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じなしの山歩記と国東半島ミュージアム

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六郷満山霊場一番札所報恩寺の応利山へ登る 2011・6・6 

来縄登山口

応利山(おうりさん・298m)  大分かくれ名山
         豊後高田市美和の花いろ温泉より
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遅ればせながら九州北部地方の梅雨入りが発表されたのだが、午後から雨も上がる。先日の人間ドッグで測った腹囲の数値を思い出して・・・ひと山登ろう! ママはお出かけのため単独行。
豊後高田市来縄の割掛(わりかけ)遺跡史跡公園そばから「応利山登山口」の案内板に従って脇道へ入る。溜池を過ぎると行き止まりとなり登山口の駐車場がある。

階段入口に地元S建設の御偉さんが揮毫した石碑が立っている。
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ここから長~い階段登りが始まる。13時45分。
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連続する石段をひたすら登る。それぞれの段数は9の倍数あるようだ。亀石、相撲場跡を過ぎると一対の仁王像が迎えてくれる。1729年(享保14年)の作とある。足元に禁杯石(これより先へ酒臭い息をした者は入るべからず)が寝転がっている。
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横に入った展望広場から豊後高田市中心地が見下ろせる。
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やっと階段を登りきったところの左手に古びた報恩寺がある。六郷満山本山本寺八ケ寺の一つ。御本尊は千手観音菩薩。仁聞菩薩の開基と養老2年(718年)は六郷満山のどこも同じ。地蔵菩薩や鐘楼門跡もある。今は無住となり、寺は来縄地区住宅地に下りている。国東六郷満山霊場三十三ヶ所巡礼の一番札所であり、住職の応利さんは昨春の峰入りで71歳の満願を果たした。
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ここまでは今まで2度ほどお参りしたことがあったのだが・・・今日は山頂を目指す。
左へぐるりとカーブして進むとワイヤーが張られた広場となり、石祠のそばに「応利山報恩寺本堂跡」と書かれた古い案内板がある。近くに宝筺印塔や一字一石供養塔などもあり苔むした石が散らばっている。
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左へ古い石段を上って行くと正面に風の神「風徐大権現」の石祠があり神仏習合を感じる。
祠の横から山へと入る。
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ここからはフラットな自然林の中を小さなケルンや赤テープをたよりに進む。
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竹やぶを過ぎると鬱蒼とした樹木で囲まれた山頂に着く。14時24分。石柱は3等三角点かな?
応利山はここ報恩寺の山号大折山(おおおれさん)から転じたといわれる。
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山頂そばに別の下山コースがあるようだ。「石段下駐車場へ25分 悪路」とあるので・・・往路を戻る。
途中から日も射してきて最後の石段を下りる。14時59分。登って下って1時間15分。
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by jinashi | 2011-06-07 14:58 | 国東半島山ガイド60座 | Comments(0)