田染文化財教室平成23年度ふるさと学級公開講座 8月5日(金)

豊後高田市田染公民館では毎年夏に地域の文化財や歴史に関する公開講座を実施している。昨年はじなしは一人で出席したのだが今年はガイドの仲間5人(ありさん、きよさん、とみさん、いっちゃん)で出席した。主催者の挨拶では今年は地区外の出席者が多く、地元が少ないことは残念…と述べられる。

演題 「豊後高田の古墳文化と田染」
講師 藤原喜三郎先生

藤原先生は高田中学校長を退任されたあと市の文化協会長や文化財調査委員、そして能(仕舞)の先生もされているようだ。
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最初に藤原先生は 「紅顔談経」 という言葉の意味を述べた。
若い少年が習いたての論語を人前で話した後で、その場にしずかに目をつぶって聞いていた儒学者の貝原益軒がいたことを知り、少年は真っ赤な顔をして逃げ帰った。
〈あまりよく知らないことを偉そうに話すと後で大変なことになる〉という意味で、先生は「今日は皆さんと一緒に勉強しましょう」と言って講義を始められた。
(こう言う先生ほど実はその道の学問を究めておられるものです)
 =観光ガイド人として、この言葉は戒めとなりました=
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豊後高田市新栄から真玉赤坂(現在の国道213号線沿い)にかけて第1群から第4群までの古墳群について解説をされた。
古墳とは豪族(権力者)が蘇生を願って造築されたもので
①墳丘(土で盛る)がある。②遺骸が棺や槨(かく)に入れられている。③中に副葬品がある。
第1群「入津原丸山古墳群」
帆立貝式古墳の丸山古墳には製四獣鏡やメノウ勾玉などが埋葬されており現在東京国立博物館の所蔵品となっている。
第2群「鑑堂古墳群」
早くに破壊されて今は消滅している。江戸末期に中国後漢代の鏡「神人車馬竜虎画像鏡」一面が発掘されている。良好の遺存状態で県指定文化財。
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第3群「猫石丸山古墳群」
全長66mの前方後円墳。
第4群「大塚・野内古墳群」
大塚古墳は全長95mの前方後円墳で大分市の亀山古墳に次ぐ県下第2位の大きさ。
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これらの古墳群の場所はかつての海岸線に沿っており、海上交通が盛んだった当時に巨大な古墳は権力者がその勢力を誇示した。また航海の目印とされた。
その後仏教の伝来とともに古墳は少しずつ横穴などに変化し造築されないようになる。

いつも車で通る国道の近くにこのような古墳があることを知らなかった。帰路に猫石の丸山古墳に立ち寄ってみたがどの辺りなのかよくわからなかった。

講演会場を出て国東六郷満山の本山本寺8ケ寺で良く知らなかった鞍懸山と吉水山を訪ねる。
現在は禅寺となっている吉水山福昌寺。国東六郷満山三十三ケ寺巡り第十九番。宇佐駅近くのゴルフ練習場の近く。かつては宇佐八幡宮に一番近い本山本寺。西屋敷寄りの両戒山には同じ本山本寺の後山金剛峰寺薬師堂(跡)が近い。
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お昼はこの6月にオープンしたばかりの昭和の町の蕎麦屋「十割そばゑつ」で。
店主は豊後高田市そば打ち道場認定店では最年少。
せいろ(ざる)そば大盛り900円。そばは十割、つゆはやや辛目。
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by jinashi | 2011-08-06 19:28 | 国東半島あれこれ | Comments(0)