に時間も下がった。今回も又小不動岩屋は宿題となる。
全員無事に尻付岩屋へ戻る。お疲れさまでした。13時50分。
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青鬼さん、いっちゃんグループは渓泉の湯へ。
夜はじなしの家で6人そろって「飲み物各自持参」の反省会。
Commented by ジイソブ at 2011-09-21 23:00 x
jinashi様 こんばんは。
20年ほど前ですが、国東半島山地一周トレッキングに参加したことがあります。赤根から西芳寺の途中で案内の虎熊さんが「ここは東の不動に対して西の不動と呼ばれています」と話されたのを覚えています。大不動岩屋だったのでしょうか。 jinashi 様の写真懐かしく拝見させていただきました。
Commented by jinashi at 2011-09-22 12:54
20年前といえば一周トレッキングが始まったころでしょうか。ジイソブさんも参加されたのですね。一周トレッキングは私たちが17日に歩いた逆コースとなりますので尻付岩屋から入ります。この西方寺へ抜けるまでの一帯を西の不動といいます。大不動岩屋、小不動岩屋、太郎天岩屋などがあり、かつて修験僧の修業の場です。そして岩峰群では春の山桜や秋の紅葉がみごとです。よろしかったらこの秋にはぜひお出かけください。
by jinashi | 2011-09-19 15:02 | 国東半島あれこれ | Comments(2)