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じなしの山歩記と国東半島ミュージアム

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宇佐神宮歴史舞台を散策  2011・6・6


初詣ではいつも本殿を往復するばかりだが・・・今日は菱形池周辺を散策してみよう。
まずは頓宮(御旅所?)へ向かう。夏越神幸祭ではここまで神輿が巡幸し3日2夜の間ご滞在になる。
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菱形池を巡る。
「菱形池の泉の湧く処に、鍛冶の翁や八つの頭を持つ龍が現れ、この姿を見た者は忽ち病気になったり死んだりした。この神の祟りを収めようとして、大神比義なる老人が3年余り断食して修行すると、欽明天皇32年(571)2月初卯の日、泉の傍らの笹の葉の上に光り輝く3歳の童子が顕れ、『吾は誉田の天皇・広幡の八幡麿なり』と告げ、忽ち黄金の鷹となって駅館川東岸の松の木の上に留まったという。八幡さまが、この世に顕れた第一の記録である。この鷹の留まったところに、和銅元年(708)鷹居社をつくり八幡さまを祀り、のち霊亀2年(716)小山田の地に移られ、ここに小山田社を造営、神亀2年(725)に現在の社地・亀山(菱形山とも小椋山ともいう)に移られて一之御殿八幡大神が鎮座されたのが、宇佐神宮の創立である」
(宇佐神宮刊由緒記より)
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スイレン科の水草、コウホネ(河骨)の黄色い花が背伸びをしている。
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水分神社~水を司る五神を祀る神社
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菱形池にかかる橋
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御霊水~三つの霊泉がある。八幡大神が御現れになったところといわれている。
大神が神馬に召され、天翔けられたと伝えられる馬蹄の跡があるという・・・(気がつかなかった)。
また社僧が三個の井戸を掘り、この水で八幡大神の神威を頂いて刀を鍛えたという。これが社宝となっている「神息の刀」と伝えられている。
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御霊水を覗いてみた。きれいな水のようだ。祭典には必ずお供えされるそうだ。自由に汲んでよいようだが出来れば神棚へのお供えに使っていただきたい・・・と書かれている。
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亀山神社、西大門(本殿)へ続く鳥居。
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能舞台へつづく橋
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表参道横にある絵馬殿。
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馬上金山で財を成した成清博愛が奉納した絵馬や能奉納記録などが掲げられている。
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木匠祖神社。宮大工、寺大工、桧皮師、塗師など職人達の守護神。
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2006年1月に死去した宮司到津公斉氏の家。野球場からの参道脇にある。
後任には中津の薦神社宮司だった池永公比古氏が就いたのだが、それは到津公斉氏の長女で権宮司の克子(よしこ)氏が十分な経験をつむまでのつなぎ役と見られていた。ところが2008年8月に池永公比古氏が急逝したことで神社本庁は、克子氏ではまだ経験が浅いとして玖珠町の穴井伸久氏を後任宮司に決めた。これに対して克子氏側が反発し今まだ係争中となっている。
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黒男神社。表参道大鳥居外にある。武内宿祢(たけのうちのすくね)を祀る。
景行天皇から仁徳天皇まで5代にわたって240余年もの間大臣として仕えた。
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呉橋の内部。
昔呉の国の人が架けたともいわれる。10年に一度皇室から迎える勅使はこの橋を渡る。
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呉橋から見る西参道。昭和の初めまではこちらが表参道だった。
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裏参道脇のテイカカズラ(定家葛)。鎌倉時代の歌人藤原定家の墓所に生えていたことに由来するという。
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 頓宮裏の大尾山(おおやま)にある大尾神社(おおじんじゃ)や護皇神社(ごおうじんじゃ)などの歴史舞台にはまたの機会に訪れてみよう・・・。
by jinashi | 2011-06-08 21:52 | 国東半島あれこれ | Comments(0)